
浸けるだけである程度、靴の汚れが落ちて臭いもとれるなら、それでイイ!
「アルカリウォッシュ」という名称でも市販されているセスキ炭酸ソーダ。重曹より水に溶けやすく、油汚れにも強くて使いやすいので、我が家では普段の掃除などに愛用しています。
アルカリ性のセスキ炭酸ソーダは皮脂汚れにも効果的。軽い汚れの洗濯物なら、セスキ炭酸ソーダだけでも汚れが落ちます。
そこで今回、まだ洗っていない上履きを目の前にして、「セスキ炭酸ソーダに浸けるだけでもある程度汚れが落ちるのでは?」と思い、実験してみました。
比較のため、これまで上履き洗いで主に使用してきた、粉石けんベースの浸け置き用洗剤に浸けるだけも行ってみます。この洗剤の成分は、石けん、炭酸塩、酵素系漂白剤、安定化剤、酵素となっています。
ぬるま湯にセスキ炭酸ソーダを溶かす

セスキ炭酸ソーダの使用量の目安は、洗濯物には水30リットルに対し10~15グラム(大さじ1~1.5)となっています。今回は、浸け置きだけでの汚れ落としを目指すので、これよりも濃いめに、5リットル程度のぬるま湯に30グラムを溶かしてみました。

また、粉石けんベースの浸け置き用洗剤は、ぬるま湯5リットルに10グラムの使用量となっていたので、こちらはこの分量どおりに溶かしました。
靴を浸ける

お見苦しい写真で恐縮ですが、上の写真が洗う前の上履きの様子です。全体に薄汚れています。臭いもします……。
子供が学校で使用していた上履きはこのようにひもぐつタイプでしたので、今回の実験は、スニーカーの汚れ落としにも参考になりそうです。
ひももはずさず、浸け置きだけで、どこまでキレイになるでしょうか!?
なお、写真で名前の部分はぼかしをかけています。ご了承ください。
我が家にあるプラスチックたらいは、5リットル程度の水を入れて靴を浸けるとき、片側ずつにすると浮いてきません。まず、左側を浸けてみました。

右(黄色いプラスチックたらい)がセスキ炭酸ソーダ水、左(赤いプラスチックたらい)が粉石けんベースの浸け置き用洗剤水です。石けんベースのほうは泡がモコモコ出ています。
靴をセスキ炭酸ソーダにつけて1時間半程度経ったら?

1時間半程度経った状態の写真がこちらです。どちらも水がうっすらと汚れています。臭いもけっこうとれた感じです。
靴をひっくり返して、今度は右側を浸けてみます。
靴をセスキ炭酸ソーダにつけて3時間程度では?

右側を浸けて約1時間半後、計3時間程度浸けた後の状態です。
見た目、けっこうキレイになっています!

靴を取り除いた水です。浸けておくだけで、汚れがけっこう流れ出た感じです。
このあとはすすいで天日干しして乾かしました。
セスキ炭酸ソーダなら靴を浸けただけでも、だいたいの汚れはとれた!

乾いた上履きです。
細かい汚れは落ち切れてはいませんば、全体としてはまあまあキレイになりました。
また、臭いも気にならない程度にとれました。
右の靴がセスキ炭酸ソーダ水に浸けたもの、左の靴が粉石けんベースの浸け置き用洗剤に浸けたものです。
臭いという点では、左の靴は石けんくささが多少残っています。セスキ炭酸ソーダ水に浸けた右の靴のほうが臭いはしません。

靴の裏もほぼ汚れが落ちました。
いっさいこすらなくても、このぐらいキレイになって、臭いもとれれば私の中では良し!となりました。
たまにはこのぐらいの洗い方で手を抜いてラクをするのもあり……と思います。
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