
ここでは、2025年のお月見について紹介するとともに、
・お月見がいつから始まったか
・お月見の意味・何をするか
・お月見の伝統的な食べ物・お供え物
・お月見のおすすめレシピ・飾り付けのインスタ実例
などの情報をお届けします。
2025年のお月見スケジュールを把握して、お月見団子やススキの準備をしよう!
- お月見はいつ?2025年のスケジュールをチェック
- お月見はいつ?十五夜(中秋の名月)とは?
- お月見はいつ?十三夜(じゅうさんや)とは?
- お月見はいつ?十日夜(とおかんや)とは?
- お月見の伝統的な食べ物・お供え物
- お月見におすすめのレシピ・飾り付けアレンジ【インスタ実例】
- お月見の準備をして楽しもう!
お月見はいつ?2025年のスケジュールをチェック

お月見は1年間に3回あり、2025年のスケジュールは以下の通りです。
名称 | 日付 |
---|---|
十五夜(中秋の名月) | 2025年10月6日(月) |
十三夜(じゅうさんや) | 2025年11月2日(日) |
十日夜(とおかんや) | 2025年11月29日(土) |
みなさんはお月見の日が毎年変動するのをご存じですか?
お月見はもともと旧暦の行事で、旧暦では月の満ち欠けで日付が決まります。そのため、毎年一定の日にお月見を行っていました。
しかし、現代の新暦では太陽の周期で日付が決まります(太陽暦)。新暦と旧暦ではそれぞれシステムが異なるため、お月見の日付がバラバラになるわけです。
十五夜・十三夜・十日夜にお月見をすることを「三月見(さんつきみ)」と言うよ。
これらの日がすべて晴れだと縁起がよいとされているよ。
お月見はいつ?十五夜(中秋の名月)とは?

今年の十五夜(中秋の名月)は2025年10月6日(月)です。
十五夜は、空が澄みわたる旧暦の8月15日に、一年でもっとも美しく明るい月を眺める行事です。
「十五夜」と「中秋の名月」は同じものを指します。
旧暦では7月から9月が「秋」とされていて、旧暦の8月は秋の真ん中の「中秋」です。中秋に見られる満月だから「中秋の名月」と呼ばれています。
2026年~2030年の十五夜(中秋の名月)はいつ?
・2026年9月25日(金)
・2027年9月15日(水)
・2028年10月3日(火)
・2029年9月22日(土)
・2030年9月12日(木)
お月見=満月じゃない!?
月は楕円形の軌道で地球を回るため、月の満ち欠けの周期は一定ではありません。そのため、十五夜(中秋の名月)と満月になる日は、年によってずれることがあるので注意しましょう。
2025年の十五夜(中秋の名月)は10月6日(月)だけど、満月は10月7日(火)だよ!
2026年~2030年の十五夜付近の満月はいつ?
・2026年9月27日(日)(十五夜は9月25日)
・2027年9月16日(木)(十五夜は9月15日)
・2028年10月4日(水)(十五夜は10月3日)
・2029年9月23日(日)(十五夜は9月22日)
・2030年9月12日(木)※十五夜(中秋の名月)と一致
お月見はいつから始まった?
十五夜(中秋の名月)のお月見は中国から伝わり、枕草子や源氏物語といった平安時代の書物に、当時の様子が描かれています。
もともとは貴族が月見酒などを楽しむ行事でしたが、江戸時代になって庶民にもその風習が広がり、やがて豊作祈願の意味合いも併せ持つようになりました。
秋の収穫物として里芋をお供えしたことから、十五夜は「芋名月(いもめいげつ)」とも呼ばれています。
東アジア圏でのお月見の意味合い
十五夜(中秋の名月)は、中国や台湾、ベトナムでは「仲秋節」、韓国では「秋夕(チュソク)」と呼ばれています。
東アジア圏では日本以上に重要な伝統行事で、離れて暮らす家族が集まり、月を眺めます。
中国と台湾では、仲秋節は国民の祝日で、家族の団らんや幸福を象徴する「月餅(げっぺい)」を食べます。
韓国では、先祖の霊を祀る儀式「茶礼(チャレ)」を行い、お墓参りに行くことから、日本のお盆のような位置づけです。
お月見とうさぎの関係とは?
日本では「月にうさぎが住んでいる」と伝えられています。そして、月の表面の模様が「うさぎが餅つきをしている姿」に似ていることから、お月見にうさぎのモチーフが使われることが多いです。
これはインドの神話が由来となっているそうですが、世界各地には月にまつわる多くの神話や伝説があります。
月の模様は、ヨーロッパでは「女性の横顔」、中国では「カニ」や「ワニ」と考えられています。
▶関連記事
中秋の名月とは?意味や十五夜との違い、満月に合うお供え物・食べ物も紹介!
お月見はいつ?十三夜(じゅうさんや)とは?

十三夜は旧暦の9月13日で、大体十五夜(中秋の名月)の約1ヶ月後にあたります。
今年の十三夜は、2025年11月2日(日)です。
十五夜が中国由来であるのに対して、十三夜は日本で生まれた風習とされています。
十三夜の月は少し欠けているものの、十五夜に次いで美しい月として、お月見の日になりました。これは、十三夜は十五夜と比べて秋晴れに恵まれやすいことと、不完全なものに趣を感じる日本人の美意識が影響していると考えられます。
十五夜・十三夜のどちらか一方しかお月見をしない「片見月」は縁起が悪いといわれています。ぜひ両方のお月見をして、月の形や見え方の違いを味わいましょう。
十三夜は、「十五夜につづく月」ということで「後(のち)の月」と呼ばれたり、栗や豆の収穫を祝って「栗名月」「豆名月」とも呼ばれたりします。
2026年~2030年の十三夜はいつ?
・2026年10月22日(木)
・2027年10月12日(火)
・2028年10月30日(月)
・2029年10月20日(土)
・2030年10月9日(水)
お月見はいつ?十日夜(とおかんや)とは?

十日夜とは、旧暦の10月10日に主に東日本で行われる収穫祭で、今年の十日夜は2025年11月29日(土)です。
十日夜には、
・かかし(田の神様の化身)と一緒にお月見をする「かかしあげ」を行う
・かかしに感謝を込めてお供え物をする
・稲の茎を束ねた「わら鉄砲」や「わらづと」でモグラを追い払い、土地の神様を励ます
などの行事が地域によって行われます。
十日夜は田の神様に感謝をする行事なので、月齢に関係なく毎年11月10日にお祭りを行う地域もあります。
また、西日本では「亥の子(いのこ)」と呼ばれる十日夜と同様の行事が行われています。
2026年~2030年の十日夜はいつ?
・2026年11月18日(水)
・2027年11月7日(日)
・2028年11月25日(土)
・2029年11月15日(木)
・2030年11月5日(火)
お月見の伝統的な食べ物・お供え物
お月見の伝統的な食べ物・お供え物といえば、お月見団子・ススキ・里芋などが挙げられます。十五夜のお月見はもとは中国由来ですが、これらの収穫物を供えるのは日本独自の風習といえます。
ここでは、お月見の食べ物やお供え物について、その由来や意味を紹介します。
お月見団子

お月見では、満月に見立てたお月見団子をお供えします。
お月見団子の数は、
・十五夜:15個
・十三夜:13個
・年間の満月の数:12個(閏年は13個)
・略式:5個
など、地域や家庭によって様々です。
また、お月見団子の形も地域によって異なります。
・丸いお団子(関東)
・里芋形のお団子にあんこを巻いたもの(関西)
・へそもち:中央をくぼませたお団子(静岡)
・フチャギ(吹上餅):お餅に塩茹でした小豆をまぶしたもの(沖縄)
お月見団子をのせる台は「三方(さんぽう)」と呼ばれ、神道の儀式などに使われます。三方がない場合には、お盆やお皿にのせても問題はありません。
お月見団子はお月見をした後に、豊穣への感謝や健康、幸福を祈願して食べましょう。
地域によっては、子供たちが各家をまわってお団子やお菓子をもらう「お月見泥棒」という風習もあるよ。
ススキ

ススキには月の神様が宿ると考えられています。
元々は実りの象徴である稲穂をお供えしていたようですが、地域によって稲刈りのタイミングが異なるため、代わりに稲穂に似たススキを用いるようになったといわれています。
ススキのみ、または桔梗や萩などの秋の七草とともに花瓶に生けましょう。
ススキは切り口が鋭いため、お月見後に魔除けとして、軒先に吊るす風習もあるよ。
里芋

里芋は稲よりも早く日本に伝来し、古くから日本人の生活に深く根付いた食材です。
十五夜は芋類の収穫祝いを兼ねているので、「芋名月」とも呼ばれ、里芋やさつま芋などをお供えします。
月見芋のお供えには、
・そのままの状態で飾る
・水炊きした里芋や皮付きで蒸した里芋(きぬかつぎ)を用意する
などの方法があります。
里芋は親芋から多くの子芋・孫芋が生じることから「子孫繁栄の縁起物」、さつま芋はツルがあることから「人との繋がりが強くなる縁起物」と考えられているよ。
栗・豆(十三夜)

十三夜は「栗名月」「豆名月」と呼ばれていて、栗や豆類をお供えします。
収穫に感謝してお供えした後には、栗ご飯や煮豆などにしていただきましょう。
栗ご飯のレシピはこちらを参考にしてみてね。
米・餅(十日夜)

十日夜は田の神様が山に帰る日で、感謝を込めて米や餅をお供えします。
お供えする場所は、床の間や神棚などがよいでしょう。
お月見におすすめのレシピ・飾り付けアレンジ【インスタ実例】
ここでは、インスタグラムから現代風にアレンジされた、素敵なお月見レシピと飾り付けを紹介します。お月見を楽しむアイデアが満載ですので、ぜひ参考にしてみてください。
十五夜におすすめ!お月見レシピ3選
kamada_recipeさんは、「白玉のさつまいもあんかけ」と「栗ご飯」、「豆腐ハンバーグ・卵黄のせ」のレシピを紹介しています。
さつまいもや栗、卵黄の黄色がアクセントになっていて、お月見にぴったり!栄養のバランスもよく、真似したくなるメニューです。
kamada_recipeさんのインスタグラムには、ほかにも季節のメニューや旬の食材を利用したレシピが多数掲載されています。ぜひ覗いてみてください。
お月見デコがカワイイ!お月見アイデアレシピ
ib_h__uさんのお月見レシピは、ハッシュドビーフの夜空に月や星々が浮かんだ、可愛らしいデコレーションです。
また、お月見団子の中心にも月がのっていて、味も見た目も美味しそう!子どもから大人までみんなが楽しめるお月見レシピになっています。
ib_h__uさんのほかのデコレーションレシピも実に魅力的です。インスタグラムにてチェックしてみましょう。
ニッチ棚をあたたかに彩る、木のお月見飾り
ニッチ棚に置き飾りが映える、ai___0624さんのお月見アレンジ。
小ぶりながらも存在感のあるデザインで、木のあたたかみが感じられます。うさぎの飾りとお月見団子はそれぞれ別で購入したそうですが、ぴったりマッチしていますね。
ai___0624さんのインスタグラムでは、季節ごとの素敵なニッチ飾りがまとめられています。「#ai季節のニッチ」からご覧ください。
お月見の準備をして楽しもう!

ここまで、お月見に関する情報を紹介しました。
お月見は伝統的なスタイルを味わうもよし、現代風のアレンジで楽しむもよし!家族で月を愛でながら、秋の夜長を過ごしましょう。
「日本の伝統文化をもっと知りたい」「家族で季節の食を楽しみたい」という人は、その他の「レシピ」の記事をぜひ覗いてみてくださいね。
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