
業者から外壁塗装をすすめられたものの、外壁塗装は本当は必要ないんじゃない?と思っている方や費用も高額だし迷っているという方、ぜひこちらの記事をチェックしてください。
念願のマイホームを手に入れた後、必ず必要になるのが定期的なメンテナンスですが、家を持つ多くの方が抱く「外壁塗装って必要なの?」という疑問。
本記事では、外壁塗装が必要とされる理由、もし塗装をしなかった場合のリスクをわかりやすく解説します。
さらに、適切な塗装のタイミングや費用の目安、外壁塗装が長持ちするためのポイントもご紹介。
外壁のメンテナンスで大切な情報を手軽に学び、住まいをより快適に保ちましょう。
- 外壁塗装が必要な4つの理由
- 定期的な外壁塗装をしないと起こる8つのこと
- 外壁塗装が必要な外壁材と必要ない外壁材
- 外壁塗装のタイミングと費用はどのくらいかかる?
- 長く外壁塗装が必要ない状態を維持する方法
- 外壁塗装の業者を探すなら「外壁塗装の窓口」で検索!
外壁塗装が必要な4つの理由

外壁塗装は、単なる見た目を良くするだけでなく、住まいを守るために欠かせない重要な役割を果たしています。ここでは、外壁塗装が必要とされる主な4つの理由について詳しく解説します。
美観を維持するため
外壁は、時間の経過とともに雨風や紫外線の影響で汚れや色あせが目立つようになります。この状態を放置すると、住宅の見た目が古びた印象になってしまいます。
外壁塗装を行うことで、汚れや色あせを修繕でき、美しい外観を取り戻せます。
さらに、定期的な塗装メンテナンスを実施することで、劣化が目立つ前に対処できます。いつでも新築のような、美しい外壁を長期間維持できます。
家の外観を守ることは、住まいの価値を保つための第一歩です。
外壁・建物を保護するため
外壁塗装は、単に見た目を整えるだけでなく、建物全体を保護する重要な役割を果たします。外壁は雨や紫外線を直接受ける部分であり、塗装が劣化すると防水性能が低下します。これにより雨水が建物内部に浸入し、断熱材の湿気やカビの発生、木材部分の腐食や白蟻被害といった深刻なトラブルを招く恐れがあります。
さらに、建物の劣化が進むと、塗装だけでは対処できず、外壁の張り替えなどの大規模修繕が必要になる場合も。外壁塗装を定期的に行うことで、こうしたリスクを防ぎ、建物の寿命を延ばすことができます。
メンテナンスコストを抑えるため
外壁塗装を定期的に行うことは、長期的に見てメンテナンスコストを抑える効果があります。塗装を怠り劣化を放置すると、外壁のひび割れや剥がれが進行し、修繕の規模が拡大。最悪の場合、外壁の張り替えや建物の一部を取り替える大掛かりな工事が必要になることもあります。
こうした大規模な工事には多額の費用がかかり、結果的にコスト負担が増える原因になります。定期的な塗装によって劣化の進行を抑え、早めの対応を心がけることで、大きなトラブルを未然に防ぎ、経済的にも余裕を持たせることができます。
資産価値を守るため
外壁が汚れたり劣化したりしていると、住宅全体の印象が損なわれ、実際の築年数以上に古びた印象を与えてしまいます。これは、売却時の価格に大きく影響し、資産価値の低下を招く要因になります。
定期的に外壁塗装を行い、美しい外観を保つことで、外壁材の劣化を防ぎ、住宅を良好な状態に維持できます。また、塗装の際に断熱や耐久性を高める機能性塗料を使用すれば、さらなる価値向上も期待できます。
定期的な外壁塗装をしないと起こる8つのこと

外壁塗装を怠ると、住まいにどのような影響があるのでしょうか。塗装をしないまま放置することで、外観の劣化や建物内部のダメージなど、さまざまな問題が発生する可能性があります。ここでは、定期的な外壁塗装をしない場合に起こり得る8つのリスクを具体的に解説します。塗装の重要性を改めて確認しましょう。
外観の劣化
外壁塗装をしないと、紫外線や雨風の影響により住宅の外観が徐々に劣化していきます。時間が経つにつれて、色あせや汚れが目立つようになります。また、ひび割れや剥がれといった物理的な劣化が進行すると、見た目だけでなく、建物の防御機能も低下します。
外壁塗装を行えば、こうした劣化を防ぎ、美しい外観を取り戻すことが可能です。逆に放置すると修繕が難しくなり、住まいの価値や魅力を損なう結果につながります。
防水力が弱まる
外壁塗装を放置すると、塗膜の劣化によるひび割れや隙間が発生し、防水力が低下し、雨水が壁内部に浸透しやすくなり、建物の寿命を縮める原因になります。
防水力の低下は、木材の腐食や金属部分の錆びを引き起こし、建物の構造そのものに悪影響を及ぼします。また、内部構造の湿気が増すことで、カビの発生を招き、住環境にも悪影響を与える可能性があります。
雨漏り
外壁塗装を怠り、防水性能が低下すると雨水が建物内部に浸入しやすくなります。その結果、雨漏りが発生し、住宅に深刻なダメージを与える可能性があります。雨水が断熱材に染み込むと、カビの発生や木材の腐食を招き、建物の耐久性が大幅に低下します。さらに、柱や土台の腐食が進むと耐震性も弱まり、地震時の安全性が脅かされることもあります。
外壁材の剥がれ
外壁塗装を行わずに放置すると、外壁材の塗装が劣化し、やがて剥がれが発生することがあります。これは塗料の付着力が低下することによって起こり、外壁の防護機能が失われる原因になります。
塗装が剥がれると、外壁の下地が雨水や紫外線に直接さらされ、急速にダメージが進行します。外壁材の剥がれは、放置するほど状況が悪化し、補修や張り替えといった大掛かりな工事が必要になる場合もあります。剥がれが見られた場合は、早急に専門業者に相談しましょう。
シロアリの発生
外壁塗装を怠った結果、防水性能が低下を招き、木造建築では、湿気が柱や土台に蓄積し、シロアリが発生しやすい環境を作り出します。シロアリは木材を食害し、建物の構造に深刻なダメージを与える厄介な存在です。
シロアリ被害が進むと、床が沈む、建物が傾くといった重大な問題が発生し、修繕には多額の費用と手間が必要になります。外壁塗装によって防水性能を維持することで、シロアリが繁殖するリスクを大幅に軽減することができます。
断熱性能が下がる
塗装には、外壁を紫外線や雨風から保護するだけでなく、断熱効果や反射効果を発揮するものもあります。しかし、塗膜が劣化すると断熱性能が失われ、外気温の影響を受けやすくなります。
断熱性能が失われると、夏場には室内が暑くなり、冬場には寒さが厳しくなることで、冷暖房の使用頻度が増加。結果として光熱費が高騰する原因にもつながります。
メンテナンスコストの増加
小さなひび割れや塗装の剥がれを放置した場合、外壁材や建物構造自体にダメージを与えることになり、塗装だけでは対応できず、外壁の張り替えや建物全体の大規模な修繕が必要になることもあります。
大規模工事には塗装よりもはるかに高額な費用がかかるだけでなく、仮住まいの確保や長期間の工期といった手間も発生します。こうした余分な負担を避けるためにも、定期的に外壁塗装を行い、建物を良好な状態に保つようにしましょう。
資産価値が下がる
外壁の劣化が進行すると、築年数以上に見た目が古びて住宅全体の印象が悪くなり、購入希望者からの評価が低下する原因になります。また、劣化が放置された状態では、住宅が本来持つ耐久性や機能性も損なわれてしまいます。
特に売却を考える際、外壁の状態は購入者にとって大きな判断材料となります。外壁塗装を定期的に行い、美観や性能を保つことで、住宅の資産価値を維持することが可能です。さらに、耐久性や機能性を高める塗料を使用すれば、付加価値を加えられる場合もあります。
外壁塗装が必要な外壁材と必要ない外壁材

ここまでで外壁塗装が必要な理由としなかった場合のリスクについてみてきました。しかし、外壁材の種類によって、塗装が必要なものと、塗装が不要なものがあります。ここでは、これから家を建てたり、購入を考えている人向けに外壁塗装が必要な外壁材と必要ない外壁材について詳しく解説します。
外壁塗装が必要な外壁材
外壁材には、定期的な塗装メンテナンスが必要なものがあります。その代表例として、次のようなものが挙げられます。
・金属系サイディング
・窯業系サイディング
・木質サイディング
・ALCパネル(軽量気泡コンクリート)
・モルタル壁
・しっくい壁
これらの外壁材は、表面が経年劣化するため、塗装による保護が欠かせません。
たとえば、金属系サイディングでは、塗装が劣化すると錆が発生し、耐用年数が短くなります。また、木質サイディングやモルタル壁は水分に弱いため、塗装が剥がれると雨水の浸入による腐食や劣化が進行します。
こうした外壁材は、塗装を怠ることで劣化が加速し、結果的に大規模な修繕が必要になる場合があります。適切なタイミングで塗装を行うことで、外壁の寿命を延ばし、住まい全体を守ることができます。
外壁塗装が必要ない外壁材
外壁材の中には、塗装が不要なものも存在します。代表的なものとして、次のようなものがあります。
・タイル
・レンガ
・樹脂系サイディング
タイルやレンガは、粘土や鉱石を高温で焼き固めた素材であり、耐水性や防汚性、耐久性に優れています。耐用年数はタイルは30~50年、レンガは適切なメンテナンスを行えば100年以上とも言われます。また、見た目の美しさを長期間維持でき、資産価値の面でも評価が高い素材です。
一方、樹脂系サイディングは塩化ビニルを主成分とした素材で、防水性や耐候性があり、塗装を必要としません。ただし、耐用年数が30年前後とやや短い点には注意が必要です。
外壁塗装が必要ない外壁材でもメンテナンスは必要
外壁塗装が不要とされるタイルやレンガ、樹脂系サイディングの外壁材であっても、完全なメンテナンスフリーではありません。特にタイルやレンガの場合、目地材が経年劣化することで、ひび割れや剥落が発生する可能性があります。これを放置すると、隙間から水分が浸入し、下地の腐食やダメージにつながるリスクがあります。
また、症状が進行すると、タイルが剥がれたり、下地の木材が腐食して大規模な修繕が必要になる場合もあります。そのため、目地の補修や詰め直しを10年を目安に行うことが推奨されています。
外壁塗装のタイミングと費用はどのくらいかかる?

住まいの美しさや丈夫さを保つためには、外壁塗装のタイミングを見極めることが重要です。また、費用の相場を知っておくと、安心して計画を立てやすくなります。
ここでは、外壁塗装が必要な具体的なタイミングや費用の目安について詳しく解説します。適切なタイミングで計画を立て、無駄のないメンテナンスを実現しましょう。
外壁塗装のタイミングは築10年が目安
外壁塗装のタイミングは、一般的に築10年が目安とされています。新築の場合、外壁を施工してから10年前後が塗装を検討する適切な時期といえるでしょう。
ただし、外壁材の種類や周辺環境によって劣化の進行具合は異なるため、一概に「築10年」と決めつけず、外壁の状態を定期的に確認することが大切です。もしひび割れや色あせ、汚れが目立ち始めた場合は、早めに専門業者に相談して点検を受けるようにしましょう。
外壁塗装が必要なサイン
外壁塗装が必要かどうかは、外壁の状態をよく観察することで判断できます。次のようなサインが見られた場合は、塗装の検討が必要です。
・ひび割れや欠け
外壁に細かいひび割れや部分的な欠けが発生している場合、劣化が進行している証拠です。このまま放置すると、雨水が浸入し建物内部にダメージを与える恐れがあります。
・色あせやチョーキング現象
色あせは塗膜の劣化の初期症状です。また、外壁に触れると白い粉が手につくチョーキング現象は、防水性が低下しているサインです。
・カビやコケの発生
湿気が多い箇所にカビやコケが発生している場合、防水性が落ちて外壁が水分を吸い込んでいる可能性があります。
これらのサインを早期に見つけ、劣化が進む前に外壁塗装を行うことで、修繕コストを抑え、住宅の耐久性を保つことができます。定期的に外壁をチェックしてみるとよいでしょう。
外壁塗装工事の費用相場と日数
外壁塗装工事にかかる費用は、住宅の広さや塗料の種類によって異なります。一般的な30坪の住宅の場合、外壁塗装の費用相場は60万円~100万円程度です。ただし、使用する塗料や工事内容により価格は上下するため、見積もりを複数取って比較するようにしましょう。
費用に影響を与える塗料の種類には、アクリル系、ウレタン系、シリコン系、フッ素系などがあり、それぞれ耐久性や価格が異なります。例えば、シリコン系塗料は比較的コストパフォーマンスが良く、人気があります。一方、フッ素系塗料は初期費用が高めですが、耐久性が高いため、長期的にはコストを抑えられます。
工事にかかる日数は、通常1週間から2週間程度です。ただし、天候や住宅の状態によって工期が延びる場合もあります。特に雨天が続く時期には注意が必要です。
外壁塗装工事は住まいを守るための重要な投資です。費用や日数をしっかり確認し、適切な計画を立てて進めましょう。
関連記事:【2024年版】外壁塗装費用の相場は?見積もり内訳の見方と費用を安く抑えるコツを解説!
長く外壁塗装が必要ない状態を維持する方法

外壁は適切なケアを行うことで、外壁の劣化を防ぎ、塗り替えのタイミングを延ばすことができます。ここでは、外壁塗装が必要ない状態をできるだけ長く維持するための具体的な方法をご紹介します。
定期的な外壁の掃除
外壁を長く美しい状態に保つためには、定期的な掃除が欠かせません。外壁には雨風や埃による汚れ、さらにカビや藻が発生しやすい環境が整っている場合があります。こうした汚れを放置すると、外壁の劣化を早める原因となります。
掃除を定期的に行うことで、これらの汚れや微生物の繁殖を防ぎ、外壁の防水性や耐久性を維持することが可能です。また、掃除をする際に外壁の状態を確認することで、ひび割れや剥がれといった劣化を早期に発見でき、必要な補修を迅速に行うことができます。外壁の掃除を習慣化することで、塗装の寿命を延ばし、メンテナンスの手間や費用を抑えることができます。
耐用年数が長い塗料を選ぶ
外壁塗装の頻度を減らすためには、耐用年数が長い塗料を選ぶことが効果的です。塗料にはさまざまな種類があり、それぞれ耐久性や価格が異なります。シリコン系やフッ素系の塗料は、アクリル系やウレタン系に比べて耐久性が高く、塗り替えの頻度を減らせるため、長期的に見てコストパフォーマンスに優れています。
特にフッ素系塗料は、耐候性や防水性に優れ、15~20年程度の耐用年数が期待できます。さらに、高耐久性の無機系塗料や光触媒塗料を選べば、さらに長期間、外壁の美しさと保護性能を維持することが可能です。初期費用はやや高くなるものの、長期的に塗り替えの手間や費用を抑えられる点が大きなメリットです。
汚れや傷みが目立たない塗料色を選ぶ
外壁の汚れや傷みが目立ちにくい塗料の色を選ぶことで、埃や汚れが付着しても目立ちにくく、定期的な掃除の頻度を減らすことができます。例えば、ベージュやグレー、アイボリーなどの中間色がそういった色に当たり、一方で、純白や濃い黒などの原色系の色は、汚れや色あせが目立ちやすいため、選ぶ際に注意が必要です。
技術力の高い業者に施工を依頼する
外壁塗装を長持ちさせるためには、技術力の高い業者に施工を依頼することが大切です。経験豊富な業者は、外壁の状態を正確に診断し、適切な塗料や施工方法を提案してくれます。
業者選びの際には、以下のポイントを押さえましょう。
・複数の見積もりを比較
工事内容や費用を確認し、相場を把握することで、不適切な高額請求や低品質の施工を避けることができます。
・施工実績の確認
過去の施工例や口コミをチェックして、信頼できる業者かどうかを判断します。特に、似たような住宅の施工実績が豊富な業者は安心です。
また、施工後のアフターサービスが充実しているかどうかも確認することが重要です。信頼できる業者に施工を依頼することで、外壁塗装の効果を最大限に発揮し、長く快適な住まいを保つことができます。
外壁塗装の業者を探すなら「外壁塗装の窓口」で検索!
外壁塗装は、住宅の美観や耐久性を保ち、資産価値を守るために欠かせないメンテナンスです。外壁塗装が必要な理由や放置するリスク、適切な塗装のタイミングや費用、長く外壁塗装が不要な状態を維持する方法について、事前に理解しておき、必要な時に困らないようにしましょう。
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