
	比較的人になつきやすく、「マンションやアパートでも飼育できるペットを探している」という方にもぴったりです。				
	
	そこで本記事では、金魚の飼い方を初心者向けに解説します。水槽の立ち上げ手順や飼育の際の注意点も取り上げるので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。					
- 金魚ってどんな魚?
- 飼い方と一緒に把握しておこう!金魚の特徴5つ
- 飼い方が簡単な金魚の種類8つと値段相場
- 金魚の飼育環境の選び方
- 金魚の飼育に必要なもの
- 飼い方を解説する前に!金魚の水槽の立ち上げ手順
- 金魚の飼い方のポイント
- 金魚の餌の与え方
- 金魚の寿命とかかりやすい病気
- 金魚の飼い方 注意点5つ
- インスタグラムの投稿からかわいい金魚を紹介!
- 金魚の飼い方に関するよくある質問
- 飼い方を把握してから金魚を迎え入れよう!
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金魚ってどんな魚?
金魚は、実は、もともとはフナの突然変異体。
赤い体色へと突然変異した野生のフナを人為的に選び、それらをかけ合わせていくことで現在の金魚の形になりました。
原産国は中国で、日本には約500年前に持ち込まれたと考えられています。
	江戸時代には大々的な養殖がはじまり、江戸時代中期にはメダカとともにペットとして人々に親しまれるようになりました。				
	
	「金魚すくい」や「金魚売り」が登場したのもこの頃です。					
金魚の大きさは種類にもよりますが、20cm〜30cm程度。雑食性で食欲が旺盛なので、水草や藻、稚魚や稚エビなど、口に入るものであれば基本的には何でも食べます。
飼い方と一緒に把握しておこう!金魚の特徴5つ

把握しておきたい金魚の特徴を5つ紹介します。
	1.胃がない				
	
	2.人になつきやすい				
	
	3.共食いする可能性がある				
	
	4.睡眠時間が短い				
	
	5.オス・メスの見分け方が難しい					
金魚の飼育を始める前に、しっかりと理解しておきましょう。以下で詳しく解説していきます。
1.胃がない
金魚は、胃をもたない「無胃魚」に分類されます。食道と腸が直結しているため、以下のような問題が起こりやすいです。
	・満腹感が得られず、与えられた分だけ食べてしまう				
	
	・消化不良を起こしやすい				
	
	・消化・吸収の効率が悪いので、餌の量が多いとフンの量も増えて水質が悪化する					
金魚の健康維持のためにも、適切量の餌を与えるようにしましょう。
2.人になつきやすい
	金魚は人になつきやすい魚です。野生ではなく人の手で改良されて生まれた魚なので、人慣れしやすい性格が備わっています。				
	
	水槽を眺めていたらガラス面まで近づいてきてくれたり、餌をくれる人の顔を覚えたりする子もいますよ。				
	
	コミュニケーションがとれるペットを飼育したい方にはぴったりです。					
3.共食いする可能性がある
	金魚は基本的には共食いはしませんが、飼育環境によっては共食いしてしまう可能性もあります。				
	
	体格差がある金魚を混泳させたり、弱っている金魚を同居させたりするのは避けましょう。				
	
	また、餌が足りていないと共食いを誘発してしまう可能性があります。したがって、長期間家を留守にするときなども注意が必要です。					
4.睡眠時間が短い
	金魚の睡眠時間は1日に2〜3時間程度だといわれています。また、その2〜3時間の睡眠を一気にとるのではなく、30分ずつくらいに小分けして眠るのが特徴です。				
	
	金魚はフナを祖先にもっています。野生のフナが自然の中で生き抜いていくためには、常に外敵に備えておかなくてはなりません。				
	
	長時間の睡眠をとっていると無防備な状態になってしまうので、小分けにして眠るようになったといわれています。				
	
	そのフナの習性が、金魚にも受け継がれているということです。					
5.オス・メスの見分け方が難しい
	金魚は、オス・メスの見分け方が難しい魚です。				
	
	金魚のオス・メスを確認する時は、お尻の「生殖孔」と呼ばれる部分で判別します。生殖孔の形が細長ければオス、丸ければメスです。				
	
	またオスは、繁殖期になると胸ビレやエラ蓋に白い斑点が現れます。この白い斑点は「追い星」と呼ばれています。					
飼い方が簡単な金魚の種類8つと値段相場
	金魚といってもさまざまな種類が存在するので、どの金魚を飼育しようか迷ってしまいまうよね。				
	
	ここでは、丈夫で飼育しやすい初心者におすすめの金魚を8種類紹介します。					
	1.和金(わきん)				
	
	2.更紗和金(さらしなわきん)				
	
	3.朱文金(しゅぶんきん)				
	
	4.コメット				
	
	5.琉金(りゅうきん)				
	
	6.ピンポンパール				
	
	7.ランチュウ				
	
	8.出目金(でめきん)					
それぞれの値段相場も取り上げるので、金魚選びの参考にしてください。
1.和金(わきん)

	日本で最も多く流通しているのが「和金(わきん)」という品種です。観賞魚としての歴史が長く、室町時代から飼育されているといわれています。				
	
	金魚の中では1番原種に近く、体が丈夫で泳ぎが速いのが特徴。金魚すくいでよく見かけるのはこの品種で、値段も200円程度と安価です。					
大型に育ちやすいので、餌の与えすぎには注意しましょう。
2.更紗和金(さらしなわきん)

和金と同様に丈夫で飼育しやすいといわれているのが「更紗和金(さらしなわきん)」です。
	更紗とは、赤と白のまだら模様のことを指します。				
	
	原種に近い品種なので、値段も800円程度と比較的リーズナブル。まだら模様のバランスが良ければ値段も高くなる傾向にあります。					
また、更紗和金の中でも尾が3〜4つに分かれている個体が「開き尾」です。華やかな見た目で鑑賞性が高く、人気を集めています。
3.朱文金(しゅぶんきん)

	日本の養魚家によって生み出された日本固有の金魚が「朱文金(しゅぶんきん)」です。				
	
	和金に似た体格をしていますが、体色は薄い青・赤・黒の三色。個体によって模様が異なるので、個性を楽しめる品種です。					
	体色は大人になるにつれて濃くなっていきます。				
	
	水質や水温に適応しやすい品種なので、初心者でも飼いやすいのが特徴。					
値段相場は900円程度です。
4.コメット

素早い泳ぎが特徴の品種が「コメット」です。「泳ぐ姿が彗星(コメット)のように速い」といわれたことから、この名前がつけられました。
	水槽の中でのびのびと過ごせるように、60㎝水槽を用意してあげるようにしましょう。				
	
	体色や模様は個体によってさまざまですが、基本は赤と白の二色です。食欲旺盛で大きく育ちやすく、体長が30㎝ほどになることもしばしばあります。					
値段相場は900円程度です。
5.琉金(りゅうきん)

和金のような細長い体型ではなく、丸みを帯びた体型の金魚の代表格が「琉金(りゅうきん)」です。
	中国から沖縄(琉球)を介して日本に伝わったため、この名前がつけられました。				
	
	体全体が赤い個体もいれば更紗模様の個体も存在し、更紗模様の方が人気が高い傾向にあります。					
また、泳ぎがあまり得意ではないのも琉金の特徴です。体に負担がかからないように、餌の量に気をつけて、理想的な体型を維持させてあげましょう。
値段は900円程度から、人気の模様だと数千円となる個体もあります。
6.ピンポンパール

ピンポンパールは、「珍珠鱗(ちんしゅりん)」という品種の別名です。輝く鱗や丸い体型、黒い目がかわいいと人気を集めています。
	ただピンポンパールには、幼魚のうちに病気を患いやすいという特徴があります。しっかりと飼育環境をを整えてあげる必要があるでしょう。				
	
	無事に大人になれれば、平均して5年〜6年は元気に過ごせます。					
値段相場は1,200円程度です。
7.ランチュウ

見た目の独特さから「金魚の王様」と呼ばれることもある品種が「ランチュウ」です。
	背びれがなく、華やかな尾と肉瘤が発達した大きな頭が目を引きます。体長は20㎝近くにもなる大型の金魚です。				
	
	ランチュウは各地で品種改良が盛んに行われており、品種が細分化されているのが特徴。					
値段も数千円〜数万円と幅広く、品種によって大きく異なります。
8.出目金(でめきん)

和金と同じく金魚すくいで見かける機会が多いのが「出目金(でめきん)」です。
	体型は琉金に似て丸く、体色は黒色。目が飛び出しているので、目が傷つかないように水槽のレイアウトを組んであげましょう。				
	
	視力はあまり良くありませんが、比較的丈夫で飼いやすい金魚です。					
流通量が多く、600円程度の安価な値段で販売されています。
金魚の飼育環境の選び方

	金魚を長生きさせるためには、飼育環境選びが大切です。				
	
	「屋外か室内か」「エアーポンプの有無」について解説していきます。					
屋外か室内か
金魚を屋内で飼育するか室内で飼育するか迷っている方もいるでしょう。それぞれにメリット・デメリットがあるので、以下の表を参考にしてください。
| メリット | デメリット | |
|---|---|---|
| 屋外飼育 | ・太陽光により金魚の色が美しくなる ・気温の変化があるので丈夫に育つ | ・猫や鳥などの天敵に襲われるリスクがある | 
| 室内飼育 | ・猫や鳥などの天敵から金魚を守れる ・こまめに様子をチェックできる | ・エアポンプの音がする ・ヒーターや照明などの電気代がかかる | 
	また、屋外飼育の場合は冬場は金魚が冬眠するので、お世話が不要になります。				
	
	自分が飼育しやすいと思う方を選びましょう。					
エアーポンプの有無
	エアーポンプなしでも金魚は飼育できますが、設置した方が金魚が長生きしやすい傾向にあります。				
	
	金魚が大きく成長してしまうと、エアーポンプなしでは酸素不足になってしまう可能性があるからです。				
	
	どうしても設置できない場合は、水面の表面積が広くなるように大きめの水槽を用意して、水深は浅くするように心がけましょう。					
金魚の飼育に必要なもの

金魚の飼育に必要なものを8つ紹介します。
	1.水槽(金魚鉢)				
	
	2.水質調整剤				
	
	3.ろ過フィルター				
	
	4.エアポンプ				
	
	5.砂利				
	
	6.水草				
	
	7.水温計				
	
	8.照明					
	全てが必須なわけではありませんが、金魚の健康を維持するためには、用意しておいた方が良いアイテムです。				
	
	1つずつ確認していきましょう。					
水槽(金魚鉢)
	金魚の住処となる水槽を用意しましょう。四角い水槽タイプや丸い金魚鉢タイプなど、さまざまな水槽が販売されているので、好みに合わせて選んでください。				
	
	また、金魚がのびのびと泳げるくらいの余裕がある大きさのものを購入しましょう。品種によっては大きく成長する金魚もいるので、事前に調べておいてください。					
そして、水槽は安定した場所に置くようにしましょう。不安定な場所において何かの拍子に水槽が転落してしまうと、金魚が命を落としてしまうかもしれません。
水質調整剤
水質調整剤は必ず用意しておきたいアイテムです。水道水にはカルキが含まれているので、そのまま使用してしまうと金魚にダメージを与えてしまいます。
水質調整剤を使えば、水道水の中にある有害物質を除去してくれます。中には、金魚の表皮を保護してくれる成分が含まれている商品もありますよ。
水道水を太陽光に当ててカルキを抜く方法もありますが、時間がかかってしまうので、水質調整剤の購入がおすすめです。
ろ過フィルター
	ろ過フィルターを設置しておくと、水質をきれいに保ちやすくなります。必須ではありませんが、頻繁に水換えができない方は用意しておきましょう。				
	
	飼育する金魚の品種によっては泳ぐのが苦手な金魚もいるので、水流が弱めなものを選ぶようにしましょう。					
エアポンプ
	水槽内に多くの酸素を供給するために、エアーポンプを設置しましょう。				
	
	酸素の量が多いほど、金魚が健康的に成長するといわれています。					
砂利
必須ではありませんが、水槽の底に砂利を敷くのがおすすめです。見た目が良くなるだけではなく、砂利には以下のような効果が期待できます。
	・水槽のガラス面への光の反射を抑制する				
	
	・砂利の凹凸部分でろ過バクテリアが繁殖するので、水質を保ちやすくなる					
特に、ガラス面への反射光が強いと金魚は疲れてしまいます。ストレスなく過ごせるように、砂利を敷いてあげるようにしましょう。
水草
水草も必須ではありませんが、設置しておくと金魚が過ごしやすくなります。水草には以下のような効果が期待できますよ。
	・水の中の不要な栄養素を吸収してくれるので、水質が安定しやすい				
	
	・金魚が身を隠せる場所ができる				
	
	・お腹が空いたときに、金魚のおやつ代わりになる					
	人になつきやすい金魚ですが、常に人の目にさらされているとストレスがたまります。水草があれば自由に身を隠せるので、金魚もリラックスできるでしょう。				
	
	また、長期間家を空けることが多い場合は、おやつの代わりにもなる水草を植えておくのがおすすめです。					
水温計
金魚の健康を維持するためには、水温管理が大切です。水温計を用意して、適切な温度に保てているかどうかを確認するようにしましょう。
照明
	光が入らない場所に水槽を設置する場合は、照明を用意しましょう。金魚も人間と同じように、日光によって昼夜を判別しています。				
	
	時間に合わせて点灯・消灯し、自然界のリズムを再現するようにしてください。				
	
	蛍光灯タイプよりも、長持ちして自然な光に見えるLEDタイプがおすすめです。					
飼い方を解説する前に!金魚の水槽の立ち上げ手順

	早速金魚を飼ってみよう!と思った方、金魚を水槽に入れる前に「水槽の立ち上げ方」を確認してください。				
	
	水槽の立ち上げとは、水槽の中にあるろ過フィルターや水草や砂利にバクテリアを増やし、水の中で有害物質が増えないように水槽を整えること。					
水槽は、以下の7つのステップで立ち上げていきます。
	1.水槽の置き場所を決める				
	
	2.砂利を敷く				
	
	3.機器類を取り付けてレイアウトする				
	
	4.水を8分目まで入れる				
	
	5.水草えを植える				
	
	6.金魚を袋ごと水槽に入れる				
	
	7.金魚を袋から出す					
金魚を飼育するのが初めての方は、7つの順番を守って水槽を立ち上げてください。以下でそれぞれのステップを詳しく解説していきます。
1.水槽の置き場所を決める
	まずは水槽の置き場所を決めましょう。水槽が転落しないように、安定した場所に置くようにしてください。				
	
	また、エアーポンプやろ過フィルターの電源がとれるかどうかも重要なポイントです。				
	
	エアーポンプの音が気になる方は、寝室から離れた場所に設置しましょう。					
2.砂利を敷く
	置く場所が決まったら、砂利を敷きます。2〜3cmの厚さになるように、均等に敷いてください。				
	
	水洗い不要の商品もありますが、砂利は1度水で洗ってから使用するのが基本です。					
3.機器類を取り付けてレイアウトする
	次に、ろ過フィルターやエアーポンプなどの機器類を取り付けます。				
	
	コード類が絡まったり、水がはねてショートしたりしないように、安全な配置を考えてください。				
	
	また同時に、設置したい石や流木などもレイアウトしましょう。					
4.水を8分目まで入れる
	レイアウトが完成したら、水槽の8分目くらいまで水を入れます。				
	
	水質調整剤を使ったり、天日にさらしたりして、必ずカルキ抜きをした水を使用してください。					
5.水草を植える
	水草を植える場合は、金魚を放つ前のこのタイミングで植え付けます。				
	
	ピンセットなどを使用して、レイアウトを考えながら植え付けましょう。					
6.機器類が安定するのを待つ
水槽内のバクテリアの繁殖が不十分だと、せっかく飼おうと思った金魚が長生きできません。
ろ過装置が安定し、水槽内に充分バクテリアが繁殖するまで1日~数日程度様子を見ましょう。大きな水槽の場合、ろ過装置が安定するまで一週間ほどかかることもあります。
水槽が十分に立ち上がっているか確認したい場合は、水質検査薬を使いましょう。2~3000円程度で購入できます。PH値や硫酸塩・アンモニアの値が金魚に合っているかを確認してみてください。
7.金魚を袋ごと水槽に入れる
	次に、金魚を水槽に入れます。				
	
	いきなり水槽に直接放つのではなく、買ってきた袋ごと入れて水温に慣れさせましょう。					
8.金魚を袋から出す
	金魚が水槽内の水温に慣れたら、金魚を袋から出して水槽に放ちましょう。				
	
	袋の中にあった水も一緒に入れるようにしてください。				
	
	以上で水槽の立ち上げ作業は完了です。					
最初の1ヶ月程度は、金魚を水槽に慣れさせる期間と考え、何か異常が起きていないか、頻繁に観察するとよいでしょう。
金魚の飼い方のポイント

金魚の飼い方のポイントを4つ紹介します。
	1.毎日観察する				
	
	2.水温管理をしっかりと行う				
	
	3.定期的に掃除・水換えを行う				
	
	4.迎え入れたらまずは塩水浴させるのがおすすめ					
	金魚の飼い方はそこまで難しくありません。初心者でも上記の4点を把握していれば、金魚の健康を保てますよ。				
	
	以下で詳しく解説していきます。					
1.毎日観察する
	金魚を毎日観察して、小さな異変も見逃さないようにしてください。				
	
	以下のような状態が見られたら、何らかの病気の初期症状である可能性が高いです。					
	・フラフラと泳いでいる				
	
	・背びれをたたんでいる				
	
	・水槽の底でじっとしている				
	
	・体に白い斑点ができている				
	
	・フンの色や長さがいつもと違う					
	上記のような異変が見られたら、速やかに動物病院を受診しましょう。				
	
	金魚は自分では不調を訴えられないので、飼い主さんが敏感に感じ取ってあげてください。					
2.水温管理をしっかりと行う
	金魚が快適に過ごせる水温を維持するようにしましょう。				
	
	理想的な水温は、15〜28℃です。20℃以上になると金魚の動きが活発になり、餌もよく食べるようになります。				
	
	逆に水温5℃を下回ると、金魚が冬眠してしまう可能性があります。室内飼育での冬眠は失敗のリスクがあるので、適切な水温を保つようにしてください。					
3.定期的に掃除・水換えを行う
	定期的に水槽を掃除して水換えを行い、清潔な環境を保つようにしましょう。				
	
	不衛生な環境は、金魚の不調につながります。				
	
	水換えの頻度は1〜2週間に1度が目安です。				
	
	掃除をするときは、水槽の側面についた汚れや底に溜まった排泄物を取り除きます。				
	
	そして水を吸い出し、新しい飼育水を追加しましょう。				
	
	このとき、全ての水を入れ替えるのはNG。急に環境が変わってしまうと、金魚にストレスがかかります。				
	
	入れ替える水の量は、全体の3分の1〜5分の1程度にしておきましょう。					
4.迎え入れたらまずは塩水浴させるのがおすすめ
	金魚を迎え入れたら、まずは旅の疲れを癒すために塩水浴をするのがおすすめです。				
	
	塩水浴とは、塩分で金魚の負担を軽くして、自己治癒力を高める養生方法のこと。カルキを抜いた水に0.5%の濃度になるくらいの塩を溶かし、その水で金魚を1週間程度管理します。				
	
	清潔な環境を保つために、毎日半分〜全量の水換えを行うようにしてください。				
	
	塩水浴は、金魚の体調が優れないときに行うのも効果的です。					
金魚の餌の与え方

	金魚の餌を購入すると、商品のパッケージに「与えるえさの量の目安」が記載されています。				
	
	しかし、金魚は季節によって食べる量が変化する魚です。夏は食欲が旺盛ですが、冬になるとほとんど食べない個体も存在します。				
	
	したがって、いつも同じ餌の量を食べ切るのは難しいと考えておきましょう。					
	基本的には、「5分以内に食べ切れる餌の量」がベストです。食べ切るまで観察して、食べ残した餌はすぐに取り除くようにしてください。				
	
	また、迎え入れたばかりの頃は環境に慣れていないため、食べる量も少なくなります。金魚の様子を観察しつつ、適切な量の餌を与えるようにしましょう。					
フレークタイプや粒タイプなどさまざまな餌が販売されているので、色々試してみて、金魚の好みを探ってください。
金魚の寿命とかかりやすい病気

	金魚の寿命は品種にもよりますが、10〜15年程度だといわれています。				
	
	長生きのためには、日々の健康管理が大切です。金魚がかかりやすい病気には以下のようなものがあるので、注意しておきましょう。					
	・白点病				
	
	・尾腐れ病				
	
	・水カビ病				
	
	・エラ病				
	
	・赤斑病					
	上記の病気は、寄生虫や細菌、水カビなどが原因で起こります。こまめに水槽を掃除して水を交換し、清潔な環境を保つことが大切です。				
	
	また、金魚は胃がない魚なので、消化不良を起こしやすい傾向にあります。餌を与えすぎないようにして、フンの状態に異常がないかをこまめに確認するようにしましょう。					
金魚の飼い方 注意点5つ

金魚の飼い方における注意点を5つ紹介します。
	1.餌を与えすぎない				
	
	2.天敵対策をしっかりと行う				
	
	3.飼えなくなったからといって放流しない				
	
	4.種類が違う金魚を混浴させない				
	
	5.受審できる動物病院を探しておく					
金魚の健康と長生きのためにも、しっかりと注意点を把握しておきましょう。
1.餌を与えすぎない
	金魚が食欲旺盛だからといって、餌を与えすぎないようにしてください。				
	
	金魚は胃をもたない魚なので、沢山食べても満腹感を得られません。与えれば与えた分だけ食べてしまうので、飼い主さんが量を調節してあげる必要があります。				
	
	餌を食べすぎると消化不良を起こしやすくなるだけではなく、体に負担がかかる可能性も。				
	
	適切な餌の量をしっかりと守り、体型管理をしてあげましょう。					
2.天敵対策をしっかりと行う
	金魚を屋外で飼育する場合は、天敵対策をしっかりと行いましょう。				
	
	水槽にネットや蓋を被せて、鳥や猫が近づけないようにしてください。				
	
	また、室内飼育で猫や犬などを飼っている場合も注意が必要です。				
	
	水槽にしっかりと蓋をして、なるべく犬や猫の手が届かない場所に水槽を置くようにしましょう。					
3.飼えなくなったからといって放流しない
	飼えなくなったからといって、金魚を川などに放流しないでください。				
	
	金魚は、人の手による品種改良で生み出された魚です。野生の金魚は存在せず、自然の中で生き抜いていく力がありません。				
	
	飼えなくなった場合は他の人に譲るなどして、金魚の命に責任をもつようにしましょう。					
4.種類が違う金魚を混浴させない
	種類が違う金魚を混浴させるのは避けましょう。				
	
	泳ぎ方や体格に差があると、イジめる・イジメられるという力関係ができてしまうかもしれません。				
	
	イジメられた結果、衰弱して命を落としてしまう可能性もありますよ。				
	
	複数匹を同じ水槽で飼育するときは、同じ品種の金魚を選ぶようにしましょう。					
5.受診できる動物病院を探しておく
	金魚を飼育すると決めたら、受診できる動物病院を探しておきましょう。				
	
	魚類を診てくれる動物病院は、まだまだ少ないです。体調を崩してから病院を探していると、手遅れになってしまうかもしれません。				
	
	万が一の場合に備えて、受診可能な動物病院の目星をつけておきましょう。					
インスタグラムの投稿からかわいい金魚を紹介!
	インスタグラムの投稿から可愛い金魚を紹介します。				
	
	金魚たちの魅力を堪能してください。					
水泡眼のプクちゃん
	目の下に風船のような膨らんだ袋がついている「水泡眼」という種類のプクちゃん。				
	
	こちらをじっと見つめる顔も、口をパクパク開けた顔もかわいいですね〜。				
	
	体色のオレンジ色もとっても鮮やかで、見ているだけで癒されます。					
迫力たっぷりな桜ダルマ和金さん
	迫力たっぷりの「桜ダルマ和金」という種類の金魚さん。				
	
	なんと体長は20cm!大きいですね〜!				
	
	体は大きいのに、口をパクパクしている姿はかわいらしくてギャップがあります。				
	
	赤と白の模様も鮮やかなので、お家に迎え入れたら一気に部屋が華やかになりそうです。					
正面からのお顔がかわいい金魚さん
	金魚さんの正面からの顔をパシャリ。				
	
	みんな何とも言えないかわいらしい表情をしていますね〜。				
	
	金魚って横から見ることが多いので、正面からの顔を見る機会ってなかなかない気がします。				
	
	でも、正面からの顔も負けず劣らずキュートです!				
	
	家族に迎え入れたら、色々な角度から沢山の表情を見られるようになりますね。					
金魚の飼い方に関するよくある質問

最後に、金魚の飼い方に関するよくある質問4つに回答します。
1.金魚を選ぶときのポイントは?
アクアショップなどで金魚を選ぶときは、以下の4点をチェックしましょう。
	・元気に泳いでいるか				
	
	・背びれがピンと立っているか				
	
	・ヒレに傷はないか				
	
	・体に白い斑点や赤いシミはないか					
すでに弱っている金魚を迎え入れてしまうと、一緒に過ごせる時間も少なくなってしまいます。上記の4点をチェックして、状態が良い金魚を迎え入れましょう。
2.金魚は冬眠させた方が良い?
	金魚の冬眠には、「体が丈夫になる」「子孫を残しやすくなる」などのメリットがあります。				
	
	しかし、冬眠には失敗のリスクもあるので、無理にさせる必要はありません。特に弱っている個体や寒さに弱い品種は、冬眠によって命を落としてしまう危険性も。				
	
	金魚の命を守るために、冬眠させるかどうかは慎重に判断してください。					
3.金魚の繁殖は可能?
	金魚の繁殖は自宅でも可能です。複数匹を同じ水槽で飼育していると、自然とメスが卵を産むようになるでしょう。				
	
	水草や水槽の底に半透明の粒が現れたら、それが金魚の卵です。					
4.金魚が卵を産んだときはどうすれば良い?
	金魚が卵を産んだらスポイトなどで卵を優しく吸い上げ、別の水槽に移しましょう。				
	
	卵をそのままにしていると、金魚が餌と勘違いして食べてしまう可能性があります。				
	
	別の水槽に移したら、水温は20〜25℃になるように調節してください。順調にいけば、7日程度で孵化します。					
飼い方を把握してから金魚を迎え入れよう!

	金魚は、体が丈夫で人になつきやすい観賞魚です。お世話の内容も比較的簡単なので、初心者でも飼育に挑戦しやすいでしょう。				
	
	また、広いスペースがなくても飼育できるので、マンションやアパートに住んでいる方にもおすすめです。				
	
	金魚に興味がある方は、本記事の内容を参考にしつつ、家族に迎え入れる準備を始めてみてはいかがでしょうか。					
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