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そこで本記事では、鳩の巣の特徴や原理について詳しく解説します。
また、鳩が巣を作ってしまったときの駆除・対処法や、鳩に巣を作らせない対策についても取り上げます。
本記事を読めば、鳩の巣に関するあらゆる知識が身につきますよ。ぜひ最後まで読み進めてみてください。



「しょぼい」といわれる鳩の巣の特徴

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まずは、「作りが雑だ」といわれている鳩の巣の特徴について見ていきましょう。

大きさ・形状

鳩の巣は、浅くて平らな皿型です。
ツバメの巣のように土台からしっかりと作られている印象はなく、小枝を無造作に積み重ねたような見た目をしています。
大きさは、直径20cm〜25cm程度、高さが10㎝〜15㎝程度です。小型の巣なので、木の上などの狭い場所にも作れます。

使われている材料

鳩の巣に使われている材料は主に、木の枝・枯れ葉・つる・コケ・羽毛などです。
簡単に入手できて、軽量で持ち運びやすいものが巣作りに採用されます。人間が捨てた新聞紙や糸くずなどが使われる場合もあるようです。

卵が落ちないように工夫されている

雑に作ったように見える鳩の巣ですが、卵の落下を防ぐために、適度に固定されるように作られています。
「作るのに手間がかからず、役割はしっかりと果たす」巣だということですね。鳩の知能の高さがうかがえます。

鳩の巣の作りが「適当」になる原理・理由は?

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鳩の巣の作りが、他の鳥の巣に比べると「適当」に見えるのはどうしてなのでしょうか。
主な理由は以下の3つです。

1.頻繁に巣を作る必要があるから
2.もともと崖や岩場の隙間に巣を作っていたから
3.雨風の影響を受けにくい場所を選んでいるから

鳩の巣の不思議が知りたい方は、ぜひチェックしておきましょう。それぞれを詳しく解説していきます。

1.頻繁に巣を作る必要があるから

鳩は他の鳥に比べると繁殖サイクルが早く、年に5回〜6回卵を産みます。
親鳥はその度に巣作りをしなければならないため、1つひとつの巣に時間をかけている暇はありません。
卵を産みつけてから羽化するまでの期間は2週間〜3週間。
そして、1ヶ月〜1ヶ月半程度でヒナは巣立ちをします。
つまり、長期間巣を維持する必要がないという点も、巣が雑に見える理由だといえるでしょう。
鳩は、丁寧に作ることよりも、素早く作ることを優先して巣作りを行っています。

2.もともと崖や岩場の隙間に巣を作っていたから

鳩はもともと、崖や岩場の隙間に巣を作って生活していました。
岩場の隙間のような狭い場所に、大きな巣は作れませんよね。
そのため、必要最低限の枝や葉だけで作るようになったといわれています。
その習性が、都市部や住宅地で暮らす鳩にも残っているため、鳩の巣は適当な作りに見えてしまうのでしょう。

3.雨風の影響を受けにくい場所を選んでいるから

鳩は、雨風の影響を受けにくいところを巣の設置場所に選んでいます。
もし雨風の影響を受けるなら、卵やヒナが転げ落ちてしまわないように、丈夫な巣を作らなければなりません。
しかし、そもそも影響を受けにくい場所に巣を作るので、頑丈な作りにする必要がないということです。
無駄な労力を使わないようにしていると考えると、鳩はとても頭が良い鳥だといえるでしょう。

鳩が巣を作る時期と場所

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鳩が巣を作る時期と、作りやすい場所について解説します。
「鳩に巣を作られたくない」と考えている方は、しっかりと把握しておきましょう。

鳩が巣を作る時期

鳩は繁殖力が強いので、季節を選ばずに産卵します。したがって、どの時期でも巣を作られる可能性はあると考えておきましょう。
中でも繁殖が盛んになるのは、3月〜5月です。
春から初夏にかけては、過ごしやすい気温で餌も豊富なので、子育てしやすいのですね。
鳩の巣作りを防止したい場合は、3月〜5月に対策を強化するようにしましょう。

鳩が巣を作りやすい場所

鳩は、雨風をしのげる高所に巣を作ります。
また、適度に人間の気配がある場所は天敵が寄り付きづらいので、安全だと考えるようです。
巣を作りやすい場所の例を、以下にまとめました。

・住宅の軒下、雨樋(あまどい)、屋根裏
・ベランダの室外機の裏
・ベランダの植木鉢の隙間
・屋根と太陽光パネルの隙間
・道路などの高架下
・倉庫や工場の天井の鉄骨の隙間

マイホームや仕事場の環境が上記に当てはまる場合は、注意が必要です。
後の章で「鳩に巣を作らせない対策」を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

鳩の巣の主な被害4つ

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「鳩の巣ができても、放置しておけば良いのでは?」と考えている方は多いのではないでしょうか。
しかし実は、鳩の巣を放置していると、さまざまな被害が発生します。
代表的な被害は、主に以下の4つです。

1.糞による悪臭・病原菌の発生
2.寄生虫の発生
3.金属やコンクリートなどの腐食
4.鳴き声や羽音などの騒音

「ヒナの巣立ちを見守りたい」という気持ちはあっても、上記のような被害が出ると考えると厄介ですよね。
以下でそれぞれを詳しく解説していくので、確認しておきましょう。

1.糞による悪臭・病原菌の発生

鳩の巣があると、親鳥もヒナ鳥もその場で糞をしてしまいます。たとえばベランダに鳩の巣があれば、ベランダの床が糞だらけになってしまうかもしれません。
糞があると悪臭が漂うだけではなく、さまざまな病原菌が発生します。鳩の糞から発生する病原菌には以下のようなものがありますよ。

・鳥インフルエンザウイルス
・トキソプラズマ
・クリプトコッカス菌
・オウム病クラミジア

上記の菌は人に感染する可能性もあるので、注意が必要です。
特に小さなお子さんやお年寄り、妊婦さんなどは、絶対に鳩の糞に近寄らないようにしてください。

2.寄生虫の発生

鳩の体には、ノミ・ダニ・シラミなどの寄生虫がついている場合が多いです。
つまり、たとえばベランダに巣を作られてしまうと、鳩が寄生虫も一緒に運んできてしまうということ。
寄生虫はやがて洗濯物などに付着して、家の中にも入ってくるでしょう。痒みや腫れ、赤みなどの症状が出てきたら、それは寄生虫によるものです。
小さなお子さんやペットなどに被害が出ないように、鳩の巣を作らせない対策を行いましょう。

3.金属やコンクリートなどの腐食

鳩の巣は人間だけではなく、建物にも悪影響を及ぼします。糞が付着した状態で放っておくと、金属部分やコンクリート部分が腐食するかもしれません。
鳩の糞が酸性なので、金属やコンクリートを溶かしてしまうからです。
ベランダや住居がボロボロになってしまう前に、鳩の巣を撤去する必要があるでしょう。

4.鳴き声や羽音などの騒音

鳩の巣があると、鳩の鳴き声や羽音が響きます。少しの時間なら気にならなくても、四六時中続くと考えると厄介ですよね。
特にヒナは巣立ちの前に飛ぶ練習をするので、1日に何度も羽ばたきます。
「静かな環境で生活したい」と考えている方にとって、鳩の巣は大敵です。

鳩が巣を作ってしまったときの駆除・対処法①【卵・ヒナがいない場合】

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鳩が巣を作ってしまったときの対処法を、3つのステップにわけて解説していきます。
この章で取り上げるのは、「巣の中にまだ卵・雛がいない場合」の方法です。

1.巣を撤去する
2.糞を掃除する
3.鳩対策グッズを設置して寄り付かないようにする

以下で手順を詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてください。

1.巣を撤去する

はじめに、鳩の巣自体を撤去します。鳩の巣は枝や葉などでできているので、撤去するのはそれほど難しくありません。
ほうき・ちりとり・ゴミ袋などを用意して片づけていきましょう。

2.糞を掃除する

鳩の巣の掃除は、巣を撤去するだけで終わりではありません。臭いや病原菌が広がらないように、糞も掃除する必要があります。
まずは、以下のアイテムを用意しましょう。

・マスク
・ゴム手袋
・長靴
・新聞紙
・ゴミ袋
・消毒液(エタノールや次亜塩素酸ナトリウム)
・バケツ(水かお湯を入れておく)

次亜塩素酸ナトリウムを使用すると金属部分が錆びてしまう可能性があるので、金属が周囲にある場所の場合は、消毒液はエタノールの方がおすすめです。
それでは、具体的な掃除手順を見ていきましょう。

1.ぬるま湯や消毒液を糞にかけてふやかす
2.新聞紙で拭き取る
3.水やお湯をかけて洗い流す
4.消毒液で除菌する

糞を掃除するときは、「ふやかす」ことが大切です。乾いた状態のまま掃除してしまうと、菌が飛散してしまうからです。
また、使い終わったマスクやゴム手袋、新聞紙などにも菌が付着しています。再利用せず、ゴミ袋にまとめて捨てるようにしてください。

3.鳩対策グッズを設置して寄り付かないようにする

鳩は、以前巣を作った場所にもう一度巣を作りやすい傾向にあります。
したがって、巣や糞の掃除が終わったら、再発防止のために鳩対策グッズを設置するようにしましょう。
また、鳩対策グッズを設置するだけではなく、「鳩が寄り付きにくい環境」にすることも大切です。
鳩に巣を作らせない対策については後の章で紹介するので、ぜひ参考にしてください。

鳩の巣を自分で撤去する際の注意点5つ

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鳩の巣を自分で撤去する際の注意点を、5つ紹介します。

1.マスクやゴム手袋を着用する
2.家の窓やドアは閉めておく
3.お年寄り・小さな子ども・妊婦は立ち会わない
4.風が強い日は避ける
5.怪我や事故に注意する

注意点を把握しないまま撤去してしまうと、体調不良や重篤な症状の原因になるかもしれません。
以下で詳しく解説していくので、しっかりと確認しておきましょう。

1.マスクやゴム手袋を着用する

鳩の巣を掃除するときは、必ずマスクやゴム手袋を着用するようにしてください。
着用しないで掃除すると、病原菌を吸い込んでアレルギー症状が出てしまったり、感染症にかかったりするかもしれません。
また、鳩の巣を素手で触った後に室内のものに触れると、同居している家族にまで危険が及んでしまいます。
マスクやゴム手袋はもちろん、可能であればゴーグルや長袖の服を着用してから掃除するようにしましょう。

2.家の窓やドアは閉めておく

鳩の巣を掃除する前に、家の窓やドアを閉めておくようにしましょう。
窓が網戸の状態だったりドアが開いていたりすると、室内に菌が侵入してしまいます。
掃除している本人や同居の家族がアレルギー症状を起こしたり、感染症にかかってしまうかもしれません。
集合住宅の場合は念のため、隣の家に住んでいる人にも知らせておくのがおすすめです。

3.お年寄り・小さな子ども・妊婦は立ち会わない

お年寄りは小さなお子さんは、鳩の巣の掃除には立ち会わないようにしてください。免疫力が低い分、普通の人よりも感染症にかかりやすいからです。
また、万が一感染症になった場合は、胎児に影響が出てしまう可能性があるので、妊婦さんも立ち会いを避けましょう。

4.風が強い日は避ける

鳩の巣の掃除は、風が強い日を避けて行うようにしましょう。
風が強いと菌が飛散しやすいので、吸い込んだり、室内に侵入したりする可能性が高まります。
また、湿度が高いと糞の粒子が舞い上がりにくくなるので、曇りや雨の日を選ぶのがおすすめです。
天候もしっかりと考慮したうえで、鳩の巣の掃除に取り組みましょう。

5.怪我や事故に注意する

鳩の巣が高い所にある場合は、怪我や事故に注意してください。
立った状態で届かない場所に巣があれば、椅子や台、脚立などの上に乗って作業をすることになるでしょう。
巣の撤去に夢中になっていると、バランスを崩して落下してしまうかもしれません。
自力で撤去するのが難しいところに巣がある場合は、無理はせず、専門の業者に依頼するのがおすすめです。

鳩が巣を作ってしまったときの駆除・対処法②【卵・ヒナがいる場合】

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今度は、鳩の巣に卵やヒナがいる場合の対処法について見ていきましょう。
すでに卵やヒナがいる場合は、駆除や撤去が難しくなります。
鳩は「鳥獣保護法」によって守られている生き物だからです。

許可なく巣を傷つけると、「1年以下の懲役、または100万円以下の罰金」が課せられるので注意してください。
鳩の巣を撤去したい場合は、以下の3つの方法を検討しましょう。

1.巣立ちまで見守る
2.自治体に申請を出し自分で駆除する
3.鳩対策業者に依頼する

以下でそれぞれを詳しく解説していくので、鳩に巣を作られてしまって悩んでいる方は参考にしてください。

1.巣立ちまで見守る

鳩の駆除を諦め、巣立つまで見守るのも一つの方法です。
使い捨てのビニールシートなどを地面に敷きつめれば、糞の掃除は多少楽になるでしょう。
ただ、糞に含まれる病原菌が原因で、感染症にかかってしまうリスクはあります。
他にも、外に洗濯物を干せなくなったり、鳴き声や羽音などの騒音に悩まされたりなど、さまざまな弊害が出てくるでしょう。
「やはり鳩の巣を駆除・撤去したい」という場合は、次に紹介する2つの方法のいずれかを検討してください。

2.自治体に申請を出し自分で駆除する

自分で鳩の巣を駆除したい場合は、自治体に申請を出して許可をもらう必要があります。
ただ、この審査を通過するのは難しいとされています。
「被害状況の写真」や、「捕獲方法を示した図面」など、揃えなければならない書類がたくさんあります。
また、せっかく書類を揃えて申請をしても、被害状況によっては許可がおりない可能性も。
さらに、自分で巣を撤去するには原則として「狩猟免許」の取得が必要です。
鳩の巣の駆除のために狩猟免許まで取るとなると、かなりの時間を要してしまうでしょう。
したがって、鳩の巣を自分で駆除するのはあまり現実的ではありません。

3.鳩対策業者に依頼する

鳩の巣の撤去に時間や手間をかけたくない場合は、鳩対策業者に依頼するのがおすすめです。
業者なら駆除の許可を持っているので、自分で書類を揃える必要がありません。
また、専門的な知識に基づいて正しい駆除・除菌を行ってくれます。感染症のリスクも少なくなるでしょう。
鳩の再来防止のための対策も提案してもらえるので、鳩の巣被害に悩まされ続けることもありませんよ。
確実に鳩の巣を撤去したい方は、ぜひ検討してみてください。

鳩対策の業者を選ぶときのポイント

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「鳩の巣の撤去を業者に依頼したいけど、どの業者を選べば良いかわからない」というときは、以下のポイントを意識するようにしましょう。

・複数の業者に見積もりを依頼して値段を比較する
・見積もりの内容が細かく明記されている業者を選ぶ
・鳥獣保護法を遵守している業者かどうかを調べておく
・再発防止策を提案してくれる業者がおすすめ

鳩の巣の撤去にかかる費用相場は、業者にもよりますが、3万円〜8万円程度です。
決して安くはない金額なので、「業者に撤去してもらったのに、また鳩が戻ってきてしまった」というような事態は防ぎたいですよね。
見積もり内容が明瞭で、再発防止策をしっかりと提案してくれる、優良な業者に撤去を依頼しましょう。

鳩に巣を作らせない対策5つ

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鳩に巣を作らせない対策を、5つ紹介します。

1.こまめに掃除して清潔を保つ
2.死角をつくらない
3.鳩対策グッズを設置する
4.餌になるものは置かない
5.巣作りの兆候を見逃さない

今までの記事の内容からもわかるように、鳩の巣を撤去するのは労力がかかる作業です。
普段からしっかりと対策を行い、「鳩が寄り付かない環境」をつくっておきましょう。
以下で詳しく解説していきます。

1.こまめに掃除して清潔を保つ

ベランダや庭などはこまめに掃除して、清潔な環境を保つようにしましょう。
鳩の巣の材料となる小枝や枯れ葉が豊富にあると、巣作りしやすいので、巣の設置場所に選ばれる可能性が高まります。
また、家庭ごみをベランダや庭に放置するのも避けてください。鳩の餌になるので、鳩が頻繁に出入りするようになってしまいます。
「巣作りしやすそうな場所だ」と思われないように、不要なものは取り除き、清潔な環境を保ちましょう。

2.死角をつくらない

死角を作らないことも大切です。
外敵から身を守れるような狭い空間があると、鳩の巣の設置場所に選ばれてしまいます。
たとえば、以下のような場所には注意が必要です。

・室外機の裏
・植木鉢の裏
・屋外に放置した大きな荷物と荷物の間

鳩の巣対策をしっかりと行いたいなら、ベランダや庭にはなるべく物を置かないようにしてください。
そうすれば自然と死角がなくなるので、鳩も寄り付かなくなりますよ。

3.鳩対策グッズを設置する

鳩対策グッズを設置するのも有効な手段です。鳩の嗅覚にアプローチするものから物理的にシャットアウトするものまで、さまざまなグッズが販売されていますよ。
参考までに、例を挙げておきます。

・鳩がよくとまる場所に設置するスパイク
・鳩を物理的に遮断する防鳥ネット
・鳩が嫌がる臭いを発する忌避剤

値段や効果は商品によって異なるので、しっかりと比較して、自宅に最適なグッズを見つけてください。

4.餌になるものは置かない

鳩の餌になるようなものを置かないようにすれば、鳩が寄り付きにくくなります。
鳩が好みやすいものの一例を、以下にまとめました。

・パンくず
・スナック菓子
・穀物
・木の実
・植物の種

パンくずやスナック菓子などが含まれたゴミ袋は屋外に放置せず、すぐに捨てるようにしましょう。
また、鳩対策を第一優先に考えるなら、庭で実がなる木や野菜、穀類などを育てるのも避けた方が良いかもしれません。
餌が豊富にあるところは巣の設置場所に選ばれやすいので、心がけておきましょう。

5.巣作りの兆候を見逃さない

巣作りの兆候を見逃さないようにすれば、鳩が巣を作ろうとしていたとしても、未然に防げます。
鳩は、いきなりやって来て巣を作りはじめるわけではありません。適した場所かどうかを見極めるために、最初は休憩場所として利用します。
その場所が気に入れば、徐々に来る回数が増えるようになり、やがて巣を作りはじめるのです。
したがって、下見の時点で鳩が「この場所は適切ではない」と判断すれば、巣は作られません。
ベランダや庭に鳩が来ているのを目撃したら、こまめに掃除をしたりして、あえて人の気配を感じさせましょう。
そうすれば鳩が危険を察知するので、別の場所を探しにいくようになります。

鳩が巣を作ると縁起が良いって本当?

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ここまで、鳩の巣による被害や撤去方法について解説してきましたが、実は「鳩が巣を作ると縁起が良い」といわれることもあります。
鳩は「平和や幸福の象徴」として、古くから親しまれてきた鳥です。したがって、その鳩が巣を作る家には「良い運気が集まっている」と考えられています。
実際に、SNSでは「庭の木の上に鳩の巣ができてから、良いことばかり起こる」という体験談も投稿されています。言い伝えはあながち間違いではないかもしれませんね。
鳩の巣を見つけたら撤去せず、巣立ちまで見守るのも一つの方法です。

鳩の巣対策にはこまめな掃除が有効!

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鳩の巣の撤去方法を、「卵・ヒナがいない場合」と「卵・ヒナがいる場合」にわけて解説しました。
いずれにしても、鳩の巣を撤去したり、糞を掃除したりする作業は大変です。
普段からしっかりと鳩対策を行い、「そもそも鳩が寄り付かない」環境を作るようにしましょう。
最も簡単にできる対策は、「こまめな掃除」です。清潔な環境を保っていれば、鳩だけではなく他の害虫の発生予防にもつながります。
大切な家や住環境を守るためにも、定期的な掃除を心がけましょう。

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