
ベッドのサイズ選びから家具のレイアウト、おしゃれに見せるコツまで、いざ考え始めると迷ってしまいますよね。
今回は、部屋の広さや目的から考える、おしゃれな寝室レイアウトについて解説します。
おしゃれな寝室を作るコツから、寝室に置かないほうがよいものまで紹介するので、ぜひ快適な空間づくりに役立ててみてください。
真似したくなるような寝室レイアウトの実例も紹介します!
理想の寝室を作りたい人は、要チェックですよ!
- 寝室レイアウトを考える前に!ベッドのサイズを知りましょう
- 寝室レイアウトを決める手順【4ステップ】
- 広さから考える寝室のレイアウト例【実例あり】
- 目的から考える寝室のレイアウト例【実例あり】
- おしゃれで快適な寝室にするレイアウトのコツ
- 寝室に置かないほうがいいもの
- 寝室レイアウトを変えれば、生活の質と睡眠が変わるかもしれません
寝室レイアウトを考える前に!ベッドのサイズを知りましょう

寝室レイアウトを考える前に、ベッドのサイズを知っておきましょう。
・シングル
・セミダブル
・ダブル
・クイーン
・キング
それぞれ解説していきます。
シングル

シングルベッドは、一人で使うのに一般的なサイズです。
幅は約97cm・長さは約195cmが、標準的な大きさとなっています。
ベッドが大きすぎないため、周りに他の家具を置くスペースを確保しやすいです。
空間を有効活用したい場合や、寝室をすっきりと見せたい場合に適しています。
セミダブル

セミダブルベッドは、シングルベッドよりも少し幅が広く、一人でゆったりと眠れるでしょう。
幅は約120cm・長さは約195cmが、標準的な大きさとなっています。
一人なら十分な寝返りスペースを確保できますが、日常的に二人で使うには手狭に感じるかもしれません。
ダブル

ダブルベッドは、主に二人で使うことを想定したサイズです。
幅は約140cm・長さは約195cmが、標準的な大きさとなっています。
夫婦やカップルで寝室を共有する場合に、多く選ばれているタイプです。
広々と寝られる分、寝室に占める割合が大きくなるため、部屋の広さを考慮して選ぶことが大切ですよ。
クイーン

クイーンベッドは、より広々とした空間で快適に眠りたい夫婦やカップルにおすすめ。
幅は約160cm・長さは約195cmが、標準的な大きさとなっています。
小さな子どもがいる場合は、家族3人で寝ることも可能なサイズです。
キング

キングベッドは、開放感と快適さを求める場合に選ばれます。
幅は約180cm・長さは約195cmが、標準的な大きさとなっています。
お子さんと一緒に寝る家庭でも、家族みんなでゆったりと過ごせるでしょう。
寝室レイアウトを決める手順【4ステップ】

ここからは、寝室レイアウトを決める手順を説明します。
・理想の寝室をイメージする
・ベッドのサイズを決める
・家具の配置を考える
・家具の色味を決める
手順を踏んでレイアウトを考えることで、理想の寝室に近づけられますよ。
理想の寝室をイメージする
寝室のレイアウトを決めるために、まずは理想の寝室をイメージします。
イメージする際は、以下のようなテーマを設けるとよいですね。
・ホテルの一室のような高級感を味わいたい
・自然素材に囲まれた安らぎの空間にしたい
・趣味の読書や映画鑑賞を楽しめる多機能な部屋にしたい
イメージが明確であればあるほど、後々の家具選びがスムーズに進みます。
インテリア雑誌やウェブサイト、SNSで好みの寝室を探すのも有効ですね。
寝室レイアウトの実例をチェックしたい人は「目的から考える寝室のレイアウト例【実例あり】」を参考にしてみてください。
ベッドのサイズを決める
理想の寝室イメージが固まったら、メインとなるベッドのサイズを決めていきます。
寝室全体の広さや間取り、使用人数、ライフスタイルに合わせて検討しましょう。
ベッドのサイズごとに、向いているケースを表にまとめました。
ベッドのサイズ | 向いているケース |
---|---|
シングル | ・小柄な人が1人で使う ・間取りが6畳以下である ・ベッド以外の家具(デスク・棚など)を置きたい |
セミダブル | ・1人でゆったり寝たい ・寝返りを多く打つ ・間取りが6~8畳程度である |
ダブル | ・2人でベッドを使用する ・間取りが8畳程度である |
クイーン | ・2人で広々と寝たい ・間取りが8畳以上である |
キング | ・寝室に十分な広さがある ・家族3人以上で広々と寝たい |
ベッドのサイズを考えるときは、他の家具を置くスペースや生活動線を考慮しないと、寝室全体のバランスが崩れてしまいます。
たとえば、クイーンサイズは幅は約160cm・長さは約195cmなので、4.5畳(約7.29平方メートル)の部屋に設置することはできます。
しかし、8畳以上のスペースがないとベッドが部屋の大部分を占めてしまい、窮屈に感じやすいです。
家具の配置を考える
寝室でのメインとなるスペースが決まったら、家具の配置を考えていきましょう。
寝室に置かれる主な家具は、以下のとおりです。
・洋服タンス
・サイドテーブル
・ドレッサー
・テレビ台、テレビ本体
・照明
・テーブル
家具の配置では「寝室でどのような動きをするか」を想定することがポイント。
寝る前に本を読んだり飲み物を置いたりしたいなら、ベッドの枕元にサイドテーブルを置くと便利ですね。
家具の色味を決める
インテリア全体の「色味」を統一すると、おしゃれな寝室に仕上がりやすいです。
寝室は、一日の活動で疲れた心と体を癒す場所。
心を落ち着かせ、深いリラックス効果をもたらすような色選びがおすすめです。
ベージュやシルバー、緑、青などの穏やかな色は、安眠を促すといわれています。
赤や黒といった鮮やかな色は、クッションカバーや小物にアクセントとして加えると、メリハリのある空間を演出できるでしょう。
広さから考える寝室のレイアウト例【実例あり】

広さごとに寝室のレイアウト例を見ていきます。
・4.5畳の寝室レイアウト
・6畳の寝室レイアウト
・8畳の寝室レイアウト
・10畳の寝室レイアウト
寝室のレイアウトに迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
4.5畳の寝室レイアウト
ike.home_ghouseさんは、4.5畳でシンプルな寝室を実現しています。
ベッド以外に家具を置かないことで、セミダブル2台で広々と寝られるんだそう。
サーキュレーター付きの照明を設置しており、暑さ対策もバッチリです。
4.5畳の寝室は比較的コンパクトなため、レイアウトには工夫が求められます。
「ベッドだけあればOK」や「ベッド以外にデスクは置いておきたい」など、配置する家具を厳選することで、部屋をすっきりと見せられます。
6畳の寝室レイアウト

6畳の寝室は、一人暮らしから夫婦まで対応できる使いやすい広さです。
「シングルベッドを2台並べて配置する」または「セミダブルベッドをひとつ置く」といった使い方ができますよ。
寝室をより広く見せたいならば、背の低いローベットを取り入れてみては。
ロースタイルの家具は視界を遮らないので、部屋を広く見せる効果が見込めます。
8畳の寝室レイアウト

8畳の寝室はベッドだけでなく、その他の家具も比較的自由に配置できるのが魅力。
窓際に小さな書斎スペースを設けたり、壁面にアートを飾ったり……、機能性とデザイン性を両立させた寝室レイアウトが可能です。
10畳の寝室レイアウト

10畳の寝室は、キングベッドを置いても十分な広さを確保できる開放的な空間です。
テレビやソファを置いてリラックススペースを設けるなど、寝るだけの場所にとどまらない多機能な寝室を作り出せます。
広さがある分、空間が単調にならないように、ラグや観葉植物を配置して、メリハリのあるレイアウトを意識しましょう。
目的から考える寝室のレイアウト例【実例あり】

具体的な目的別に、寝室のレイアウト例を4つピックアップしました。
・空間を有効活用した寝室レイアウト
・夫婦やカップルでくつろげる寝室レイアウト
・夏の夜を涼しく乗り切れる寝室レイアウト
・映画や音楽鑑賞を楽しめる寝室レイアウト
それぞれ見ていきます。
空間を有効活用した寝室レイアウト
rakurakujitanさんは以下のような工夫をして、4.5畳の寝室を広く見せています。
・寝具は明るい色にする
・床を広く見せるようにする
・奥のアクセントクロスは少し濃い色を選ぶ
・ベッドはなるべく低くして、空間の広がりを感じられるようにする
これらの工夫で、実際の面積よりも広く感じられる寝室になっていますね。
rakurakujitanさんのアカウントでは、DIYや収納にまつわる情報を発信しているので、気になる人は要チェックです!
夫婦やカップルでくつろげる寝室レイアウト
こちらは、6.2畳で癒しの寝室を作っている実例。
「アロマディフューザーを置く」「カーテンの色は落ち着いたベージュにする」「優しい明かりになる照明カバーを付ける」など、こだわりがあふれています。
piyopiyo_life_222さんは、2人暮らしとプチプラインテリアについて投稿しています。
インテリアのアイデアを探しているなら、ぜひ参考にしてみてくださいね。
夏の夜を涼しく乗り切れる寝室レイアウト
こちらの実例では、暑い日でも快眠するテクニックを4つ紹介しています。
①ベッドの位置を窓から離して、風の通り道を確保する
②冷感シーツ・枕カバーなど、涼感寝具を取り入れる
③遮熱・遮光カーテンで、熱や光を遮断する
④インテリアアイテムに涼しげなブルーを取り入れる
sweet_deco_officialさんのアカウントでは、北海道・関東のショップスタッフが、プロ目線でインテリアに関する情報をお届けしています。
投稿をチェックすれば、お部屋づくりがさらに楽しくなるかもしれません!
映画や音楽鑑賞を楽しめる寝室レイアウト
こちらの実例は、プロジェクターを置いて動画や映画、ゲームを楽しめる寝室レイアウト。
___haru.room___さんはプロジェクターに動画をうつして、朝にヨガを楽しむのが習慣なんだとか。
アカウントでは「自分を幸せにする同棲暮らし」をテーマにした暮らし方を発信しているので、チェックしてみてください。
おしゃれで快適な寝室にするレイアウトのコツ

おしゃれで快適な寝室にするレイアウトのコツは、次のとおりです。
・生活動線を意識する
・間接照明を取り入れる
・収納機能の付いた家具を活用する
・アロマランプやディフューザーを使う
ひとつずつ説明していきます。
生活動線を意識する
寝室のレイアウトを考える上で基本となるのが、生活動線を意識すること。
生活動線とは、生活をしている人が家の中を移動する「通路」です。
たとえば、クローゼットや引き出し、ドア付近では十分な幅を確保しなければいけません。ドアのサイズや引き出しの奥行きを考慮せず家具の大きさだけ考えて配置すると、ドアが開かない・人が通りづらい状態になってしまいます。
参考として、大人が一人通れる幅は約60センチメートル、人がすれ違うには約120センチメートル必要といわれています。
間接照明を取り入れる
おしゃれな雰囲気の寝室にしたいならば、間接照明を取り入れるのがおすすめです。
間接照明は壁や天井、床などに光を反射させて部屋全体を柔らかく包み込むため、温かい雰囲気を演出できますよ。
間接照明の取り入れ方を、いくつかピックアップしました。
・ベッドのサイドテーブルにテーブルランプを置く
・部屋の隅に背の高いフロアスタンドランプを設置する
・ベッド下またはヘッドボードに間接照明を配置する
また、調光機能付きの照明を選べば、時間帯や気分に合わせて光の明るさを変えられます。
収納機能の付いた家具を活用する
すっきりと片付いた寝室にするためには、収納機能の付いたベッドを活用するとよいでしょう。
マットレスを持ち上げるとベッド下が全て収納スペースになるタイプや、ベッドフレーム自体に引き出し収納が付いているタイプが便利です。
家具に収納機能がついていると、別で大きなチェストを置く必要がなくなり、部屋を広く使えます。
壁面を活用したウォールシェルフや、デッドスペースになりがちな窓下に収納棚を設けるのもよい方法ですね。
収納力のある家具を選ぶことで見た目が整頓され、掃除もしやすくなります。
アロマランプやディフューザーを使う
「リラックスできる寝室にしたい」という人は、アロマランプやディフューザーを使うのはいかがでしょうか。
心地よい香りは日中のストレスを和らげ、心身の緊張を解きほぐし、深いリラックス効果をもたらします。
リラックス効果により、質の高い睡眠が期待できるでしょう。
疲れた夜には、安眠効果のあるラベンダーやカモミール、サンダルウッドの香りがぴったり。
気分をリフレッシュしたいときには、グレープフルーツやレモンといった柑橘系の香りが向いています。
寝室に置かないほうがいいもの

寝室に置かないほうがいいものは、次のとおりです。
・仕事道具や勉強道具
・ドライフラワー
・大量のぬいぐるみや人形
デスクや資料、パソコンなどが視界に入ると、休息モードに入りにくくなってしまいます。
仕事・勉強のスペースは別部屋に設けるか、パーテーションで視覚的に遮断しましょう。
ドライフラワーは枯れた花であり、風水的には寝室に不向きです。
お気に入りのドライフラワーを飾りたい場合は「窓際に飾るとよい」とされています。
また、ぬいぐるみや人形は、持ち主の運気を吸い取ると考えられています。
ぬいぐるみや人形を置くならば、ベッドから少し離しておきましょう。
こちらの記事では、風水の考えを取り入れた寝室レイアウトを紹介しています!
風水で開運インテリア!運気上昇する部屋を作る寝室の間取り・方角・カラーとは?
寝室レイアウトを変えれば、生活の質と睡眠が変わるかもしれません

今回は、部屋の広さや目的から考える、おしゃれな寝室レイアウトについて解説しました。
レイアウトを考えるときは、まず理想とする寝室を具体的にイメージしましょう。
イメージが定まったら、ベッドのサイズや家具の配置・色味を決めていきます。
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