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そこで今回は、停電時にやることや注意点、事前に準備できる停電対策などをまとめました。予期せぬ停電に慌てず行動するためにも、停電したらどうしたらいいのかチェックしていきましょう。



【停電したら】まず最初にやることはこれ!

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停電したらまず最初にやることをチェックしておきましょう。これさえ覚えておけば、急な停電時にも慌てずに対応できるはずです。次の3つを詳しく解説していきます。

【停電したら最初にやること】
①停電している範囲を確認する
②電化製品の電源プラグを抜く
③ブレーカーを落として避難する

①停電している範囲を確認する

停電したら、はじめに停電している範囲を確認しましょう。自宅だけが停電しているのか、自宅だけでなく付近の街灯や近隣の建物も停電しているのかを把握します。夜であれば窓から外を見れば、周辺の停電もあるのかを判断できますね。

●自宅だけが停電している場合

自宅だけが停電している場合は、ブレーカーが落ちていないか、配線に問題がないかを見てみましょう。
ブレーカーが落ちる原因としては、電力使用量が契約しているアンペア数を超えていたり、家の中のどこかで漏電が発生していたりする可能性が考えられます。
ほかにも、電気配線のショートなども考えられるので注意してください。

●自宅周辺も停電している場合

自宅だけでなく付近の街灯や近隣の建物も停電している場合には、家の外に原因があると考えられます。地震や雷・大雨・大雪などの自然災害、事故や火災による電柱・電線の破損などが停電の原因です。原因が分からないときや復旧までにかかる時間が知りたいときは、電力会社に問い合わせたり、ホームページをチェックしたりするのがおすすめです。

②電化製品の電源プラグを抜く

災害や事故が原因の停電で、復旧するタイミングが分からない時には、一部の電化製品のプラグを抜いておきましょう。ヒーターやアイロンなどの発熱する電化製品は、通電時に熱を持ち火災を引き起こす場合があります。また、電気が復旧したときに通常よりも大きい電圧がかかり、電化製品が故障するおそれがあります。パソコンや周辺機器などの精密機械は電源プラグを抜いておくのがおすすめです。

③ブレーカーを落として避難する

地震や大雨による浸水などで自宅から避難する場合には、必ずブレーカーを落としてから家を離れるようにしましょう。これは、停電が復旧した際に、電化製品の消し忘れによる事故や漏電などのリスクを防ぐためです。

電気が復旧したら、電化製品の動きをチェックしよう

【電気が復旧したらやること】
①電化製品の周りに問題がないかをチェックする
②電化製品が正常に動くかをチェックする

停電が復旧したら、やるべきことは2つです。まずは、電化製品の周りに問題がないかを確認します。地震や水害による停電の場合は、破損や水没がないかチェックする必要があります。次に、ブレーカーを上げてプラグを差し込んだら、正常に動くかを確認してください。停電によって初期化される家電製品もあるので、その場合は再設定する必要があります。

【アンケート結果】自宅の停電対策はできていますか?

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今回は、停電対策に関する独自のアンケート調査を行いました。ここでは、その結果をご紹介します。

自宅の災害対策をしていますか?

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今回のアンケートでは、「自宅の災害対策をしていますか?」という質問に、75%の方が「はい」、25%の方が「いいえ」と答えました。「はい」の回答の中では、災害用備蓄品として、水や長期保存のできる食料などはストックしているという声が多いです。

自宅の停電対策をしていますか?

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「自宅での停電対策をしていますか?」という質問の結果は、災害対策の質問と同じく、75%の方が「はい」、25%の方が「いいえ」と答えました。「はい」と答えた方の中には、「災害対策もしていて、停電時の対策もできている」という回答もあれば、「災害時の備蓄品は準備できていないが、停電時の備えならできている」という回答もあります。

具体的にどのような停電対策をしていますか?

ポータブル電源とモバイルバッテリーを所持し、停電対策としています。
夜間動けるよう、懐中電灯も家に置いてあります。
こーじーさん、50代男性、会社員、和歌山県

懐中電灯やペンライト、予備の電池も一緒に置いてある。
スマホの充電ができないときに備え、モバイルバッテリーを数個準備している。
車の給油も、なるべく早めに行うようにしている。
YSKLさん、30代男性、フリーター、愛知県

洗面所やリビングやトイレや自分の部屋にランタンを置いています。
熱中症対策のために夏場は保冷剤をたくさん凍らせています。
かえでさん、30代女性、会社員、宮城県

懐中電灯とろうそくと手動で聞けるラジオ、カセットコンロとガスの缶、電気不要の石油ストーブも準備してあります。
GGさん、60代男性、無職、青森県

ソーラーパネルとポータブル電源を準備している。
Power Labさん、50代男性、自営業、福島県

スマホを充電するためのモバイルバッテリーや、懐中電灯と予備の電池などの準備は欠かせません。停電時にエアコンが使えなくなることも考えて、暑さ対策や寒さ対策も重要ですね。

実際にあった停電に関するエピソードを教えてください

東日本大震災時に、一週間程度の停電を経験しました。
夜中は真っ暗になり、部屋の中で懐中電灯の灯り一つで、家族で寒い思いをしながら過ごしたことを覚えています。
水玉模様さん、30代女性、主婦、宮城県

東日本大震災の時に計画停電に遭いました。
寒い時期だったので湯たんぽを使用してしのぎました。
寒い時期だったので何とかなりましたが、暑い時期だったら耐えられないなと思いました。
くるみさん、30代女性、主婦、兵庫県

阪神大震災の時は停電でエアコンが消え寒かったので、車で暖を取りました。
かつおぶしおにぎり、30代女性、主婦、兵庫県

数年前の台風で2日間停電したことがあります。
そのとき携帯の電波が入らなくて不安でした。
それからは台風前に対策するようになりました。
はるるんさん、30代女性、主婦、福岡県

自宅で台風で電線が切れて停電になり、冷蔵庫の食材を保護するためにポータブル電源を使用したことがあります。
ポータブル電源の充電に自動車を使いました。
ネイサンさん、40代男性、会社員、兵庫県

地震や台風などの自然災害時に、実際に停電にあったことがあるという方が多いようです。今回のアンケート回答者の中では、「災害時に停電を経験したことがある」と答えた方は全員「停電対策をしている」という回答でした。大変な思いをしたからこそ、次いつ来るかもしれない災害にも備えたいですね。

【停電時の備え】事前にできる対策

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急な停電に備えるために、日頃から準備できることは何があるでしょうか。ここでは、事前にしておきたい3つの停電対策について解説します。

【事前にしておきたい停電対策】
・懐中電灯やモバイルバッテリーの準備
・水や食料の準備
・自家用車がある場合は、ガソリンの補充

懐中電灯やスマホのモバイルバッテリーの準備

懐中電灯やランタン、スマホのライトなどは、外が暗い時間に停電した場合に役に立ちます。あらかじめ、すぐに取り出せる場所や、暗い中でも見つけられる場所に置いておきましょう。懐中電灯やランタンには、暗い中でもすぐ手に取れるように蓄光テープを貼っておくのがおすすめです。

いざという時に電池や充電がなくて使えないと困るので、電池の予備やモバイルバッテリーなども準備しておくと安心ですね。スマホをライトとして使う場合は、通常使用するよりも充電の減りが早くなるので注意しておきましょう。

水や食料の準備

停電が長引く場合には、水や食料も必要になります。水は、1人あたり1日3リットルの量が必要とされています。食料は、加熱不要で食べられる缶詰やレトルト食品などがあると便利です。家族の人数×1日分は持つ量を準備しておきましょう。カセットコンロがあれば、電気不要で調理ができるので、用意しておくと安心ですね。

自家用車がある場合は、ガソリンの補充

自家用車がある場合は、停電時の電力源としても役に立ちます。車載のラジオやテレビから情報を得たり、スマホを充電したりできるほか、車内のエアコンで暑さや寒さを一時的にしのぐことも可能です。日頃からガソリンを満タンにしておくだけで、災害時や停電時の対策ができるので安心です。

【よくある質問】停電したときの対処法

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停電時の心配なことや疑問に思うことなど、よくある質問をまとめました。急に停電したときに困らないために、事前に確認しておきましょう。

トイレは使える?

停電時にトイレが使えるかどうかは、トイレの種類によって異なります。タンクのレバーハンドルで水を流すタイプのトイレは、停電時でも通常通り使用可能です。一方で、センサー式のトイレやボタンで水を流すタイプのトイレは、停電している場合、通常と同じ方法では水を流せません。

この場合には、バケツで水を一気に流し込んで排出することができます。水の量や流し込む勢いに注意しましょう。ただし、災害時には水を流すことを控えた方がいいケースもあるので、あらかじめ説明書などを確認しておくのがおすすめです。

スマホの充電を長持ちさせるには?

停電時の明かりや情報を得るツールとしても、スマホはできるだけ長い時間使えるようにしておきたいですよね。スマホの充電を長持ちさせるためは、低電力モードで使用するのがおすすめです。スマホをライトとして使う場合、20~30分の使用で10%程度バッテリーを消耗するので注意しておきましょう。

ディスプレイの明るさを暗くする、未使用のアプリを終了させる、Wi-Fi・Bluetoothなどをオフにするなども、スマホの充電を長持ちさせるためにできる設定です。停電時に、充電が切れてスマホが使えなくなるということのないように、覚えておくといいですね。

冷蔵庫・冷凍庫の中身はどれくらい持つ?

停電したら、どうするべきか気になるのが冷蔵庫の中身。冷蔵室や冷凍室の食材は、どれくらい持つのでしょうか。一般的に冷蔵庫内は、停電しても2~3時間の間は冷気が残ると言われています。短時間の停電だとわかっている場合には、なるべく扉の開け閉めをしないようにすれば、そのままで大丈夫です。

停電が長引く場合やいつ復旧するか分からない場合には、冷凍庫内の食品や保冷剤などを、冷蔵室のいちばん上の段に移し替えておくのがおすすめです。冷気が回って、温度が上がるのを抑えてくれます。なるべく傷みやすい食材から、消費していくようにしましょう。

マンションのオートロックや機械式駐車場は使える?

マンションに住んでいる場合、停電時に心配なのがオートロックや機械式駐車場の使用です。停電すると、マンションエントランスの自動ドアや電気錠は使用できなくなります。この場合は、手動での開閉が可能ですが、非常用のカギが必要となるケースもあるので注意が必要です。

また、機械式駐車場も停電時には使用できないことが多いです。停電解消時には自動的に
復旧されますが、マンションによっても対応が異なるため、心配な場合は事前に管理会社等に確認しておきましょう。

停電時に困らないために防災対策を見直そう!

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今回は、停電時にやるべきことや事前にできる停電対策などについてまとめました。災害や事故などによって、いつ起こるか分からない停電。いざという時慌てず行動するためにも、あなたの家でも停電時の備えをしておきましょう。

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