スコティッシュフォールドの魅力とは？性格や寿命、値段や子猫の特徴などを解説

本記事では、沢山の魅力を持つスコティッシュフォールドの特徴や性格、飼い方やかかりやすい病気について解説します。

記事の後半では、Instagramの投稿から愛らしいスコティッシュフォールドを紹介するので、ぜひ最後まで楽しんでください。

• スコティッシュフォールドとは？原産国や歴史を解説！
• スコティッシュフォールドの体の特徴
• スコティッシュフォールドの子猫の特徴は？
• スコティッシュフォールドの性格
• ペットショップやブリーダーでの値段の相場は？
• スコティッシュフォールドの飼い方
• スコティッシュフォールドがかかりやすい病気
• かわいいスコティッシュフォールドをInstagramから紹介！
• スコティッシュフォールドのかわいさを堪能しよう！

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スコティッシュフォールドとは？原産国や歴史を解説！

スコティッシュフォールドの原産国は、スコットランド(イギリス)です。

1960年代に、スコットランドの農家で1匹の白猫が誕生します。その白猫は、遺伝子の突然変異によって「耳が立たない」という特徴を持っていました。

その耳の特徴が、白猫が出産した複数の子猫にも現れたことから「遺伝形質」と判断され、計画的繁殖が始まったのです。

その後も品種改良が行われ、1994年に「スコティッシュフォールド」として猫種に認定されました。

スコティッシュフォールドという名前には、「スコットランドの折りたたまれた物」という意味が込められています。

スコティッシュフォールドの体の特徴

それではさっそく、愛らしいスコティッシュフォールドの体の特徴について見ていきましょう。

スコティッシュフォールドの顔の特徴

スコティッシュフォールドは、丸顔にふっくらとした頬が特徴的な猫です。丸くて大きな目も存在感があり、瞳の色は毛色によって変化します。

スコティッシュフォールドの大きさや体重

スコティッシュフォールドは、猫の中でも平均的な大きさの猫種です。胸からお尻までの長さは約35〜40cmほどになります。

丸みのある体型と太くて短い足が特徴で、成猫の平均体重は女の子が3〜5kg、男の子が3〜6kgです。

生後8ヶ月から1年くらいの成猫になったばかりの時の体重が、その猫の標準体重になります。その数値を基準にして体重管理を行いましょう。

スコティッシュフォールドの耳の特徴

スコティッシュフォールドといえば垂れ耳の印象が強いですが、実は立ち耳の子と垂れ耳の子の2種類に分かれています。

●垂れ耳

生まれたばかりの頃はどの子猫も立ち耳ですが、生後3週間〜1ヶ月ほどで耳が垂れはじめます。

垂れ耳になるのは全体の約30％程度。垂れ具合もそれぞれの猫によって違っています。

●立ち耳

全体の約70％の猫が立ち耳で、耳の形は少し小さめの三角形です。

立ち耳のスコティッシュフォールドは、「スコティッシュストレート」と呼ばれています。

スコティッシュフォールドの被毛の長さ

スコティッシュフォールドの被毛の長さは、短毛タイプと長毛タイプの2種類に分かれます。

●短毛タイプ

ほとんどのスコティッシュフォールドは短毛タイプです。

長さは短いですが、被毛のタイプは「アンダーコート」と「オーバーコート」の2層の毛からなる「ダブルコート」なので、抜け毛は多くなります。定期的にブラッシングを行ってあげましょう。

●長毛タイプ

スコティッシュフォールドの長毛タイプはとても希少な猫種です。長毛を決定する遺伝子が「発現しにくい遺伝子」であるからだといわれています。

長毛タイプはゴージャスな雰囲気があり人気ですが、毛玉ができやすいため、短毛タイプよりもこまめな被毛のお手入れが必要です。

スコティッシュフォールドの毛色

スコティッシュフォールドの毛色はバリエーションが豊富です。単色タイプで代表的なものを4つ挙げます。

・ブラック
・ホワイト
・レッド
・ブルー

また、単色タイプの他にも縞模様の猫や三毛猫も存在するので、毛色が何種類あるのかは明確には特定できません。

スコティッシュフォールドの寿命

スコティッシュフォールドの平均寿命は10年〜13年で、女の子の方が長生きする傾向にあります。

全猫の平均寿命が14年〜15年とされているので、それに比べるとやや短いといえるでしょう。遺伝的な病気にかかりやすい猫種であることが原因だと考えられます。

スコティッシュフォールドの子猫の特徴は？

生まれたばかりのスコティッシュフォールドの体重は、100g前後です。子猫は耳が立っており、生後3〜4週間頃から垂れ耳になる子が出はじめます。

体重は１ヶ月で500g程度、3ヶ月で1kg程度にまで成長し、生後8ヶ月から1年くらいで成猫の体重になります。

スコティッシュフォールドの性格

人に懐かないというイメージがある猫ですが、スコティッシュフォールドは比較的人懐っこく、穏やかな性格をしています。しつけもしやすいので、猫を初めて飼う方にもおすすめの猫種です。

甘えん坊な性格の子もいるので、猫と積極的にコミュニケーションを取りたいと考えている方には、ぴったりだといえるでしょう。

また、他の猫種に比べて運動量は少ない傾向にあります。そのせいもあって、「おとなしい猫」と表現される場合もあるようです。

ペットショップやブリーダーでの値段の相場は？

スコティッシュフォールドをペットショップやブリーダーから購入する場合の値段相場は、20万円程度です。垂れ耳タイプのスコティッシュフォールドは人気が高いので、値段が高騰しやすい傾向にあります。

食事やトイレ、住環境を整えるためのさまざまな準備を含めると、猫を迎え入れるのに必要な金額として、30〜40万円程度の予算は用意しておくべきでしょう。

保健所や保護施設から保護猫を迎え入れる選択肢もあるので、ぜひ検討してみてください。

スコティッシュフォールドの飼い方

ここでは、スコティッシュフォールドを迎え入れようと考えている方に向けて、飼い方のポイントを解説します。

・体重管理に気を配る
・コミュニケーションを取る
・耳を清潔に保つ

それでは、それぞれを詳しく見ていきましょう。

体重管理に気を配る

人間の肥満が病気の元になってしまうように、猫にとっても肥満は足腰や内臓など、さまざまな病気の原因になります。体重管理をしっかりと行ってあげましょう。

猫は、自分で食事量を制限することができません。食べ過ぎてしまわないように、飼い主が適正量の食事を与える必要があります。おやつのあげすぎにも注意してください。

また、スコティッシュフォールドはもともと運動量が少ない猫なので、運動不足になりがちです。キャットタワーを設置するなどして、充分に運動できる環境を作ってあげるようにしましょう。

コミュニケーションを取る

スコティッシュフォールドは、人とコミュニケーションを取るのが大好きな猫です。1日に10分程度は、集中して一緒に遊ぶ時間を作ってあげましょう。

それ以外のときも表情や仕草を観察して、積極的にコミュニケーションを取るようにしてください。そうすれば、心の距離もぐっと縮まるはずです。

耳を清潔に保つ

耳掃除を定期的に行い、耳の中を清潔に保つようにしましょう。特に垂れ耳タイプのスコティッシュフォールドは耳の中が湿りやすく、病気にかかりやすい傾向にあります。

病気を早期発見するためにも、定期的な耳のチェックは欠かさないようにしてください。異常があった場合は、早めに動物病院を受診しましょう。

スコティッシュフォールドがかかりやすい病気

スコティッシュフォールドには、かかりやすい病気がいくつか存在します。代表的な病気は以下の3つです。

・外耳炎など耳の病気
・軟骨異形成症候群
・肥大型心筋症

もしものときにすぐに対処できるように、病気の症状や対処方法を把握しておきましょう。

外耳炎など耳の病気

特に垂れ耳タイプのスコティッシュフォールドは、外耳炎などの耳の病気にかかりやすい傾向にあります。耳掃除を定期的に行い、病気を予防しましょう。

耳が臭うと感じたり、耳をかゆがるしぐさをしたり、耳垢の量が増えたりした場合は、早めに動物病院を受診してください。

動物病院では、点耳薬の処方や耳の洗浄を行って様子を見る場合がほとんどです。

軟骨異形成症候群

軟骨異形成症候群は、垂れ耳タイプのスコティッシュフォールドに発症しやすい遺伝性の病気です。骨や軟骨の構造に異常が起こり、関節が動かしづらくなります。

症状をほとんど示さないケースから、関節がコブ状に腫れて動かせなくなるケースまで、重症度は個体によってさまざま。遺伝によって発症するため、予防は困難だと考えられています。

病気を根本から治す治療法はなく、鎮痛剤や消炎剤を用いた対処療法を行うのが一般的です。

肥大型心筋症

スコティッシュフォールドは、肥大型心筋症にも注意が必要です。

肥大型心筋症とは、心筋の異常により心機能が低下する病気のことで、肺水腫や不整脈を引き起こしやすくなります。

初期は症状が分かりづらいため進行に気付かず、突然死してしまう危険性も。定期的に動物病院で心臓エコー検査を行っておくと予防につながるでしょう。

発症した場合は、投薬治療で対処します。症状が重篤な場合は入院治療や手術が必要です。

かわいいスコティッシュフォールドをInstagramから紹介！

ここでは、Instagramの投稿から魅力的なスコティッシュフォールドを紹介していきます。

まずは、スコティッシュフォールドのおまるちゃん(右)とおたろくん(左)。

キャットタワーの屋上の限られたスペースに2人で並んで座っていたそう。見晴らしが良いのでしょうか？

仲良しな2人を見ているとついつい笑みがこぼれてしまいますね。

つづいては、スコティッシュフォールドのたまちゃん(右)とラグドールのコテツくん(左)。

飼い主さんがお風呂に入ろうとしたら、お風呂の蓋の上に2匹がいたそうです。きっと温かかったのでしょう。

腕の置き方まで可愛いですね。微笑ましい光景で心まで温まります。

スコティッシュフォールドのかわいさを堪能しよう！

スコティッシュフォールドの特徴や性格、飼い方のポイントやかかりやすい病気について解説し、Instagramの投稿から魅力的なスコティッシュフォールドたちを紹介しました。いかがだったでしょうか。

人懐っこくて甘えん坊な性格のスコティッシュフォールドは、猫を初めて飼う方にもぴったりの猫種です。長い時間を一緒に過ごせば過ごすほど、愛らしい一面を見せてくれるはず。

あなたもぜひ、スコティッシュフォールドの可愛さを堪能してみてください！