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リビングダイニングはくつろぎの場として重要なスペース。
ただし、限られたスペースで快適なくつろぎ空間を作るためには工夫が必要です。

この記事では、 リビングダイニングの10畳スペースでも、快適でおしゃれなくつろぎ空間を作るためのコツとインテリア実例をご紹介します。



狭いリビングダイニングをレイアウトするコツは?

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リビングダイニングをうまく活用するためには、どのようにレイアウトすればよいのでしょうか。
今回は、1人〜2人暮らしに多い10畳のリビングダイニングのレイアウトを考えるコツを部屋タイプ別にご紹介します。

どの部屋タイプでも、レイアウトをするためにまず必要な情報が 「リビングダイニングのサイズ」「置きたい家具のサイズ」「コンセントの位置」。

できるだけ情報を集めておくと、より理想のレイアウトに近づけます。

内見時にメジャーで測って長さを確認したり、コンセントの位置を間取り図に書き込むなど、事前に確認しておきましょう。
契約した不動産会社の方にお願いすれば、長さを教えてもらえる場合もあるので、内見時に測定を忘れたという方は相談してみるのもいいかもしれません。

10畳LDKのレイアウトでおさえたいポイント3つは、下記の通りです。

1.生活動線を確保する……通路を確保した家具の配置を。
2.背の低い家具を置く……部屋の上空に空間が生まれ、広く感じる部屋に。
3.家具のサイズ感……2.5人がけのソファを置くなら、2人がけの小ぶりなダイニングテーブルセットにするなど部屋の空間に合わせたサイズ感を。

縦長リビングダイニングのレイアウトのコツ

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縦長LDKは、キッチン側から窓・ベランダ側に向かって空間が奥に広がり、キッチン・ダイニング・リビングが縦に並んでいる間取り。壁面が多いため、家具を配置しやすい事が特徴です。

ダイニングテーブルはキッチンの近くに

料理を運ぶのにも便利!キッチンと食事スペース・それ以外のスペースを区別でき、部屋を有効活用しやすくなります。イスをベンチタイプにすると、通路を確保しやすくて◎。ソファタイプのダイニングチェアは収納がついていることもあるので、収納が少ないリビングダイニングの場合は検討してみるとよいでしょう。

壁沿いに家具を配置する

縦長LDKは壁に沿ってソファやTVボード、収納棚を配置すると、部屋の中央に空間が生まれ、動線も確保できるのでおすすめです。

ソファとTVとの距離が近くなることが多いので、動線を確保するためにも、奥行きのない家具を置くようにしましょう。

ソファの大きさに注意

10畳LDKにソファを置くなら、2人がけのコンパクトなタイプがおすすめです。

大きいソファを置く場合は、ローテーブルの代わりにサイドテーブルにする、など家具の数を減らすか、小さなサイズのものにするなどし、空間を作ることでバランスをとるといいでしょう。

横長リビングダイニングのレイアウトのコツ

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横長LDKは、キッチン側から見て空間が横に広がっており、キッチンの前にダイニング、その隣にリビングが並ぶ間取り。

大きな窓を持つ間取りが多く、部屋が明るく見え開放感があるのが魅力です。

動線を確保する

大きな窓を持つ間取りの場合、壁面が少ないためレイアウトに工夫が必要です。
ソファやダイニングテーブルの配置は、生活しやすい動線を考えることが大きなポイントに。

ゾーン分けする? 一体感を出す?

横長LDKを過ごしやすい空間にするには、最初に「リビングとダイニングをゾーン分けするのか?一体感のある部屋にするのか?」を決めておくと、家具の配置がしやすくなります。

ダイニングとリビングをゾーン分けする

食事スペースとくつろぐスペースをゾーン分けすると、メリハリができ、同じ室内でも気分の切り替えがしやすくなります。

空間を区切るためには、いくつかの方法がありますが、3つのパターンをおすすめします。

1つめは、「ソファなどの家具を仕切りにして、ゾーンを分ける」レイアウト。

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ソファをダイニングテーブルに背を向けるように配置してゾーン分けすると、ダイニングの生活感を自然に隠すことができて◎。
ソファの位置からダイニングやキッチンが視界に入りにくいため、気分の切り替えがしやすくなります。

2つめは、「ダイニングテーブルは壁かキッチンにつけて配置する」レイアウト。

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ダイニングテーブルをキッチンカウンターや壁につけて配置すると、空間に余裕が生まれすっきり見えます。イスをスツールやベンチタイプにするとさらにすっきりとした印象に。
すぐ横がキッチンになるので、素早くできたての料理を出せて、片づけもラクラクです。

3つめは、「大きなソファを置かず、ラグやカーペットでリビングスペースを作る」レイアウト。

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リビングスペースに大きめのラグやカーペット、クッションなどを置き、直接座ったり寝転がったりして、のんびりくつろぐスタイルに。空間をより広く使えるレイアウトです。

なお、注意点としてあげたいのが、10畳横長タイプのリビングダイニングは、リビングスペース、ダイニングスペース、どちらかが狭くなりがちな点。コンパクトな家具を選ぶようにすると安心です。

一体感を出す

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「とにかく部屋を広く使いたい」という方におすすめ。
リビングダイニングを区別せず、1つの部屋として考えると空間をより広く使えて、自由なレイアウトができます。

ダイニング用、ソファ用でテーブルを一つにまとめると、空間を広く使えますよ。
近年では、ソファタイプのダイニングセットも増えており、そのようなタイプの家具を選ぶのも手。ニトリや無印良品でも人気の商品なのでチェックしてみるといいかもしれません。

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その他、大きな窓が多い点を活かして、窓に向かってソファを配置するのもおすすめ。
開放感を感じられるリビングに。

正方形リビングダイニングのレイアウトのコツ

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正方形LDKは奥行きがあまりなく、家具の配置が難しいと感じる方も少なくありません。

10畳程度の広さでは、ダイニングテーブルとソファを両方置くと圧迫感が出てしまうため、 ソファは置かないなど、家具の数を減らすことも検討してみましょう。
床に座ってくつろぐスタイルも1つの方法です。

狭くなるのを覚悟でソファを置きたい場合

ダイニングテーブルセットを2人がけのコンパクトなタイプにして、ソファを角に沿わせてL字型に配置すると奥行きをとらないため、空間が生まれ、動線も確保できておすすめです。

ソファはアームが細いか、無いタイプが圧迫感を抑えられるので◎。

サイドテーブルを置く

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ローテーブルは置かずに、サイドテーブルにすると、テーブルの専有面積が減るため、空間を広く使えます。

ダイニングテーブルはキッチンのすぐ隣に配置する

カウンターキッチンの場合は、ダイニングテーブルをカウンターにつける配置にすると、リビングスペースを広くとれます。

リビングとダイニングを分けず1つの部屋として考える

リビング・ダイニングを区別せず、1つの部屋にして考えるのも1つの方法。

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例えば、ソファと広めのローテーブルを置き、くつろぎスペースで食事もできるようにすると部屋を広く使えます。

このレイアウトなら自然と背の低い家具を置くことになり、部屋の上空に空間が生まれます。インテリアによる圧迫感がないため、広く見える部屋になるのはメリットといえますね。

フォーカルポイントを作る

フォーカルポイントとは「部屋に入って最初にパッと目を引く場所、視線が集中する場所」のことです。例えば家の中では、和室の床の間や玄関の飾り棚などがそれに当たります。

リビングダイニングでは、窓側に背の高いフロアスタンドライトなどを置き、目線を部屋の奥側に誘導すると、奥行きのある広い部屋に感じられます。

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背の高い観葉植物も同様の効果が期待できるので、おすすめです。

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L字型リビングダイニングのレイアウトのコツ

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キッチン・ダイニング・リビングが"L"の文字のように並んでいる「L字型LDK」。

L字型LDKではキッチンとダイニングが横並びの配置になるパターンが多く、キッチンから料理を出す、片づけるといった食事の動線がとってもスムーズ。調味料を取りに行く、といった対応もラクラクできます。

ソファの配置で変わる2パターンのレイアウト

ソファで、リビングとダイニングの空間を分ける

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リビングとダイニングスペースの間にソファを置くことで、ゆるくゾーン分けができます。
食事とくつろぎスペースを使い分けることができるので、リビングとダイニングを分けたい方におすすめです。

ソファを壁側につけて配置する

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ソファを壁に沿わせて配置すると、空間が広く使えて開放感が生まれます。

サイドテーブルや移動式のコンパクトなテーブルを置くと、さらに広々としたリビングに。空間を広く使いたい方におすすめです。
TVも壁側に配置し、動線はしっかり確保するといいでしょう。

テイスト別リビングダイニングのインテリア実例5選

ここからは、リビングダイニングのレイアウト・インテリア実例をテイスト別に紹介します。テーブルとチェアの配置、照明やソファの選び方などおしゃれな部屋作りのヒントがたくさん!ぜひ最後までご覧くださいね。

1. 北欧風のリビングダイニング

白い壁を基調としたカラーリング、ナチュラル・シンプルテイスト。ウッド素材や植物を取り入れ、室内でも自然を感じられるインテリアの北欧テイスト。機能的な中にも、遊び心を取り入れたおしゃれなデザインの家具や照明も人気の理由です。

シンプルな中にも遊び心を感じるデザインの照明、ローテーブルがおしゃれな印象に。
明るい色のウッドの家具に合わせたマスタード色のクッションがアクセントになり、白・ライトグレーベースのお部屋と家具、全体を上手につなげてまとめてくれています。

こだわりの家具で作る「ミックスインテリア」のお部屋。ソファのあるリビングは北欧をテーマに。

太陽の光を思わせるイエローのソファがポイント。ダークレッドのカーペットがダークブラウンの家具とマッチし、落ち着いた雰囲気の中にもアクセントになっています。
緑に囲まれて、リラックスしながら新しいアイデアが浮かんできそうなリビングです。

シンプルながら、味わい深くてステキ!
フロアライトの配置、壁の絵の飾り方もおしゃれな部屋作りの参考になりますね!

2. 韓国風のリビングダイニング

白をベースにアイボリーなど淡いくすみカラーを基調とし、天然素材にラタンやコットンフラワー、流木を使用するなどアジアンぽい雰囲気の韓国インテリア。カフェ風の「今っぽい抜け感」があるのも特徴の1つです。

かごのポイント使いが参考になりますね。
壁の飾り方も秀逸!程よいバランスで、おしゃれな雰囲気に。

ランプシェ―ドもラタンで。全体の雰囲気を壊さず、しっくりなじみながらもアクセントになっていてステキです。

丸テーブルにもラタンが!

3.モダンなテイストのリビングダイニング

都会的でスタイリッシュ、直線的なデザインや黒と白のモノトーンまたは原色使いが特徴のモダンインテリア。現代アートを取り入れたり、ユニークなデザインのインテリアを取り入れることも。

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モノトーンを基調としたお部屋。透明なローテ―ブルが暗くなりすぎず、明るさとスタリッシュさをプラス。

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デザイン性のある照明を低めに配置、動きを感じるスタイリッシュなお部屋。
自然にゾーン分けされていて、レイアウトの参考になりますね。

4.シンプル・ナチュラルなテイストのリビングダイニング

王道「シンプル」な中に、木目調のインテリアをプラスするなど「ナチュラル」なあたたかさをミックスしたシンプルナチュラルインテリア。
男女問わず、人気のテイストです。

心地よく過ごすために必要なものだけをそろえたようなお部屋。
白ベース、シンプルな中にもあたたかさを感じるお部屋です。

コーナーをワークスペースに活用。
空間を圧迫しないサイズ感も◎
机上はいつもすっきり!テーブルラックの活用アイデアは真似したくなるポイントですね。

5. インダストリアルなテイストのリビングダイニング

アイアン(鉄)やレンガ、コンクリート(モルタル)、タイル、配管などのむき出し感のある素材からなるインテリアです。海外の工場や工業地帯のイメージ。古き良き時代・使い込まれた雰囲気にかっこよさを感じる人も多く、今人気のテイストです。木材を使う場合は、古材風の暗い色のものが多く、レトロな雰囲気を演出してくれます。

ダークな木目調のインテリアと壁のレンガがレトロでかっこいい雰囲気を演出してくれています。ダークブルーとの相性もバッチリ。
TV上のデコレーションはおしゃれなリビング作りの参考になりますね。

ワークスペースもおしゃれに。

上からつるすタイプと、置き型と。センスを感じるグリーンの配置は真似したくなります。
気持ちもリフレッシュできそう!

ウッド×アイアンの素材に、ダークブルー×ダークブラウン×ブラックで統一されたキッチン。
かっこよさとカフェのようなおしゃれな雰囲気でステキ。
賃貸でもここまでおしゃれにできるなら、部屋作りがますます楽しくなりますね。

テーブルの間から木が!
自由なセンスに脱帽です。

グリーンをふんだんに取り入れると、あたたかさを感じるお部屋になりますね。

そうえいば、そもそも「リビングダイニング」って何?

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最後にリビングダイニングの言葉の定義について解説します。

リビングダイニングキッチン=LDKとは?

LDKとは「リビング(Living)・ダイニング(Dining)・キッチン(Kitchin)」の略。

キッチンスペースに食事するスペース(ダイニング)、居間(リビング)スペースがある部屋タイプのことです。
それぞれが一体化し、1つの空間になっているため、開放感があります。

また、LDKの前に居室数をつけて部屋の数を表し、

1LDK:リビング・ダイニング・キッチン+居室1
2LDK:リビング・ダイニング・キッチン+居室2

の意味となります。

ダイニングキッチン=DKとの違いは?

一方、DKとは「食事スペース(dining)・キッチンスペース(Kitchin)」の略で、キッチンスペースと食事スペースが1つの空間になっている部屋タイプ。

簡単に言うと、リビングスペースがあるかないかの違いとなります。
LDKの方が、リビングスペースがある分、部屋がより広くなり、その分家賃も高くなる傾向にあります。

LDK、DKの広さはどれくらい?

では、何畳からがLDKになるのでしょうか?
公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会によって、最低限必要な部屋の広さの基準が決められています。

◎DKおよびLDKの最低限必要な部屋の広さの目安

居室数 DK LDK
1部屋 4.5畳 8畳
2部屋以上 6畳 10畳


キッチンスペースが8畳以上あれば、LDKの部屋となります。

参考:公益社団法人 首都圏不動産公正取引協議会

狭くても、おしゃれで快適なリビングは作れる

部屋に合うサイズ感やレイアウトのコツさえおさえれば、ソファもおける10畳LDK。
リビングでの過ごし方やお気に入りのテイストが決まったら、理想のリビング作りを始めましょう。

おしゃれで快適なリビングで、毎日のリラックスタイムをもっと豊かなものにしませんか。

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