
ベランダやバルコニーだけではなく、陸屋根や屋上駐車場、プールなど、さまざまな用途で使用されています。
そこで本記事では、FRP防水について詳しく解説します。
おすすめな理由や費用・耐用年数、デメリットなども取り上げるので、本記事を読めば、FRP防水についてしっかりと理解できるでしょう。
ぜひ最後まで読み進めてみてください。
- FRP防水とは
- ベランダやバルコニーにFRP防水がおすすめな理由6つ
- FRP防水のデメリット3つ
- FRP防水の耐用年数・費用の相場
- FRP防水と他の工事方法を比較!
- FRP防水が向いている施工箇所
- FRP防水の施工方法・流れ
- FRP防水のメンテナンス方法3つ
- FRP防水を自分でDIYするのはおすすめできない
- FRP防水を依頼する業者選びのポイント4つ
- FRP防水に関するよくある質問
- FRP防水でベランダやバルコニーをリフォームしよう!
FRP防水とは

まずは、FRP防水とは具体的にはどういう工法のことを指すのか、詳しく見ていきましょう。
FRPって何?
FRPとは、Fiber(繊維)Reinforced(強化)Plastics(プラスチック)の略です。
繊維強化プラスチックとは、強度が高い繊維にプラスチックを加えて作られる複合材料のこと。
金属に比べて軽量でありながらも耐久性が高いので、航空宇宙産業や自動車産業、建築業界やスポーツ用品など、さまざまな分野で使用されています。
FRP防水とは
FRP防水とは、床の上に先述したFRPのシートを敷き、上から樹脂を塗って硬化させる工法のことです。
紫外線による劣化を防ぐために、さらに上からトップコートを塗って保護し、強度を高めます。
FRP防水は、プラスチックのような硬い床面に仕上がるのが特徴。
耐久性だけではなく、耐熱性や耐摩耗性にも優れています。
ベランダやバルコニー、陸屋根やオフィスビルの屋上など、さまざまな場所に採用されている工法です。
ベランダやバルコニーにFRP防水がおすすめな理由6つ

ベランダやバルコニーにFRP防水がおすすめな理由を、6つ紹介します。
1.「水を漏らさない」性能が非常に高い
2.丈夫である
3.軽量である
4.錆びない
5.複雑な形状の場所にも施工できる
6.工期が短い
「ベランダやバルコニーの防水工事にどの工法を選択するか迷っている」という方は、しっかりと確認しておきましょう。
以下で詳しく解説していきます。
1.「水を漏らさない」性能が非常に高い
FRP防水の「水を漏らさない」性能は折り紙つきです。
貯水槽や浄化槽、プールなど、水を大量に貯めるものにFRP防水が採用されていることからも、性能の高さがうかがえるでしょう。
ベランダやバルコニーは、雨漏りが起こりやすい場所です。
雨漏りを放置していると、内部にまで水分が入り込み、住宅の建材自体が劣化してしまう可能性もあるので侮れません。
FRP防水で防水工事を行っていれば、雨漏りのリスクを減らせます。
長い目で見れば、住宅を守ることにもつながるでしょう。
2.丈夫である
FRPは、深海で調査を行う潜水船や人工衛星にも使用されるほど頑丈なつくりをしています。
したがって、FRPを使用したFRP防水は丈夫で傷みづらいです。
人が歩行できるのはもちろんのこと、自動車の走行にも耐えられるほどの強度があります。
実際に、ショッピングモールなどの屋上駐車場には、FRP防水が施されている場合が多いですよ。
一般住宅でも、「ベランダで植物を育てたい」「屋上に洗濯物を干したい」などと考えている方はいるでしょう。
その場合、ベランダや屋上への出入りが多くなるので、自然と防水層も傷みやすくなります。
丈夫なFRP防水を採用していれば、人の出入りが多くても傷みづらいのがメリットです。
防水層が本来の寿命をしっかりと全うしてくれるので、防水工事のメンテナンスの頻度を減らせるでしょう。
3.軽量である
FRPの1㎡あたりの重さは、3kg未満です。
軽いといわれているガルバリウム鋼板でも1㎡あたり4kg程度はあるので、FRPは非常に軽量な材料だといえるでしょう。
軽量な素材は、施工しても建物にかかる負担が少ないのがメリットです。
地震が起きたとしても、建物への衝撃や負荷を最小限に抑えられます。
また、FRPは軽量なので、リフォーム時に違う工法の上からFRPを塗り重ねても問題ありません。
日本は地震が多い国です。万が一の事態に備えて、ベランダやバルコニーの防水工事にも、FRPのような軽量なものを選んでおくと良いでしょう。
4.錆びない
FRPは金属素材などと違って、雨水にさらされても錆びません。
また、水分が染み込んで腐食することもありません。
ベランダやバルコニーは雨水の影響を受けやすいので、錆や腐食の心配がないFRPは防水工事にぴったりの素材だといえるでしょう。
ただ、FRPは紫外線にさらされると劣化が進んでしまうので、定期的なトップコートの塗り替えは必要になります。
5.複雑な形状の場所にも施工できる
複雑な形状の場所にも施工できるのが、FRP防水のメリットです。
FRP防水は、シートの上から液状の樹脂を塗って硬化させる工法です。したがって、シート防水のような継ぎ目ができません。
継ぎ目ができる工法だと、室外機などの設置物があり、床面が複雑な形状になっているところには施工しづらいのが難点。
ベランダやバルコニーは、広い屋上駐車場などとは違って、床面が複雑な形状になる場合が多いです。
そのため、FRP防水のような継ぎ目がない工法が向いています。
6.工期が短い
工期が短いのもFRP防水のメリットです。施工する面積や形にもよりますが、工期の平均は1日〜2日程度。
一方で、FRP防水と同じ「塗膜防水」という工法に分類される「ウレタン防水」だと、完成までに数日〜1週間程度の時間がかかります。
ベランダやバルコニーの工事が1週間も続くと、不便なことが色々と出てくるでしょう。
たとえば、普段洗濯物をベランダに干しているなら、工事期間中は部屋干しになります。
FRP防水なら長くても数日で工事が終わるので、生活に支障が出る心配がありません。
FRP防水のデメリット3つ

メリットが沢山あるFRP防水ですが、デメリットも存在します。
主なデメリットは以下の3つです。
1.費用が高くなる傾向にある
2.施工が向かない場所がある
3.施工時に臭いが発生する
デメリットを把握していないと、工事を依頼してから後悔してしまうかもしれません。
以下で詳しく解説していくので、しっかりと確認しておきましょう。
1.費用が高くなる傾向にある
FRP防水は、ベランダやバルコニーの防水工事でよく行われる「ウレタン防水」や「シート防水」に比べると、費用が高くなります。
1㎡あたりでいうと、500円〜1,500円程度高くなるのが一般的。
ベランダやバルコニーの広さは平均して10㎡くらいなので、5,000円〜15,000円ほど多く費用がかかってしまうでしょう。
したがって、防水工事をできるだけ安く済ませたい方は、他の工法を検討するのがおすすめです。
2.施工が向かない場所がある
FRP防水は、木造住宅への施工には向きません。
FRPは硬くて丈夫なので、「伸縮性がほとんどない」材料です。
つまりFRPは、地震や強風の影響を受けたとしても変形量が少ない、コンクリート造や鉄筋造への施工に向いています。
木造住宅は変形量が多いので、そこに伸び縮みしないFRPを施工してしまうと、トラブルが起きやすくなりますよ。
たとえば、防水層が浮いたりひび割れたり、防水層と床の間に隙間ができてしまったりするでしょう。
木造住宅のベランダやバルコニーに防水工事を行いたい方は、他の工法を検討しましょう。
3.施工時に臭いが発生する
FRP防水は、施工時に独特な刺激臭が発生します。
ベランダやバルコニーの防水工事を行う場合、窓から刺激臭が入ってくると、人によっては気分が悪くなってしまうかもしれません。
施工時は窓を締め切るなどの対策が必要です。
なお、乾燥後には臭いはなくなるので安心してください。
FRP防水の耐用年数・費用の相場

防水工事を行うとなると、まず気になるのが耐用年数と費用ですよね。
ここでは、FRP防水の耐用年数と費用の相場を紹介します。
FRP防水の耐用年数の目安
FRP防水の耐用年数は、10年〜20年程度だといわれています。
ただ、上記はあくまで目安です。
実際には、歩行頻度や日当たり、施工場所の広さなどによって耐用年数が変動します。
防水層にひび割れの症状が出はじめたら、寿命を迎えたサインです。
放置すると雨漏りつながってしまうので、早めに防水工事を依頼するようにしましょう。
FRP防水を長持ちさせたければ、しっかりとメンテナンスを行うことが大切です。
メンテナンス内容については、後の章で紹介します。
FRP防水の施工単価
FRP防水の施工単価は、1㎡あたり4,000円〜7,500円程度が目安です。
ウレタン防水やシート防水に比べると、費用は少し高くなるでしょう。
また施工単価とは別に、養生費用や高圧洗浄費、下地補修費などもかかりますよ。
実際にかかる費用は、工事を行う業者によって大きく異なります。
施工費用を節約したいなら、複数の業者に見積もりを依頼して比較し、お得に施工してくれるところを選ぶのがおすすめです。
FRP防水のメンテナンス費用
FRP防水の耐用年数は10年〜20年ですが、5年〜10年ごとにトップコートの塗り替えが必要です。
トップコートは、FRP防水の表層を保護しています。トップコートが劣化したまま放置していると、FRP防水自体の寿命も縮めてしまうので注意してください。
一般住宅のベランダくらいの広さであれば、トップコートの塗り替えにかかる費用は5万円〜10万円程度です。
この費用も依頼する業者によって大きく異なるので、複数社を比較して、お得に施工してくれる業者に依頼するようにしましょう。
FRP防水と他の工事方法を比較!

「防水工事を依頼したいけど、どの工法でお願いするべきか迷っている」という方に向けて、FRP防水と他の工法を比較します。
比較するのは以下の3つの工法です。
・ウレタン防水
・シート防水
・アスファルト防水
以下で詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてください。
ウレタン防水
液体状にしたウレタン樹脂を塗布して防水層をつくる工法が「ウレタン防水」です。
施工価格はFRP防水よりもリーズナブルで、1㎡あたり3,000円〜7,000円程度。
複雑な形状の部分にも塗りやすいので、ベランダやバルコニーの防水工事として主流の工法です。
ただ、耐用年数は8年〜13年が目安なので、FRP防水よりも短くなります。
したがって、料金の安さを重視したい方にはウレタン防水、防水層を長持ちさせたい方にはFRP防水がおすすめです。
なお、ウレタン防水は職人の技術によって仕上がりに差が出やすいので、信頼できる業者に工事を依頼するようにしましょう。
シート防水
床面に専用のシートを貼って防水する方法が「シート防水」です。
シートは、塩化ビニール性のものとゴム製のものがあります。
シートを被せて防水層をつくっていくので、木造・コンクリート造・鉄筋造を問わず施工できるのがメリットです。
1㎡あたりの施工価格は3,000円〜7,500円程度。耐用年数は10年〜15年程度です。
FRP防水に比べると少し価格が安く、耐用年数は短くなります。
ただシート防水は、シートを貼るのが難しい形状の箇所には施工できません。
したがって、室外機などの設置物が少ないベランダやバルコニーにおすすめです。
アスファルト防水
「アスファルト防水」は、熱を加えて溶解したアスファルトと、シート状の防水材であるルーフィングを重ねて防水層をつくる工法です。
耐久性が非常に高いので、ビルの屋上などに使用されています。
1㎡あたりの施工価格は、3,000円〜8,000円程度。耐用年数は15年〜25年です。
FRP防水に比べると費用が高額で、耐用年数も長くなります。
アスファルトを何層にも重ねるため、建物にかかる負担が大きいのが特徴。
したがって、一般住宅のベランダやバルコニーに施工されることはほとんどありません。
FRP防水が向いている施工箇所

FRP防水の施工が向いているのは、以下のような場所です。
・ベランダ
・バルコニー
・戸建住宅の陸屋根(屋上)
・オフィスビルの屋上
・ショッピングモールの屋上駐車場
・市営や学校のプール
先述したように、FRP防水は強度が高いので、人の出入りが激しい場所や車が走行する場所にも向いています。
したがって、ベランダやバルコニーだけではなく、屋上駐車場やプールなどにも幅広く対応できる万能な工法です。
FRP防水の施工方法・流れ

FRP防水の施工方法と流れを簡単に解説します。
実際に施工するのは業者なので理解する必要はありませんが、大まかな流れを知っておくと、何かトラブルが起きたときも対処しやすいです。
ざっと目を通しておきましょう。
1.下地処理…古い塗膜や汚れを取り除き、下地を平らに整える
2.プライマーの塗布…下地と塗料の密着性を高めるためにプライマーを塗る
3.シーリング作業…床と壁の継ぎ目をシーリング材で埋める
4.ポリエステル樹脂の塗布…ポリエステル樹脂を塗布する
5.シート状のFRPを敷く…ポリエステル樹脂の上にFRPシートを敷き詰める
6.ポリエステル樹脂の塗布…再び上からポリエステル樹脂を塗って硬化させる
7.脱泡…樹脂の内部に残った気泡を除去する
8.トップコートの塗布…防水層を保護するトップコートを塗る
上記の4〜6の工程は繰り返し行います。
4〜6の工程を何度繰り返すかは、現場の劣化状況などによって変動します。
このようにFRP防水は、ポリエステル樹脂やFRPシート、トップコートなどを塗り重ねることで、より強固な防水層を形成していく工法です。
FRP防水のメンテナンス方法3つ

FRP防水のメンテナンス方法を、3つ紹介します。
1.定期的にトップコートを塗り替える
2.雑草が生えてきたら取り除く
3.排水溝(ドレーン)はこまめに掃除する
FRP防水を長持ちさせたいなら、しっかりとメンテナンスを行うことが大切です。
以下で詳しく解説していくので、確認しておきましょう。
1.定期的にトップコートを塗り替える
先述したようにFRP防水は、定期的なトップコートの塗り替えが必要です。
トップコートは、FRP防水を保護する役割を果たしています。
トップコートの保護機能がなくなってくると、防水層が雨風や紫外線の影響をもろに受けるので、防水層自体の寿命が縮まってしまいますよ。
トップコートの塗り替えの目安は、5年〜10年ごとです。
ただ、上記はあくまで目安であり、実際の傷み具合は環境によって変わります。
表面が粉っぽくなっていたり、ツヤがなくなったと感じたりしたら、メンテナンスを依頼しましょう。
2.雑草が生えてきたら取り除く
FRP防水を施工した表面や隙間から雑草が生えてきたら、すぐに取り除くようにしてください。
雑草の根が防水層の内部まで入り込むと、防水層が破損してしまうかもしれません。
深く根を張る前に、早めに抜くことが大切です。
取り除くときは表面だけではなく、根からしっかりと抜き取るようにしましょう。
3.排水溝(ドレーン)はこまめに掃除する
排水溝は定期的に掃除するようにしましょう。
雨が降ると、雨水は排水溝を通って流れていきます。
しかし、排水溝にゴミや落ち葉が詰まっていると、雨水がスムーズに流れていかず、ベランダやバルコニーの床面に水が溜まりやすくなります。
水が溜まった状態が続くと防水層が傷み、寿命が縮まってしまいますよ。
また、排水溝付近に土や砂があると、雑則も生えやすくなります。
FRP防水を長持ちさせるためにも、排水溝付近をこまめに掃除して、清潔な環境を保つようにしましょう。
FRP防水を自分でDIYするのはおすすめできない

FRP防水をDIYで行うのは難しいでしょう。
必要な材料が手に入りづらいからです。
また、FRP防水は高い技術が必要になる作業なので、経験がない人が無理に一人で行うと、失敗するリスクが高くなります。
失敗した箇所の修復は業者に依頼しないと難しいので、二度手間になってしまうでしょう。
FRP防水を選ぶなら、最初から専門業者にお願いするのがおすすめです。
FRP防水を依頼する業者選びのポイント4つ

FRP防水を依頼する業者選びのポイントを、4つ紹介します。
1.複数の業者に見積もりを依頼する
2.保証やアフターフォローの内容を確認する
3.資格を保有している業者の方がおすすめ
4.施工実績が豊富な業者を選ぶ
FRP防水の仕上がりは、業者の技術力次第といっても過言ではありません。
信頼できる業者かどうかをしっかり見極めたうえで、工事を依頼するようにしましょう。
以下で各ポイントを詳しく解説していきます。
1.複数の業者に見積もりを依頼する
最初から1つの業者に決めるのではなく、複数の業者に見積もりを依頼して比較しましょう。
業者によって、工事価格やサービス内容は異なります。
比較せずに決めてしまうと、「もっとお得に工事をお願いできる業者があったのに」と後悔してしまうかもしれません。
また、複数の見積もりを比較すれば、施工価格の相場がわかります。
高額な値段を請求する詐欺業者や、激安な値段で手抜き工事をする悪徳業者に騙されるリスクも減らせるでしょう。
複数の業者の見積もり書を比較して、信頼できる業者に工事を依頼してください。
2.保証やアフターフォローの内容を確認する
保証やアフターフォローの内容を確認しておくことも大切です。
せっかく高い料金を支払って防水工事をお願いしたのに、すぐに施工不良が起きてしまうと、お金を無駄にしたような気持ちになりますよね。
保証やアフターフォローが充実している業者なら、万が一すぐにトラブルが起きたとしても、無料で対応してくれますよ。
保証期間や保証内容は、業者によって異なります。
事前に確認しておき、工事後の対応も含めて信頼できる業者を選びましょう。
3.資格を保有している業者の方がおすすめ
質の高さを求めるなら、防水工事に関する資格を保有している業者がおすすめです。
資格は高い技術を保有している証明になるので、安心して工事を任せられるでしょう。
防水工事に関する資格には、以下のようなものがあります。
・防水施工技能士
・防水施工管理技術者
・建築施工管理技士
そもそも、防水工事を行う職人に資格は必要ありません。つまり極論をいえば、誰でも工事ができるということです。
もし経験が少ない人が工事担当者だった場合、見た目が悪かったり、防水層の寿命が短くなったりする可能性がありますよ。
資格の有無まで確認して業者を選び、質が高いFRP防水工事を行ってもらいましょう。
4.施工実績が豊富な業者を選ぶ
防水工事を依頼するなら、防水工事に関する施工実績を確認しておくことも大切です。
施工実績が豊富な業者は、それだけ多くの利用者から評価を得ているということ。
安心して作業を任せられるでしょう。
最近は、自社の公式サイトやSNSなどで施工写真を公開している業者が多いです。
実際に写真を確認できれば、施工後のイメージも湧きやすいでしょう。
言葉での説明だけではなく、業者の施工実績もしっかりと確認しておいてください。
FRP防水に関するよくある質問

最後に、FRP防水に関するよくある質問3つに回答します。
1.FRP防水のトップコートの塗り替えはDIYでできる?
FRP防水のトップコートの塗り替えは、DIYでも可能です。業者に頼むよりも費用を安く抑えられます。
ただ、トップコートの塗り替えは技術が必要な作業なので、慣れていないと失敗するリスクが高いです。
DIYだと施工不良が起きても保証がないので、初心者は業者に工事を依頼する方が良いでしょう。
2.ウレタン防水の上からFRP防水を行っても相性は大丈夫?
ウレタン防水の上からFRP防水を施工することは可能です。
ただ、材質の特性が異なるので、剥がれや密着不良が起きやすくなります。
適切な下地処理を行い、プライマーを塗布して密着性を高める必要があるかもしれません。
技術のいる作業なので、自分で勝手に行うのは避けて、信頼できる業者に頼むようにしましょう。
3.FRP防水がひび割れを起こしたら補修を依頼するべき?
FRP防水がひび割れを起こしているように見えるときは、上に塗っているトップコートが劣化している可能性が高いです。
トップコートの保護機能が失われていると、防水層自体の劣化も進みやすくなります。
ひび割れを見つけたら、なるべく早く点検やメンテナンスを依頼するようにしましょう。
FRP防水でベランダやバルコニーをリフォームしよう!

FRP防水は「水を漏らさない」性能が非常に高い工法なので、雨漏り対策には最適です。
また、強度が高く、複雑な形状の部分にも問題なく施工できます。
人の出入りが多い、ベランダやバルコニーの防水工事にはぴったりだといえるでしょう。
耐用年数は10年〜20年なので、施工すれば長く使い続けられる点も魅力的ですね。
ベランダやバルコニーの防水工事を行うときは、ぜひFRP防水を検討してみてください。
外壁塗装の窓口は、全国4000社以上の優良店の中からユーザーの要望に沿った施工店をご紹介します。見積もりを依頼後でも料金や施工店の対応に納得がいかなければ断ることも可能なので、気軽に利用してみてくださいね。
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