
中古マンションの購入は、物件探しから内見、購入申し込み、住宅ローン審査、売買契約、決済・引き渡しまで、手続きの数が多く、初めてだと順番がわかりにくいものです。しかし、全体の流れをあらかじめ把握しておけば、一つひとつのステップを落ち着いて進めやすくなります。
この記事では、中古マンション購入の流れを時系列で解説するとともに、各ステップで必要になる書類や費用が発生するタイミング、中古マンション特有の注意点をまとめました。あわせて、編集部が中古マンション購入経験者19人に行ったアンケートから見えた「契約前に確認しておけばよかったこと」「購入後の誤算だったこと」も紹介します。物件情報だけではわからないリアルな声を参考に、後悔の少ない住まい選びに役立ててください。
- 購入経験者19人の声からわかった、契約前に確認したいこと
- 中古マンション購入の流れは大きく6ステップ
- STEP1 希望条件と予算を整理する
- STEP2 物件を探して内見する
- STEP3 購入申し込みと住宅ローン事前審査を進める
- STEP4 重要事項説明を受け、売買契約を結ぶ
- STEP5 住宅ローン本審査・ローン契約・決済準備を進める
- STEP6 決済・引き渡し・入居後の手続きを行う
- 中古マンション購入で特に注意すべきポイント
- 中古マンション購入に必要な書類・持ち物・費用の早見表
- 中古マンション購入の流れに関するよくある質問
- まとめ|流れを把握したら、条件に合う中古マンションを探してみよう
購入経験者19人の声からわかった、契約前に確認したいこと

ここでは編集部が実施したアンケートをもとに、中古マンション購入経験者のリアルな声から見えた、契約前に確認しておきたいことを紹介します。
| 確認ポイント | 購入経験者の声 | これから購入する方へのアドバイス |
|---|---|---|
| 修繕積立金 | 値上がりを想定していなかった | 長期修繕計画と改定履歴を確認する |
| 管理状態 | 管理組合や管理会社を見ておけばよかった | 共用部・掲示板・清掃状況を見る |
| 周辺環境 | 騒音や日当たり、建築予定を確認すべきだった | 時間帯・曜日を変えて現地確認する |
| 固定費 | 管理費・固定資産税・設備修理費が負担 | ローン返済以外の支出も試算する |
| 住み替えにくさ | 簡単に引っ越せない | 将来の家族構成や売却可能性も考える |
アンケートでは、契約前に確認しておけばよかったこととして
・修繕積立金の値上がり
・管理組合の運営状況
・周辺の騒音
・日当たり
・近隣の建築予定
などが挙がりました。
複数の回答者から共通して挙がった声には、これからマンション購入を検討する方にとって参考になるヒントが含まれています。中古マンションは、購入時の価格や間取りだけでなく、購入後にかかる費用や暮らし始めてからの環境まで確認することが大切です。
中古マンション購入の流れは大きく6ステップ

まずは、中古マンション購入に必要な6つのステップを確認しましょう。次章以降で、各ステップについて詳しく説明していきます。
中古マンション購入の基本フロー
中古マンションの購入は、大きく分けて次の6つのステップで進みます。
| ステップ | やること | 主な確認ポイント |
|---|---|---|
| 1 | 希望条件と予算を整理する | エリア、価格、広さ、毎月の支出 |
| 2 | 物件を探して内見する | 複数物件を比較する、室内、共用部、周辺環境 |
| 3 | 購入申し込みと住宅ローン事前審査を進める(※1) | 価格、手付金、引き渡し時期、借入可能額、必要書類 |
| 4 | 重要事項説明を受け、売買契約を結ぶ | 契約条件、手付金、ローン特約、管理情報 |
| 5 | 住宅ローン本審査・ローン契約・決済準備を進める | 金利、返済期間、火災保険、残代金、登記関係書類 |
| 6 | 決済・引き渡し・入居後の手続きを行う(※2) | 鍵の受け取り、引越し、住所変更、室内・設備確認 |
※1 住宅ローンの事前審査は、物件探しの段階(ステップ2)からあらかじめ進めておくと条件交渉や購入申し込みをスムーズに行いやすくなります。
※2 残代金の決済(銀行での資金移動)と登記手続きが完了したタイミングで物件の鍵の引き渡しが行われます。
物件価格や間取りはもちろん、以下のように中古マンションならではの確認ポイントも多くあります。
・管理費
・修繕積立金
・長期修繕計画
・管理組合の運営状況
・周辺環境
・将来の建築予定
・リフォームの可否
それぞれのステップで何を確認すべきかを、この後順番に見ていきましょう。
住宅ローンあり・現金購入・リフォーム前提で流れが少し変わる
中古マンションは購入方法によって、流れの一部が変わります。
・住宅ローンを利用する場合
事前審査、本審査、ローン契約の手続きが必要になります。
・現金で購入する場合
ローン関連の手続きは不要ですが、資金の準備や決済手続きは必要です。
・リフォームを前提とする場合
物件探しと並行して、リフォーム会社への相談や管理規約の確認を進めておくとスムーズです。
自分の購入スタイルに合わせて、必要な手続きを確認しておきましょう。
STEP1 希望条件と予算を整理する

まずは購入理由と優先順位を決める
物件を探し始める前に、自分または家族の「なぜ賃貸ではなく購入したいのか」という理由を明確にしましょう。それをもとに、条件の優先順位を整理します。
エリア、駅からの距離、広さ、間取り、築年数、価格、学区、通勤時間などをリスト化し「絶対に譲れない条件」と「多少妥協できる条件」を分けておくと、物件探しがスムーズに進むでしょう。
中古マンション購入経験者へのアンケートでは、購入理由として次のような声が寄せられました。
「賃貸は、家賃を払い続けても、自分の資産にはならないが、分譲だとローンを払い終われば自分の資産になると思ったから」(なこなこ、女性、34歳)
「長く住む場所を落ち着いて構えたい気持ちが強くなったことが理由でした。賃貸だと更新のたびに家賃が変わる可能性があり、将来の見通しが立てにくいと感じていました」(おおきにまいどまん、男性、43歳)
回答者の中には、家賃補助が切れるタイミングや子どもの誕生をきっかけに購入を決めたという声もありました。中古マンションを購入する際は、今の暮らしと将来の住み方の両方を踏まえて、物件条件を整理することが大切です。
物件価格だけでなく購入後の総支出で考える
中古マンションは、物件価格だけで判断すると、購入後の資金計画にズレが生じることがあります。以下のような費用が毎月・毎年発生することを踏まえて、無理のない予算を立てましょう。
・住宅ローンの返済
・管理費
・修繕積立金
・固定資産税
・駐車場代
・火災保険料などの保険料
・設備の故障やリフォームにかかる費用
アンケートでは、購入後の固定費について次のような声もありました。
「毎月の固定費の中から通信費やサブスクなどを整理して修繕費などを捻出するようにした」(そとさん、女性、40歳)
「修繕積立金の将来的な増額を想定し、住宅関連の支出専用口座を作って毎月一定額を積み立てている」(さら、女性、27歳)
このように複数の回答者が、管理費・修繕積立金などの固定費を見据えた資金計画の重要性を挙げています。住宅ローンの返済額だけで予算を決めず、購入後に継続してかかる費用まで含めて総支出を試算しておくと安心です。
STEP2 物件を探して内見する

中古マンションは複数の物件を比較して探す
中古マンションは複数の物件を比較することで、そのエリアの相場感がつかめるようになります。
希望条件が整理できたら、実際の物件を見比べてみましょう。
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検索条件は広げすぎず、狭めすぎない
物件検索サービスでは、以下のような条件で絞り込んで物件を探せます。
・価格
・駅からの徒歩時間
・築年数
・専有面積
・間取り
・ペット可
・リフォーム済み
・角部屋
・階数
・宅配ボックス
・オートロックの有無
ただし、条件を厳しくしすぎると候補が減りすぎてしまいます。絶対条件と妥協できる条件を分けたうえで、優先順位をつけて検索するのがおすすめです。
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内見時のチェックポイント!室内だけでなく共用部・周辺環境も見る
内見でチェックすべき点をいくつかピックアップしました。
【室内】
室内の水回り、収納、窓、日当たり、騒音、設備の状態
【室外】
エントランスや掲示板、ゴミ置き場、駐輪場、廊下、エレベーター
【周辺環境】
駅までの道のり、スーパーや病院、学校、公園の位置、交通量、夜道の様子
アンケートでは、内見時の確認について次のような声が寄せられています。
「昼と夜、平日と休日で周辺環境を確認し、実際の暮らしをイメージしたうえで納得して決断することをおすすめします」(さら、女性、27歳)
「周辺の騒音、学校が多いエリアなので平日昼間が一番うるさい」(きつねうどん、男性、28歳)
「実際に住んでみた時の状況が分からなかったため、内見を複数回行えばよかったと後悔しています」(りん、女性、27歳)
複数の回答者から、内見は一度だけで判断せず、時間帯や曜日を変えて確認しておくべきだったという声が挙がっています。可能であれば平日と休日、昼と夜の両方で周辺を歩いてみると、騒音や人通り、日当たりの違いに気づきやすいです。
STEP3 購入申し込みと住宅ローン事前審査を進める

購入申し込みは「買いたい意思」を示す手続き
気に入った物件が見つかったら、購入申込書(買付証明書)を提出します。これは、売主に対して「この条件で物件を購入したい」という意思を示す書類です。一般的に、購入希望価格や手付金、引き渡し希望日などを記載します。ただし、購入申し込みをした時点で、まだ売買契約が成立するわけではない点には注意が必要です。購入申し込みは法的な契約ではないため、売買契約を締結する前であればキャンセルが可能であり、原則として違約金などのペナルティも発生しません。住宅ローン事前審査は早めに進める
住宅ローンを利用する場合は、購入申し込みと同時(あるいは直前)に、金融機関の事前審査を早めに進めておきましょう。事前審査の承認が得られていることが、売主側へ購入申し込みを正式に受け付けてもらうための条件となるケースが多いためです。また、事前審査を受けておくことで、自分がどのくらいの金額を借り入れられるかを把握できるだけでなく、売主に対して購入意思や資金計画があることを提示できます事前審査に必要な書類は金融機関によって異なるため、事前に確認して準備しておくと安心です。申し込み後は契約条件を確認する
購入申し込み後は、以下のような契約に関わる条件を不動産会社と確認していきます。
・価格交渉
・引き渡し時期
・付帯設備の扱い
・ローン特約
・手付金の金額
この段階で疑問点があれば、契約前にしっかり解消しておくことが、後悔のないマイホーム購入につながります。
STEP4 重要事項説明を受け、売買契約を結ぶ

重要事項説明では契約前に重要条件を確認する
売買契約を締結する直前(または事前)には、宅地建物取引士から重要事項説明を受けます。これは宅地建物取引業法(第35条)に基づき、契約を交わす前に物件の権利関係や法令上の制限、管理費・修繕積立金、契約解除の条件、ローン特約など、重要事項を書面(重要事項説明書)を用いて対面またはIT重説で説明することが義務付けられている手続きです。専門的な内容も多いため、疑問や不明点があれば契約書に署名捺印する前に遠慮なく質問し、解消しておくことが重要です。
売買契約時には手付金などの現金が必要になる
売買契約の際には手付金(物件価格の5%〜10%程度が目安)、印紙代のほか、仲介手数料の半額程度が必要になるのが一般的です(残りの半額は決済・引き渡し時に支払います) 。支払いのタイミングや金額は、契約内容や不動産会社によって異なるため、事前に確認しましょう。
契約前に確認すべき書類
契約前には、トラブルを防ぐためにも、不動産会社にお願いしてできる限り以下の書類(案含む)に目を通しておくことをおすすめします。
【物件・契約内容に関する書類】
・重要事項説明書(案)
・売買契約書(案)
・付帯設備表(設備の故障や引き渡す設備の有無)
・物件状況報告書(告知事項や雨漏り・不具合の有無)
【マンションの管理・資金状態に関する書類】
・重要事項調査報告書(修繕積立金の総額・滞納額・今後の値上げ予定などの公式記録)
・管理規約・使用細則(ペット・リフォーム・民泊などのルール)
・長期修繕計画書
・管理組合の総会議事録(直近1〜2年分)
アンケートでは、契約前の確認について次のような声が寄せられました。
「管理組合の運営状況をもっと詳しく確認しておけばよかった。修繕計画や積立金の使われ方は後から知ることも多く、事前に把握しておくと安心感が違うと思います」(おおきにまいどまん、男性、43歳)
「修繕計画と修繕積立金の推移です。購入後に積立金が段階的に上がることを知ったため、長期修繕計画書をもっと詳しく確認しておくべきだったと思います」(ハル、女性、35歳)
「マンション全体の長期修繕計画書の内容と、これまでの修繕積立金の改定履歴を、もっと細かく確認しておくべきでした」(アルバ、女性、34歳)
管理規約や長期修繕計画といった書類は、契約直前になって初めて目にすることも少なくありません。可能であれば、契約前の早い段階で確認できるよう、不動産会社に相談しておくとスムーズです。
STEP5 住宅ローン本審査・ローン契約・決済準備を進める

売買契約後に住宅ローン本審査を受ける
売買契約を結んだあとは、住宅ローンの本審査に進みます。事前審査に通っていても、本審査では収入や物件の状況、借入状況などが改めて詳しくチェックされます。必要書類は「中古マンション購入に必要な書類・持ち物・費用の早見表」を参考にしてみてください。
ローン契約では借入条件を確定する
本審査に通過したら、金利タイプ、借入期間、返済方法、団体信用生命保険、火災保険といった借入条件を確定させ、ローン契約(金銭消費貸借契約)を結びます。
決済日までに残金・諸費用・登記手続きを準備する
決済日に向けて、以下のような費用を準備します。
・残代金
・仲介手数料
・登記費用
・固定資産税等の精算金
・管理費・修繕積立金の精算
金額や内訳は不動産会社・金融機関に確認しながら進めましょう。
STEP6 決済・引き渡し・入居後の手続きを行う

決済では残代金を支払い、所有権移転登記を進める
決済日には、残代金の支払いと所有権移転登記の手続きを同時に進めます。手続きが完了すると、鍵の受け取りとなり、あわせて管理会社への届出も行います。
引き渡し後は設備・鍵・管理書類を確認する
引き渡し時には、以下についてチェックしておきましょう。
・鍵の本数
・給湯器やエアコンなどの設備
・水回りの状態
・付帯設備
・取扱説明書
・管理規約
・引越しに関するルール
アンケートでは、引き渡し時の確認について次のような声もありました。
「現状引き渡しだったので、前の住人が置いていった物の処分については、事前に確認すべきだった」(あか、女性、28歳)
「自分の所有物になるため、室内の設備が故障した際の修理費用や交換費用をすべて自分で手配し、負担しなければならない点が大変です」(アルバ、女性、34歳)
中古マンションでは、前の住人の残置物の扱いや設備が故障した際の対応が自己負担になる点など、新築にはない確認事項があります。引き渡し前に不動産会社を通じて確認しておくと、入居後のトラブルを防ぎやすいです。
入居後に必要な手続き
入居後は、住所変更、電気・ガス・水道などライフラインの開始手続き、火災保険の契約、管理組合関連の手続きなどが必要になります。住宅ローン控除を受ける場合は、確定申告も忘れずに行いましょう。
中古マンション購入で特に注意すべきポイント

管理費・修繕積立金・長期修繕計画を確認する
管理費と修繕積立金は、購入後も毎月かかり続ける費用です。特に修繕積立金は、新築時に低く設定され、築年数の経過とともに段階的に値上げされる方式(段階増額積立方式)を採用しているマンションが多く、将来的な値上がりを前提に資金計画を立てる必要があります。
契約前には、不動産会社経由で重要事項調査報告書や長期修繕計画書を取り寄せ、現在の積立残高(不足していないか)、過去の改定履歴、今後の値上げ予定の有無を必ず確認しましょう。なお、国土交通省のガイドラインでは、長期修繕計画は5年程度ごとの見直しが推奨されているため、計画が長期間見直されていない物件は注意が必要です。
編集部アンケートでは、「修繕積立金が将来値上がりすることをもっと詳しく確認しておけばよかった」「長期修繕計画書をもっと細かく確認すべきだった」という声が複数寄せられました。
「修繕積立金が値上がりしていくことなど購入前ほとんど想像もしなかった。そこを知っておくのと知らないでいるのとでは、家計への心理的負担が違ってくる」(ひか、女性、37歳)
「修繕積立金が急に値上がりしてびっくりしました。その後、今後の為に新NISAなど活用してお金を貯めるようにしています」(misa、女性、33歳)
「購入後、数年が経過したタイミングで全体の修繕積立金の値上げが決まり、毎月の固定費が予定より上がってしまったことが誤算でした」(アルバ、女性、34歳)
このように、修繕積立金の値上がりを「購入後の誤算」として挙げる声は、アンケートの中でも多く見られました。値上がりに備えて別口座で積み立てたり、通信費やサブスクリプションなど他の固定費を見直したりして対応しているという意見もあります。契約前に、現在の金額だけでなく将来の値上げ予定まで確認しておくと、こうした誤算を減らせるかもしれません。
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マンションの管理費とは?相場や内訳・老後の支払いに備える方法を解説
管理組合・管理会社・共用部の状態を確認する
中古マンションでは部屋の状態だけでなく、マンション全体の管理状態も重要な確認ポイントです。
「管理組合がしっかりしているかどうか、どういう人達が対応してくれるのかなどを確認すべきだった」(くろやぎさん、その他、32歳)
「立地や管理会社、住んでいる方の雰囲気などをあらかじめ調べて条件の良い物件を購入すると、価値ある物件として資産になると思います」(ひか、女性、37歳)
一方で、実際に管理が行き届いていることに満足しているという声も複数寄せられました。
「管理人さんが定期的に共有スペースの清掃や見回りをしてくれるため、敷地内が常に清潔に保たれている点に満足しています」(アルバ、女性、34歳)
内見の際にはエントランス、掲示板、ゴミ置き場、駐輪場の使われ方や清掃状況も確認しておくと、購入後の管理状態をイメージしやすいです。
周辺環境は時間帯・曜日を変えて確認する
周辺環境は、昼と夜、平日と休日で印象が大きく変わることがあります。特に、学校や大きな道路、線路、繁華街の近くにある物件は、時間帯によって騒音や交通量が増えやすいため、注意が必要です。
「近くに高い建物が立つ予定がないか都市計画を建築計画のお知らせなど、できる限り調べることが大事です」(河口、女性、35歳)
「周辺の土地の空き状況は要チェックです。隣にマンションが建てば日当たりが悪くなる可能性があります」(なこなこ、女性、34歳)
将来的な建築計画まで完全に把握することは難しいものの、可能な範囲で周辺の空き地の有無や都市計画の情報を確認しておくと、購入後のギャップを減らせます。
リフォーム前提なら管理規約と工事可否を確認する
リフォームを前提に中古マンションを検討している場合のチェックポイントは、以下のとおりです。
・床材
・配管
・間取り変更の可否
・工事可能な時間帯
・管理組合への申請方法
可能であれば、内見時にリフォーム会社の担当者に同行してもらい、リフォーム費用を住宅ローンに含められるかどうかもあわせて相談しておくと安心です。
「中古マンションは自由にリフォームできる」といわれることもありますが、実際にはマンションごとに管理規約による制限があります。「分譲だから自由にリフォームできる」と思い込まず、管理規約による制限(床の防音規定L-45等)や構造上の制限(構造壁で間取り変更ができない、配管の位置・勾配により水回りの移動ができない、マンション全体の電気容量の上限など)を購入前に必ず確認しておきましょう。
中古マンション購入に必要な書類・持ち物・費用の早見表

必要書類・持ち物の早見表
| タイミング | 必要になりやすい書類・持ち物 |
|---|---|
| 住宅ローン事前審査 | 本人確認書類、収入確認書類、源泉徴収票など |
| 売買契約 | 本人確認書類、印鑑(認印可の場合あり) 、手付金、印紙代など |
| 住宅ローン本審査 | 住民票、印鑑証明書、実印、収入確認書類、売買契約書など |
| 決済・引き渡し | 残代金、登記関係書類、本人確認書類など |
必要書類・持ち物は、金融機関や契約内容によって異なります。実際に準備する際は、必ず不動産会社・金融機関に確認しましょう。
費用が発生する主なタイミング
| タイミング | 発生しやすい費用 |
|---|---|
| 売買契約時 | 手付金、印紙代、仲介手数料の一部など |
| ローン契約時 | ローン関連費用、火災保険料など |
| 決済・引き渡し時 | 残代金、登記費用、仲介手数料、固定資産税等の精算金など |
| 入居後 | 管理費、修繕積立金、固定資産税、設備修理費など |
費用のかかるタイミングを把握しておくと、資金計画が立てやすくなります。
中古マンション購入の流れに関するよくある質問

中古マンション購入は何から始めればいい?
希望条件と予算の整理から始めましょう。いきなり物件だけを見るのではなく、月々の総支出や将来の暮らし方まで考えたうえで、物件探しに進むのがおすすめです。
住宅ローン事前審査はいつ受ける?
気になる物件が出てきた段階、または本格的に購入を検討し始めた段階で、早めに金融機関へ相談するとスムーズに進みやすいです。正確なタイミングについては、不動産会社や金融機関に確認しましょう。
購入申し込み後にキャンセルできる?
購入申し込みと売買契約は異なる手続きです。一般的には、売買契約の前であればキャンセルは可能です。ただし、キャンセルの可否や条件は、状況や書面の内容によって扱いが変わるため、必ず不動産会社に確認してください。
現金で購入する場合の流れは違う?
現金で購入する場合、住宅ローンの審査やローン契約の手続きは不要です。ただし、売買契約、決済、登記、諸費用の支払いといった手続きは、ローンを利用する場合と同様に必要となります。
リフォームする場合はいつ相談すべき?
物件探しと並行して、早めにリフォーム会社へ相談しておくのがおすすめです。マンションによっては、管理規約で工事内容や工事可能な時間帯に制限がある場合があるため、購入前に相談を進めておきましょう。
まとめ|流れを把握したら、条件に合う中古マンションを探してみよう

中古マンションの購入は、希望条件と予算の整理から入居後の手続きまで、多くのステップがあります。あらかじめ全体の流れを把握しておくことで、物件探しや契約を落ち着いて進めやすくなります。
まずは予算と希望条件を整理し、気になる物件は複数比較してみましょう。契約前には、管理費や修繕積立金、長期修繕計画、管理状態、周辺環境といった中古マンション特有の確認事項も忘れずにチェックしてみてください。
希望条件が整理できたら、実際に中古マンションを検索してみましょう。ニフティ不動産では、有名不動産サイトの物件をまとめて検索でき、価格や間取り、駅徒歩、築年数などの条件で絞り込みながら探せます。気になる物件を見比べながら、自分に合う住まいの条件を整理してみてください。
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