お寺と神社の違いとは?子どもでもわかる見分け方や参拝方法を解説の画像01

日常の中で目にすることも多いお寺と神社ですが、いざその違いを聞かれると、うまく説明できない人もいるのではないでしょうか。

今回は、お寺と神社の違いについて、信仰対象や建物の特徴、参拝作法まで、初心者にも分かりやすく解説します。
誰でも簡単にお寺と神社を見分けられるポイントも紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

お寺と神社の成り立ちについても紹介します!
日本の歴史や文化への理解を深めたい人は、要チェックですよ!



子どもでもわかる!お寺と神社の違い

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お寺と神社を簡単に見分けたいときは、入口をチェックしましょう
お寺には「山門(さんもん)」が、神社には「鳥居」があります

・山門……屋根や扉がある重厚な建物。楼門(ろうもん)と呼ばれる2階建て形式が多く見られる。
・鳥居……2本の柱の上に笠木(かさぎ)がのり、その下に貫(ぬき)がとおっている。朱色のものが多い。

このように外観を観察すれば、誰でもお寺と神社を見分けられます。

ただし、お寺と神社の違いは入口だけではありません。
次からは、信仰対象や祀られている対象など、具体的な違いを詳しく解説していきます。
日本の歴史や文化への理解を深めるために、ぜひ参考にしてみてください。

お寺と神社の違い①:信仰対象

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お寺と神社で、根本的に違う点は信仰対象です。
お寺は仏教、神社は神道の信仰にもとづいています

仏教はインドで誕生した教えで、6世紀半ば頃に日本に伝わりました。
生きるうえでの苦しみから解放され、心安らかな状態になることが仏教の主な目的です。
修行僧たちが仏法を学ぶために、お寺が建てられたと言われています。

神道は特定の開祖が存在しない、日本固有の宗教です。
日本人は古くから山や川、岩、木など、あらゆる自然の中に神様が宿ると信じてきました。
神社はそれらの神様を祀り、感謝を捧げる場所です。

お寺と神社の違い②:祀られている対象

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お寺と神社における2つ目の違いは、祀られている対象です。
お寺は仏様(如来、菩薩など)、神社は神様(自然、土地など)を祀っています

お寺には「仏像」が安置されており、仏教において信仰の対象となる如来や菩薩、明王、天部などが表現されています。
お寺の本堂に入ると、荘厳な雰囲気の中で仏像が鎮座しているのを目にできるでしょう。

一方で、神道がまつっている神様は、仏像のように明確な姿で表現されないことが一般的です。
本殿(ほんでん)には神様が宿るとされる「ご神体」が安置されていますが、通常は人目に触れないように大切に保管されています。
鏡や剣、勾玉のほか、山や滝、大きな岩といった自然物そのものがご神体となる場合もあります。

お寺と神社の違い③:願う内容

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お寺と神社では参拝者が何を願い、どのような目的で訪れるかという点にも違いがあります。

お寺を参拝する際は、死後に極楽浄土へ行けるように祈るか、自分自身の心の平穏を願うのが一般的です
仏教はもともと苦しみから抜け出して悟りを開く目的の宗教であり、個人の内面に向けた祈りが中心になります。
また、先祖の供養や個人の罪を反省し、仏様へ感謝の気持ちを伝えるための場所でもあるのです。

神社は、神様に日々の暮らしを見守っていただくことへの感謝や家内安全、商売繁盛といった現世での利益を願う場所として親しまれています
神道は稲作などの農業と深く結びついて発展してきたため、五穀豊穣や厄除けなども祈願します。

お寺は過去の反省や死後の安らぎを願い、神社は現在の幸せや未来の繁栄を祈る場所、と整理すると分かりやすいでしょう
目的に合わせて参拝先を選ぶと、より自分の願いに合った祈りの時間を過ごせます。

お寺と神社の違い④:建物

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お寺と神社の建物における違いを、以下の表にまとめました。

【お寺の代表的な建物】
・山門(さんもん)
・手水舎(ちょうずや/てみずや)
・本堂(ほんどう)
・塔(とう)
・鐘楼(しょうろう)
・経蔵(きょうぞう)
・講堂(こうどう)
・庫裏(くり)


【神社の代表的な建物】
・鳥居(とりい)
・参道(さんどう)
・狛犬(こまいぬ)
・手水舎(ちょうずや/てみずや)
・社務所(しゃむしょ)
・授与所(じゅよしょ)
・境内社(けいだいしゃ)
・御社殿(ごしゃでん)
・神楽殿(かぐらでん)

これらの建物の違いを探しながら参拝するのも、ひとつの楽しみ方と言えるでしょう。

お寺と神社の違い⑤:勤める人

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お寺と神社では、その中で勤めている人たちの役割や呼び方も異なります。

お寺に勤めている人は僧侶と呼ばれ、仏教の戒律を守りながら修行を積み、お釈迦様の教えを広める活動を行っています
お葬式や法事の際に、お経を読んで故人を供養するのも僧侶の役割です。

神社に勤めている人は、神職(しんしょく)と呼ばれます
神職は神社の維持管理や地鎮祭などの祭事、七五三の祈祷といった儀式を司っています。

つまり、僧侶は「教えを説き、導く指導者」、神職は「神様の代理人として儀式を執り行う司祭」としての側面が強いです。

お寺の参拝作法

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お寺の参拝作法は、次のとおりです。

・山門の前で合掌とともに一礼する
・境内に入る
・手水舎で手と口を清める
・本堂に着いたらお賽銭をいれる
・鰐口(わにぐち)があれば鳴らす(※軒先に吊り下げられる金属製の仏具を鰐口という)
・姿勢を正して合掌とともに一礼する
・お願い事または感謝を心の中で伝える
・本堂を離れる
・山門から出る際に、本堂に向かって合掌とともに一礼する

注意点としては、お寺では神社のように手をパンパンと叩く「拍手」は行いません。
静かに両手を合わせて、仏様に祈りを捧げます。

こまかい作法は宗派によって異なるので、気になる場合はお寺の宗派を調べておくと安心です。

神社の参拝作法

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神社を参拝する際の作法は、二礼二拍手一礼(深いお辞儀を2回行い、音を出して両手を打ち、最後に一礼する)が基本となります
具体的な参拝作法は、次のとおりです。

・鳥居をくぐる前に一礼する
・参道は端を歩く
・手水舎で手と口を清める
・拝殿へ向かう
・一礼して鈴を鳴らす
・お賽銭をいれる
・二拝二拍手一拝する
・お願い事または感謝を心の中で伝える
・拝殿を離れる
・鳥居から出る際に、拝殿に向かって一礼する

神社の参道では、中央は神様の通り道とされるため、真ん中を歩くのは避けましょう。

お寺と神社の違いに関して、よくある質問

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お寺と神社の違いに関して、よくある質問を、5つ紹介します。

・お寺と神社の両方を参拝しても問題ない?
・初詣はお寺と神社どちらに行けばよい?
・御朱印はお寺と神社どちらでいただける?
・お寺と神社はどちらが古い?
・お寺と神社のお守りを複数持ってもよい?

ひとつずつ見ていきます。

お寺と神社の両方を参拝しても問題ない?

お寺と神社の両方を参拝しても、まったく問題ありません

かつての日本では、神道と仏教を分けずに両方を敬う「神仏習合(しんぶつしゅうごう)」の考え方が一般的でした。
明治時代に神仏分離(神社を対象に神道と仏教の分離を図ること)政策が通達されるまでは、お寺と神社が同じ場所に存在することも少なくありませんでした。

どちらか一方を参拝したからといって、もう一方の神仏が怒るということは一切ないので、安心して両方を参拝してください。

初詣はお寺と神社どちらに行けばよい?

初詣は、新しい一年の平安や無事を祈るための行事であり、お寺と神社のどちらを参拝すべきかという宗教的な決まりはありません
そのため、個人の目的や好みに合わせて参拝先を選べます。

また、神社と寺院の両方を訪れたとしても、ご利益が打ち消し合うようなことはないので安心してください。
大事なのは、新年の始まりに感謝の気持ちを持って手を合わせる姿勢です。

御朱印はお寺と神社どちらでいただける?

御朱印は、お寺と神社の両方でいただけます

基本的には、1冊の御朱印帳でお寺と神社の両方を混ぜて集めても、宗教上の問題はないとされています。
しかし、一部の厳格なお寺や神社では、別の宗教が混ざった御朱印帳への書き込みを断られる場合もあるので注意が必要です。
確実に御朱印を集めたいならば、お寺用と神社用で2冊の御朱印帳を分けて管理するのがおすすめです

お寺と神社はどちらが古い?

日本では、神道の信仰にもとづく神社のほうが歴史が古いです
神道は日本古来からの自然信仰がベースとなっており、仏教が伝来する前から存在していました。
一方の仏教は、6世紀半ば頃に百済から伝わったとされています。

日本では神道と仏教とを一体として信仰する神仏習合の考えが一般的であり、お寺と神社は互いに影響し合っていました。
明治時代に、神道と仏教を明確にける神仏分離政策が取られたため、現在のお寺と神社がそれぞれ独立している形が定着したのです。

お寺と神社のお守りを複数持ってもよい?

お寺と神社のお守りを複数持つことも、問題ないと言われています

ただし、たくさんのお守りを持ち歩くと、それぞれの神仏に対する敬意が薄れるかもしれません。
お守りを粗末に扱ったり、汚れた場所に放置したりすることは避けて、神仏への敬意や感謝の気持ちを忘れないことが大事です。

また、1年が経過した古いお守りや願いが叶ったお守りは、お寺や神社へ返納するのが礼儀となります。

お寺と神社の違いを知り、日本文化をもっと身近に

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今回は、お寺と神社の違いについて、信仰対象や建物の特徴、参拝作法まで解説しました。

お寺は仏教を、神社は神道を信仰しています。
参拝時には、お寺では拍手を打たずに合掌し、神社では「二礼二拍手一礼」を行うといった作法の違いを意識しましょう。

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