
「ここにトイレがあると家族が病気になる」「玄関の方角が悪いと運気が下がる」といった話を聞くと、怖くなってしまうかもしれません。
しかし、家相は単なる占いではなく、先人たちが日本の気候風土の中で「いかに快適に、健康に暮らすか」を追求した知恵の結晶でもあります。
今回は、家相の基本的な考え方から、手元の間取り図を使ったセルフチェックの方法、そして運気が悪いとされた場合の具体的な対策(リカバリー法)までを徹底解説します。
これから家を建てる方はもちろん、今の住まいの運気を上げたい方も、ぜひ参考にしてください。
間取り図の見方や、「これだけは避けたいNG例」をわかりやすくまとめたよ。
もし当てはまっても対策法があるから、安心して読み進めてね!
- 家相とは?風水との違いや「気にする・気にしない」のバランス
- 【実践】家相の調べ方・間取り図での正しい見方
- 鬼門・裏鬼門とは?正中線・四隅線など覚えておきたい用語
- 運気を下げる?家相で「避けたい」NG間取りと配置
- すぐできる!家相が悪い場合の対策(リカバリー)と良い間取り例
- まとめ:家相は「住みやすい家」を作るための知恵として活用しよう
家相とは?風水との違いや「気にする・気にしない」のバランス

家相は、中国から伝わった思想がベースになっていますが、長い年月をかけて日本の住宅事情に合わせて独自に発展したものです。
まずは、家相がどのようなものなのか、よく混同される「風水」との違いや、現代の生活においてどう向き合うべきかを見ていきましょう。
家相は「環境学」!間取りと方位で吉凶を判断する
家相は、占いと同一視されがちですが、実際には「環境学(家相学)」と呼ばれる学問のひとつです。
「北側の部屋は日が当たらず寒いため、病人が出やすい」「風通しの悪い場所に水回りがあると、湿気がこもり建物が腐りやすい」といった、住環境における事実や統計的な経験則が元になっています。
つまり、家相が良い家とは、単に運気が良いだけでなく、「採光や通風が良く、住む人が健康に暮らせる理にかなった家」であると言えます。
家相と風水、占いの違いは?現代住宅での考え方
よく似ている「家相」と「風水」ですが、アプローチに違いがあります。
- 家相(日本独自):
「間取り」と「方位」を重視。家の構造そのものから吉凶を見る。マイナスをゼロにする(災いを避ける)考え方が強い。 - 風水(中国伝来):
「土地の気」や「環境」全体を重視。衣食住すべてを含み、色やインテリアで運気をプラスにする(開運)考え方が強い。
また、「未来を予知する占い」とは異なり、家相や風水は「環境を整えることで、現状を良くする」ための技術です。
どちらが良い・悪いではなく、家の構造(ハード面)は家相でチェックし、インテリア(ソフト面)は風水で整える、といった使い分けがおすすめです。
マンションや現代の家で家相はどこまで気にするべき?
家相のルールは江戸時代に大成されたものが多く、現代の住宅事情とは合わない部分もあります。
例えば、「トイレは不浄の場」とされますが、汲み取り式だった昔と、水洗トイレで換気システムも整った現代とでは、衛生環境がまったく異なります。
特にマンションや建売住宅の場合、完璧な家相の物件を見つけるのは至難の業です。
昔のルールに縛られすぎて「住みづらい家」になってしまっては本末転倒。
「採光や通風など、快適に暮らすためのチェックポイント」として家相を参考にし、どうしても気になる部分だけ対策をする、くらいのバランスで考えるのが現代流の賢い付き合い方です。
【実践】家相の調べ方・間取り図での正しい見方

「家相の鑑定士に見てもらわないと分からない」と思っていませんか?
実は、基本的な診断であれば、手元の間取り図を使って自分で行うことができます。
リフォームや物件選びの際、すぐにチェックできるように、正しい家相の見方をマスターしましょう。
手順は大きく分けて3ステップです。
用意するものは「方位盤」と「間取り図」
まずは以下の道具を用意してください。
- 家の間取り図(不動産屋の図面、または手書きでもOK)
- 方位盤(家相用のもの、または分度器)
- 定規とペン(色ペンがあると便利)
家相を見るための「家相方位盤」は、透明なシート状のものが市販されていますが、なければインターネットで画像を検索して印刷したり、スマートフォンのアプリを活用したりしても構いません。
重要なのは、「家の中心」と「正確な方位(北)」を知ることです。
ステップ1:家の「中心(太極)」の出し方

家相を見る際に最も重要なのが、家の中心(太極)です。
ここがズレてしまうと、すべての方位が狂ってしまうため、慎重に割り出しましょう。
【きれいな四角形(長方形・正方形)の場合】
間取り図の四隅の対角線を結び、交わった点が「中心」になります。
【張り・欠けがある場合(L字型など)】
一部が出っ張っている(張り)、凹んでいる(欠け)家の場合は少し複雑です。
簡易的な方法として、出っ張りや凹みが小さい場合は、「建物の形を四角形に補正」して考えます。
「張り」がある場合は無いものとして無視し、「欠け」がある場合はそこを埋めて四角形を作り、対角線を引きます。
※複雑な形状の場合は、間取り図を厚紙に貼って切り抜き、ペン先などに乗せてバランスが取れる点(重心)を中心とする方法もあります。
※ベランダやウッドデッキは、通常は部屋に含まれませんが、屋根や柱があり「屋内の一部」とみなされる場合は間取りに含めて判断します。
ステップ2:間取り図に正しい「北」を合わせる
中心が決まったら、次は方位を合わせます。
ここで注意が必要なのは、「磁北(じほく)」と「真北(しんぼく)」の違いです。
- 真北:地図上の北(北極点の方向)。不動産屋の間取り図に書かれている「N」マークは通常こちらを指します。
- 磁北:方位磁石が指す北。真北より少し西にズレています。
家相や風水では、一般的に「磁北」を基準にします。
これから土地を見に行く場合は、実際に現地でコンパスを使って北を測るのが確実です。
図面だけで判断する場合は、図面の北(真北)から、地域に合わせて少し西へ(東京なら約7度)ズラした位置を「磁北」として基準線を引きます。
ステップ3:方位盤を重ねて鑑定する
間取り図の「中心」と、方位盤の「中心」を合わせます。
そして、方位盤の「北」を、先ほど割り出した間取り図の「北(磁北)」に合わせます。
これで準備は完了です!
家の中心から見て、トイレ、玄関、キッチンなどがどの方角(エリア)に入っているかを確認しましょう。
次章からは、特に注意すべき「鬼門」や「NG配置」について詳しく解説します。
鬼門・裏鬼門とは?正中線・四隅線など覚えておきたい用語

家相図(方位盤)を間取りに当てはめたら、次はいよいよ診断です。
その前に、家相診断で必ず出てくるキーワード「鬼門」「裏鬼門」そして「正中線」「四隅線」について理解しておきましょう。
これらは、家の運気を左右する特に重要なポイントとされています。
鬼門(北東)・裏鬼門(南西)はなぜ怖い?
「鬼門(きもん)」とは、家の中心から見て「北東」の方角のこと。
十二支で言うと「丑寅(うしとら)」の方角にあたります。
その反対側、「南西」の方角が「裏鬼門(うらきもん)」で、十二支では「申未(ひつじさる)」にあたります。
古来より、鬼門は「鬼が入ってくる方位」、裏鬼門は「鬼が出ていく方位」とされ、不吉な方角として恐れられてきました。
そのため、このライン上に「玄関(入り口)」や「水回り(トイレ・浴室・キッチン)」を配置することは、「家相の三大タブー」として大凶とされています。
【なぜ悪いの?環境学的な理由】
実はこれには、日本の気候も関係しています。
北東(鬼門)は日当たりが悪く、冬は冷たい北風が吹き付ける場所。昔の家では寒さや湿気でカビが生えやすく、トイレなどの水回りを置くと衛生環境が悪化しやすかったのです。
一方、南西(裏鬼門)は夏場の強い西日が当たる場所。気温が上がりすぎて食べ物が腐りやすいため、キッチンには不向きとされました。
つまり、鬼門・裏鬼門を避けることは、「家の衛生状態を保ち、家族の健康を守る」という意味でも理にかなっていたのです。
神聖なライン!正中線・四隅線には不浄なものを置かない

鬼門・裏鬼門のほかに、もう一つ注意したいのが強力なエネルギーの通り道である2つのラインです。
- 正中線(せいちゅうせん):
家の中心から、南北に引いた線。神聖な気が流れるラインとされています。 - 四隅線(しぐうせん):
家の中心から、東西に引いた線。
この2つのライン上(十字のライン)は、家の中で最も気が強く働く場所と言われています。
そのため、トイレやゴミ箱などの「不浄なもの」や、コンロなどの「火気」をこのライン上に置くことは避けるべきとされています。
神聖な場所を汚すと、気の流れが乱れ、家全体の運気が下がると考えられているためです。
特に、「正中線上にトイレの便器やコンロが直撃している」配置は、家相において非常に良くないと判断されます。
数センチずらすだけでも意味があるとされるので、リフォームなどの際は意識してみると良いでしょう。
運気を下げる?家相で「避けたい」NG間取りと配置

ここからは、部位別に「家相的に避けたい間取り(凶相)」の具体例を紹介します。
ただし、これら全てを回避するのは現代の住宅事情では非常に困難です。
「絶対にダメ」と怖がるのではなく、「なぜ良くないのか」を知り、優先順位をつけるための判断材料にしてください。
【玄関】鬼門・裏鬼門の玄関や「欠け」に注意
玄関は、すべての運気(気)が入ってくる入り口であり、家相において最も重要視される場所です。
▼避けるべき配置
- 鬼門(北東)・裏鬼門(南西)の玄関:
悪い気が入り込むとされ、家全体の運気が下がると言われます。 - 正中線・四隅線上の玄関:
気の力が強すぎるため、玄関ドアの中心がこれらの線上に重なるのは避けたほうが無難です。
また、方位だけでなく家の形(張り・欠け)も重要です。
玄関部分が建物から凹んでいる「欠け」の状態は凶相、逆に出っ張っている「張り」の状態は吉相とされます。
特に、家の四隅が欠けている物件は「大凶」とされることがあるため、これから家を選ぶ際は建物の形状にも注目してみましょう。
【トイレ・水回り】正中線や家の中心にあると大凶?
トイレ、浴室、洗面所などの水回りは、穢れ(けがれ)を流す場所として、家相では「不浄の場」として扱われます。
どの方角にあっても「吉」にはなりませんが、以下の場所にあると特に「大凶」となり、健康運に影響すると言われています。
▼避けるべき配置
- 家の中心(太極):
家の真ん中にトイレがある間取りは、家全体の気の流れを汚染してしまうため、最も避けるべき配置です。また、窓がなく換気が悪いことが多いため、実生活でもカビや臭いの問題が起きがちです。 - 鬼門(北東)・裏鬼門(南西):
前述の通り、冷え込みや西日の影響を受けるため不向きです。 - 正中線の上:
神聖なライン上に便器や浴槽があるのはNGです。
【階段】家の中央にある階段は家族トラブルの元?
おしゃれなリビング階段などで見かけることがありますが、家のど真ん中に階段がある配置は、家相的にはあまり良くありません。
家相において、家の中心は「大黒柱」のような安定感が求められる場所。
そこに階段という「上下に抜ける空間(穴)」があることは、「立体的な欠け」とみなされます。
家の中心が不安定になることで、主人の運気が下がったり、家族間のトラブルが起きやすくなったりすると言われています。
階段は、家の隅や壁沿いに配置するのが無難です。
【キッチン・火気】「西日の当たる台所」が良くない理由
キッチンは「水」と「火」の両方を使う場所。
扱いが難しく、配置によっては家族の健康や金運に影響を与えます。
▼避けるべき配置
- 西・南西(裏鬼門)のキッチン:
「西日」が強く当たる方角です。冷蔵庫がなかった時代、西日の当たる台所は食品が腐りやすく、食中毒のリスクが高かったことから凶とされました。冷蔵庫がある現代でも、熱がこもりやすい場所での調理は避けたほうが快適です。 - 北西のキッチン:
「主人の方位」と呼ばれる北西に火気(コンロ)があると、主人の運気を燃やしてしまうと言われています。
すぐできる!家相が悪い場合の対策(リカバリー)と良い間取り例

「自分の家を診断したら、鬼門にトイレがあった…」
「気に入った物件の玄関が裏鬼門だった」
そんな場合でも、諦める必要はありません。
家相には、悪い凶相の影響を和らげる「化殺(かさつ)」という対処法が存在します。
鬼門に水回りや玄関がある時の「化殺(対策)」
もしNGな配置であっても、以下の対策を行うことで、悪い気を抑え、運気を改善できると言われています。
今日からできる簡単なものばかりですので、ぜひ試してみてください。
- 徹底的に「掃除」と「換気」をする:
家相の基本は清潔さです。鬼門や裏鬼門に不浄なものがあるのが問題なので、常にピカピカに磨き、換気をして空気を入れ替えることが最強の対策になります。 - 「盛り塩」を置く:
邪気を払う清めの効果があります。小皿に天然塩を円錐状に盛り、玄関やトイレの隅に置きましょう。塩は定期的に交換してください。 - 「観葉植物」を置く:
生きている植物には、悪い気を浄化するパワーがあります。特にトゲのある植物(サボテンなど)は魔除けに、葉の丸い植物は気を静める効果があるとされます。 - ラッキーカラーを取り入れる:
方位ごとのラッキーカラー(例:北東なら白、南西なら茶・黄など)のマットやタオルを置くことで、場のエネルギーを整えます。
窓・寝室の配置はどうする?吉方位と快適な配置
悪い場所だけでなく、良い配置(吉相)も知っておきましょう。
ポジティブな要素を取り入れることで、家の満足度はぐっと上がります。
【窓】おすすめは「東」
「東」は太陽が昇る発展の方位。ここに窓があると、朝の新鮮な光と気を取り込むことができ、家全体が活気づきます。
逆に「北」の窓は冷気が入りやすいため小さめに、「西」の窓は西日を防ぐ遮光カーテンなどで対策すると快適です。
【寝室】おすすめは「北」や「西」
寝室は、一日の疲れを癒やす場所。
一般的に「北枕」は縁起が悪いと言われがちですが、風水や家相では「頭を冷やし足を温める(頭寒足熱)」理にかなった吉方位とされ、安眠効果や金運アップが期待できます。
また、「西」の寝室も落ち着いて休めるためおすすめです。
逆に「南」はエネルギーが活発すぎるため、寝室にすると疲れが取れにくい場合があります。
リフォームや増改築で気をつけるべきポイント
将来リフォームをする際にも、家相の知識が役立ちます。
特に注意したいのが「増築」です。
部屋を増築して家の形が変わると、「家の中心(太極)」の位置がズレることがあります。
すると、今まで吉方位にあった玄関が、中心が移動したことによって鬼門に入ってしまう…というケースも起こり得ます。
大規模なリフォームを行う際は、新しい間取り図で改めて中心を出し直し、家相への影響を確認することをおすすめします。
まとめ:家相は「住みやすい家」を作るための知恵として活用しよう
家相は、単なる迷信ではなく、先人たちが長い年月をかけて築き上げた「快適な住まい作りのノウハウ」です。
鬼門や裏鬼門といった言葉に振り回されすぎる必要はありませんが、通風や採光、衛生面を考える上で非常に理にかなった指針となります。
家相の良い間取りは、結果として「住み心地の良い家」であることが多いもの。
これから物件を探す際や、リフォームを検討する際は、図面に定規を当てて「中心」や「鬼門」を確認してみてはいかがでしょうか。
そして、もし良くない配置があったとしても、掃除や観葉植物などで対策を行い、気持ちよく暮らせる空間を作っていきましょう!
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