
そこで今回は、新築やリフォームなどでこれからパントリーを作る人や、現在パントリーはあるけれどイマイチ活かしきれていない人に向けて、
・パントリー棚で押さえるべき基本事項
・「使いやすいパントリー」に仕上げる方法
・素敵なパントリーのインスタ実例&インタビュー
などを紹介していきます♪
- パントリーに棚を作りたい!使いやすい&価格が安い作り方って?
- パントリーの棚板は可動式で奥行30~45cmがおすすめ
- パントリーは棚だけが主役じゃない!使いやすくするコツ5つ
- パントリー棚が大活躍中!インスタグラマーの実例&インタビュー
- パントリーの棚を最大に利用して快適な住まいに
せっかく憧れのパントリーを手に入れても、便利に使いこなせなければもったいないよね。
パントリー棚のポイントを押さえて、収納を充実させよう!
パントリーに棚を作りたい!使いやすい&価格が安い作り方って?

パントリー(食品などの収納庫)があると、キッチン用品の整理整頓や食材管理にとっても便利ですよね。
しかし、ただパントリーがあればよいというわけではなく、使い勝手のよい棚をつけないことには、その実力を十分に発揮できません。
「パントリーに棚がないから後付けしたい」「パントリーの棚を家具で代用したい」「パントリーの棚を増やしたい」など、状況によってさまざまなニーズがあるでしょう。
また、それぞれの住宅形態(一戸建て・分譲マンション・賃貸)によっても、パントリーを使いやすくする方法は違ってきます。
住宅形態 | パントリーを使いやすくする方法 |
---|---|
一戸建て | 間取り変更なども含め、リフォームで自由に手を加えられる 新築時なら、一からデザインして造作棚を設置することもできる |
分譲マンション | 原状回復を考えなくてもよいので、ある程度のリフォームは可能 壁に棚受けレールを取り付けて、可動式棚にする方法も |
賃貸 | 原状回復できるように、ディアウォールなどでパントリー棚をDIYする 市販・通販の既製棚をパントリーに設置する |
「パントリーの棚を安い価格でつくりたい」という方にも、これから注意点などを踏まえて解説していきますので、ぜひ最後まで目を通してくださいね。
パントリーの棚を増やす前に、片付け収納術をマスターしよう
「パントリーに棚はあるけれど、うまく活かせていない」という人は、棚の増設を考える前に、まずは片付け収納術を見直してみましょう。
片付け方法をマスターすれば、棚を増やさなくても今あるスペースを最大限に活用できますよ。
以下に、片付け収納術に関する記事をまとめてみました。
玄関やクローゼットであっても、収納の基礎は同じです。ぜひ参考にしてみてくださいね。
<関連記事>
・収納アイデア特集!おしゃれインスタグラマーのマル秘ワザを大公開
・賃貸から一軒家まで!片付けアイデア満載な人気収納ブログ14選
・インスタグラマーおすすめ!おしゃれ収納アイデア
・クローゼット収納術と整理でカビ防止~おしゃれインスタ実例つき~
パントリーの棚板は可動式で奥行30~45cmがおすすめ

パントリーの棚は可動式(棚板の高さや枚数を自由に変えられるタイプ)を選ぶとよいでしょう。
パントリーに収納するものというと、
・レトルトなどの保存食品
・水などのペットボトル
・梅干しや果実酒などの瓶
などが考えられますが、それぞれ収納するのに必要な高さは異なります。
また、お子さんがいる家庭では、子供の成長に合わせて棚の高さを変えられると、ライフスタイルに合わせた収納が実現できますよ。
パントリーの棚板は奥行き30~45cmがおすすめ
次に、パントリーの棚板の奥行きについて検討します。
結論から言うと、棚板の奥行きは30~45cmがベストです。
この奥行きなら、お米や果実酒などの保存瓶を置くのにも十分と言えます。
パントリーは食品庫という性質上、あまり奥行きがあると食材を詰め込みすぎて、かえって使いづらくなるものです。
奥にある食材の管理を怠って賞味期限が切れると、腐ったり、虫がわいたりする可能性もあるのでご注意を!
パントリーの棚に作り付けの引き出しは基本必要なし
パントリーの棚はオープンラック(作り付けの引き出しなどがない、シンプルなタイプ)がおすすめです。
作り付けの引き出しがあると収納の統一感は出せますが、
・棚の価格が高くなる
・使用用途が限られる
などのデメリットがあります。
100均グッズなどを使えば収納のコーディネイトは安くできるので、あえて最初から引き出しを作る必要はありません。
また、その方がライフスタイルに合ったパントリー棚に仕上げられるでしょう。
パントリーの棚を食器棚で代用してもOK
「パントリーに作り付けの棚を設置するのは予算的にキツイ…」という場合には、食器棚やアルミラックなどの既製品で代用するというアイデアも。
可動棚や奥行きなど前述した条件に加えて、棚の寸法がパントリーに合えば、既製品を使うのがもっとも割安と言えます。
パントリーの棚を既製品から選ぶなら、
・IKEAやニトリなどの市販商品
・楽天やディノスなどの通販商品
からチェックしてみるとよいでしょう。
また既製品で見つからない場合には、ディアウォールなどを使って棚をDIYすれば、作り付けと変わらないジャストサイズを手に入れることも可能です。
さらに高等テクニックとして、お気に入りの食器棚に合わせて造作棚を特注すると、使い勝手がよく、統一感のある唯一無二のインテリアに仕上がることも。こちらは後半のインスタ実例で詳しく紹介します♪
パントリーは棚だけが主役じゃない!使いやすくするコツ5つ

前章では「パントリーの棚」について詳しくお伝えしましたが、パントリーの使い勝手をよくするには他にも大切なポイントがあります。
これから注文住宅を立てる人やリフォームをする人は、「使いやすいパントリー」に仕上げる方法をしっかり把握してくださいね。
①パントリーの扉は「引き戸」や「カーテン」がおすすめ
まずは「パントリーに扉は必要か?」について。
結論から言うと、パントリーには「引き戸」をつけておくのが無難です。
開き戸だと、「毎回開け閉めするのは面倒」「扉の開閉スペースを確保しないといけない」などの問題がありますが、
引き戸なら、
・開けっぱなしでも邪魔にならない
・換気もすぐできる
・隠したいものを入れて、来客時にのみ閉められる
などのメリットがあります。
どうしても予算的に引き戸が無理なら、カーテンやロールスクリーンなどで代用するのも一つの手ですよ♪
②パントリーのコーナー部分の棚は回転式なども導入
パントリーは余ったスペースに設けることが多いため、柱や出っ張りなどで形がいびつな場合があります。
そのため、デッドスペースを減らして、空間をうまく利用することが重要です。
デッドスペースの活用方法
・パントリーの隅に回転棚やコーナーラックを置く
③パントリーの中に電源確保をお忘れなく
パントリー内に電源や換気扇などをあらかじめ作っておくと、用途が広がり便利です。
電源さえあれば、パントリーを冷蔵庫や電子レンジなどの家電置き場としても利用できますよ。
ただし、その場合はコンセントの位置や数に注意しましょう。
④パントリーの棚の一部をカウンターにすると利便性アップ
パントリーにはカウンターとして使える部分を設けましょう。
これはわざわざ新たに設置する必要はなく、棚の一部をカウンター用に空けておくだけでも問題ありません。
パントリーにカウンタースペースがあると、
・物の出し入れや整理整頓に便利
・買い物袋をさっと置ける
・椅子も置けば、PC作業や縫物などのちょっとした家事スペースにもできる
など、利便性がアップしますよ♪
⑤パントリーの間取りは生活動線に合わせて
パントリーの間取りを自由に選べる場合には、生活動線に合わせましょう。
具体的には、下記の2点を意識してください。
・キッチンと玄関の間にパントリーを作る
・双方につながる出入り口をそれぞれ設置する
そうすると、
買い物に行く→買った物を収納する→収納した物を使う
の流れがスムーズになり、移動距離も短くできます。
パントリー棚が大活躍中!インスタグラマーの実例&インタビュー

「使いやすいパントリー」を学んだところで、今度はパントリー棚の実例を見ていきましょう。
ここでは、素敵なパントリーを実践している3人のインスタグラマーさんに、
・それぞれのこだわりや工夫
・パントリーを作ってよかったことや後悔してこと
などをセキララに聞いてみました。
インスタグラマーさんの貴重な体験談をぜひ参考にしてみてくださいね。
パントリー棚が生活スタイルで変化&見た目スッキリ
Q.特にこだわったポイントは?
棚を可動式にして、生活スタイルの変化に合わせて収納物を変えることが出来るようにしたこと!
Q.使いやすさの工夫はされていますか?
子供でも簡単に出し入れできるIKEAの収納ボックスを使っています。
・収納ボックスなら投げ入れ方式で簡単に収納できる
(収納の中身まできれいに収納したり、中身を入れ替えたりする作業が必要ない)
・蓋がないので、中身がすぐわかる
Q.パントリーを作って良かったポイントは?
・キッチンの引き出しに余裕ができた→料理の効率アップ
・買ってきたものをすぐに収納できる→買い置き品の収納に悩まずにすむ
Q.パントリーで後悔しているポイントは?
特にありませんが、強いて言うならオープン収納で人目につくため、扉をつけても良かったかなと。
また地震の際は、落下の危険性があることでしょうか。そのため上の棚には乾物やスナック類等の軽いものを収納しています。
やはり可動式の棚は、高さを変更できるので便利なよう。
棚におく収納ケースを同じメーカーで揃えると統一感がうまれますね。
キッチン横のパントリーはローリングストックにもうってうけです。
ただ、オープン収納だと生活感が出てしまうことも。インスタグラマーさんのようなお洒落な収納が難しい場合には、あらかじめ扉や引き戸をつけておくとよいでしょう。
パントリー棚は食器棚にあわせた特注!
Q.特にこだわったポイントは?
我が家はオープンキッチンなので、キッチンにあまり生活感を出さないために、家電はパントリーで使うことを設計時から想定していました。そのためコンセントの位置や数を何度も確認して、換気用の窓も取り付けました。
また手持ちの食器棚も収納する予定でしたので、それに合わせて棚を造作してもらいました。
Q.使いやすさの工夫はされていますか?
詰め込みすぎないように8割収納を心がけています。
棚は最初にあまり作りすぎず、いろいろと後から変更できるように余裕をもたせました。
Q.パントリーを作って良かったポイントは?
とにかく生活感をすべて詰め込めるところです(笑)
我が家のパントリーの収納部分はコの字になっていて、パントリーの扉を開けると外からも見えますが、手前側はこの写真のように見えません。
基本的に扉は開けっ放しなので、見える部分はきれいにしています。でも手前側は何も気にせず、あまり見せたくないゴチャゴチャしたものをそのまま置けるので助かっています。
Q.パントリーで後悔しているポイントは?
後悔していることは特にありませんが、あえていうならパントリーの位置でしょうか…。
うちは間取り上、キッチンとパントリーの間にダイニングがあるので、キッチン←→パントリーの動線が少し長めになってしまいました。
キッチンの真横や真後ろなどに位置していたら良かったかなと思うことはあります。
オープンキッチンを活かすために、家電もパントリーに入れて使うというアイデア。
お手持ちの食器棚に合わせて特注した造作棚も素敵ですね。
パントリーの形状によって、見える部分・見えない部分をうまく活かせば、使い勝手とお洒落さの両立もかないます♪
パントリー棚はキッチン&リビング収納!布団も収納できちゃう
Q.特にこだわったポイントは?
可動棚と、写真には写っていませんが布団を収納できる大きなパントリーにしたことです。赤ちゃんと1階で寝起きするのに便利でした。
パントリーには掃除機やほうきなど長い物も収納できます。
Q.使いやすさの工夫はされていますか?
すっきり見せるために、空間を埋めすぎないように意識しています。
Q.パントリーを作って良かったポイントは?
リビングには収納スペースを作らなかったので、リビング兼キッチンの物が収納できるところです。
Q.パントリーで後悔しているポイントは?
毎日何回も開ける所なので、扉はいらなかったなと思いました。
扉の開閉が無駄な時間かなと…。
パントリーを広めにつくれば、キッチン用品だけでなく、リビング用品やお掃除グッズの収納としてもマルチに使えます。
布団などの大物を収納するなら、パントリーに奥行きをもたせると◎。
ここでもやはり可動棚にしておくと、後々調整できて便利です。
パントリーの棚を最大に利用して快適な住まいに

パントリーの棚や使い勝手について、ここまでの内容を簡単にまとめると、以下のとおりです。
✔ パントリーの棚板は「可動式」がベスト
✔ 棚板の奥行きは30~45cm
✔ パントリーの扉は邪魔にならない「引き戸」に
✔ 電源やカウンターなど設けると便利
✔ パントリーの間取りは生活動線に注意
使いやすいパントリーは、おしゃれな家の必需品と言えます。
毎日の生活を楽しく・快適にするために、まずはパントリーにこだわってみてはいかがでしょうか?
ニフティ不動産では、毎日の生活を豊かにするアイデアを沢山紹介しています。
快適でおしゃれな生活のヒントに、ぜひチェックしてくださいね♪
アプリなら新着物件を見逃さない!ニフティ不動産アプリ
部屋を借りる!賃貸版はこちら
住宅を買う!購入版はこちら