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新居に引っ越す前に不要品は整理すべき

新居のレイアウトを考えていると、「もしかして、この家具はいらないのでは?」「大きすぎて入らないのでは?」と困ってしまうことがあります。愛着のあるものでも、不要なら思い切って手放すことも大切です。

迷った挙句、新居に持ち込んで、「よかった!」と思えればいいですが、せっかくの新しい家がいらないもので手狭になるのはもったいないことです。また、その家具を運ばなければ、引っ越し代が節約できたかもしれません。結局処分せざるを得ない可能性が高いのなら、引っ越し前に手放しておくことをおすすめします。

不用品の整理はお早めに

不用品処分は、引っ越し1ヶ月前あたりからスタートさせる必要があります。早めという印象があるかもしれませんが、大きな不用品の処分は、自分が思うようには進まないことが多いためです。

また、早めに動くことで思いがけず高く売れるなど、お得に手放せる可能性もアップします。いろんな処分の方法を知り、なるべく負担のかからない形を見つけましょう。

不用品処分方法その1 自治体のサービスを活用する

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不用品の処分方法のなかで一番スタンダードなのが、自治体の粗大ごみ回収サービスを利用することです。300円から、高くても1000円程度で家具を処分してもらえるため、とても助かります。

たいていは、指定のゴミ袋に入る大きさなら不燃ごみ、入らないものなら粗大ごみと区別されます。よって「長さが30センチを超えるものは粗大ごみ」といった規定がされていることが多いでしょう。

利用方法は自治体によりさまざまですが、多くは市区町村役場の環境課などに電話して家具の種類と個数を伝え、料金と回収日を案内してもらいます。また、インターネットで予約ができるシステムを活用している自治体もあり、平日忙しい人にとっては便利です。

粗大ごみ回収券はスーパーやコンビニなどの指定店で取り扱っているため、案内された料金分の回収券を購入しましょう。指定日の朝、回収券を粗大ごみに貼り、玄関先へ搬出しておきます。

ただし、自治体から案内される日にちは、1ヶ月先になってしまうことがありますので、かなり早めに申し込まないと、引っ越しに間に合わないという事態になりかねません。

また、自治体の粗大ごみ回収はリサイクル法の対象となる家電に対応していない点も理解しておきましょう。エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、パソコンは粗大ごみに出せません。

以上の2点に注意して、もし処分に困ってしまう家具などがあれば、自治体に業者を紹介してもらうか、その家電を買った量販店に相談するようにしましょう。

不用品処分方法その2 ネットオークションやフリマアプリに出品してみる

まだまだ新品同様だったり、アンティークとしての価値が高かったりする場合は、オークションサイトに出品するのも一つの手です。しかし、買い手があらわれなければ引っ越し前のどこかのタイミングで処分せざるを得ないため、とにかく早めに出品することをおすすめします。

ネットオークションでは大きくて高価なものほど売れにくいので、大きな家具ほど「売れたらラッキー」くらいの気持ちで臨むのが肝心です。また、送料のことも考えて希望価格を割り出しましょう。大物は配送料が高いため、場合によっては赤字になりかねませんので用心してください。

自分で値段をつけたい人には、フリマアプリが便利です。スマートフォンで写真を撮影し、簡単に出品することができます。アンティークやマニア向けのものは値段がつり上がる可能性があるためオークション利用し、広く売られていて自分で値段をつけやすいものはフリマアプリを利用するなど分けるのがコツです。

ネットオークションやフリマアプリの初心者が気をつけるべき点があります。それはクレームにならないような出品をすることです。自ら傷や汚れを細かく申告し、速やかな対応を心がけましょう。クレームや返品が生じると、ただでさえ忙しい引っ越し前に負担が増えてしまいます。

不用品処分方法その3 リサイクルショップへ連絡する

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地元のリサイクルショップに連絡し、不用品をまとめて買い取ってもらう方法です。オークションやフリマといった個人間取引ではないため買取価格はかなり下がってしまいますが、ネットを毎日チェックするような余裕のない人には便利です。

査定してほしいものがたくさんある場合、出張に来てくれるリサイクルショップがほとんどです。あらかじめ電話をして査定してもらいたい品目などを伝え、訪問日程を決めましょう。業者が来る前に不用品をざっと点検し、汚れをふき取っておけば査定額アップにつながります。

リサイクルショップで需要があるのは、シンプルなカラーボックスやイス、ちょっとした棚など実用的なものです。凝った意匠のアンティーク家具などは、どんなに貴重な芸術品であっても高値は期待できません。最悪の場合、引き取ってもくれないなんてこともありえます……。リサイクルショップへの連絡も、やはり早めが肝心です。

ただ、粗大ごみの対象にならないエアコンやテレビ、パソコンをリサイクルショップに査定してもらうと、処分代がかからず便利です。もちろん、リサイクルショップとしても売れない商品はお金を払って処分せざるを得ないため、家電の査定には慎重になる傾向があります。

不用品処分方法その4 自治体やネットのお譲りシステムを活用する

自治体の施設などで「お譲りください」「差し上げます」などと書かれた貼り紙を見たことがありませんか。最近ではインターネットでも、こういったシステムが増えつつあります。「引き取りに来てくれる人限定」などで家具の情報などをアップし、連絡を待つのです。

ただ、タイミングよく引き取ってくれる人があらわれることはなかなか考えにくく、オークションやフリマと合わせて登録しておくのが無難でしょう。オークションで売れてしまったけど、引き取り手から連絡がきて困った!という事態にならないよう注意してください。

不用品処分方法その5 不用品回収業者へ依頼する

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回収業者に依頼すると、自治体で処分してもらうよりもかなり割高になってしまいます。しかし、粗大ごみの収集日には間に合わなかったり、大きすぎて家族だけでは玄関先にさえ運べないという事情がある場合には、まさに救世主といえる存在です。

ただし、どんなに切羽詰まっていても、街中の不用品回収車へ不用意に声をかけるのはおすすめできません。なかには処分料としてかなりの高額を請求したり、回収業の許可をとっておらず不法投棄をしたりするような業者がいるためです。

回収業者を選ぶ際には、自治体から紹介してもらうのが最も安心です。チラシなどを見て連絡するなら、「一般廃棄物収集運搬業許可番号」が記載されているかをチェックしてからにしましょう。この許可がない業者は、一般ごみを収集することができません。

不用品処分方法その6 引っ越し会社へ相談する

実は、引っ越し会社を選定する際に、不用品を引き取ってくれるかどうかを聞いてみるのが一番簡単な方法です。引取料金を見積もってもらい、引っ越しの見積もりにプラスすれば、引っ越しと不用品処分の料金をまとめて考えることができます。しかも、引っ越し前に自分であれこれ考えながら処分する必要がありません。

古物商許可を得ている引っ越し会社なら、引き取るだけではなく買い取ってもらえるため、ぐっとお得感が増しますね。不用品を最も賢く、最もスマートに処分するなら、最も安く処分してくれる引っ越し会社に依頼するというのが最良の手段かもしれません。

まとめ

引っ越し時の不用品処分法はいろいろありますが、まずは引っ越し会社に相談するのがいいでしょう。相談の上、引き取ってもらえないようなものの処分だけを考えれば済むからです。@nifty不動産の一括見積なら、全国200社の引っ越し会社から自分のスタイルに合ったプランを選び出せます。新居では、不用品を一掃した快適ライフをぜひ叶えましょう!