
「効果的な雑草対策が知りたい」と考えている方は多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、おすすめの雑草対策18選を紹介します。
また、雑草対策を行うときのポイントや、知っておきたい雑草の基礎知識についても取り上げます。
本記事を読めば、自宅の庭に最適な雑草対策の方法が見つかるはずです。ぜひ最後まで読み進めてみてください。
- 雑草対策が必要な理由
- 最強の雑草対策おすすめ10選!
- 低コストor無料でできる雑草対策おすすめ8選!
- 雑草対策を行うときのポイント5つ
- 対策と一緒に把握しておこう!雑草の基礎知識
- 知っておくと便利な雑草対策の豆知識を紹介!
- 雑草対策に関するよくある質問
- 雑草対策を効率的に行ってガーデニングを楽しもう!
雑草対策が必要な理由

雑草対策の方法を紹介する前に、まずは「雑草対策が必要な理由」を解説していきます。
雑草対策は、「見た目を良くするため」だけに行うものではありません。
雑草をそのまま放置していると、以下のようにさまざまな弊害が発生します。
1.害虫・害獣が発生しやすくなる
2.アレルギーの原因になることも
3.人災につながる可能性がある
4.景観が悪くなる
上記のようなトラブルを防ぐためには、しっかりと雑草対策を行っておく必要があるのです。
さらに詳しく解説していくので、確認しておきましょう。
1.害虫・害獣が発生しやすくなる
雑草が生えたまま放置していると、蚊やカメムシ、ゴキブリやムカデなどの「害虫」が発生しやすくなります。
草の中は湿度が高く身を隠せるので、害虫にとって居心地が良い場所だからです。
近くに水場があれば産卵される可能性もあるので、さらに害虫の数を増やしてしまうかもしれません。
また、害虫が発生すると、害虫を餌にしているヘビやネズミなどの「害獣」も発生します。害獣は人に危害を及ぼしたり、建物を傷つけたりする可能性があるので危険です。
害虫・害獣問題は自分だけではなく近隣にも迷惑がかかる可能性があるので、雑草対策を行い、発生を予防しましょう。
2.アレルギーの原因になることも
雑草が生い茂ったまま放置していると、アレルギー症状が出る可能性があります。
雑草は、アレルギー症状を引き起こすイネ科の植物が多いからです。
アレルギーの原因になりやすい雑草を、以下にまとめました。
・カモガヤ
・ネズミムギ
・オオアワガエリ
・ブタクサ
・オオブタクサ
・ヨモギ
アレルギー反応が起こると、咳やくしゃみ、鼻水や喉の痛みなどの症状が出ます。
ひどい場合は、発熱や蕁麻疹などの中毒症状が出る危険性も。
今までアレルギーを発症したことがない方でも、突然症状が出てしまう場合があるので侮れません。
特に、免疫力が低いお子さんやお年寄りがいる家庭は、しっかりと雑草対策を行っておくのがおすすめです。
3.人災につながる可能性がある
雑草を放置していると、人災につながる可能性もあります。
雑草が生い茂っている庭を見ると、手入れが行き届いておらず「荒れている」印象を受けますよね。
そのような土地は、ゴミをポイ捨てされたり、犯罪行為の標的にされたりするリスクが高くなります。
たとえばタバコの吸い殻をポイ捨てされたとしたら、火災が発生する危険性もありますよね。
雑草とは直接は関係のない話ですが、このようなトラブルが起こり得ることも考えておきましょう。
4.景観が悪くなる
雑草を放置しているとどんどん繁殖していくので、景観が悪くなります。
せっかく庭で花や木を育てていても、雑草のせいできれいな庭が台無しになってしまうでしょう。
また、雑草の方が生命力が強いと養分が奪われて、大切に育てていた植物が枯れてしまうかもしれません。
さらに、生育旺盛な雑草は、隣の家の敷地にまで根を広げてしまう可能性も。
自宅の庭や近隣の景観を守るためにも、しっかりと雑草対策を行いましょう。
最強の雑草対策おすすめ10選!

「雑草が生えてこなくなった」と実感する人が多い、最強の雑草対策10選を紹介します。
1.除草剤をまく
2.防草シートを敷く
3.芝生などのグランドカバープランツを植える
4.人工芝を敷く
5.砂利を敷く
6.ウッドチップをまく
7.タイル・レンガ・石などで埋める
8.水で固まる土(真砂土)を使用する
9.コンクリートで舗装する
10.ウッドデッキにリフォームする
ある程度の費用はかかりますが効果が見込める方法なので、頑固な雑草に悩んでいる方は、ぜひ試してみてください。
低コスト・無料でできる対策は次の章で紹介しているので、そちらも合わせて参考にしてみてください。
1.除草剤をまく
最も一般的な雑草対策が、「除草剤をまく」という方法です。
ホームセンターにいけばさまざまな除草剤が販売されており、比較的リーズナブルな値段で手に入るものもあります。
除草剤と一口にいっても以下のように種類があるので、生えている雑草や庭の状態に合わせて選ぶことが大切です。
・茎葉処理型
・土壌処理型
・ハイブリッド型
それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
【茎葉処理型】
茎葉処理型(けいようしょりがた)の除草剤は、すでに生えている雑草に直接塗布するタイプの除草剤です。
即効性が高いので、枯らしたい植物を根まで枯らせます。
特定の植物にだけ作用する薬剤が多く大切に育てている花や木などを守れるのもメリットですね。
ただ、すでに生えている雑草にしか作用しないのが難点です。
発芽抑制効果はないので、新たな雑草が生えてきたら再び除草剤をまかなければなりません。
【土壌処理型】
土壌処理型は、土壌に散布して植物の成長を抑えるタイプの除草剤です。
発芽する前の雑草にアプローチし、雑草が生えにくい土壌状態にしてくれます。
土壌全体に散布できるので、広範囲で雑草対策を行いたい方におすすめです。
ただ、すでに生えている雑草に対しては効果がないのがデメリット。手作業で草むしりする必要があります。
また、庭で育てている他の植物にも影響が出る可能性があるので、注意が必要です。
【ハイブリッド型】
ハイブリッド型は、茎葉処理型と土壌処理型の両方の効果が期待できる優れた除草剤です。
すでに生えている雑草を枯らしつつ、新たに生えてくる雑草の成長を抑制してくれます。
効果が長期的に持続するので、手間をかけずに雑草対策を行いたい方におすすめです。
ただ、強い薬剤なので、周辺の植物にも影響が出る可能性があるのが難点。
成分が土壌に残留すると、水質などにも影響が出ます。
また、茎葉処理型・土壌処理型の除草剤に比べると、コストが高くなるのもデメリットです。
2.防草シートを敷く
光を遮断して、雑草の生育を抑えてくれるのが「防草シート」です。
1度敷けば、草むしりをしなくても長期間雑草が生えない状態が続きます。
防草シートは透水性が高いので、水はけが悪くならないのもメリットですね。
防草シートはホームセンターで購入できます。DIYで設置すれば、費用もそれほどかかりません。
土を平らに整地したあとに、防水シートを隙間なく敷き詰めるのがポイントです。隙間が空いてしまうと、その部分に雑草が生えてしまいます。
なお、シートの劣化を防いだり、重しの役割を果たしてくれたりするので、防草シートの上には砂利をまくのがおすすめです。
3.芝生などのグランドカバープランツを植える
雑草対策をしつつ見た目も華やかにしたいなら、芝生などの「グランドカバープランツ」を植えてみましょう。
グランドカバーブランツとは、地面を覆うようにして繁殖する、背丈が低い植物のこと。
雑草よりも繁殖力が強いものが多いので、グランドカバープランツを植えれば、雑草が生えてこなくなります。
代表的なグランドカバープランツには、以下のようなものがありますよ。
・芝生
・ヒメイワダレソウ
・アジュガ
・クリーピングタイム
・シバザクラ
・ワイルドストロベリー
・ローマンカモミール
華やかな見た目のものから、花が咲かない落ち着いた印象の植物まで、さまざまなグランドカバープランツがあります。
作りたい庭のイメージに合わせて選びましょう。
なお、グランドカバープランツによっては繁殖力が強すぎて、他の花のエリアにまで侵入してしまう場合があります。
植える場所やエリア分けをしっかりと考えてから植えるようにしてください。
4.人工芝を敷く
「天然芝を敷くと手入れが大変そう…」と躊躇している方には、「人工芝」がおすすめです。
最近はクオリティが高い人工芝が増えているので、天然芝と見分けがつかないくらいきれいな仕上がりになりますよ。
人工芝は、ホームセンターなどで購入できます。寿命は10年程度なので、1度敷けば長期間お手入れは必要ありません。
また、天然芝や他のグランドカバープランツとは違って、人工芝は日陰にも設置できますよ。
なお、人工芝だけでは光を完全に遮断しきれず、雑草が生えてくる可能性があります。
整地してから防草シートを敷いて、その上から人工芝を設置するのがおすすめです。
5.タイル・レンガ・石などで埋める
デザイン性が高い庭にしたいなら、「タイル・レンガ・石」などで埋める方法がおすすめです。
土がむき出しになっている部分が少なくなるので、雑草の繁殖をある程度は抑えられます。
スタイリッシュなイメージのタイルや、高級感がある石など、さまざまなデザインがあるので、庭を自由自在にアレンジできますよ。
ただ、タイル・レンガ・石などを敷き詰めるとなると、DIYで行うのは難しくなります。
不可能ではありませんが、デザイン性の高さを求めるなら、プロの業者にお願いした方が良いでしょう。
その場合、雑草対策にかかる費用は高くなります。
6.砂利を敷く
レンガやタイルよりも安く済ませたいなら、「砂利」を敷くのがおすすめです。
安価に設置できるだけではなく扱いやすいので、DIYで済ませられるでしょう。
シンプルなものからカラフルなものまで、さまざまな砂利が販売されているので、どんなイメージの庭にも合わせられます。
ただし、人工芝と同様に、砂利だけでは雑草の生育を防げません。防草シートを敷いてから、その上に砂利をまくようにしてください。
庭に砂利を敷けば踏むと音がなるので、防犯対策にもなりますよ。
7.ウッドチップをまく
庭を柔らかい雰囲気に仕上げたいなら、砂利ではなく「ウッドチップ」をまくのがおすすめです。
ウッドチップとは、スギやヒノキなどの木材を細かく砕いたもののこと。
土の上にまけば日光を遮断できるので、ある程度は雑草の生育を抑制できます。
ウッドチップには消臭効果やリラックス効果も期待できるので、お子さんやペットの遊び場としても最適ですね。
ただ、木を好む虫が発生しやすくなるので、しっかりと害虫対策を行いましょう。
8.水で固まる土(真砂土)を使用する
どんなイメージの庭にも合わせやすく、ナチュラルに仕上げたい場合は「真砂土(まさど)」がおすすめです。
真砂土とは、水を加えて練ると固まる土のこと。比較的扱いやすいので、DIYによく使われるアイテムです。
真砂土は主張しすぎない薄めのブラウンなので、庭に植えている花や木も映えます。
ただ、経年劣化でひび割れしやすいのが難点です。耐用年数は5年〜10年程度だと考えておきましょう。
9.コンクリートで舗装する
雑草の繁殖をしっかりと抑えたい方や、庭に植物を植えるつもりがない方におすすめなのが、「コンクリートで舗装する」方法です。
ただし、土の部分がなくなるので、雑草はもちろん、植物も育てられません。
植物や野菜を育てたい場合は、プランター栽培になるでしょう。
コンクリートで舗装すると庭の印象がガラッと変わるので、しっかりと仕上がりのイメージをつけてから施工するのがおすすめ。
DIYでの施工は難しいため、業者に依頼する分、費用は高額になります。
10.ウッドデッキにリフォームする
雑草対策を行うなら、思い切って庭をウッドデッキにリフォームするのもおすすめの方法です。
庭全体を防草シートで覆ってからウッドデッキを作れば、おしゃれな雰囲気に様変わりします。
雑草が生えてくる心配もないので、お手入れがぐんと楽になるでしょう。
ウッドデッキを作れば下の部分を収納スペースにできるので、機能性も抜群です。
最近は、組み立てるだけでウッドデッキができるキットなども販売されています。ぜひチェックしてみてくたまさい。
低コストor無料でできる雑草対策おすすめ8選!

次に、低コスト、もしくは無料でできる雑草対策を8つ紹介します。
1.こまめに草むしりをする
2.道具を使用して除草する
3.熱湯をかける
4.重曹を使用する
5.酢を使用する
6.石灰を使用する
7.コーヒーかすを活用する
8.ダンボールで光を遮断する
前章で紹介した方法よりも効果は低くなるかもしれませんが、雑草の繁殖を抑えられます。
「コストがかからない雑草対策が知りたい」という方は、ぜひ実践してみてください。
以下で詳しく解説していきます。
1.こまめに草むしりをする
最も基本的な雑草対策が、手作業で草むしりをする方法です。
草むしりなら費用はかかりませんし、細かい部分に生えた雑草までしっかりと除去できます。
ただ、雑草は1度抜いてもまたすぐに生えてくるので、毎回手作業で草むしりをするのは大変な作業です。
スペースが狭いなら可能ですが、広い庭だと現実的には難しいかもしれません。
草むしりで雑草対策を行う場合は、真夏や真冬はなるべく避けて、体調を優先しながら作業するようにしましょう。
2.道具を使用して除草する
手作業だけで草むしりをするのは大変なので、「道具」を使用するのもおすすめです。
持っていると便利な道具を以下にまとめました。
・草取りフォーク…土に差し込んで、根をひっかけて除草する
・草刈り鎌…土に差し込んで、根から草を刈り取る
・三角ホー…雑草を根から掘り起こしたり、刃の部分で刈り取ったりできる
・刈払機(かりはらいき)…金属の刃を高速で回転させて雑草を刈り取る
道具を購入するときは費用がかかりますが、上記は比較的リーズナブルな価格で手に入るものばかりです。
手作業で行うよりもはるかに効率よく除草できますよ。
特に庭が広い場合は、道具をうまく活用して草むしりをする方が良いでしょう。
ぜひ検討してみてください。
3.熱湯をかける
お金が全くかからない雑草対策が「熱湯をかける」方法です。
熱湯は植物の細胞を壊すので、かければすぐに枯れます。
水道水を沸かすだけなので、道具を購入する必要はありません。
ただ、1回で除草できる範囲が狭いので、庭が広い場合は何度もお湯をかけなければいけないのが難点。
火傷のリスクもあるので、充分に注意して作業しましょう。
4.重曹を使用する
即効性はないですが、雑草の生育を抑制してくれるのが「重曹」です。
土に重曹をかけると土壌のpHがアルカリ性に傾くので、植物が育ちづらい環境になります。
効果が出るまで何度か繰り返す必要がありますが、重曹は安い値段で大量に購入できるので、コスパが良いです。
また、重曹は食品にも使われるほど安全性が高い物質なので、ペットや小さなお子さんがいる家庭でも安心ですね。
ただ、重曹をかけると、雑草だけではなく他の植物も育ちづらい環境になってしまいます。
植物を育てたい場合は、かける範囲を考えたうえで重曹を使いましょう。
5.石灰を使用する
重曹よりも高い効果を求めるなら、「石灰」を使用するのがおすすめです。
石灰は強いアルカリ性なので、土壌のpHを大きく変えてくれます。何度も散布しなくても、1度だけである程度の効果が見込めるでしょう。
石灰は害虫対策にもつながるので、一石二鳥ですね。
ただ、継続的に使用すると、土壌の状態が極端に変わってしまいます。
植物が完全に育たなくなる可能性もあるので、使用頻度には気をつけましょう。
6.酢を使用する
特にまだ若い雑草に効果的なのが、「酢」を使用する方法です。
酢は植物の細胞を破壊して水分を奪うので、雑草が育たなくなります。
土の部分に酢をまけば、数時間程度で効果が出てくるでしょう。
ただ、根まで枯らしてくれるわけではないので、時間が経てば再生する可能性があります。
また、酢には独特な臭いがあるので、酢の臭いが苦手な方にはあまりおすすめできません。
7.コーヒーかすを活用する
雑草対策だけではなく、害虫対策や肥料にもなるのが「コーヒーかす」です。
コーヒーをよく飲む家庭なら、わざわざ買う必要がないのでお金がかかりません。
コーヒーかすに含まれるカフェインやフェノール性物質には、植物の生育を阻止する効果が期待できます。
したがって、コーヒーかすを土に混ぜれば、雑草が育たない環境をつくれるのです。
ただ即効性はないので、半年から1年程度は継続する必要があります。
また、すでに生えている雑草を枯らす効果はないので注意してください。
8.ダンボールで光を遮断する
見た目は悪くなってしまいますが、手軽にできるのが「ダンボールを被せて光を遮断する」方法です。
光が入らなくなれば、雑草は育ちません。また、ダンボールが土壌の温度上昇を和らげてくれるので、種子も発芽しづらくなります。
ダンボールは微生物によって自然に分解されるので、環境にやさしいのが魅力的。
また、余ったダンボールを使えば費用がかからないので、雑草対策にコストをかけたくない方にもおすすめです。
雑草対策を行うときのポイント5つ

雑草対策を行うときのポイントを、5つ紹介します。
1.丁寧に作業する
2.継続的に行う
3.薬剤を使用する場合は注意事項を確認する
4.庭だけではなく近隣の状況にも気を配る
5.デザイン性も考慮する
ポイントを把握しないまま雑草対策をしてしまうと、効果が下がってしまうかもしれません。
以下で詳しく解説していくので、しっかりと確認しておきましょう。
1.丁寧に作業する
どの方法で雑草対策をするにしても、丁寧な作業を心がけるようにしましょう。
作業が雑だと、せっかく対策をしても効果が半減してしまいます。
たとえば防草シートなら、シートを敷く前にしっかりと整地していなかったり、シートとシートの間に隙間が空いていたりしたら、雑草が生えてきてしまいます。
重曹や酢を使用する場合は、偏りなく均一に散布しないと、場所によって効果に違いが出てしまうでしょう。
雑草をしっかりと防ぐためにも、丁寧に作業するようにしてください。
2.継続的に行う
雑草対策は1度だけではなく、継続的に行うことが大切です。
コンクリートで舗装したり、ウッドデッキを作ってしまえばほとんどメンテナンスは不要ですが、その他の方法の場合、効果は永遠には持続しません。
たとえば防草シートの寿命は、長くて10年〜20年、短くて3年だといわれています。
寿命がきてしまえば、新しいものに交換が必要になるでしょう。
また、酢や重曹をまく方法の場合は、1週間〜2週間おきに散布し続けなければ、新たな雑草が生えてきてしまいます。
きれいな庭を保つには、定期的なメンテナンスが必須です。
3.薬剤を使用する場合は注意事項を確認する
除草剤などの薬剤を使用する場合は、必ず注意事項を確認するようにしてください。
例えば薬剤によっては、ペットが誤飲すると危険な成分が含まれていることもあります。
知らずに犬や猫を庭に放し、誤って舐めてしまったら、大変な事態になるかもしれません。
さまざまなトラブルを未然に防ぐためにも、注意事項や使用方法は必ず確認するようにしましょう。
4.庭だけではなく近隣の状況にも気を配る
自宅の庭だけではなく、近隣の雑草の状況にも気を配るようにすると、よりしっかりと対策ができます。
たとえば、家の前の道路に雑草が生えていたとしたら、種が飛んできて庭で繁殖する可能性がありますよね。
そうなる前に道路にある雑草を抜いておけば、リスクをある程度は減らせます。
私有地の場合は難しいですが、公道であれば勝手に草むしりしても問題ありません。
近隣の状況にも気を配り、雑草が繁殖する環境をなくしていきましょう。
5.デザイン性も考慮する
デザイン性も考慮したうえで、雑草対策の方法を選ぶようにしましょう。
たとえばコンクリートで舗装すると、庭全体が冷たい印象になってしまいます。
もし家の外観がかわいらしい雰囲気だったとしたら、冷たい印象の庭は合いませんよね。
その場合、コンクリートで舗装するのは一部にするなどの工夫が必要です。
雑草対策は地面だけではなく、庭全体の印象も大きく変えてしまいます。
後悔しないように、よく考えて方法を選択しましょう。
対策と一緒に把握しておこう!雑草の基礎知識

雑草対策を行うなら知っておきたい基礎知識を紹介します。
・庭に生えやすい雑草の種類
・草刈りに最適な時期
基礎知識を理解したうえで、正しく雑草対策を行いましょう。
以下で詳しく解説していきます。
庭に生えやすい雑草の種類
庭に生えやすい雑草の種類を、5つ紹介します。
1.ドクダミ
2.コニシキソウ
3.カタバミ
4.スギナ
5.カヤツリグサ
それぞれの特徴や生えやすい時期を把握していれば、より効率よく雑草対策を行えますよ。
以下で詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてください。
1.ドクダミ
独特な強い臭いを放つ多年草が「ドクダミ」。
生育期間は3月〜11月と長め。葉が変化してできた、白い「総苞片」が目印です。
ドクダミは生命力が非常に強いので、見えている部分だけ取り除いても、またすぐに生えてきてしまいます。
除草するときは、根からしっかりと掘り起こすことが大切です。
2.コニシキソウ
地を這うように横に広がって繁殖する雑草が「コニシキソウ」です。
生育期間は5月〜11月頃で、特に夏頃がピーク。
茎が赤っぽい色をしているのが特徴です。
小さな根をたくさん残すので、草むしりをしたつもりでも、根が残っている可能性があります。
根があるとまたすぐに生育しはじめるので、残さず抜き取るようにしましょう。
3.カタバミ
葉の形がクローバーに似ており、黄色い花を咲かせる雑草が「カタバミ」です。繁殖力が強く、特に春から夏にかけて生育が盛んになります。
果実が熟すと種子を2mほど飛ばすので、離れた場所にも広がっていくのが特徴。
枝分かれした根を手作業で完全に除去するのは難しいので、除草剤の使用がおすすめです。
4.スギナ
「つくし」という名前で呼ばれることが多い雑草が「スギナ」。日本だけではなく世界各地に分布しており、生命力が強く厄介な雑草です。
特に、畑や果樹園で発生しやすいのが特徴。地下深くまで茎が広がるので、草むしりだけでは対策が追いつきません。
除草剤や防草シートなどの使用がおすすめです。
5.カヤツリグサ
道路の脇や公園、農道など、あらゆる場所で見かける雑草が「カヤツリグサ」です。
生育期間は4月〜10月頃で、夏になると大量の種子を生産します。
カヤツリグサは日向を好み、日陰では生育が大きく抑制される植物です。
したがって、防草シートや砂利などを敷いて、日光を遮断する対策を試してみると良いでしょう。
雑草対策に最適な時期
雑草対策は、年に2回行うのが理想です。
・雑草の種が芽吹く前(2月~3月)
・雑草が次の春に向けて種を落とす前(11月~12月)
上記に加えて、雑草が生えているのを見つけたら、その都度除草しましょう。
年に2回の対策を丁寧に行っていれば、雑草の発生を大幅に抑制できますよ。
知っておくと便利な雑草対策の豆知識を紹介!
知っておくと便利な雑草対策の豆知識を、インスタグラムの投稿から紹介します。
投稿者さんのアイデアを参考にして、効率的に雑草対策を行ってくださいね。
雑草が生えない理由
yuuu28stさんはインスタグラムの投稿で、雑草が生えてこない理由について詳しく解説しています。
住宅を建てるときに、外構工事で「転圧」を行ってもらったそう。
そのお陰で5年間ほとんど雑草が生えてこないそうなので、これから家を建てる予定がある方は検討してみてください。
他にも、おすすめの防草シートなども紹介しているので、ぜひ投稿をチェックしてみましょう!
買ってはいけない防草シート
niwafan1128さんはインスタグラムの投稿で、「買わない方が良い防草シート」と「おすすめの防草シート」を紹介しています。
「とりあえず防草シートを敷けばOK」というわけではないんですね。
やはり安さにこだわりすぎてしまうと、防草効果はあまり期待できないようです。
niwafan1128さんは自身のブログで、防草シートについてさらに詳しく解説しています。
これから庭に防草シートを敷こうと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
防草シート+砂利がおすすめ!
同じく、niwafan1128さんのインスタグラムの投稿を紹介します。
最もコスパが良くて、手入れがほとんど必要ない方法は「防草シート+砂利」です。
防草シートだけでは紫外線の影響をもろに受けるので傷みやすいですが、上に砂利を敷くことで、耐久性が大幅にアップするそう。
化粧砂利を使用すれば、華やかな見た目にも仕上げられます。
niwafan1128さんは「防草シート+砂利」のデメリットまでしっかりと取り上げているので、雑草対策の方法に迷っている方は必見です。
天然芝vs人工芝
yuteifuryuさんはインスタグラムの投稿で、天然芝と人工芝のメリット・デメリットをわかりやすくまとめています。
いずれにも良さ・悪さがあるので、どちらを取り入れるべきかは住環境や好みによって変わるでしょう。
また投稿内では、おすすめの天然芝や人工芝も紹介されています。yuteifuryuの投稿を参考にすれば、自分にぴったりの芝生が見つかるかもしれません。
ぜひチェックしてみてください。
雑草対策はこれで完璧!
haru0110manaさんはインスタグラムの投稿で、やっておくべき雑草対策をわかりやすく紹介しています。
一つの方法に頼るのではなく、複数の対策を組み合わせるのが効果的なんですね。
7枚目の写真を見ると、全面天然芝の広い庭は圧巻です!!芝生は他の植物を生えにくくするので、天然の防草シートになります。
天然芝の庭に憧れている方は、ぜひharu0110manaさんの投稿を参考にしてください。
雑草対策に関するよくある質問

最後に、雑草対策に関するよくある質問3つに回答します。
1.庭に塩をまくと雑草対策になる?
庭に塩をまくのはあまりおすすめできません。
確かに、塩をまけば細胞内の水分が奪われるので、雑草は枯れてしまいます。
海の近くで塩害が起こると、植物が枯れてしまいますよね。それと同じ原理です。
ただ、塩は土に大きなダメージを与えます。植物が一切育たなくなってしまう可能性もあるので、注意が必要です。
ガーデニングや家庭菜園を楽しみたいなら、塩による除草は避けましょう。
2.雑草がひどい場合は業者に頼むべき?
雑草がひどい場合は、業者に除草を依頼するのも一つの方法です。
清掃業者や便利屋、造園業者などが、雑草対策を請け負ってくれますよ。
ただ、自分で対策するよりも費用はかさむので、業者選びは慎重に行いましょう。
3.おすすめの除草剤はある?
おすすめの除草剤を、以下にまとめました。
・草退治メガロングFL(KINCHO園芸)
・シバニードアップ粒剤(KINCHO園芸)
・アースカマイラズ 草消滅(アース製薬)
・速攻除草剤(アイリスオーヤマ)
上記の他にも、各メーカーからさまざまな商品が販売されています。
それぞれ特徴や強みが異なるので、しっかりと比較して、自宅の庭に合った除草剤を見つけてください。
雑草対策を効率的に行ってガーデニングを楽しもう!

ガーデニングや家庭菜園を楽しんでいる方にとって、雑草は大敵です。
雑草を放置していると、せっかく大切に育てた植物や野菜が台無しになってしまうかもしれません。
しっかりと雑草対策を行い、自宅の庭を守りましょう。
本記事で紹介した雑草対策には、それぞれに違ったメリットがあり、おすすめできる方法ばかりです。
気になる方法があれば、ぜひ実践してみてください。
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