
初詣などで神社やお寺を訪れたときに、お賽銭はいくらがいいか、金額で迷う方は多いのではないでしょうか。
せっかく参拝するなら、お賽銭に縁起が良い金額を選んで、日頃の感謝やお願い事を伝えたいですよね。
そこで本記事では、お賽銭におすすめの硬貨や金額と、逆に避けた方が良い硬貨や金額を解説します。
知っておきたいお賽銭の基礎知識や正しい参拝方法についても取り上げるので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
- お賽銭とは?
- お賽銭はいくらがいい?縁起が良い硬貨と金額
- お賽銭はいくらがいい?縁起が悪い硬貨と金額
- 正しい参拝方法とお賽銭のやり方
- お賽銭をする際の注意点5つ
- お賽銭はいくら?ルールが珍しい神社5選
- お賽銭に関するよくある質問
- お賽銭はいくらが適切かを把握してから参拝しよう!
お賽銭とは?

お賽銭はいくらがおすすめかを解説する前に、まずはお賽銭の基礎知識について見ていきましょう。
お賽銭の意味
お賽銭とは、神様に「日頃の感謝」や「願いが叶ったお礼」を伝えるために納めるお金のことです。
お賽銭の「賽」には、「神仏へのお礼参り」という意味があります。
したがって、毎日健康に過ごせていることや、願望が成就したことに対する「ありがとう」の気持ちを込めてお賽銭を入れるのが、正しい在り方です。
もちろん願い事をしても構いませんが、一方的にお願いするのではなく、まずは神仏に感謝を伝えることが大切。
その上で、「今年も健康に過ごせますように」「良いご縁がありますように」などと祈願しましょう。
またお賽銭には、自分が持っている穢れをお賽銭に乗り移らせ、そのお金を納めることで「身を清める」という意味もあります。
お賽銭の起源・歴史
そもそもお賽銭は、その年の豊作を神様に感謝する儀式だったといわれています。
現在は「お賽銭=金銭」という考え方が定着していますよね。
しかし昔は、その年に取れたお米や海の幸、山の幸や布などをお供えして、神様にお礼を伝えていました。
そして、それらのお供え物は時代の変化とともに、お米を紙に包んでお供えする「おひねり」や神社にお米を撒く「散米(さんまい)」に変化していきます。
やがて、お米ではなく金銭を撒く「散銭(さんせん)」という考え方が根付き、「賽銭(さいせん)」という呼び名が定着しました。
お供え物の内容や呼び名が変わっても、「神様に感謝の気持ちを伝えるものである」という考え方は、今も昔も変わりません。
神社やお寺でお賽銭を入れるときは、ぜひ意識してみてください。
お賽銭はいくらがいい?縁起が良い硬貨と金額

それでは、お賽銭はいくらがベストなのか、縁起が良い硬貨と金額を紹介していきます。
縁起が良い硬貨
お賽銭で縁起が良いといわれている硬貨は、「五円玉」と「五十円玉」です。
2つとも真ん中に穴が空いていますよね。
その様子を「見通しが立つ」「運が通る」という意味に解釈できるので、縁起が良いとされています。
縁起が良い金額
お賽銭で縁起が良いといわれている金額とその意味を、以下にまとめました。
| 金額 | 意味 |
|---|---|
| 5円 | ご縁がある |
| 10円(五円玉×2) | 縁が重なる |
| 11円 | 良い縁がある |
| 15円 | 十分なご縁がある |
| 20円 | 二重に縁がある |
| 25円 | 二重にご縁がある |
| 35円 | 再三ご縁がある |
| 41円 | 始終良い縁がある |
| 45円 | 始終ご縁がある |
| 50円 | 五重の縁がある |
| 55円 | 五重のご縁がある |
| 100円 | 百の縁がある |
| 105円 | 十分にご縁がある |
| 115円 | 良いご縁がある |
| 125円 | 十二分にご縁がある |
| 415円 | 良いご縁がある |
| 485円 | 四方八方からご縁がある |
| 111円 | 1番になれる |
| 777円 | ラッキーセブン |
| 2,525円 | ニコニコ笑顔でいられる |
| 2,951円 | 福来い=福が来る |
| 4,129円 | 良い福が来る |
| 8,981円 | 厄払い |
| 9,674円 | 苦労なし |
| 10,000円 | 全てが円満に進む |
上記の金額を用意するときは、なるべく、縁起が良いとされている五円玉や五十円玉を使うようにしましょう。
ただ、上記の意味を見るとわかるように、縁起が良いかどうかは語呂合わせで判断されているだけです。
神様や仏様がお賽銭の金額を見て、あなたの善し悪しを決めるわけではありません。
大切なのは金額よりも感謝の気持ちです。
したがって、縁起が良い硬貨や金額がないときは、持っている硬貨を納めても問題ありません。
お賽銭はいくらがいい?縁起が悪い硬貨と金額

次に、縁起が悪い硬貨と金額を紹介します。
お賽銭の金額には特に決まりはありませんが、以下で紹介する硬貨や金額はなるべく避けた方が良いでしょう。
縁起が悪い硬貨
お賽銭で縁起が悪いと考えられている硬貨は、「十円玉」と「五百円玉」です。
「十円玉」は、「10円=遠縁」で、良い縁が遠ざかってしまうと考えられています。
また「五百円玉」は、硬貨の中で1番高額です。
つまり、「これ以上高額な硬貨はない=これ以上の効果がない」と連想できるため、縁起が悪いとされています。
お財布の中に他の硬貨がなければ仕方ありませんが、「十円玉」と「五百円玉」はできれば避けた方が良いでしょう。
縁起が悪い金額
お賽銭で縁起が悪いとされている金額とその意味を、以下にまとめました。
| 金額 | 意味 |
|---|---|
| 33円 | 散々な目にあう |
| 65円 | ろくなご縁がない |
| 69円 | ろくなことがない |
| 71円 | 縁がない |
| 75円 | なんのご縁もない |
| 79円 | 泣く |
| 85円 | やっぱりご縁がない |
| 95円 | 苦しいご縁にあう |
| 105円 | 当分ご縁がない |
あくまで語呂合わせですが、せっかく神社やお寺に参拝に行くなら、上記の金額は避けてお賽銭を納めるのがおすすめです。
正しい参拝方法とお賽銭のやり方

「お賽銭って、どのタイミングで入れれば良いの?」と疑問に思っている方は多いのではないでしょうか。
ここでは、正しい参拝方法とお賽銭のやり方を、神社とお寺に分けて解説します。ぜひ参考にしてください。
神社の場合
まずは神社の参拝方法を解説します。正しい手順は以下のとおりです。
●一礼してから神社の鳥居をくぐる
●参道の真ん中ではなく端を歩いて進む
●手水舎で手と口を清める
●拝殿に着いたら軽く一礼してからお賽銭を入れる
●鐘を鳴らす
●二礼二拍手一礼をする
神社は神様の領域なので、必ず鳥居をくぐる前に「お邪魔します」という気持ちを込めて一礼してください。
そして、参道の真ん中は神様が通るので、端を歩くようにしましょう。
手水舎に着いたら、左手→口→右手→柄杓の順に洗って清めます。
そして、拝殿に着いたら必ず神様に挨拶をしてからお賽銭を入れましょう。
二礼二拍手一礼とは、「深く2回礼をする→胸の高さで拍手を2回打つ→両手を合わせて心を込めてお祈りする→もう1度深く礼をする」の一連の動作のことです。
神社参拝の最も基本的なマナーなので、覚えておきましょう。
お寺の場合
次に、お寺の参拝方法を解説します。正しい手順は以下のとおりです。
●山門の前で、入る前に一礼する
●敷居を踏まずに山門をくぐる
●手水舎で手と口を清める
●常香炉があれば線香を供えて煙を受ける
●本堂に着いたら軽く一礼してからお賽銭を入れる
●鈴・鰐口(わにぐち)があれば鳴らす
●合掌して、心の中で祈る
●焼香台があれば焼香をする
●最後に一礼する
大まかな流れは同じですが、お寺では、山門をくぐるときに敷居を踏まないようにしましょう。
敷居は、仏様が住む世界と俗世を隔てる結界のようなものなので、跨ぐのが正しいマナーです。
また、神社では「二礼二拍手一礼」をするのが決まりですが、お寺の場合は手を打つ拍手はしません。胸の前で静かに合掌して、心を込めてお祈りしてください。
線香の香りや焼香は、心身を清めて仏様に祈りを届ける役割を果たしてくれます。焼香台があれば、必ず焼香をするようにしましょう。
お賽銭をする際の注意点5つ

神社やお寺でお賽銭をする際の注意点を、5つ紹介します。
●大切なのは「いくらか」よりも気持ち
●願い事の前に感謝を伝える
●お賽銭は静かに入れる
●高額な場合は社務所に納める
●人から借りたお金は使わない
せっかくお参りに行くなら、正しいマナーを身につけておきましょう。
以下で詳しく解説していきます。
1.大切なのは「いくらか」よりも気持ち
お賽銭において、大切なのは「いくらか」ではなく「気持ち」です。
確かに、縁起が良い金額や縁起が悪い金額はあります。しかし、金額だけにこだわる必要はありません。
極論を言えば、感謝の気持ちを持って参拝していれば、お賽銭をいくら入れても問題ないということです。
逆に、いくら縁起が良い金額を選んだとしても、気持ちがこもっていなければお賽銭の意味がなくなってしまいます。
神社やお寺をお参りするときは、何よりも「気持ち」を大切にするようにしましょう。
2.願い事の前に感謝を伝える
お賽銭は、神様や仏様に対して「日頃の感謝を伝える」ためにあるものです。
したがって、願い事をしても問題はありませんが、必ず願い事の前に感謝を伝えるようにしましょう。
感謝も伝えず、自分勝手に願い事ばかりをしてしまうと、神様や仏様に対して失礼です。
日々健康に過ごせていることや、良い縁に恵まれたことに対するお礼を伝えてから、願い事をするようにしてください。
3.お賽銭は静かに入れる
お賽銭は神様や仏様に対する贈り物のようなものなので、心を込めて静かに入れるようにしてください。
音を立てて投げ入れると、神様や仏様への敬意を欠く行為となってしまうので気をつけましょう。
4.高額な場合は社務所に納める
1万円を超える場合など、高額なお賽銭をするときは、賽銭箱ではなく社務所に納めるようにしましょう。
賽銭箱に高額な紙幣を入れてしまうと、盗難のリスクがあったり、他の参拝者に気を遣わせてしまったりするかもしれません。
白封筒やのし袋に入れて、社務所に持って行くのが正しいマナーです。
5.人から借りたお金は使わない
お賽銭に、人から借りたお金を使用するのは避けましょう。
感謝の気持ちを込めて、その年にとれた米や海の幸、山の幸などを神様にお供えしていた昔の風習が、お賽銭の始まりです。
お供え物が金銭に変わった今でも、その意味合いは変わりません。
したがってお賽銭は、自分が働いて得たお金の中から出すのが好ましいといえるでしょう。
どうしても手持ちの硬貨がないときは、無理に人から借りるのではなく、感謝の気持ちを込めて手を合わせるだけでも充分です。
お賽銭はいくら?ルールが珍しい神社5選

お賽銭にまつわるルールが珍しい全国の神社を、5社紹介します。
●元乃隅神社|山口県
●ゑびす神社|京都府
●銭洗弁財天宇賀福神社|神奈川県
●熊野神社(熊野皇大神社)|群馬県・長野県
●鷲神社|東京都
近くに住んでいる方や、旅行で周辺を訪れる予定がある方は、ぜひ立ち寄ってみてください。
1.元乃隅神社|山口県
山口県にある「元乃隅神社」は、「日本一入れにくい賽銭箱」で有名です。
賽銭箱が神社の鳥居の部分に設置されており、なんと高さは6mほど。
お賽銭を投げ入れて、賽銭箱の中に入れば願いが叶うといわれています。
元乃隅神社は賽銭箱が珍しいだけではなく、アメリカの放送局CNNの「日本の最も美しい場所31選」にも選ばれており、国内・海外から多くの人が訪れている神社です。
2.ゑびす神社|京都府
京都府にある「ゑびす神社」も、元乃隅神社と同じく、鳥居に向かってお賽銭を投げるスタイルが定着している神社です。
ゑびす神社の鳥居の中央には、ゑびす様の顔の福箕がかかっています。箕とは、穀物の脱穀や運搬などに使用される農具のことです。
そして、その福箕の下側には網が張られていて、その部分にお賽銭が溜まるようになっています。
お賽銭を投げ入れてその網の部分に入れば、「縁起が良い」「願いが叶う」といわれているそうです。
ゑびす様は商売繁盛の守り神なので、ぜひ訪れてみてください。
3.銭洗弁財天宇賀福神社|神奈川県
神奈川県にある「銭洗弁財天宇賀福神社」は、金運アップのパワースポットとして有名な神社。
お賽銭とは少し違いますが、「銭洗弁天」が有名です。
境内の奥にある奥宮には、鎌倉五名水の一つである「銭洗水」が流れています。
その水で自分の硬貨や紙幣を洗い、持ち帰って使い切ると、ご利益が巡ってくるといわれていますよ。
金運をアップさせたい方は、ぜひ足を運んでみてください。
4.熊野神社(熊野皇大神社)|群馬県・長野県
群馬県と長野県にまたがる「熊野神社」は、賽銭箱が2つある珍しい神社です。
神社自体は1つですが、本殿の中央を県境が通っており宗教法人が異なるため、お賽銭箱も2つ用意されています。
お賽銭箱だけではなく、お守りや御朱印も両県分存在するという珍しい神社です。
近くにお住まいの方は、1度訪れてみてはいかがでしょうか。
5.鷲神社|東京都
東京都の「鷲神社」は、賽銭箱の上に大きな「なでおかめ」が設置されている神社です。
お賽銭をして「なでおかめ」を撫でると、さまざまなご利益が巡ってくると信じられています。
「なでおかめ」は撫でる場所によってご利益の内容が違います。代表的なものは以下のとおりです。
●おでこを撫でると賢くなる
●向かって右の頬を撫でると恋愛が成就する
●向かって左の頬を撫でると健康運が上がる
●鼻を撫でると金運が上がる
お賽銭をしてご利益を授かりたい方は、ぜひ訪れてみてください。
お賽銭に関するよくある質問

最後に、お賽銭に関するよくある質問4つに回答します。
1.合格祈願に行くならいくらお賽銭を入れれば良い?
合格祈願のお賽銭には、「見通しが良い」という意味がある五円玉や五十円玉を使うのがおすすめです。
本記事の「縁起が良い金額」の章の内容を参考にしましょう。
ただ、大切なのは金額よりも気持ちだということは忘れないでください。
2.お賽銭の相場はいくらくらい?
お賽銭の金額に明確な決まりはないので一概にはいえませんが、5円〜100円程度が相場です。
3.お賽銭は何に使われるの?
お賽銭は、神社やお寺の維持費に使われます。
具体的には、修繕費や清掃費、光熱費やスタッフ(神主や巫女)の給与などです。
4.お賽銭をせずに参拝するのはNG?
お賽銭をせずに神社やお寺を参拝しても問題はありません。
神様や仏様に対する感謝の気持ちを忘れずにお参りしましょう。
ただ、せっかく参拝するなら、縁起が良い金額をお賽銭として納めて、運を味方につけるのがおすすめです。
お賽銭はいくらが適切かを把握してから参拝しよう!

お賽銭はいくらが適切なのか、縁起が良い金額と縁起が悪い金額を詳しく紹介しました。
お賽銭は、神様や仏様に感謝の気持ちを伝える橋渡し役のようなものです。
神社やお寺を訪れるときは、どんな金額や硬貨だとしても、心を込めてお賽銭を入れるようにしましょう。
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