- 一人暮らしの1ヶ月の食費平均は?女性・男性・社会人・大学生別
- 一人暮らしの1ヶ月の食費は、給料手取りの15%が理想目標
- 一人暮らしの食費を簡単に節約するコツ 自炊派は?自炊しない派は?
- 一人暮らしの食費や生活費を節約するには、賃貸物件探しが重要

一人暮らしの食費や生活費を節約するには…賃貸物件選びが重要!
これから一人暮らしを始める方へ
一人暮らしの初期費用を紹介している記事があるので、ぜひ参考にしてください!
一人暮らしの初期費用 賃貸契約時・引越し業者・家具家電の総額を計算!
一人暮らしの1ヶ月の食費平均は?女性・男性・社会人・大学生別

一人暮らしの食費をはじめとする生活費を、総務省統計局が発表する「単身世帯の家計収支(2018年1~3月期)」から見ていきましょう。まずは34歳以下の平均値をご紹介します。
項目 | 単身世帯(34歳以下) |
---|---|
食費 | 40,793円 |
光熱・水道 | 6,934円 |
家具家事用品 | 2,522円 |
服飾購入 | 7,979円 |
保健医療 | 3,420円 |
通信 | 6,461円 |
雑費 | 11,891円 |
総額 | 80,000円 |
【出典:総務省統計局「単身世帯の家計収支(2018年1~3月期)」】
こちらは毎月の支出から、一般的に生活費として必要な項目を抜粋したものです。
この他に住居費(家賃・共益費)や交際費、娯楽費などがかかります。
また貯金や実家へ仕送りする費用、車を持っている場合には維持費やローン費用なども別途必要です。
この表のなかで一番大きな割合を占める項目は食費(40,793円)。ただし、これは34歳以下の平均額なので、女性と男性や社会人と大学生ではその内容が大きく変わってきます。
一人暮らしの1ヶ月の食費や生活費平均 女性・男性別
一人暮らしの食費や生活費は、女性・男性によって大きな違いがあります。
一人暮らし・34歳以下の場合、男女別の平均値はどうなっているのでしょう。
項目 | 女性 | 男性 |
---|---|---|
食費 | 33,337円 | 45,667円 |
光熱・水道 | 9,011円 | 5,577円 |
家具家事用品 | 2,518円 | 2,522円 |
服飾購入 | 12,222円 | 5,214円 |
保健医療 | 4,479円 | 2,729円 |
通信 | 6,639円 | 6,345円 |
雑費 | 17,103円 | 8,497円 |
総額 | 85,309円 | 76,551円 |
【出典:総務省統計局「単身世帯の家計収支(2018年1~3月期)」】
男女で大きな差のある項目は、食費、服飾購入、雑費。
総額でも1万円以上の差が開きました。
食費についてさらに詳しく見ると、男女でこんな違いがありました。
・女性は米・野菜・肉など食材の購入費用が高い=自炊率が高い
・それに対して、男性は外食費が女性より1万円以上も高い
・お菓子代が、女性は男性の約1.8倍
一人暮らしの1ヶ月の食費や生活費平均 社会人・学生別
次に社会人と学生についても比べてみましょう。
これはあくまで「勤労者世帯と勤労者以外の世帯」のデータなので年齢別ではないですが、ぜひ参考にしてみてください。
項目 | 社会人 | 学生など |
---|---|---|
食費 | 43,288円 | 33,621円 |
光熱・水道 | 11,139円 | 17,138円 |
家具家事用品 | 3,883円 | 3,993円 |
服飾購入 | 7,103円 | 3,491円 |
保健医療 | 4,873円 | 6,918円 |
通信 | 7,680円 | 5,603円 |
雑費 | 13,931円 | 12,409円 |
総額 | 91,900円 | 83,173円 |
【出典:総務省統計局「単身世帯の家計収支(2018年1~3月期)」】
ここでも大きな差のある項目は食費でした。
食費の詳細見ていくと、学生は食材ごとの費用が高いため、社会人よりも自炊率が高いようです。
一方で社会人は、外食費が学生の約3.7倍もかかっています。
社会人には仕事上のおつきあいもあるので、外食費が高くても仕方がないのかもしれません。
一人暮らしの1ヶ月の食費は、給料手取りの15%が理想目標

一人暮らしで毎月の生活費を抑えるポイントは食費と家賃。
一人暮らしの1ヶ月の理想的な食費は、家計の15%と言われています。
これは、仮に給料が手取り20万円だと食費は3万円、手取り15万円だと食費は2万2500円が目安となる計算です。
給料の手取り別で、1ヶ月・1週間・1日の食費目安を計算してみたのでぜひ参考にしてください。
給料(手取り) | 1ヶ月の食費 | 1週間の食費 | 1日の食費 |
---|---|---|---|
15万円 | 22,500円 | 6,260円 | 833円 |
18万円 | 27,000円 | 6,750円 | 900円 |
20万円 | 30,000円 | 7,500円 | 1,000円 |
23万円 | 34,500円 | 8,625円 | 1,150円 |
25万円 | 37,500円 | 9,375円 | 1,250円 |
28万円 | 42,000円 | 10,500円 | 1,400円 |
30万円 | 45,000円 | 11,250円 | 1,500円 |
※1ヶ月=4週=30日と仮定して計算、端数は切り捨て
こちらを見ると、総務省統計局が発表している34歳以下の単身世代の食費(40,793円)は、理想的な食費目安と比べて少し高い印象ですね。
でも実際は「食費が月3万円では無理!」って思う人も多いかもしれません。
どうしたら食費を下げることができるのか、以下で具体的に挙げていきます。
一人暮らしの食費を簡単に節約するコツ 自炊派は?自炊しない派は?

一人暮らしの食費を節約するコツは、予算管理と無駄の削減にあります。
例えば…
・ご紹介した方法で、まずは食費の予算を決める
・家計簿をつけてきちんと食費を管理する
・外食を減らして、中食(お惣菜・お弁当などを買って家で食べること)・宅飲みにする
・飲み物を買わずに、水筒を持参する
・お菓子代などつい買ってしまうものをできるだけ削り、必要最低限にする
一人暮らしの食費を節約する最も効果的な方法は自炊の頻度を増やすこと!
ただし、先にご紹介したように、女性・男性・社会人・学生では、自炊できる・できないに大きな違いがでてきます。
そのため、ここでは自炊派と自炊しない派に分けて、食費を少しでも削る方法を伝授しますね。
一人暮らしの食費を簡単に節約する方法 自炊派の場合
①格安スーパーや業務用スーパーなど安いお店を見つける
一人暮らしをするエリアの安いスーパーは、チラシやアプリを利用して探しましょう。
もし自宅周辺に手頃なスーパーがない場合には、通学先・勤務先周辺もチェックすると◎。
またスーパーに限らず、牛乳・卵などはドラッグストアで、野菜・果物は個人の八百屋さんで買うなど、それぞれのお店の強みを理解して、安く購入することが大切です。
②基本は無駄なものは買わずに、使い切れる量を買う
買い物に行くとつい「アレもコレも!」と、一人暮らしなのに多く買いすぎるのはNG。
必要な食材をメモしたり、必要最低限の金額だけをお財布に入れたりして、無駄な買い物は控えましょう。
白菜などの大きな野菜は、一人暮らしでは全部使い切れずにダメにしてしまうことも。
野菜の価格によっては、2分の1カットや4分の1カットのものを選ぶ方が、使い切れてお得な場合もあります。
また一つの食材から作れるアレンジ料理のレパートリーを増やすことも重要です。
③特売日にまとめ買いをして、冷凍保存する
食材によっては冷凍できるものや常温で数か月保存できるものがあります。
これらのものは、特売日にまとめ買いをしておくのもよいでしょう。
<冷凍保存できるもの>
・ごはん・食パン・餅
・冷凍されていない肉や魚
・下ゆでした野菜(※)
※冷凍には向かない水分が多い野菜(例:トマト・キャベツ・大根など)も、加熱してソースにする、細かく刻みスープにする、すりおろすなどの工夫で冷凍可能になります。
<常温で保存できるもの>
・じゃがいも
・さつまいも
・里いも など
④栄養バランスを考えつつコスパのよい食材を選ぶ
いくら食費を減らしたくても、栄養不足で体を壊しては元も子もありません。
栄養バランスをとりながら、コスパのよい食材を選びましょう。
<高コスパの食材>
・小麦粉・パスタ
小麦粉やパスタはお米と比べるとコスパの良い食材です。
また、そこに肉や野菜を加えることで、一品料理でも栄養バランスがとりやすいのも魅力!
・卵・豆腐・納豆・鶏肉
卵や大豆の加工食品は価格が安定して安く、タンパク質も豊富です。
また牛・豚・鶏の中では鶏肉が一番安いので、お肉を食べたいときには鶏肉がおすすめ。
・もやし・玉ねぎ・キャベツ・白菜
年間を通じてコスパのよい野菜はもやしや玉ねぎ。
また旬のものが栄養豊富でかつ安くなるので、夏場はキャベツ、冬場は白菜などを選ぶとよいでしょう。
・バナナ
果物の中で栄養価が高くて安いのがバナナ。
消化も良くすぐにエネルギーになるので、風邪のときにも◎。
⑤節約レシピや作り置きレシピを覚える
③、④の食材を利用して、節約レシピや作り置きレシピを覚えましょう。
パスタやお好み焼き、お鍋などは冷蔵庫のあまりもので簡単に作れるので、食費の節約に向いています。
また、下記の方法を使えば、忙しい方でも無理なく自炊を続けることができますよ。
・週末に塩・コショウなどでシンプルに味付けた具だくさんスープをまとめて作る
・それを小分けにして、カレーやシチュー、中華の素などで味を変えて平日に食べる
一人暮らしの食費を簡単に削る方法 自炊しない派の場合
①お弁当やお総菜はコンビニではなくスーパーで買う
コンビニは店舗数が多くて使い勝手はよいですが、スーパーよりも価格が割高になります。
お弁当やお総菜はスーパーで買うようにしましょう。
ただし、プライベートブランドの商品はコンビニで買ってもスーパーと同じ価格なので大丈夫です。
②半額になる時間帯に購入する
夕方以降にスーパーへ行くと、値引きシールが貼られる場合があります。
賞味期限内に食べられるなら、「半額」などの値引き品を選ぶのがおすすめ。
値引きシールが貼られるタイミングはお店によって異なるので、売り切れになる前にゲットできる時間帯をチェックしておきましょう。
③特売日に冷凍食品やレトルトをまとめ買いする
スーパーによって、「〇曜日は冷凍食品〇割引」などの特売日があります。
冷凍食品やレトルトは特売日にまとめ買いをしましょう。
④外食では格安外食チェーンやハッピーアワーを利用する
ランチで外食する場合でも、格安外食チェーンや学食・社食を上手に利用すれば、費用を抑えられます。
メニューによっては、自分で作るよりもこれらを利用した方が、かえって安くなる場合も。
また、飲み会ではハッピーアワーのあるお店を利用してみてはいかがでしょう。
お店によって夕方から19時くらいまで、安く食事ができたりお酒が1杯無料だったりするのでお得ですよ。
手取り18万円の人が食費の節約に成功すると…
仮に手取り18万円の人が、
総務省統計局が発表している単身世代(34歳以下)の食費40,793円から
↓
理想の食費(手取りの15%)27,000円
に節約できた場合、単純計算で月13,793円、年間165,516円の貯金ができます!!
これだけあれば、毎年海外旅行にだって行けるし、積み立てれば将来マイホームの頭金にもできるので、夢が広がりますね。
一人暮らしの食費や生活費を節約するには、賃貸物件探しが重要

一人暮らしの食費や生活費を節約する成功のカギは、賃貸物件探しにあり!
自炊するつもりでいても、いざ住んでみると自炊には向かない間取りや周辺環境の場合も…。
ここでは一人暮らしの食費を抑えるために、賃貸物件探しで気を付けるポイントをまとめました。
一人暮らしの食費を抑える賃貸物件 自炊派におすすめなのは?
自炊派におすすめの賃貸物件
・ガスコンロが2口以上ある
・調理スペースやシンクが広め
・大きめの冷蔵庫が置ける
・格安スーパーや業務用スーパーが徒歩圏内
コンロが1口だけだったり電熱式だったりすると、自炊派でも料理しづらくなります。
また、まな板を置くスペースやシンクの広さ、大きめの冷蔵庫が置けるかなどをしっかりチェックしましょう。
近所に高級スーパーしかない場合、食費の節約が難しくなるのでご注意を。
一人暮らしの食費を抑える賃貸物件 自炊しない派におすすめなのは?
自炊しない派におすすめの賃貸物件
・電子レンジなどを置くスペースがある
・大手スーパーや弁当店が徒歩圏内
・格安外食チェーン店や食堂が近くにある
自炊せずに食費を抑えたい人にとって、電子レンジは必須アイテム。
キッチンに電子レンジを置くスペースがないと不便で、室内の収納効率も悪くなります。
お弁当やお惣菜を値引き販売してくれるスーパーや、牛丼などの格安外食チェーン店が近くにあることも重要なポイントです。
食費と家賃をW節約すると更に◎
・駅から少し遠めの物件を選ぶ
・IHコンロの物件は避ける
・キッチンスペースが充実したシェアハウスに住む
食費と合わせて家賃も抑えられれば、生活費全体を大きく節約できるのでおすすめ!
例えば、駅からの距離がほんの少し離れるだけでも、家賃相場はグッと安くなります。
IHコンロ付きの物件は、築浅で家賃が高めな場合があるので注意しましょう。
またシェアハウスに住むことで、コミュニケーションの一環として自炊を覚える場合もありますよ。
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