【迷信を信じますか?】日本の迷信・海外の迷信の意味や背景を紹介の画像01

そこで今回は、日本の迷信や海外の迷信について、伝えられてきた意味や言われ始めた背景などをまとめました。
さらに、迷信に関する独自のアンケート結果もご紹介しています。

この機会に、ご家族やお子さんと一緒に迷信について話してみませんか。迷信に疑問がある方やもっと迷信を知りたい方も、ぜひチェックしてみてくださいね!



迷信とは?

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「迷信」とは、昔から人々が信じてきた事柄です。
「夜に爪を切らない」「食べてすぐ寝ると牛になる」など、聞いたことある方も多いのではないでしょうか?

一般的に科学的な根拠はなく、偶然に起こった出来事などから生まれ、言い伝えられてきました。迷信の中には、縁起のいいものだけでなく、社会生活に支障をきたすものや道徳に反する内容のものもあるとされています。

また、仏教の世界では、道理に合わない言い伝えをかたくなに信じることや間違った信仰のことも「迷信」とされています。海外でも、幸運や成功をもたらすとされる言い伝えや行動を指す「迷信」や、縁起の悪いものやことを指す「ジンクス」などがあるようです。

【迷信を信じますか?】アンケート結果をご紹介

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では、実際に迷信をどのくらいの人が信じているのでしょうか?今回、編集部でアンケートを行ったので結果を見てみましょう!

Q1:迷信を信じますか?

信じる 7票(14%)
信じない 18票(36%)
どちらともいえない 25票(50%)

アンケートの結果、「迷信を信じる」と答えた方は14%、「迷信を信じない」と答えた方は36%。また、半数の方が「どちらともいえない」という回答でした。「信じる」または「どちらともいえない」という回答へのコメントをご紹介します。

なんとなく、迷信を信じていた方が気持ち的にワクワクできることが多いから、信じるようにしています。
マモルさん、40代男性、会社員、神奈川県

基本的にはそれほど信じていませんが、本当にあったら怖いので守っているような迷信はいくつかあります。
パインアップルさん、30代男性、会社員、東京都

親から言われていることは当たることが多いです。
さくまさん、50代女性、自営業、和歌山県

迷信が全て真実とも思わないけど、全て嘘とも取れない。そこから学び取れるものも少しあると思うから。
sakuraさん、40代女性、会社員、神奈川県

科学的根拠がないと分かっていても、何となく気になって避けてしまう事があります。信じている訳ではないですが、習慣として残っている感じです。
さくらママ、40代女性、主婦、兵庫県

Q2:迷信と聞いて思い浮かぶものは?

「迷信と聞いて思い浮かぶものは?」という質問に、回答の多かったものをご紹介します。どちらかというと怖い内容のものや、縁起の悪い内容のものが目立ちました。子供の頃から、親やおじいちゃんおばあちゃんに聞かされていたという方が多いからかもしれませんね。

夜に爪を切ってはいけない
カンタさん、10代男性、アルバイト、千葉県

夜に爪を切ると親の死に目に会えない
Hiさん、60代男性、無職、福岡県

夜に口笛を吹くと蛇が来る
はっさん、20代女性、学生、福岡県

くしゃみをすると誰かが噂している
おはらさん、40代男性、会社員、山形県

火遊びをすると、おねしょをする
山田ひろこさん、60代女性、主婦、愛知県

食べてすぐ寝ると牛になる
ミナさん、40代女性、会社員、北海道

耳たぶが大きい人は、将来お金持ちになる
HOT-oneさん、40代女性、会社員、東京都

Q3:迷信に関するエピソードを教えてください

アンケート回答に寄せられた、迷信に関するエピソードをご紹介します。「自分もやっていたな」や「同じことを思っていたな」など、共感できるものも多いのではないでしょうか。

夜に爪を切らない方が良いと聞くものの、お風呂上りが一番切りやすいので、悩ましく思ったエピソードがあります。
ニックネームさん、40代女性、主婦、長崎県

夜にリコーダーの練習をしていたらおばあちゃんに「夜笛を吹いたら蛇が出るからやめなさい」と言われて以降やらないように気をつけていた。
はっさん、20代女性、学生、福岡県

私は「ため息をつくと幸せが逃げていく」という迷信を信じています。もし誰かがため息をつくと、周囲の人に心配や不安を与えてしまうからです。暗い表情で何度もため息をついていると、やがて人は距離を置くようになり、その結果、孤独感が増してしまいます。
HOT-oneさん、40代女性、会社員、東京都

「霊柩車を見たら親指を隠さないと死ぬ」という迷信は、子供の頃周りがずっとやっていたので一緒に隠していました。
rrさん、30代男性、自営業、山口県

「燕が低く飛ぶと雨が降る」というのは実際にありました。ツバメが低く飛ぶのは、燕のエサが湿度で重くなるからだというのが、後にわかりました。
りんごろーさん、40代男性、会社員、兵庫県

【日本の迷信】縁起の良い迷信や言い伝え

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ここからは、日本の迷信や海外の迷信について、由来や背景をご紹介します。まずは、縁起が良いと言われる迷信です。

蛇の夢を見たらお金持ちになる

古くから七福神の一人「弁財天」の使いとされてきた「蛇」が出てくる夢は、金運や財運のアップを暗示するものと言われています。特に、白や黄金の蛇は、金運の象徴です。蛇の夢を見たら、臨時収入が入ったり宝くじが当たったり、ラッキーなことが起こるかも。

しかし、夢に出てくる蛇の色やシチュエーションによっては、別のことを暗示している場合もあります。黒い蛇は人生における大きな変化の暗示、緑色の蛇は健康運を表します。蛇に追いかけられる夢は、ストレスやプレッシャーを感じていることを表す警告夢。蛇を捕まえる夢は、チャンスをつかんだり目標を達成したりすることを表す吉夢だと言われます。夢の内容にも注目してみましょう。

蛇の抜け殻を財布に入れると金運が上がる

「神様の使い」とされる蛇は、定期的に脱皮を繰り返します。古くから日本では、蛇の抜け殻は「生まれ変わり」「成長」「再生」「無限」などの象徴として、非常に縁起の良いものであると考えられてきました。

諸説ありますが、蛇の抜け殻を財布に入れると金運がアップすると言われるのは、蛇(巳)を持つことを「巳入りする」つまり「実入り(収入)がいい」と考えるからです。また、「再生」や「無限」のイメージから、無限の財を生み出すという考えもあります。

茶柱が立つと縁起が良い

茶柱とは、お茶を湯呑に注いだ時に、茶葉がお茶の中に垂直に立つこと。これは緑茶を淹れた時に見られる現象ですが、非常に稀なことなので、何かいいことが起こる前兆だと言われています。今も昔も日本人にとってなじみのある緑茶は、文化やおもてなしの一部として欠かせない存在です。そんなお茶を淹れた時に茶柱が立つことは、幸運なことの前触れであると考えられてきました。

また、茶柱が立つことは縁起が良いと言われ始めた所以には、昔、茎が多く入る二番茶も新茶と同じように売りたいと考えたお茶屋さんが、茶柱は縁起の良いものだと言い広めたという説もあります。

初夢に「富士・鷹・茄子」が出ると縁起が良い

「一富士・二鷹・三茄子」と言われるように、新年の初夢に「富士・鷹・茄子」が出てくると縁起が良く、その一年は幸運に恵まれると考えられています。富士は「無事」や「不死」、鷹は「高」、茄子は「成す」と、いずれも語呂合わせから縁起が良いと言われるようになりました。

また、古くから神秘的な存在として崇められきた富士山。駒込富士神社もその一つで、駒込富士神社の周辺にあった鷹匠屋敷と、駒込地域の名産である茄子を合わせて縁起物とされるようになったという説もあります。

飛行機雲にお願いすると恋が実る

飛行機雲を見つけた時に、心の中で願い事を唱えると願いが叶うという迷信を聞いたことがありますか?特に、恋愛に関する願い事が叶うと言われています。飛行機雲に向かって、好きな人の名前を指で書いてもOK。飛行機雲が消えてしまうまでにお願いをしたら、恋愛成就の確立がアップするかもしれません。

【日本の迷信】縁起の悪い迷信や怖い迷信

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次は、縁起の悪い迷信やちょっと怖い迷信をご紹介します。どの迷信も聞いたことある方が多いかもしれませんが、言われ始めた由来も気になりますよね。

夜に爪を切ってはいけない

「夜に爪を切ってはいけない」は、子供の頃に言われたことがある方も多いのではないでしょうか。夜に爪を切ることを「夜爪(よづめ)」と言い、寿命を短くするという意味の「世詰め」と同じ読み方なので、早死にすると言われ始めました。

さらには、「夜に爪を切ると親の死に目に会えない」と表現されることもあります。どちらも、昔まだ照明器具が普及していない時代の日本では、夜の暗い部屋の中で爪を切ることは大変危険であるという警告からこの迷信が生まれたようです。

夜に口笛を吹くと蛇が出る

「夜に口笛を吹くと蛇が出る」という迷信は、夜に口笛を吹くと不吉なものや悪いものが寄ってくるという意味から言われ始めました。実際には、蛇は耳がなく音を感知しないので、口笛で寄ってくることはありません。

蛇を「じゃ」と読むと「邪」に通じることから、邪悪なものを呼び寄せると考えられたという説があります。この迷信は地域や家庭によって内容が異なり、夜に口笛を吹くと泥棒が入る、お化けが出る、魔が差すなどと表現されてきたようです。

北枕で寝てはいけない

「北枕で寝てはいけない」は、日本全国で知られている迷信の一つです。これは、葬儀では故人を北枕で寝かせることから、北枕は死者の姿を再現しているとされ、縁起が良くないと言われるのが由来となっています。

お箸をご飯に突き刺してはいけない

お箸をご飯に垂直に立てる行為は、葬儀や仏事での作法を連想させるため、日常の食事ではタブーとされています。
具体的には、仏壇や葬儀の際に故人に供える「枕飯(まくらめし)」や「仏飯(ぶっぱん)」に、ご飯を山盛りにしてその中央に箸を立てる習慣があるためです。

食べ物を箸から箸で他の人に渡してはいけない

食事のときに箸から箸へ直接食べ物を渡すことは「忌み箸(いみばし)」とされ、避けるべき行為とされています。
この迷信の由来は、葬儀の場での骨上げの作法にあります。
火葬のあと、遺骨を骨壷に収めるときに、参列者が二人で一対になり、箸から箸へ遺骨を手渡す動作を行います。日常の食卓で同じ動作をすると、死を連想させてしまうため、不吉だと考えられるようになりました。

洗濯を夜にしてはいけない

昔の日本では、世代を渡り受け継いで着られている着物には、故人の霊が宿るとされていました。故人の着物は夜に干すという風習があったことから、夜に洗濯をするのは縁起が悪いとされ、「洗濯を夜にしてはいけない」と言われるようになったそうです。

また、風水で夜間は陰のエネルギーが強まる時間帯であるとされています。夜に洗濯物を干すと陰のエネルギーが吸収され、その服を着ると悪い方向へ進んでしまうという考えもあるようです。

落ちている櫛は拾ってはいけない

「落ちている櫛は拾ってはいけない」という迷信は、日本神話に登場する「イザナギノミコト」の話に由来しています。櫛を使って真実を暴いたり、櫛を投げて追手から逃げたりしたという逸話から、櫛には神秘的な力が宿るため粗末に扱ってはいけないと考えられるようになりました。

また、櫛は語呂合わせで「苦死」に通じるとされ、落ちている櫛を拾うことは、元の持ち主の「苦しみや死を拾う」と言われることもあります。

【日本の迷信】その他の迷信

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日本の迷信には、思わず誰かに話したくなるような面白いものやユニークな内容のものもあります。その他の迷信の由来や背景もみてみましょう。

燕が低く飛んだら雨になる

「燕が低く飛んだら雨が降る」はよくある迷信の一つだと思われがちですが、実は根拠のあるものなのだそう。燕は、チョウ・ガ・ミツバチ・アブなどを餌とします。このような昆虫は、低気圧が近づき湿度が高まると、羽や体が重くなるため高く飛べません。つまり、燕が低く飛んでいるときは、燕の餌となる昆虫が低気圧の影響で低く飛んでいることを意味します。

食べてすぐ寝ると牛になる

「食べてすぐ寝ると牛になる」は、言われたことがある方も言ったことがある方も多いのではないでしょうか。これは、食後すぐに寝る牛の習性が元になっています。食後にすぐ横になるのは行儀が悪く、消化にも悪影響を及ぼす可能性があります。子どもに行儀の悪さを指摘するために言われ始めた、定番の迷信の一つです。

ため息をつくと幸福が逃げる

疲れている時や落ち込んでいる時などに出る、ため息。ため息をつくと、周りの人を不快にさせたり心配させたりする場合も。昔の人が、ため息をつくのをやめさせるために「ため息をつくと幸せが逃げる」と注意していたのが、迷信化していったのではないかと考えられます。

人に風邪をうつすと治る

「人に風邪をうつすと治る」という医学的な根拠はありません。ただ風邪が発症するまでの仕組みを考えると、ウイルスが体に侵入してからの潜伏期間があるため、先に発症した人が治る頃に次に感染した人が発症することが多く、人にうつしたから治ったと感じることがあります。

【海外の迷信】面白いジンクスや言い伝え

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海外でも日本の迷信のように言い伝えられてきたことや、縁起の悪いことやものを指すジンクスがあります。いくつか意味や背景をみてみましょう。

アメリカ:抜けた乳歯を枕の下に入れて眠ると歯の妖精がやってくる

アメリカでは、「抜けた乳歯を枕の下に入れて眠ると妖精がやってくる」とされる言い伝えがあります。歯の妖精「トゥース・フェアリー」がやってきて、枕の下の歯をプレゼントと交換してくれるというものです。

トゥース・フェアリーは、白くて綺麗な歯を好むので、そのために日頃からきちんと歯磨きをしておこうという子供への教えにもなっています。

イギリス:木に触ると幸せが訪れる

イギリスには、「木に触ると幸せが訪れる」という言い伝えがあります。これは、古代ヨーロッパから由来する考えで、古代から木には神様が宿っていると信じられてきました。縁起の悪いことや良くないことが起こりそうな時に、「Touch wood!」と言って近くの木に触って、不運がなくなるおまじないをします。

このおまじないは、イギリスに限らずヨーロッパ圏で広く知られています。また、アメリカでは、「Knock on wood」と言いながら、木製のものを2回叩くという習慣があるそうです。

インド:雨の日の結婚は幸運の象徴

日本では、結婚式の日に雨は降らないでほしいと思う人が多いですが、インドでは「雨の日の結婚は幸運の象徴」と言われています。インドで雨は神様が住む世界と地上をつなぐものだとされており、結婚式の日に雨が降ると「天使が舞い降りてきている」「神様が祝福してくれている」と考えるからです。

他の国でも、結婚式に雨が降ると良いという言い伝えがあります。フランスでは、結婚式に雨が降ると「新郎新婦が生涯で流す涙を、神様が代わりに流している」と言われ、イタリアでは、「雨に濡れた花嫁は幸せになれる」と言われるそうです。

欧米:13日の金曜日

「13日の金曜日」とは、西洋圏を中心に不吉な日と言われている迷信です。これは、キリスト教の伝承で、イエス・キリストが磔刑に処せられたのが金曜日であることや、最後の晩に参加したのが13人であったことに由来しています。

「13」は縁起の悪い数字と考えられることもあり、現在でも欧米のホテルやアパートでは、「13階」が存在しないことも珍しくありません。

ハワイ:ナイト・マーチャーズ

「ナイト・マーチャーズ」は、ハワイに伝わる不気味で神秘的な伝説です。戦いで命を落とした古代ハワイアンの戦士たちが、今も勝利を目指して行進していると言われています。夜中に太鼓をたたく音が聞こえたり、松明の明かりが見えたりした時は、ナイト・マーチャーズが行進をしているのかもしれません。

ハワイの人達からもこの言い伝えは畏敬の念を込めて信じられており、ナイト・マーチャーズが現れるとされる場所には近づかないようにしているのだそうです。

迷信について家族で話してみよう!

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今回は、日本や海外の迷信についてご紹介しました。知っている迷信や気になる迷信はありましたか?ぜひ、ご家族やお子さんと一緒に迷信について話してみてくださいね!

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