プードルの種類を徹底解説!サイズ・毛色・ヘアカットと飼い方のポイントの画像01

ぬいぐるみのような愛らしい見た目で人気を集める「トイプードル」も、プードルの一種ということをご存知の方は多いでしょう。

またプードルの種類分けは、大きさだけではなく、体型や毛色、ヘアカットの種類が豊富。
これからプードルを愛犬に迎え入れたいなと思っている方は、どんな子にするか迷ってしまいますよね。

そこで本記事では、プードルの種類について解説します。
プードルに興味をお持ちの方は、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

種類ごとの特徴や寿命、飼い方のポイントも併せて取り上げているよ。
プードルを飼ってみたい方は、どんな種類の子が自分に合うか想像しながら読んでみてね!



種類が豊富なプードルとはどんな犬種?

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まずはプードルの基本情報について見ていきましょう。

プードルの特徴

プードルとは、柔らかい巻き毛とつぶらな瞳が特徴の愛玩犬です。
知能が高く飼い主に従順なので、しつけがしやすいといわれています。
穏やかな性格で他の犬に対してもフレンドリーなので、多頭飼いにも向いているでしょう。
ただ、寂しがり屋な一面も持ち合わせているので、しっかりとスキンシップの時間を設けることが大切です。
被毛はシングルコートで、換毛期がありません。したがって、他の犬種に比べると抜け毛が少なく、手入れがしやすいのも魅力的ですね。

プードルの歴史

プードルの起源については不明な部分が多いですが、ドイツから輸入された水猟犬が先祖だという説が有力です。
「プードル」の語源がドイツ語の「pudel(水の中でバチャバチャと音を立てる)」であることから、この説の信憑性が高まりました。
フランスで広まり始めた頃のプードルは、水辺でカモを回収する役割を担っていたとされています。
その後、フランスやイギリスなどで小型化され、愛玩犬として親しまれるようになりました。
日本での飼育が始まったのは1949年。アメリカから3頭のミニチュア・プードルが輸入されて、徐々に広まっていきました。
2008年には、ジャパンケネルクラブの犬籍簿登録数第1位を記録しています。

コンチネンタルクリップスタイルは水猟犬の証

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プードル特有のクリップ・スタイルは、見た目を華やかに見せるために生み出されたのではありません。
水猟犬として効率よく動けるようにするために、考え出されたヘアスタイルです。
ボリュームがあるお尻の毛をカットすれば、水中で受ける浮力が減るので、動きやすくなります。
そして、冷たい水から心臓を守るために、胸の毛は残しておきます。
おしゃれに見えるプードルのクリップ・スタイルですが、実は水猟犬として活躍していた証なのです。

プードル6種類のサイズ・寿命・値段・特徴を紹介!(正式には4種類)

プードルのサイズ別の種類を紹介します。ジャパンケネルクラブが認めている4種類に、非公認の2種類を加えた6種類のプードルは下記のとおりです。

1.スタンダードプードル
2.ミディアムプードル
3.ミニチュアプードル
4.トイプードル
5.タイニープードル
6.ティーカッププードル

それぞれのサイズや寿命、値段相場も紹介します。

1.スタンダードプードル

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体高:45cm~60cm
体重:20kg~30kg
寿命:12歳~14歳
値段相場:15万円~50万円

最も大きいサイズのプードルが「スタンダードプードル」です。大型犬に分類されます。
細くて長い足に小さな頭、特徴のある巻き毛が美しく、愛玩犬としてはもちろん、ドッグショーでも人気がある種類です。
また、学習能力が高いのもスタンダードプードルの魅力。その聡明さは犬の中ではトップクラスで、飼い主に対して従順です。
しっかりとしつけを行えば、飼い主の言葉を理解して寄り添ってくれる、良きパートナーとなってくれるでしょう。
泳ぎが得意なので、夏は海などの水辺に連れて行ってあげるのもおすすめですよ。

2.ミディアムプードル

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体高:35cm~45cm
体重:8kg~15kg
寿命:12歳程度
値段相場:20万円~70万円

16世紀〜17世紀頃のフランスで、スタンダードプードルを小型化して生み出されたのが「ミディアムプードル」です。
日本では見かける機会が少ないですが、世界的に見ると、人気犬種であるトイプードルよりも多く飼われています。
見た目や被毛の特徴はスタンダードプードルと似ており、性格は愛情深く聡明です。
また活発で運動量が多いので、散歩だけではなく、ボールやフリスピーを使った遊びを取り入れてあげると良いでしょう。

3.ミニチュアプードル

体高:28cm~35cm
体重:5kg~8kg
寿命:15年程度
値段相場:20万円~50万円

「ミニチュアプードル」は、16世紀〜17世紀頃のフランスで、スタンダードプードルを小型化して生み出された種類です。
体のサイズはミディアムプードルよりもさらに小さく、分類は小型犬
活発で運動量が多く、海外では、サーカスや災害救助犬などで活躍するミニチュアプードルも存在します。
他のプードルと同様に穏やかで従順な性格ですが、小型犬ならではの繊細さも持ち合わせているのが特徴です。
吠え癖がつかないように、子犬の頃からしっかりとしつけやトレーニングを行っておきましょう。

4.トイプードル

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体高:24cm~28cm
体重:3kg程度
寿命:14年~17年
値段相場:20万円~40万円

日本で最も人気が高いプードルの種類が「トイプードル」です。
まるでぬいぐるみのような可愛さに、虜になってしまう方は多いでしょう。
トイプードルは、小型犬特有の愛らしさと、プードル特有の聡明さの両方を兼ね備えています。
明るく社交的な性格なので、人や他の犬に対してフレンドリーにふるまえるのが魅力的。多頭飼いや、初めてわんちゃんを迎え入れる方にも向いています。
ただ、警戒心が強い一面も持ち合わせているので、幼い頃からしっかりとしつけを行っておくことが大切です。

5.タイニープードル

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体高:20cm~25cm
体重:2kg~3kg
寿命:15年程度
値段相場:25万円~60万円

トイプードルよりもさらに小さい種類が「タイニープードル」です。
ただ、ジャパンケネルクラブ(JKC)や国際畜犬連盟(FCI)が認めているプードルの種類は、スタンダード・ミディアム・ミニチュア・トイの4種類のみ。
タイニープードルはトイプードルの一種と考えられているため、正式には犬種として認定されていません。
タイニープードルは、外見の特徴も性格や傾向もトイプードルに似ています。
小型化の影響で耳・口が小さめ、マズルが短めなので、その分目が大きく見えるのが特徴です。
また、タイニープードルは骨が細いので、骨折などの怪我には充分に注意しましょう。

6.ティーカッププードル

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体高:約20cm
体重:1.5kg~1.8kg
寿命:12年~15年
値段相場:30万円~100万円程度

最も小さいサイズのプードルの種類が「ティーカッププードル」です。
ティーカッププードルもタイニープードルと同様に、正式に登録されている犬種ではありません。
しかし一般的には、体重2kg以下のトイプードルを「ティーカッププードル」と呼ぶ場合が多いです。
ティーカッププードルは、体が小さい分出産時のリスクが高いのが特徴。体を守るために、繁殖できる回数が制限されます。
そのため、他のプードルに比べると数が少なく、値段が高額になる傾向にあります。
また、イギリスの畜犬団体であるザ・ケネルクラブは、「犬の過度な小型化は健康問題を引き起こすリスクがある」と発表しています。
骨の形成不全や呼吸器疾患などを発症する可能性があるので、健康診断を定期的に受けて、異常を早期発見することが大切です。

プードルは体型にも種類がある

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プードルはサイズだけではなく、体型にも3つの種類があります。

1.ドワーフタイプ
2.ハイオンタイプ
3.スクエアタイプ

体型によって受ける印象や魅力も少しずつ変わってくるので、ぜひチェックしておきましょう。

1.ドワーフタイプ

胴が長く、足が短めの体型が「ドワーフタイプ」です。
「美しい」というよりは「かわいらしい」印象を受ける体型で、トイプードルに多いといわれています。
特に、ぬいぐるみを連想させる「テディベアカット」がよく似合う体型です。

2.ハイオンタイプ

ドワーフタイプとは対照的で、足が長く胴が短めの体型が「ハイオンタイプ」です。
まるでスーパーモデルのような美しさがあるので、プードルならではのクリップ・スタイルがよく似合います。
ドッグショーで活躍しているプードルは、ハイオンタイプの子が多いです。

3.スクエアタイプ

胴と足の長さのバランスが良い体型が「スクエアタイプ」です。トイプードルの理想的な体型だといわれています。
どんなヘアスタイルも似合うので、イメージチェンジを楽しめるのが魅力的です。
後の章でおすすめのヘアカットを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

プードルの代表的な毛色の種類7つ

大きさと同じく、プードルの印象を左右するのが「毛色」です。
ここでは、代表的な毛色7種類を紹介します。

1.レッド
2.アプリコット
3.ブラウン
4.ブラック
5.ホワイト
6.クリーム
7.シルバー

どんなプードルをお迎えしようか迷っている方、ぜひ参考にしてくださいね。

1.レッド

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赤みがかった茶色の被毛が「レッド」です。
特にトイプードルでは、人気ナンバーワンの毛色。被毛の汚れが目立ちにくく、どんな洋服でも合わせやすいという魅力があります。
幼い頃の毛色が1番濃く、成長するにつれて薄くなっていくケースが多いようです。
個体差があるので一概にはいえませんが、レッドのプードルは明るくて活発な性格をしています。
遊ぶのが大好きなので、愛犬と沢山スキンシップをとりたい方にはぴったり。ただ、しっかりとしつけを行わないと無駄吠えなどにつながるので注意しましょう。

2.アプリコット

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薄いオレンジ色の被毛のプードルが「アプリコット」です。レッドに次いで人気を集めています。
淡い色なので柔らかい印象を受け、後で紹介するテディベアカットがよく似合います。
また、他のカラーよりも被毛が細く、ふんわりとしているのが特徴です。絡まりやすいので、こまめにブラッシングしてあげましょう。
アプリコットのプードルは、愛情深い性格の子が多いといわれています。初めてわんちゃんを飼う方や、小さなお子さんがいる家庭にもおすすめできるでしょう。

3.ブラウン

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ブラウン・ブラック・ホワイトは、プードルの原種カラーです。ただ最近では、ブラウンは珍しいカラーになりつつあるので、見かける機会は少ないかもしれません。
チョコレートのようなはっきりとした色合いが目を引くので、個性的なわんちゃんを迎えたい方にぴったり。後で紹介する、トップノットやクリップ・スタイルなどの珍しいカットもよく似合います。
自立心が強く落ち着いた性格なので、お留守番が得意な子が多いですよ。

4.ブラック

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プードルらしい気品や勇ましさが感じられる種類が「ブラック」です。
見た目だけではなく、性格も忠誠心が強い子が多いといわれています。水猟犬だった頃の特徴を色濃く受け継いでいるのかもしれません。
学習能力が高く、しつけがしやすいのも魅力的。初心者の方にもおすすめです。
運動能力も高いので、体のサイズに合わせてしっかりと散歩の時間を設けてあげるようにしましょう。
ブラックは他のカラーよりも被毛のカールが強い傾向にあるので、毛玉の防止のためにも、こまめなブラッシングが必須です。

5.ホワイト

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プードルといえば「ホワイト」をイメージする方は多いでしょう。
ホワイトも原種カラーの一つ。古くからブリードされているので、体の特徴のバラつきが少ないです。スタイルが良く、ふわふわの被毛を持つプードルが多いですよ。
性格は賢くて社交的なので、多頭飼いにも向いています。
ただ、被毛が白いので汚れは目立ちやすいです。特に、目周りの涙やけや口周りのよだれやけには注意しましょう。
涙やけ・よだれやけを予防するには、こまめな手入れはもちろんですが、良質なフード選びも重要です。

6.クリーム

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アプリコットをさらに薄くしたような毛色が「クリーム」
大人になってもぬいぐるみのような可愛さがあるので、特にトイプードルやタイニープードル、ティーカッププードルで人気の毛色です。
甘えん坊な一面を持ち合わせている子が多いので、愛犬と沢山スキンシップをとりたい方にはぴったりですね。
アプリコットと同様に細くて柔らかい毛質なので、絡まらないように、こまめにブラッシングしてあげましょう。

7.シルバー

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希少性が高い「シルバー」のプードルは、近年人気が上昇している種類です。
おしゃれな印象を受けるので、後で紹介するアフロカットやクリップ・スタイルなど、個性的なヘアスタイルも似合います。
子犬の頃はブラックに近い色をしていますが、成長するにつれて薄くなり、シルバーに変化していくのが特徴。
忠誠心が高く落ち着いた子が多いので、飼いやすいプードルだといえるでしょう。
珍しい毛色なので、ブリーダーやペットショップでの販売価格は高くなる傾向にあります。

プードルにおすすめのヘアカットの種類6つ

プードルにおすすめのヘアカットの種類を、7つ紹介します。

1.テディベアカット
2.アルパカカット
3.アフロカット
4.トップノット
5.ケネル・ラムクリップ
6.コンチネンタル・クリップ

さまざまなヘアスタイルを楽しめるのがプードルの魅力です。
プードルを飼いたいと考えている方は、ぜひチェックしておきましょう。
以下でヘアカットの特徴を詳しく解説していきます。

1.テディベアカット

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トイプードルの王道ヘアスタイルが「テディベアカット」です。
頭・耳・体を丸くカットして、ぬいぐるみのテディベアのかわいらしさを表現します。
特にドワーフタイプの体型の子や、幼い顔立ちの子によく似合うヘアカットです。

2.アルパカカット

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名前のとおり、アルパカに似せたヘアカットが「アルパカカット」です。
顔から体にかけてのラインは段を作らず滑らかにカットし、足回りはまるっと仕上げてアルパカに近づけます。
耳周りも短くカットするので、通気性が良くなり、外耳炎などのトラブル予防につながるのも魅力的です。

3.アフロカット

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頭部全体を球体のようにまん丸にカットするスタイルが「アフロカット」です。
個性的なヘアスタイルなので、どこに行っても存在感抜群。プードルのもふもふ感が引き立ちます。
ホワイトのプードルをアフロカットにすると、別の犬種ですがビションフリーゼそっくりに仕上がりますよ。
ただ、アフロカットを綺麗な状態で保つためには、毎日のブラッシングが必要不可欠です。

4.トップノット

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頭の部分の被毛を伸ばし、ゴムなどでまとめたヘアスタイルが「トップノット」です。
伸ばした被毛を三つ編みにしたりもできるので、おしゃれを楽しめます。
髪飾りやヘアピン、リボンなどを変えれば、簡単にイメージチェンジができますよ。
被毛をずっと結んだままだと毛玉ができやすくなるので、定期的にゴムをほどいて、ブラッシングをしてあげてください。

5.ケネル・ラムクリップ

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昔から、プードルの基本的なヘアスタイルだとされてきたのが「ケネル・ラムクリップ」です。
顔やマズル、尻尾の付け根や手足の先端をバリカンで短く刈り込みます。
それ以外の部分は滑らかに、羊(ラム)のようなイメージで整えていきます。
特に、マズルが長いプードルに似合うヘアスタイルです。

6.コンチネンタル・クリップ

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ドッグショーに出るプードルの基本スタイルが「コンチネンタル・クリップ」です。2024年に、正式名称が「ライオン・クリップ」に変更になりました。
コンチネンタル・クリップは、プードルが水猟犬だった時代から採用されている歴史あるスタイルです。
被毛が水を吸って重くならないように、お腹やお尻、足や尻尾の付け根を短く刈り込みます。
それ以外の場所はポンポンのように丸く整えるので、華やかな印象がプラスされますね。
特に、手足が長いハイオンタイプのプードルによく似合うヘアカットです。

プードルの飼い方のポイント6つ(全種類共通)

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プードルの飼い方のポイントを、6つ紹介します。

1.毎日散歩の時間を設ける
2.食事管理をしっかりと行う
3.室温を適切に保つ
4.滑りにくい環境を用意する
5.日々のケアを怠らない
6.スキンシップをとる

上記の6つは、どの種類のプードルにも共通する基本的な内容です。
プードルの飼育を検討している方は、しっかりと確認しておきましょう。

1.毎日散歩の時間を設ける

プードルは運動量が多い犬種なので、しっかりと散歩の時間を設けるようにしましょう。
散歩が足りていないと、わんちゃんはストレスを感じるうえに、筋肉量が減ってしまいます。
散歩の回数は、1日2回が理想。スタンダードプードルは1回あたり1時間程度、トイプードルの場合は20分〜30分程度が目安です。
わんちゃんによって理想の散歩時間は異なるので、愛犬の様子を見つつ、ベストな散歩量を探っていきましょう。

2.食事管理をしっかりと行う

毎日の食事は、愛犬の体を形づくります。健康で長生きできるように、食事管理をしっかりと行うようにしましょう。
運動量が多いプードルには、肉や魚など、タンパク質が主原料のドッグフードがおすすめ。
成犬になってからはなるべく低カロリー・低脂質なものを選び、体重をコントロールしましょう。
また、愛犬の体への影響を考えて、不要な添加物を使用していないドッグフードを選んであげてください。

3.室温を適切に保つ

ふわふわとした被毛を持つプードルですが、シングルコートなので、実は寒さに弱い犬種です。
気温が下がる冬場でも適温を維持できるように、室温管理を徹底しましょう。
プードルの飼育適温は、20℃〜25℃が目安です。
飼い主さんが留守にする間もエアコンをつけて、過ごしやすい環境をつくってあげてください。

4.滑りにくい環境を用意する

プードルは、骨折や膝蓋骨脱臼など、骨・関節関連のトラブルを起こしやすい犬種。
特に、まだ骨が成長しきっていない子犬の頃や、足腰が弱ってくるシニア期は注意が必要です。
床がフローリングのままだと滑りやすくて危険なので、マットを敷くなどして、滑りにくい環境を用意しておくようにしましょう

5.日々のケアを怠らない

愛犬の健康維持のためには、日々のケアが大切です。欠かさずに行うようにしましょう。
プードルに必要なケアを以下にまとめたので、参考にしてください。

・歯磨き(毎日)
・ブラッシング(毎日)
・目周りの拭き取り(毎日)
・耳掃除(週に1回程度)
・シャンプー(月に2回程度)
・トリミング(月に1回程度)
・爪切り(2週間に1回程度)

たとえば歯磨きを怠ると、歯周病につながり、若いうちから歯が抜けてしまうかもしれません。
また、目周りの拭き取りを怠ると、涙やけの原因になります。
愛犬が元気に、美しい見た目で過ごせるように、しっかりとケアをしてあげましょう。

6.スキンシップをとる

毎日スキンシップの時間をとり、愛犬と信頼関係を築いていくようにしましょう。
プードルは忠誠心が強く、人懐っこい性格の子が多いです。飼い主さんが愛情を注げば注ぐほど、絆が深まっていくでしょう。
しっかりと信頼関係ができていれば、しつけやトレーニングも行いやすいです。
一方でスキンシップが足りていないと、わんちゃんが寂しい思いをしてしまいます。無駄吠えなどの問題行動にもつながる可能性もありますよ。
子犬の頃からこまめにコミュニケーションをとり、良好な関係を築いていきましょう。

プードルがかかりやすい病気(全種類共通)

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プードルがかかりやすい病気には、以下のようなものがあります。

1.進行性網膜萎縮
2.変形性脊椎症
3.フォンビルブランド病
4.レッグペルテス病
5.椎間板ヘルニア
6.膝蓋骨脱臼(パテラ)
7.外耳炎
8.涙やけ(流涙症)

進行性網膜萎縮・変形性脊椎症・フォンビルブランド病は、遺伝性疾患です。
遺伝子検査を受ければ素因を持つかどうかがわかるので、積極的に受けるようにしましょう。
レッグペルテス病・椎間板ヘルニア・膝蓋骨脱臼は、骨や関節に関わる病気です。
遺伝的要因も大きいですが、外部から力が加わることで症状が誘発される可能性もあります。
滑りにくい環境をつくり、足に負担がかからないように、体重管理をしっかりと行いましょう。
外耳炎や涙やけは、耳掃除や目周りの拭き取りをこまめに行っていれば防げる症状です。
愛犬の健康のためにも、日々のケアを怠らないようにしましょう。

プードルの種類に関するよくある質問

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最後に、プードルの種類に関するよくある質問4つに回答します。

1.プードルの中で入手しづらい種類はある?

日本国内でいうと、スタンダードプードルやミディアムプードルなどのサイズが大きい種類は珍しく、個体数が少ないです。
また、サイズがかなり小さいティーカッププードルも希少価値が高く、なかなか出会えない種類だといえるでしょう。

2.犬を飼うのが初めてでもプードルは飼える?

プードルは飼い主に従順な子が多いので、犬を飼うのが初めての方にもおすすめです。
ただ、飼育方法を把握しないまま迎え入れてしまうと、さまざまなトラブルを招きます。
プードルを迎え入れると決めたら、まずは「プードルがどんな犬なのか」や「必要なお世話の内容」などをしっかりとリサーチしましょう。
知識をつけて、万全な状態が整ってから迎え入れるようにしてください。

3.プードルは多頭飼いできる?

プードルは穏やかで愛情深い性格の子が多いので、多頭飼いに向いています。
ただ、わんちゃんによって性格は異なるので、一概にはいえません。
お迎えした子の性格を見極めつつ、2匹目を迎え入れるかどうかを検討しましょう。
また、わんちゃんを飼育するのが初めての方は、いきなり多頭飼いをするのは避けましょう。
お世話やしつけが追いつかなくなる可能性があります。
まずは1匹目を迎え入れて、お世話に慣れてから多頭飼いを検討してください。

4.プードルの成長期はいつまで?

スタンダードプードルは大型犬に分類されるため、成長スピードがゆっくりです。
1歳半頃までは体が大きくなると考えておきましょう。
その他のプードルは、1歳頃まで成長を続けます。

どの種類でも魅力いっぱい!プードルを家族に迎え入れてみよう!

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プードルの種類を、体のサイズや体型、毛色やヘアカットに分けて解説しました。
プードルと一口にいっても、見た目や性格はさまざま。
たとえば、スタンダードプードルには見惚れてしまうような美しさがあり、トイプードルには守ってあげたくなるような愛らしさがあります。
どんなプードルでも、家族に迎え入れれば、あなたの大切なパートナーになるはず。
本記事の内容を参考にしつつ、お気に入りのプードルを見つけてみてください。

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