いい物件がないときは、お部屋探しの前に、今後の生活をイメージしよう

いい物件がない!なかなか物件が見つからない時にやるべきこと

今の住まいから、5年後くらいの自分の生活をイメージしてみましょう。つい引っ越し直後の生活を考えがちですが、将来の事まで考えると今は少し節約すべきかもしれません。

また、思い切って気分を変えたい場合もあるでしょう。その上で、次の新生活で何を良くしたいのか?を一番に考えてみましょう。

一口にお部屋と言っても、住まいは居室の広さ・新しさ・設備の良さ・建物の構造・交通アクセス・周辺環境などの物件要素とコスト(家賃)の経済要素で成り立っています。当たり前ですが、全ての物件要素が良いとコスト(家賃)は高いものとなってしまいます。理想と現実の折り合いをうまくつけることが重要です。

いい物件がない!なかなか物件が見つからない時にやるべきこと

もちろん2人で新生活を始める人や家族の住まいを探す人は一緒に暮らす人と会話しましょう。通勤時間や駅からの距離を我慢しても広い家を望むのか、多少狭くても便利な場所を望むのかなど希望の条件を書き出して整理してみましょう。欲張ると現実との差が開くので悩ましいところですが、思い切って条件を捨てることも必要です。

お部屋の条件にあわせて自分の重要度を整理する

下記の表のように、物件を探す条件ごとにあなたの中で重要度を決めていき、頭の中で整理します。

いい物件がない!なかなか物件が見つからない時にやるべきこと

整理できた条件で検索して見つからない場合は、後ほど記載する条件を緩めて広げるか、不動産屋さんとの交渉を考えてみましょう。

探す条件を変えるヒント

いい物件がない!なかなか物件が見つからない時にやるべきこと

検索する駅を変えてみる

検索する駅を少し変えるだけでも、家賃がかなり変わってきたり候補が増えたりすることが多いです。特に、
 ・急行が停車する駅で探している →急行が止まらない駅も対象にする
 ・乗り入れ路線が多い駅で探している →1路線だけ使える駅も対象にする
などを行うと候補が広がりやすくなります。

最初は視野に入れていなかった駅や街でも、内見等で現地に足を運んでみると案外良い街だなと気付いたり、好みのお店を見つけたりと新たな発見があります。結果的に「やっぱり元々検索していた駅が良かった!」という結論になる場合もありますが、その経験は無駄にはならないはずです。

駅からバスを考えてみる

駅から徒歩ではなくバスを使うことでも、選べる物件がグッと増えます。
ちなみに徒歩10分の場合、駅から800m程度の距離になります。それに対し、バスを含めて10分の場合はおおよそ駅から2kmちょっとの範囲となります。急な坂が無ければ自転車を使うこともできますし、万が一終バスを逃しても歩けない距離ではないので検討してみてはいかがでしょうか。

築年数を広げてみる

いい物件がない!なかなか物件が見つからない時にやるべきこと

新しい建物は気持ちがいいものですが、築浅の物件を探しても良い条件の物件が見つからない場合は、築年数の上限を広げてみましょう。

築30年を超えた物件にも案外良い物件があることがあります。古くてもメンテナンスをしっかりしていたり、フルリフォームや設備のリフォームをしていたりして、新築と遜色の無い物件もあります。

古い建物で気になるのが耐震性です。耐震基準は1981年と2000年、2007年に改正されていますが、建物基準がいわゆる新耐震と呼ばれる基準となったのは1981年の改正です。1981年6月1日以降に建築確認申請がされた建物は、震度6までの地震に耐えられる新耐震の基準を満たすようになっています。築年数で言うと40年前の年に建築された建物から新耐震となっているので、耐震性にも気をつけつつ物件を探す際には築40年以内の条件で探していくと問題ないでしょう。

面積を変えてみる

専有面積の下限を設定している場合は、少し狭めを許容するだけでも引っかかる物件が多くなります。なかなか変えづらく思うかもしれませんが、専有面積自体は他の物件より狭めであっても面積にカウントされない床下収納やロフトが広いなどで、住み心地や使い勝手としては意外と変わらないケースもあるんですよ。

実際に多くの物件を見てみよう

いい物件がない!なかなか物件が見つからない時にやるべきこと

多くの物件を実際に見ることで、自分の中で住む場所に対する譲れない部分と妥協できる部分が見えてきます。インターネット上の情報だけで決めるのではなく、足を運んで自分の目で確かめてみることが大切です。
また、見せてもらったからといってその不動産会社で決める必要は全くありません。不動産会社は様々な物件を案内するのが仕事です。あなたの大事な生活の場所を決めることなので、希望に近い物件に出会えるまで、気にせず多くの不動産会社に声をかけて多くの物件を見に行きましょう

不動産会社に相談してみよう

気に入った建物の別のタイプの部屋が良い場合

例えば「この物件が気に入ったけれど1階なのが惜しい、2階以上に住みたい!」といった場合に、不動産会社に2階以上の部屋がないか聞いてみるのも手です。まだ掲載されていない部屋の退去申込の情報を不動産会社が持っている場合があります。まだ空きはなくても「空いたら教えて」とお願いしておくと、空き次第連絡がもらえます。

条件に合う物件の設備が希望と異なる場合

例えばエアコン付きの物件を探す方も多いと思いますが、エアコン付きの条件を外して探してみることで、家賃や場所などエアコン以外の条件を満たす物件が見つかったりします。とはいえ、暑さや寒さが厳しい最近の日本。エアコン無しでは我慢できないし、自分で設置するのも高くつきますよね。そういった場合は不動産会社にエアコン設置を交渉してみましょう。大家さんもエアコンを付ければ後々設備として残せますし、入居が早く決まるならと設置してくれる場合がありますよ。
エアコンの他、ガスコンロや照明、チェーンロックなどの設備についても、「ここが惜しい!」と思える設備については交渉してみる価値ありです。

良い物件だが少し予算オーバーな場合

思い切って家賃を下げてもらえないか相談してみましょう。もちろん極端な値下げは相手にしてもらえませんが、10%くらいまでの常識的な幅であれば応じてもらえる場合があります。その際、強気に交渉するのではなく、あくまで低姿勢に「このお部屋が気に入っているが予算オーバーなのでもう少し下げてほしい」という風にお願いすることがポイントです。

いい物件がない!なかなか物件が見つからない時にやるべきこと

不動産会社に希望を伝えておいて連絡待ちをするのと何も言わずにただ探し続けるのでは、得られる情報量は大きく変わってきます。既に不動産会社に希望を伝えていても見つからない場合には、さらに別の不動産会社にも相談してみましょう。不動産会社が変われば別の情報が入る場合があります。なるべく希望に合ったお部屋を探すため、あともう一歩踏み込んでみませんか?

「ニフティ不動産」には、日本の大手不動産サイトに掲載された購入物件から、好きな条件で物件を一括検索できるスマートフォンアプリがあります。色々な物件情報を調べながら、実際に住むことをイメージしてみるとよいでしょう。

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