
この記事では、ゴキブリの卵を見つけたときの正しい対処法を解説します。
「駆除や処理を怠ると、ゴキブリが何匹に増えるのか?」そんな恐ろしい結果も発表しているので、驚かないでくださいね。
ゴキブリ卵の見た目の特徴や産むタイミング、さらにゴキブリが隠れていそうな居場所についても、隅から隅まで紹介していきます!
- ゴキブリの卵の正しい駆除・処理方法を解説
- ゴキブリの卵の見た目や産むタイミングを解説
- ゴキブリが卵を産み付けるのは、天井裏や段ボール
- 正しいゴキブリ対策で、駆除が大変な卵も一網打尽!
- ゴキブリの卵は適切に駆除&処理!すぐにゴキブリ対策を
ゴキブリの卵をそのままごみ箱へポイッは、一番やってはいけないこと。
「えっ?」と驚かれたあなた、この記事を読んでゴキブリの卵だけでなく、家中のゴキブリまで退治してしまいましょう!
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ゴキブリの卵の正しい駆除・処理方法を解説
ゴキブリの卵を発見したときの駆除・処理方法は、とにかく「潰して」「トイレに流す」こと。
トイレに流せば、下水から家の外へと確実に運ばれるので安心です。
また、やってはいけないのが、ティッシュに包んで「ゴミ箱へポイッ」。これだと最悪、ゴミ箱の中でゴキブリの幼虫が孵化してしまう可能性があります。
正しいゴキブリの卵の駆除・処理方法
①ゴキブリの卵を潰す
②トイレに流す
③卵を潰した場所を掃除&消毒
ゴキブリの卵はとても硬い殻(卵鞘)に守られているので、殺虫剤などでは退治できません。
卵鞘をプチっと潰すと中の卵が乾燥して、やがて死滅します。その状態でトイレに流せば、完全に卵の駆除に成功します。
また、ゴキブリが卵を産むタイミング(サイクル)は1~2週間程で、すぐに次の卵を産んでしまいます。
そのため、卵を発見したら次の卵が無いか、こまめにチェックすることが大切です。
ゴキブリの卵は湿気があって暖かい場所によくあります。
キッチン周りや押入れ、置いたままの段ボールなどに卵が無いか、よく確認してみましょう。
”黒いプチプチ”はゴキブリのふん!今すぐゴキブリ対策を
タンスの裏などで黒いプチプチを見つけたことはありませんか?それはゴキブリの卵ではなく、ふんの可能性が高いです。
ゴキブリのふんには卵のような固さはなく、大きさも2~3mmで、匂いがあるのが特徴です。
タンスの裏でゴキブリを見掛けなくても、天井などを居場所にしている場合もあるので注意しましょう。
また、ゴキブリのふんにはサルモネラ菌などの細菌がいっぱいなので、絶対に素手で触ってはいけません。
ふんがあった場所は必ず掃除をして、エタノールなどで消毒しておきましょう。
さらに、ふんがあるということは、卵を産んでいる可能性も。
先にお伝えした卵の駆除・処理方法をすぐに実行しましょう。
ゴキブリ対策といっても何をしたらいいのか分からない…。そんな方は、ゴキブリ対策について別の記事で詳しく紹介しているので、ぜひこちらを参考にしてください。
<関連記事>ゴキブリ対策は『春』が最強!夏にG駆除しなくて済む方法を伝授
ゴキブリの卵の見た目や産むタイミングを解説

ゴキブリの卵は数ミリ程度の大きさで、見た目は俵型。
卵鞘(らんしょう)という頑丈な殻の中に、複数の卵がぎっしりと並んでいます。
ゴキブリは世界に4000種類いると言われていますが、日本にいるのは「クロゴキブリ」と「チャバネゴキブリ」の2種類がほとんど。
地方によっては他にも数種類いますが、特徴は「クロゴキブリ」とあまり変わりはありません。
一般的には卵鞘は固いですが、チャバネゴキブリのみ卵鞘はやわらかめです。
<ゴキブリの卵の見分け方>
クロゴキブリ (3cmくらいの大きいG) | チャバネゴキブリ (1.5cmくらいの小さいG) | |
---|---|---|
卵鞘の見た目 | 黒・濃い茶色 | 薄い茶色 |
卵鞘のサイズ | 7~10㎜前後 | 5㎜前後 |
固さ | 固くて丈夫 | やわらかめ |
卵鞘内の卵の数 | 約10~20個 | 約20~40個 |
孵化する幼虫の数 | 平均19匹 | 平均35匹 |
孵化までの期間 | 2~3週間 | 1~2週間 |
クロゴキブリの卵は10㎜程度で見た目が黒っぽく、チャバネゴキブリの卵は5㎜程度の大きさで茶色です。
お家でよく見掛けるのは「クロゴキブリ」なので、黒い俵型の卵が無いか、よく確認してみましょう。
ゴキブリが卵を産むタイミングは年間最大10回?!
ゴキブリが卵を産むタイミングを見てみましょう。
クロゴキブリ:最大で10回程度
チャバネゴキブリ:平均で4~8回程度
ゴキブリはあたたかい時期(6~10月)に産卵して、冬の時期はゴキブリと共に卵も冬を越します。そのため、冬を越した卵が5月頃から孵化しはじめることになります。
また、ゴキブリはメスだけでも繁殖するので、メスが1匹いればどんどんゴキブリの数は増えていきます。
いったい何匹くらいの数になるか簡単に表にまとめてみました。
産む回数 | 1回に孵化する数 | 孵化する合計 | |
---|---|---|---|
クロゴキブリ | 約10回 | 約19匹 | 約190匹 |
チャバネゴキブリ | 約8回 | 約35匹 | 約280匹 |

よく、「ゴキブリが1匹いるとなんとやら…」などと聞きますが、この結果を見れば一目瞭然ですね。
クロゴキブリで考えると、1匹のメスからひと夏で190匹も増えることになります。
ですが、新しく生まれたゴキブリも同じように卵を産んだら、一体何匹に増えるのでしょうか?
考えただけで、ぞっとしますよね?
そうならないためにも、ゴキブリの卵を発見したら、直ちに駆除や処理をしなければなりません。
ゴキブリが卵を産み付けるのは、天井裏や段ボール

ゴキブリが卵を産み付けるのは、「湿度・暗い・暖かい」という3つの条件が揃う場所です。
しかし、そういった場所は人の目も手も届かない場所なので、なかなか気付きにくいのが現実…。
年末の大掃除や模様替えのときに偶然見つけて、「ぎゃ~」となることも多いですよね?
ここでは、ゴキブリの卵がありそうな場所をピックアップしてみました。
ゴキブリが卵を産み付ける場所
・天井裏や床下
・シンクの下
・冷蔵庫の裏
・お風呂場
・置いたままの段ボール
ゴキブリは、このような場所によく卵を産みます。
ですので、もし家の中でゴキブリと出会ってしまったら、こういった場所を徹底的に調べることをおすすめします。
ゴキブリの卵=巣が近い=ベストな設置場所
チャバネゴキブリは卵をお腹に抱えると、あまり動かなくなります。
自分の巣の周りで産み落とすので、「ゴキブリの卵がある=ゴキブリの巣が近い」と言えます。
クロゴキブリの場合は、卵を産み落とすのではなく産み付けるので、必ずしも巣の近くとは限らないようです。
正しいゴキブリ対策で、駆除が大変な卵も一網打尽!

卵を発見してすぐに駆除・処理をしても、ゴキブリが完全に居なくなるわけではありません。
なぜなら、卵を産むゴキブリ(母親)が一匹いれば、次々に増えてしまうからです。
では、ゴキブリを根本的に駆除するには、どうしたらよいのでしょうか?
ゴキブリの卵を発見した後の対策法
・まず卵を処理する
・産んだ母親を探す
・巣の近くに置きエサ(ブラックキャップ)などを置く
・ひどい時は業者に頼む
ゴキブリの母親や孵化した幼虫を駆除するには、ゴキブリ駆除剤を置くのが一番です。
「ゴキブリの卵がある=巣が近い、あるいはゴキブリの通り道」ということなので、卵を見つけた場所やその近くにゴキブリ除去剤を設置するのがおすすめです。
しかし、残念ながら、ゴキブリ駆除によく使われる「ホウ酸団子」では、卵は駆除できません。
卵の処理は、先にお伝えしたように、潰してトイレに流しましょう。
メスが毒エサを食べれば、卵を産んでも孵化しない
これ以上増やさないための正しいゴキブリ対策は、卵を処理したあとに巣の近くにゴキブリ駆除剤を置くこと。
そうすることで、近くにいるゴキブリもまとめて処理できます。
また、メスのゴキブリが産卵前に毒の入ったエサを食べたら、まだお腹にいる卵にも毒が回るので、卵を産んでも孵化しません。
さらに、駆除剤を含んだゴキブリの死骸やそのフンを食べると、ゴキブリ仲間もすべてまとめて駆除できます。
ゴキブリ駆除剤をつかえば、連鎖してゴキブリを一網打尽にできるというわけです。
ゴキブリの卵は適切に駆除&処理!すぐにゴキブリ対策を

ゴキブリの卵の駆除や処理方法はしっかりと理解できましたか?
ゴキブリの卵を見つけたら適切に駆除・処理をしましょう。
そして、ゴキブリ駆除剤を使ってしっかりと対策すれば、ゴキブリがお家の中に何匹いようと全滅できるでしょう。
天井やキッチン下など、ゴキブリの好む場所を突き止めて、しっかりと駆除や処理を行うことが大切です。
これでゴキブリに怯える生活とはさよならできるはずですよ。
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