
また、植えっぱなしでも育つ丈夫な植物が多いので、ガーデニング初心者の方にもおすすめできるでしょう。
本記事では、宿根草のおすすめ人気ランキング18選を紹介します。
選び方や育て方のポイントも解説するので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
- 宿根草とは
- 宿根草の魅力
- 育てやすい宿根草を選ぶときのポイント4つ
- 人気の宿根草おすすめ18選!育てやすくて丈夫な植物一覧
- 宿根草の育て方・お手入れのコツ
- 初心者が宿根草を庭に植えるときの注意点
- インスタグラムの投稿から宿根草を使ったガーデニング事例を紹介!
- 植えっぱなしでも美しい宿根草でガーデニングを楽しもう!
宿根草とは
宿根草とは、1度植えれば何度も生育と開花を繰り返す植物のことです。
宿根草は、冬の寒い時期や乾燥期は地上部は枯れてしまいますが、地下部は生きています。そして、気温と湿度が上がる時期が来れば再び発芽・開花します。
一年で寿命を迎えてしまう一年草とは違って毎年植え替える必要がないので、「ガーデニングにかかる手間を省きたい」という方に最適です。
ただ、宿根草は何年も楽しめる植物なので、一年草に比べると販売価格が高くなる傾向にあります。
宿根草の読み方
宿根草は、「しゅっこんそう」もしくは「しゅくこんそう」と読みます。
宿根草と多年草の違い
「宿根草」と「多年草」は、ほぼ同じ意味合いで使われます。
多年草とは、1年で枯れてしまうのではなく、何年も生育と開花を繰り返す植物のこと。
植物学的な場面では「多年草」、園芸的な場面では「宿根草」と呼ばれる場合が多いようです。
宿根草の魅力

宿根草の代表的な魅力を3つ紹介します。
1.手入れに手間がかからない
2.季節ごとに違う姿を楽しめる
3.雑草対策のグランドカバーになるものもある
宿根草を植えるかどうか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
1.手入れに手間がかからない
宿根草は1度植えれば毎年花を咲かせてくれるので、手入れに手間がかかりません。
一年草だと、せっかく植えても1年で枯れてしまいます。したがって、毎年花の植え替えが必要です。
植物の組み合わせや花壇のレイアウトも考え直さなければいけないので、ガーデニングにかかる手間も増えてしまいます。
宿根草なら植え替えの必要がないので、ローメンテナンスでガーデニングを楽しめます。
年数が経つにつれて株が大きくなっていく植物も多いので、迫力が出てくるのも宿根草の魅力だといえるでしょう。
2.季節ごとに違う姿を楽しめる
季節ごとに違う姿を楽しめるのも宿根草の魅力です。
開花時期になれば色とりどりの花の姿を楽しめますが、花がなく葉が茂っているだけの季節もあります。
冬には地上部が枯れてしまいますが、春に再び芽を出す姿を見れば感動を覚えるでしょう。
宿根草の姿を見て季節を実感できるのも、ガーデニングの醍醐味ですね。
3.雑草対策のグランドカバーになるものもある
アジュガやタイムなど、地面を這うように成長する宿根草を植えれば、雑草対策のグランドカバーにもなりますよ。
グランドカバー植物は繁殖力が強いので、雑草が生えてくる隙間がなくなります。
また、ボリュームがあって見栄えも良くなるので、「庭がなんだか寂しい」と感じることもなくなるでしょう。
手間をかけずに雑草対策をしたい方には、グランドカバーにもなる宿根草をおすすめします。
グランドカバーについては以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
育てやすい宿根草を選ぶときのポイント4つ

「宿根草といっても種類が沢山ありすぎて、どれを選べば良いかわからない」という方に向けて、宿根草を選ぶときのポイントを4つ紹介します。
1.開花時期で選ぶ
2.植える場所の日当たりで選ぶ
3.耐寒性があるかどうかで選ぶ
4.花壇のレイアウトに合わせて選ぶ
上記の4点を心がけて選べば、あなたにぴったりな宿根草が見つかるはずです。
以下で詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてください。
1.開花時期で選ぶ
花を咲かせたい時期に合わせて宿根草を選びましょう。
宿根草は、開花時期が短いものが多いです。春に花を咲かせたいなら開花時期が春ごろの宿根草を、夏に花を咲かせたいなら開花時期が夏ごろの宿根草を選ぶなど、開花時期を調べてから購入するのがおすすめですよ。
開花時期が異なる宿根草をうまく組み合わせれば、1年中花を楽しめる庭にできます。
「花がなくて庭が寂しく見える」というような状況も防げるでしょう。
2.植える場所の日当たりで選ぶ
植える場所の日当たりを事前に確認して、その場所に合った宿根草を選びましょう。
日向を好む宿根草もあれば、日陰でなければ枯れてしまう宿根草も存在します。
庭が陰になっていて太陽の光が入らないのに、日向を好む宿根草を植えてしまうと、うまく育ってくれません。
庭の状態に合った宿根草を選び、魅力を最大限に引き出しましょう。
3.耐寒性があるかどうかで選ぶ
寒い地域に住んでいる方は、宿根草の耐寒性も忘れずにチェックしておきましょう。
住んでいる地域の最低気温に耐えられなければ、いくら「長持ちする」といわれている宿根草でも枯れてしまいます。
せっかく植えても1年で枯れてしまったら、宿根草を選ぶ意味がなくなってしまいますよね。
冬越しできる耐寒性があるかどうかを事前に確認したうえで、宿根草を購入するようにしてください。
4.花壇のレイアウトに合わせて選ぶ
すでに花壇に一年草を植えている場合は、花壇のレイアウトを考えて宿根草を選ぶ方法がおすすめです。
たとえば、すでに植えている一年草が主役級の存在感を放っている場合は、控えめな色の花を咲かせる宿根草や、カラーリーフなどを選ぶとよいでしょう。
また、すでに背の低い一年草を植えている場合は、後ろ側に背が高くなる宿根草を植えれば、立体感が出てボリュームのある花壇ができあがりますよ。
一年草と宿根草が混ざってしまうと、一年草を植え替えるときに手間がかかってしまうので、エリアを分けて植えるようにしてください。
人気の宿根草おすすめ18選!育てやすくて丈夫な植物一覧
それでは、宿根草人気ランキング18選を紹介していきましょう。
丈夫で育てやすく、ガーデニング初心者にもおすすめできる宿根草を厳選しました。
開花時期や耐寒性についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
1.マーガレット|花がらが落ちない

開花時期 | 日当たり | 耐寒性 |
---|---|---|
11月~5月 | 必要 | 低い |
開花を長期間楽しみたい方におすすめなのが「マーガレット」です。秋から春にかけて花を咲かせます。
白やピンクなど花色はさまざまですが、なんと言っても見た目が可愛らしいのが魅力。庭に植えれば主役級の存在感を放ってくれます。
マーガレットは花びらが落ちないので、「縁起が良い花」ともいわれています。
寒さには弱いですが丈夫で育てやすいので、ガーデニング初心者の方にもおすすめです。
2.アネモネ|耐寒性がある

開花時期 | 日当たり | 耐寒性 |
---|---|---|
2月~5月 | 必要 | 高い |
モダンでおしゃれな雰囲気の庭にしたい方におすすめなのが「アネモネ」です。
赤やピンク、白など、華やかな色の花が咲きます。
ヨーロッパ南部から地中海にかけてが原産地で、神話や伝説にもよく登場するアネモネ。
寒い冬に生育し、暑く乾燥する夏は地上部が枯れて、球根の状態で夏越しします。
したがって、寒い地域に住んでいる方にもおすすめできる宿根草だといえるでしょう。
3.チューリップ|品種が豊富

開花時期 | 日当たり | 耐寒性 |
---|---|---|
3月~5月 | 必要 | 高い |
インパクトのある花を咲かせる宿根草を探しているなら「チューリップ」がおすすめです。
チューリップは品種が多く、花色や花の大きさもさまざま。同時期に開花する別品種のチューリップを植えれば、カラフルで華やかな庭ができるでしょう。
開花時期は、早生品種は3月下旬、中生品種は4月中旬、晩生品種は4月下旬頃です。
ただ、チューリップは宿根草ですが、地植えでの夏越しが難しいという点がデメリット。
翌年も綺麗に花を咲かせるには、開花後に球根を掘り上げ、乾かして秋まで貯蔵する必要があります。
「植えっぱなしでも毎年チューリップを楽しみたい」という方には、原種系の小型チューリップがおすすめです。
球根を掘り上げなくても夏越しできる品種もありますよ。
4.エリゲロン|小さい花が咲く

開花時期 | 日当たり | 耐寒性 |
---|---|---|
4月中旬~ 8月中旬 |
必要 | 高い |
イングリッシュガーデンのような可愛い雰囲気の庭にしたければ、「エリゲロン」がおすすめです。
直径2㎝程度の白やピンクの小花が沢山咲きます。春から秋にかけて、長い間庭を彩ってくれますよ。
花壇にはもちろん、庭の中に小道がある場合は、縁取りに植えても華やかです。
エリゲロンは放置しても花が咲き続けるので、ローメンテナンスなのが魅力。耐寒性も高いので地植えのまま冬越しも可能です。
高温多湿が苦手なので、涼しくて風通しの良い場所で育てましょう。
5.アシュガ|グランドカバーの定番

開花時期 | 日当たり | 耐寒性 |
---|---|---|
4月~6月 | 日陰OK | 高い |
グランドカバーとして定番の宿根草が「アジュガ」です。
常緑の植物なので冬場も枯れず、雑草対策に最適。春になると鮮やかな色の美しい花が咲き、庭を彩ってくれます。
花は茎よりも15cm程度立ち上がって咲くので、立体感が生まれるのもポイントです。
アジュガは日照時間が短くても育つので、日当たりが悪い庭でもたくましく成長してくれます。
冬場の寒さにも強いので、寒い地域に住んでいる方にもおすすめできるでしょう。
6.シャクヤク|エレガントな雰囲気にぴったり

開花時期 | 日当たり | 耐寒性 |
---|---|---|
5月~6月 | 必要 | 高い |
エレガントで存在感のある花を楽しみたいなら「シャクヤク」がおすすめです。初夏に白やピンクの大ぶりで美しい花を咲かせます。
日本では、平安時代以降に薬草としても使用されており、ドライフラワーにされることも多い馴染み深い植物です。
甘く爽やかな香りが特徴なので、庭に植えれば、見た目だけではなく香りでも華やかさを演出してくれるでしょう。
耐寒性が高いので、寒い地域でも育てられる宿根草です。
7.タイム|ハーブとしても使える

開花時期 | 日当たり | 耐寒性 |
---|---|---|
4月~6月 | 必要 | 高い |
宿根草としてはもちろん、ハーブとしても使えるのが「タイム」です。清涼感があるスッキリとした香りが漂います。
ゴキブリやハエ、蚊などの虫よけにもなりますよ。
草丈は10㎝程度で、地面を這うように育つのが特徴。雑草対策のグランドカバーとしても活躍します。
また、タイムは耐寒性が非常に高く、降雪や霜にも耐えられる丈夫な植物です。生育力も旺盛なので、庭づくりが初めての方にもおすすめできるでしょう。
8.デルフィニウム|美しく青い花を咲かせる

開花時期 | 日当たり | 耐寒性 |
---|---|---|
5月~6月 | 必要 | 高い |
縦方向に花穂を伸ばして咲く特徴的な宿根草が「デルフィニウム」です。青や紫などの鮮やかな花色が魅力で、「高貴」という花言葉をもっています。
デルフィニウムの原産地はヨーロッパや中国の山岳地帯で、冷涼な気候に適している植物です。耐寒性はありますが暑さに弱いので、暖かい地域での夏越しは難しいと考えておきましょう。
北海道などの寒い地域に住んでいて、上品な印象の庭にしたいと考えている方は、デルフィニウムを植えてみてはいかがでしょうか。
9.フロックス|丈夫で植えっぱなしでも育つ

開花時期 | 日当たり | 耐寒性 |
---|---|---|
6月~9月 ※品種による |
半日陰OK | 高い |
強靭で育てやすく、暑さや寒さに強い宿根草が「フロックス」です。白やピンク、紫や褐色など花色のバリエーションが豊富なので、いくつかの品種を組み合わせればカラフルな庭ができあがりますよ。
甘い蜜のような香りがするのも人気の秘訣です。
フロックスは丈夫なので、日当たりがあまり良くない半日陰でも育ちます。ただ、沢山の花を咲かせたいなら、日当たりと風通しが良い場所に植えるのがおすすめです。
10.ゼラニウム|年中花を咲かせる

開花時期 | 日当たり | 耐寒性 |
---|---|---|
3月~11月 | 必要 | 高い |
ほぼ1年中開花して庭を彩ってくれる宿根草が「ゼラニウム」です。生育力が旺盛でこんもりと茂るので、地植えはもちろん、鉢植えにして飾っても華やかな見た目になります。
深紅やピンク、白や黄色など、花色は品種によってさまざま。花の色ごとに花言葉も違うので、贈り物にしても喜ばれるでしょう。
香りも特徴的で、ハーブやアロマとして使用されることもあります。生理不順やホルモンバランスの乱れなど、女性ならではの症状を和らげる効能もあるようです。
11.ヒメイワダレソウ|緑のカーペットになる

開花時期 | 日当たり | 耐寒性 |
---|---|---|
4月~11月 | 必要 | 高い |
グランドカバーの役割を果たしてくれる宿根草が「ヒメイワダレソウ」です。
地面を這うように生育して、緑のカーペットをつくってくれます。花を植えていなくて土が見えていた部分も、ヒメイワダレソウを植えれば華やかな印象になりますよ。
丈夫で踏みつけにも強いのが魅力です。
開花時期は4月〜11月頃と長く、白やピンクの小さな花を咲かせます。
繁殖力は芝生の約20倍だといわれているので、他のエリアに侵食しないように、しっかりとエリア分けをして植え付けましょう。
12.クリスマスローズ|毎回違う花が咲く

開花時期 | 日当たり | 耐寒性 |
---|---|---|
1月~4月 | 日陰OK | 高い |
毎回違った花色や模様を楽しめるのが「クリスマスローズ」です。
花の色や模様が安定しないので、毎年変化を楽しめます。
原産地である東ヨーロッパや西アジアではクリスマスの時期に花を咲かせるので「クリスマスローズ」と呼ばれていますが、日本では開花時期は1月頃。
庭に植えれば、冬枯れして寂しい庭も華やかに彩ってくれますよ。
日陰でも丈夫に育ってくれるので、日当たりが悪い庭にもおすすめです。
13.キキョウ|日向を好む

開花時期 | 日当たり | 耐寒性 |
---|---|---|
6月~10月 | 日向を好む | 高い |
日本で古くから親しまれている宿根草が「キキョウ」です。万葉集にも歌が残されており、鑑賞用の花として広く愛されていました。
秋の七草としても知られており、初夏から秋にかけて開花します。特徴的な星形の花を咲かせ、紫やピンクの花びらが庭を上品に彩ってくれますよ。
キキョウは日向を好む植物なので、日陰では育てられません。耐寒性は高いので、寒い地域の方にもおすすめできるでしょう。
14.シロタエギク|主役を引き立てるシルバーリーフ

開花時期 | 日当たり | 耐寒性 |
---|---|---|
6月~7月 | 必要 | 高い |
主役の一年草を引き立てる宿根草としておすすめなのが「シロタエギク」です。
白い産毛が生えた銀色の葉が特徴で「なんだか寂しいな」という印象の庭も、シロタエギクを植えれば一気に華やかになるでしょう。
水やりの必要がなく丈夫なので、初心者でも育てやすい宿根草です。
また、シロタエギクは耐寒性が非常に高く、雪や霜にも耐えられます。寒冷地に住んでいる方にもおすすめできるでしょう。
夏に黄色い花を咲かせますが、花が咲くと株が弱ってしまうので、開花前に剪定するのが一般的です。
15.キボウシ|日陰の庭にぴったり

開花時期 | 日当たり | 耐寒性 |
---|---|---|
6月~9月 | 日陰や半日陰 を好む |
高い |
脇役として庭づくりをサポートしてくれる宿根草が「キボウシ」です。葉色や草姿が美しく、夏には上品な花を咲かせます。
葉のサイズや色、模様などが違うさまざまな品種が存在し、国内外に愛好家がいるほど人気の植物です。
耐寒性と耐暑性に優れており、ガーデニング初心者でも育てやすいのが魅力。日向よりも日陰や半日陰を好みます。
「庭の日当たりが悪くて植えられる植物がなかなかない…」と悩んでいる方は、ぜひキボウシを植えてみてください。
16.ヒメツルソバ|ピンク色の花を咲かせる

開花時期 | 日当たり | 耐寒性 |
---|---|---|
4月~11月 | 日向を好むが 半日陰OK |
高い |
グランドカバーとして人気を集めている宿根草が「ヒメツルソバ」です。地面を這うように育つので、雑草対策に最適です。
丸いポンポンのようなピンクの花が最大の特徴。開花時期は春から秋と長く、秋に葉が赤く紅葉する姿も魅力的です。
繁殖力が強いので、肥料や水やりは不要。病虫害の心配もないので、ガーデニングにあまり時間をかけられない方でも育てやすい宿根草だといえるでしょう。
17.チョコレートコスモス|シックでおしゃれな雰囲気

開花時期 | 日当たり | 耐寒性 |
---|---|---|
5月~11月 | 必要 | やや高い |
シックでおしゃれな雰囲気を演出してくれる宿根草が「チョコレートコスモス」です。
チョコレートを連想するような落ち着いた色合いは、どんな雰囲気の庭にもマッチします。見た目だけではなく、チョコレートのような香りがするのも人気の秘訣です。園芸品種よりも原種の方が香りが強いので、香りを楽しみたい方は原種を育ててみるとよいでしょう。
チョコレートコスモスは夏越しと冬越しの難易度が少し高いですが、うまくいけば何年も開花を楽しめます。
18.コルジリネ|シャープな雰囲気にぴったり

開花時期 | 日当たり | 耐寒性 |
---|---|---|
8月~10月 | 半日陰~ 半日向を好む |
低い |
クールでかっこいい雰囲気の庭にしたいなら、「コルジリネ」がおすすめです。葉の色や形、見た目が個性的なので、存在感が抜群。
「ガーデニング歴が長くなり、普通の庭には飽きてしまった」という方も、新鮮な雰囲気を楽しめるでしょう。
寒さにはやや弱いですが、病虫害に強く管理が簡単な植物です。庭にアクセントを加えたい方は、ぜひ取り入れてみてください。
宿根草の育て方・お手入れのコツ

「宿根草を植えるのが初めてで、育て方やお手入れの方法がわからない」という方に向けて、育て方・お手入れのコツを4つ紹介します。
1.鉢植えの場合は水やりが必要
2.うまく育たない場合は植え替える
3.寒さ対策を行う
4.花が多い場合はこまめに花がらを切り取る
上記の4点を心がけて手入れを行えば、綺麗な宿根草に育つはず。普段から意識してみてください。
以下で詳しく解説していきます。
1.鉢植えの場合は水やりが必要
宿根草を鉢植えする場合は、定期的な水やりが必要です。土の表面が乾いてきたら、水を与えてあげましょう。
鉢底から水が溢れるくらいにたっぷりと与えることがポイントです。
特に雨が少ない時期や夏場は、意識して水やりを行うようにしてください。
宿根草を地植えする場合は、こまめな水やりは必要ありません。夏場や乾燥する時期だけの水やりでも充分に育ちます。
2.うまく育たない場合は植え替える
宿根草がうまく育たない場合は、違う場所への植え替えを検討してください。
宿根草がうまく育たない原因は、日当たりが適切でなかったり、土が適していなかったりする可能性が高いです。まずは何が原因でうまく育たないのか、その植物の特性から分析してみましょう。
たとえば太陽の光が足りていないなら、日当たりが良い場所への植え替えが必要です。土壌の状態が悪い場合も、土の状態が良い場所への植え替えが必要になるでしょう。
宿根草の植え替え時期は春か秋が適しています。
「花が咲かない」「すぐに枯れてしまう」などのトラブルが起こったら、適切な場所へ宿根草を植え替えましょう。
3.寒さ対策を行う
宿根草を長持ちさせるために、寒さ対策をしっかりと行いましょう。
宿根草は、関東よりも西の地域であれば、基本的には地植えのままで冬越しできます。寒さが厳しくなる前に株元に腐葉土を敷いて、寒さから守ってあげてください。
一方で関東よりも東の地域では、地植えのまま冬越しすると宿根草が枯れてしまう可能性があります。鉢に植え替えをして、冬の間は軒下や室内に移動させる方法がおすすめです。
翌年に備えて、しっかりと寒さ対策を行ってあげましょう。
4.花が多い場合はこまめに花がらを切り取る
花が多い宿根草は、こまめに花がらを切り取ってあげるようにしましょう。
花がらをそのまま放置していると種ができてしまい、株の体力が消耗してしまいます。
花がらは、花が完全に枯れてしまう前に、花首のすぐ下の茎のあたりから切り取るのがポイントです。同時に枯れた葉も取り除きましょう。
花がらをこまめに切り取ると美観を保てるだけではなく、病気やカビの繁殖も未然に防げますよ。
初心者が宿根草を庭に植えるときの注意点

手入れが簡単で初心者でも管理しやすい宿根草ですが、植える場合には注意点もあります。
それは、年数が経てば経つほど深く根を張るので、「掘り起こすのが重労働」だという点です。
特にグランドカバーの役割も果たす宿根草だと、繁殖力が強い傾向にあります。
「他のエリアにまで侵食して、せっかく植えていた一年草が見えなくなってしまった」というような事態も起こり得るでしょう。
しかし、年数が経っている宿根草だと、掘り起こすのは一苦労です。
宿根草を植えるときは繁殖力を考慮して、しっかりとエリア分けをして植えるようにしましょう。
インスタグラムの投稿から宿根草を使ったガーデニング事例を紹介!
最後に、インスタグラムの投稿から宿根草を使ったガーデニング事例を紹介します。
これから宿根草を植えようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
ほったらかしでも育つ強い宿根草
cozy_garden.jtさんは、ほったらかしでも元気に育つおすすめの宿根草を紹介しています。取り上げているのは「トリトマ アイスクイーン」「カラマグロスティス ブラキトリカ」「ヒメウツギ ライムシャンデリア」の3つ。
いずれもかわいらしい雰囲気ですが、主張が強すぎないので、一年草の引き立て役としてもぴったり!
寒さにも暑さにも強いので、宿根草を初めて育てる方にもおすすめできるでしょう。
cozy_garden.jtさんは投稿でよく宿根草を紹介しているので、気になる方は他の投稿もチェックしてみてください。
春から秋まで咲き続ける宿根草
mappysgardenさんは、春から秋まで楽しめる宿根草「フロックスオープニングアクト」を紹介しています。
せっかく宿根草を植えても、短い期間しか開花を楽しめないと、物足りなく感じてしまいますよね。
フロックスオープニングアクトなら、真冬以外は桜のようなかわいらしいお花を楽しめるそう。耐寒性も強いので、寒い地域でも冬越し可能。万能な宿根草ですね〜!
mappysgardenさんはガーデニングの豆知識について投稿しているので、良ければ他の投稿もチェックしてみてください!
花壇を可愛く彩るおすすめ宿根草
amekichi_lifeさんは、2024年に育てた宿根草のまとめ投稿をしています。
色鮮やかでかわいらしい宿根草ばかり!こんなに美しい花たちに囲まれていたら、自宅の庭にいるだけで幸せな気持ちになれそうです。
投稿にはそれぞれの宿根草のおすすめポイントが記載されているので、ぜひ参考にしてください。
庭に植える宿根草を決めかねている方も、amekichi_lifeさんの投稿を見れば、お気に入りの宿根草が見つかるかもしれませんよ!
植えっぱなしでも美しい宿根草でガーデニングを楽しもう!

1度植えれば何年も発芽や開花を楽しめる「宿根草」。
植えっぱなしでも美しさを保てる手入れが簡単な植物が多いので、ガーデニング初心者の方にもおすすめできるでしょう。
開花時期が異なる宿根草を組み合わせて植えれば、季節ごとに違った庭の姿を堪能できますよ。
「手軽にガーデニングを始めたい」と考えている方は、ぜひ本記事で紹介した宿根草を植えてみてください。
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