
そこで今回は、簡単にできる食用油の捨て方をまとめました。新聞紙や牛乳パックなどを使った基本の捨て方から、インスタグラムで見つけた油の捨て方や油に関する裏ワザなどの実例もご紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね!
- 油を流しに捨てるのがNGな理由
- 料理に使った油は可燃ごみ?不燃ごみ?
- 【油の捨て方】簡単にできる基本の方法5選
- これだけはNG!油を捨てる時の注意点
- 再利用した油を捨てるタイミングは?
- インスタグラムからすぐ真似できるアイデアをご紹介
- 正しい油の捨て方でキッチン周りも快適に!
油を流しに捨てるのがNGな理由

料理に使った油をキッチンの流しにそのまま捨てるのは、NGです。油は冷えると固まるため、不用になった油を水と一緒に流すと、排水管の詰まりや悪臭の原因となります。
またひどい場合には、下水管が詰まる原因にもなってしまうため注意が必要です。
廃棄物の処理および清掃に関する法律に基づいて、罰則や罰金が科せられるケースもあるため気を付けましょう。
通常、家庭から排出される水は、下水処理場での浄水作業を経て河川に放出されます。下水の中に食用油が流れ込むと、汚水処理するための負担や費用が増えるだけでなく、河川や海の水質汚染につながるリスクも。水質や環境を守るためにも、不用になった油は正しく処理しましょう。
料理に使った油は可燃ごみ?不燃ごみ?

料理に使って不用になった油は、基本的には可燃ごみとして捨てられます。
ただし、油を液体のままの状態で可燃ごみとして捨てることはできません。油は、布や紙に吸わせたり、固めたりして捨てる必要があります。
また自治体によっては、不用になった食用油を資源ごみとして回収しているところもあります。回収された油は、適切な処理をして燃料などに再利用することが可能です。回収方法はそれぞれの自治体によって異なるため、自治体のホームページなどを見て、住んでいる地域のルールを確認をしてみましょう。
【油の捨て方】簡単にできる基本の方法5選
ここからは、簡単にできる基本の油の捨て方5つをご紹介します。やりやすい自分に合った方法で実践してみてくださいね。
新聞紙やオムツを使う

1つ目は、新聞紙やオムツなどに不用になった油を吸わせて、可燃ごみとして捨てる方法です。捨てる油の量が少ない場合は、新聞紙やキッチンペーパーを、油の量が多い場合には、より吸水力の高いオムツを使うのがいいでしょう。
調理が終わった後、必ず油を冷ましてから処理してください。油を吸わせた新聞紙やオムツは、ポリ袋などに入れれば、そのまま可燃ごみとして捨てることができます。
牛乳パックや紙パックを使う

2つ目は、牛乳パックや紙パックの中に新聞紙やキッチンペーパーなどを詰めて、油を吸わせて捨てる方法です。この捨て方は、揚げ物の後など油の量が多い場合におすすめ。自然発火を防ぐために、少量の水を入れてから冷めた油を流し込むのがポイントです。
油を注いだら、紙パックの口をガムテープなどでしっかり閉じて、可燃ごみとして捨てます。新聞紙やキッチンペーパーの代わりに、不要になった布や使い古したタオルなどを使うのもいいですね。
市販の凝固剤を使う

3つ目は、市販の凝固剤で不用になった油を固めて、燃えるごみとして捨てる方法です。調理の後、油が熱いうちにフライパンや天ぷら鍋に凝固剤を入れて溶かします。油が冷めると凝固剤によって固まるので、固まった油をポリ袋などに移して、可燃ごみと一緒に出しましょう。
この方法は、油の量が多くても手軽にできるのでおすすめです。あらかじめ、購入した凝固剤の使用方法や使用上の注意などを、よくチェックしてから使ってくださいね。
片栗粉を使う

次にご紹介するのは、凝固剤の代わりとして片栗粉を使う方法です。油が冷める前に片栗粉を混ぜておくと、油が冷めてドロドロとした状態になります。片栗粉を混ぜた油は、ポリ袋などにまとめて可燃ごみに出しましょう。
片栗粉を使った方法は、凝固剤がない時に代用として使えます。ただし、油と同じくらいの量の片栗粉が必要なので、油の量が多い場合にはおすすめしません。捨てる油の量が少ない時に、ぜひ試してみてくださいね。
アルミホイルを使う

最後にご紹介するのは、残った油をアルミホイルの上に流し込んで、固めて捨てる方法です。氷の上に一度クシャっとしてから広げたアルミホイルを置いて、その上に残った油を流し込みます。油が冷えて固まったら、アルミホイルごと丸めて可燃ごみと一緒に出しましょう。
排水溝に氷を置いて、その上にアルミホイルを広げれば、洗い物が増えないのでおすすめです。ただし、この方法は大量の油を処分する場合には使えないので、注意してくださいね。
これだけはNG!油を捨てる時の注意点

油を捨てる時に、してはいけないことや気を付けたい注意点が3つあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
不要になった油を排水溝にそのまま流すのはNG
不用になった油をキッチンの排水溝にそのまま流すことは、絶対にしてはいけません。これは冒頭でも説明した通り、水で冷えて固まった油が、排水管の詰まりや悪臭の原因となるからです。不用になった食用油は、正しく適切に処理をしてから捨てるようにしましょう。
使用済みの油を暑いところに長時間放置しない
使用済みの油を暑い場所に長時間放置することは、おすすめしません。暑さによって油の温度が上昇することで、発火する恐れがあるためです。特に夏場は、直射日光があたる場所も温度が上がる可能性があるので、十分に気を付けましょう。不用になった油は、日のあたらない涼しい場所で保管し、なるべく早く処分するようにしてください。
油の温度が冷めてから処分する
不用になった油を紙や布に吸わせて捨てたり、牛乳パックやポリ袋などに移して捨てたりする場合は、必ず油の温度が冷めてから処分しましょう。熱い油には、火傷の危険性があります。また、油の温度が高いまま処理をすると、紙や布から発火する危険性や容器を溶かしてしまう危険性も。必ず油の温度がしっかり冷めたことを確認してから、処理をするようにしてください。
再利用した油を捨てるタイミングは?

料理によっては何度か再利用できる油ですが、油を処分するべきタイミングを知っておくことも重要です。再利用した食用油を捨てるタイミングを見極めるには、次の5つのポイントを知っておきましょう。
・油の色が濃くなっている
・嫌なにおいがしている
・油が冷めた時に、ドロドロしている
・揚げ物をした時に、小さな泡が消えない
・油の温度が180℃程度になった時に、煙が出る
油の色が濃くなっている
油は酸化が進むと色が濃くなります。通常、新しい食用油の色は透明か薄い黄色です。揚げ物調理などに何度か利用して油の酸化が進むと、だんだん茶色く黒っぽい色に変わります。酸化した油は、料理の味や見た目に影響するだけでなく、健康にも悪影響を及ぼす可能性があるので、色が濃くなった油は処分しましょう。
嫌なにおいがしている
再利用した食用油は古くなってくると、嫌なにおいがする場合があります。新しい油にはほとんど臭いを感じることはありませんが、古くなってにおいがする油での調理は、料理の味を損ねてしまうことも。においに違和感を感じた場合は、古い油は処分して、新しい油に変えましょう。
油が冷めた時に、ドロドロしている
油が冷めた時に、ドロドロとした粘り気を感じるのは、油が汚れて劣化している証拠です。一度使った油を再利用する場合は、粘りが出ていないかを確認してから使いましょう。油に粘り気を感じる場合は、新しい油に変えるのがおすすめです。
揚げ物をした時に、小さな泡が消えない
揚げ物をしている時に、小さな泡が出て消えないのは、油を交換するタイミングだと言えます。油の中に食材を入れると細かい泡が大量に出る場合や、揚げ物が終わっても泡が消えない場合は、油が劣化していることが原因です。新しい油に変えて、調理しましょう。
油の温度が180℃程度になった時に、煙が出る
油を熱して温度が180℃程度になった時に、白い煙が出る場合があります。これは、油が古くなっているからです。通常、新鮮な油なら230〜240℃程度になるまで煙が出ることはありません。油を熱して煙が出た場合は、火事につながる危険性もあるので、使用をやめましょう。
インスタグラムからすぐ真似できるアイデアをご紹介
今回は、インスタグラムから油処理のアイデアと油に関する裏ワザの実例をご紹介します。気になるものがあれば、チェックしてみてくださいね。
吸収パッドを使った処理方法
kazu3akiakiさんの投稿では、油の吸収パッドを使った油の処理方法が紹介されています。油を吸収するパッドは、100円ショップなどで購入できます。油は再利用せず、一度使ったら処分するというルールもポイントですね。保存用のオイルポットや保存スペースなども必要ないので、ストレスなく油の管理ができそうです。ぜひ真似してみてくださいね!
牛乳パックでできる裏ワザ
soeasy.hacksさんは、牛乳パックを使った裏ワザを紹介しています。牛乳パックを広げて内側の面を一枚はがせば、なんとキッチンペーパーの代わりに。揚げ物を揚げた後、油を吸ってくれて油が染み出ないので、お皿も汚さずに済みます。使った後は捨てるだけなので、後片付けも簡単です。これは早速真似してみたいですね!
正しい油の捨て方でキッチン周りも快適に!

今回は、簡単にできる油の捨て方をご紹介しました。不用になった油をキッチンの排水溝に流して捨てるのは、絶対にNGです。揚げ物をした後の油は、適度に再利用をして、正しい方法で処分する必要があります。自分に合ったやりやすい方法を見つけて、キッチン周りを快適に整えましょう。
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