
しかし、いざ飼うとなると「餌は虫しか食べないの?」「冬はどうすればいい?」といった疑問や不安が出てくるものです。
この記事では、カナヘビの基本的な生態から、初心者さんが悩みやすい「餌の種類の真実(かつおぶし問題)」や、寿命を左右する「冬の保温対策」まで、失敗しない飼育方法を徹底解説します。
カナヘビにかつおぶしはあげてもいいの?
結論、月に数回程度のおやつならOK!でも主食にするのはNGです。
詳しくは本文で解説しますね。
- カナヘビ飼育のポイント7か条(餌・寿命・冬の対策)
- カナヘビの基本|特徴・寿命・トカゲとの違い
- 初心者必須!カナヘビ飼育に必要なもの(飼育セット)
- カナヘビの餌|かつおぶしはOK?虫嫌いでも飼える?
- カナヘビの正しい飼い方とお世話ルーティン
- 寿命を延ばす「冬の過ごし方」と冬眠のリスク
- 気をつけたい病気とトラブル(卵・脱皮不全)
- カナヘビに関するよくある質問(FAQ)
- インスタグラムで見つけたかわいいカナヘビを紹介!
- まとめ|正しい環境と餌でカナヘビと長く暮らそう
カナヘビ飼育のポイント7か条(餌・寿命・冬の対策)
初めてカナヘビを飼う方のために、まずは「これだけは押さえておきたい」飼育の重要ポイントを7つにまとめました。ここを理解しておけば、大きな失敗を防げます。
- ●飼育環境:室温は25℃前後、湿度は50〜70%をキープ。通気性の良いケージを使用する。
- ●必須アイテム:日光浴代わりのバスキングライトと、骨の健康を守る紫外線ライトは必ず用意。
- ●主食:基本はコオロギなどの「生き餌」。人工飼料を食べる子もいるが、虫を与える覚悟は必要。
- ●栄養管理:餌には必ずカルシウムパウダー(ビタミンD3入り)をまぶして与える(くる病予防)。
- ●かつおぶし:塩分が多く栄養が偏るため、主食には不可。あくまでたまのご褒美として。
- ●寿命:適切な飼育下なら7年〜10年生きることも。長期飼育を前提に迎えること。
- ●冬の過ごし方:初心者の冬眠は死亡リスクが高い。ヒーターを使って保温し、冬眠させずに越冬させるのが安全。
これらのポイントを踏まえたうえで、次の章からはカナヘビの生態や、具体的なアイテムの選び方について詳しく解説していきます。
カナヘビの基本|特徴・寿命・トカゲとの違い
「カナヘビ」という名前ですが、ヘビの仲間ではなくトカゲの一種です。日本(北海道〜九州)に広く生息する「ニホンカナヘビ」が代表的で、かわいらしい顔つきから「愛蛇(かなへび)」と名付けられたという説もあります。
飼育を始める前に、まずは彼らがどんな生き物なのか、基本的な特徴を知っておきましょう。
カナヘビの特徴と平均寿命

カナヘビの最大の特徴は、体長の約3分の2を占める長い尻尾です。スマートな体型をしており、体全体がザラザラした鱗(うろこ)で覆われています。
また、彼らは人間と同じ生活リズムで活動する「昼行性」です。昼間は日光浴をして体温を上げ、活発に餌を探し回りますが、夜になると葉の茂みや土の中でぐっすりと眠ります。
そして驚くべきは、その寿命です。野生下では天敵が多く数年で命を落とすことが多いですが、飼育下で適切に管理すれば平均5年〜10年ほど生きます。ハムスターなどの小動物よりも長生きするため、長いお付き合いになることを覚悟して迎え入れましょう。
ニホントカゲとの違い(見分け方)
よく間違えられるのが、同じ場所で見かけることの多い「ニホントカゲ」です。動きが似ていますが、よく見ると見た目や質感が全く異なります。
簡単な見分け方を表にまとめました。
| カナヘビ | ニホントカゲ | |
|---|---|---|
| 見た目・質感 | 光沢がなく、ザラザラ(乾いた感じ) | 光沢があり、ツヤツヤ(濡れた感じ) |
| 体型・尻尾 | 全体的に細長く、尻尾が非常に長い | 首が太くずんぐりしており、尻尾は短め |
| 生息場所 | 比較的乾いた場所(ブロック塀や低い草の上) | 少し湿った場所(石の下や側溝、落ち葉の中) |
「ガサガサ」していて尻尾が長いのがカナヘビ、「ツヤツヤ」していて虹色に光る(幼体)のがニホントカゲ、と覚えるとわかりやすいでしょう。
オスとメスの判別方法
カナヘビのオスとメスを見分けるのは、初心者には少し難しいかもしれません。主な判別ポイントは以下の2点です。
1. 尻尾の付け根の膨らみ
後ろ足の付け根(総排出腔付近)が膨らんでいるのがオス、スッキリしているのがメスです。オスには「ヘミペニス」と呼ばれる生殖器が収納されているため、この部分が太くなっています。
2. お腹の噛み跡(V字の傷)
お腹に「くの字(V字)」のような黒い噛み跡がある場合、それは交尾経験のあるメスの可能性が高いです。カナヘビのオスは交尾の際、メスの体を固定するためにお腹に噛みつく習性があるからです。
繁殖を考えていない場合は、オスメスを分けて飼育することで、無計画な産卵や喧嘩を防ぐことができます。
初心者必須!カナヘビ飼育に必要なもの(飼育セット)

「カナヘビは外にいる生き物だから、虫かごがあれば飼えるでしょ?」と思っていませんか?
実は、日本の室内環境はカナヘビにとって乾燥しすぎたり、日照不足だったりすることが多いのです。健康に長生きさせるために、以下の7つ道具を揃えましょう。
ケージ・床材・シェルター
まずはカナヘビの居住スペースとなる「家」を作ります。
●飼育ケージ
カナヘビは運動量が多く、立体的な動きも得意です。脱走を防ぐために「蓋がしっかり閉まるもの」を選んでください。
幅45cm〜60cm程度の爬虫類用ガラスケージや水槽が理想ですが、通気性の良い大きめのプラスチックケース(虫かご)でも飼育可能です。
●床材
湿度を保つために床材は必須です。以下のいずれかを2cm〜3cmほどの厚さで敷きましょう。
- 爬虫類用ソイル(ヤシガラ土など):保湿性が高く、フンの臭いも吸着してくれるので初心者におすすめ。
- 赤玉土・腐葉土:園芸用も使えますが、薬品が含まれていないか確認が必要。
- キッチンペーパー:掃除は楽ですが、潜れないためカナヘビのストレスになることも。一時的な避難用として。
●シェルター(隠れ家)
カナヘビは警戒心が強いため、身を隠せる場所がないと常にストレスを感じてしまいます。市販の素焼きシェルターや、流木、落ち葉などを入れて、安心できる隠れ家を作ってあげましょう。
ライト・ヒーター類(紫外線・バスキング)
カナヘビ飼育で最も重要、かつ初心者が準備し忘れるのが「ライト類」です。これらがないと、カナヘビは病気になり、長生きできません。
●紫外線ライト(UVB)
太陽光に含まれる紫外線を再現するライトです。カナヘビは紫外線を浴びて体内でビタミンD3を作り、カルシウムを吸収します。これが不足すると、骨が変形する「くる病」になってしまいます。窓越しの日光では紫外線がカットされてしまうため、専用ライトが必須です。
●バスキングライト(保温球)
ホットスポット(ケージ内の一部を高温にする場所)を作るためのライトです。カナヘビは変温動物なので、外部の熱で体を温めてから活動し、食べたものを消化します。
※冬場はこれらに加え、ケージ全体を温める「パネルヒーター」や「暖突」などの保温器具も必要になります(詳しくは後述の「冬の過ごし方」で解説)。
水入れ・ピンセット
●水入れ
飲み水としてだけでなく、脱皮前には全身浸かって皮をふやかす「水浴び」にも使います。全身が入るくらいの大きさで、溺れない浅めの水皿を用意しましょう。
●給餌用ピンセット
生き餌を与える際に使用します。割り箸でも代用できますが、竹製や木製のピンセットなら、カナヘビが勢いよく噛み付いても口の中を怪我しにくいのでおすすめです。
カナヘビの餌|かつおぶしはOK?虫嫌いでも飼える?
「カナヘビはかつおぶしで育つ」という話を耳にしたことはありませんか?
また、「飼ってみたいけど、どうしても生きた虫を触るのが無理…」という方もいるでしょう。
ここでは、カナヘビの食生活に関する疑問と、現代の飼育事情について解説します。
かつおぶしはおやつ程度に!栄養面の真実
結論から言うと、かつおぶしを主食にするのはNGです。
確かに、鼻先に持っていくとパクパク食べるカナヘビは多いですが、それは単に「匂いが強くて美味しいから」に過ぎません。人間で言うところの「ポテトチップス」のような存在です。
【かつおぶしが主食に向かない理由】
- 栄養バランスの偏り:リンが多くカルシウムが少ないため、骨の病気(くる病)の原因になります。
- 塩分過多:人間用の食品は、体の小さなカナヘビには塩分が強すぎて内臓に負担がかかります。
- 偏食のリスク:美味しい味を覚えると、本来必要な栄養価の高い昆虫を食べなくなる恐れがあります。
どうしても与えたい場合は、月に1〜2回、ごく少量を「ご褒美」としてあげる程度に留めましょう。
基本は生き餌(コオロギ・ミルワーム)
カナヘビは肉食性の強い雑食ですが、基本的には「動く昆虫」を主食とします。狩猟本能を刺激し、栄養価も最も高いため、以下の生き餌を与えるのが理想です。
●ヨーロッパイエコオロギ(イエコ)
爬虫類ショップや大きめのペットショップで入手可能。栄養バランスが良く、最もポピュラーな主食です。
●ミルワーム
ホームセンターでも売られている安価な幼虫。脂肪分が多いため、コオロギと併用するか、少し栄養価の低いおやつとして考えましょう。
●クモやバッタ(野生採取)
公園で捕まえたクモや柔らかいバッタも大好物です。ただし、除草剤がかかっている場所の虫は避けてください。
虫が苦手な人へ!人工飼料とカルシウム剤の活用
「虫はどうしても苦手…」という方にとっての救世主が、爬虫類用の「人工飼料」です。
最近では、昆虫を原料にしたペースト状の餌(レオパゲルなど)や、乾燥フードが開発されています。
- ゲルタイプ:プルプルした食感で、水分補給も同時にできます。
- 乾燥タイプ:水でふやかして与えます。保存がきくので便利です。
これらをピンセットでつまみ、目の前でゆらゆらと動かして「生きている虫」のように見せると、食べてくれる個体もいます。
ただし、すべてのカナヘビが餌付くわけではありません。頑固に生き餌しか食べない子もいるため、「食べない場合は諦めて虫を与える」という覚悟だけは持っておきましょう。
【超重要】カルシウムパウダーは必須!
生き餌・人工飼料どちらの場合も、「爬虫類用カルシウムパウダー(ビタミンD3入り)」を餌にまぶして与えてください。
飼育下のカナヘビはカルシウム不足になりやすく、これを怠ると骨が変形して短命に終わってしまいます。「餌には必ず粉をかける」を習慣にしましょう。
餌やりの頻度と食べない時の対処法
●餌の頻度と量
- 幼体(子供):成長期なので、毎日食べるだけ与えます。
- 成体(大人):肥満を防ぐため、週に2〜3回。頭の大きさと同じくらいの量を基準にします。
●食べてくれない時は?
カナヘビが食欲不振になる主な原因は「温度不足」です。室温が低いと消化機能が落ちるため、バスキングライトの温度を確認し、ケージ内を暖かくしてあげましょう。
また、脱水症状の可能性もあるため、霧吹きで水を飲ませてから餌を見せると反応することがあります。
カナヘビの正しい飼い方とお世話ルーティン

道具と餌の準備ができたら、いよいよカナヘビとの生活がスタートです。
カナヘビはきれい好きな一面があり、不衛生な環境だとすぐに体調を崩してしまいます。毎日のお世話をルーティン化して、快適な環境をキープしてあげましょう。
毎日の掃除と水換え・湿度管理
基本のお世話は、朝または日中の活動時間に行うのがおすすめです。
1. 水換えとフン掃除(毎日)
水入れの水は毎日交換します。カナヘビが水の中でフンをして汚れていることも多いので、容器をきれいに洗って新鮮な水を入れましょう。
また、床材の上に落ちている黒い粒のようなフンや、食べ残した餌はピンセットで取り除きます。これらを放置するとダニやカビが発生し、病気の原因になります。
2. 霧吹きでの湿度管理(1日1〜2回)
カナヘビにとって理想的な湿度は50〜70%です。乾燥しすぎると脱皮不全を起こしやすくなります。
朝と夜など、1日1〜2回ケージ内に霧吹きをして湿度を上げましょう。ケージの壁面に水滴がつくと、それを舐めて水分補給することもあります。
日光浴の重要性と時間の目安
「バスキングライト」や「紫外線ライト」を設置していても、やはり本物の太陽光には敵いません。天気の良い暖かい日は、積極的に日光浴をさせてあげましょう。
- 頻度と時間:週に1〜2回、1回につき15分〜30分程度。
- 方法:ケージごと網戸越しの窓辺に置くか、脱走防止ネットに入れた状態でベランダなどに出します。
【注意】真夏の直射日光はNG!
夏場の強い日差しの下にケージを放置すると、ガラス温室効果で内部の温度が急上昇し、わずか数分で熱中症になり死んでしまうことがあります。必ず日陰を作り、目を離さないようにしてください。
ハンドリング(触り方)の注意点
カナヘビを手に乗せて触れ合うことを「ハンドリング」と言います。飼い主にとっては至福の時間ですが、カナヘビにとってはリスクも伴います。以下のルールを守って行いましょう。
●無理に追いかけない
上から掴もうとすると、鳥などの天敵に襲われたと勘違いして恐怖を感じます。お腹の下に優しく手を差し入れ、自ら乗ってくるのを待ちましょう。
●尻尾を絶対に掴まない
カナヘビは身の危険を感じると、自ら尻尾を切って逃げる「自切(じせつ)」を行います。
尻尾は再生しますが、再生には莫大なエネルギーを使うため、寿命を縮める原因になりかねません。子供が触るときは特に注意が必要です。
●長時間触りすぎない
人間の体温(約36℃)は、小さなカナヘビにとっては「熱すぎる」場合があります。長時間の接触は体力を消耗させるので、ハンドリングは1日数分程度に留め、鑑賞メインで楽しむのが長生きの秘訣です。
寿命を延ばす「冬の過ごし方」と冬眠のリスク

カナヘビ飼育で最もハードルが高いのが「冬」です。 変温動物である彼らは、気温が下がると活動できなくなります。冬を越す方法は「冬眠させる」か「加温して飼い続ける」かの2択ですが、初心者の方にはどちらが良いのでしょうか?
初心者に冬眠は非推奨!越冬させるメリット
野生のカナヘビは土の中で冬眠しますが、飼育下での冬眠は非常に難易度が高いため、初心者にはおすすめしません。
【冬眠のリスク】
冬眠中は仮死状態に近いレベルまで代謝を落とします。しかし、温度が高すぎるとエネルギーを消費して餓死したり、逆に低すぎると凍死したりと、管理がシビアです。春になっても目が覚めない、という悲しいケースも少なくありません。
【結論:冬眠させずに「保温」しよう】
ヒーターを使って春や夏と同じ環境を作り、冬眠させずに活動させ続ける方法(保温飼育)が最も安全です。餌も通常通り食べるため、体力を落とさずに春を迎えることができます。
冬の保温対策(パネルヒーター・保温球の配置)
冬眠させないためには、ケージ内の温度を常に20℃〜25℃以上に保つ必要があります。日本の冬の室温はこれより低くなるため、以下の器具を使って加温しましょう。
1. パネルヒーター(床暖房)
ケージの下に敷く薄型のヒーターです。ケージ底面の3分の1〜半分程度の面積に敷くことで、暖かい場所と涼しい場所の勾配を作ります。お腹を温めて消化を助ける効果があります。
2. 保温球や暖突(空気の加温)
パネルヒーターだけでは空気まで温まらない真冬には、光を出さないタイプの「保温球(セラミックヒーター)」や、ケージ上部に取り付ける「暖突」を併用します。
特に夜間、バスキングライトを消した後に急激に冷え込むのを防ぐために重要です。
3. 断熱材で囲う
ケージの周りをスタイロフォーム(断熱材)やダンボール、アルミシートなどで囲うだけでも、保温効果は格段にアップします。
【注意点】中途半端な温度が一番危険!
「ヒーターを入れたり切ったりする」「夜だけ寒い」といった環境は一番危険です。
体が冷えているのに餌を食べると、消化できずにお腹の中で餌が腐敗し、命に関わります。冬場は24時間体制で温度管理を行いましょう。
気をつけたい病気とトラブル(卵・脱皮不全)

どんなに可愛がっていても、病気やトラブルが起きることはあります。 カナヘビの不調は「環境」に原因があることがほとんどです。代表的な病気のサインと、突然の産卵への対処法を知っておきましょう。
くる病・脱皮不全・日射病の予防
1. くる病(骨の病気)
カナヘビの飼育で最も多いのがこの病気です。カルシウムや紫外線不足により骨が軟らかくなり、手足が曲がって歩けなくなったり、顎が閉まらなくなったりします。
一度発症すると完治は難しいため、予防がすべてです。「カルシウムパウダーを餌にまぶすこと」と「紫外線ライトの設置」を徹底してください。
2. 脱皮不全
脱皮の際に皮がきれいに剥がれず、指先や尻尾に残ってしまう状態です。残った皮が乾燥して食い込むと、その部分が壊死(えし)して取れてしまうことがあります。
原因は「乾燥」です。皮が残っている場合は、30℃〜35℃くらいのぬるま湯に数分間温浴させて皮をふやかし、綿棒などで優しく撫でて取り除いてあげましょう。
3. 日射病・熱中症
夏場、直射日光の当たる場所にケージを置くと発生します。口を開けて苦しそうに呼吸していたり、ぐったりして動かなくなったりします。
すぐに涼しい場所に移動させて体を冷やす必要がありますが、手遅れになるケースが多い危険な状態です。ケージの置き場所には常に注意しましょう。
卵を産んだらどうする?孵化の基本
春から初夏にかけて、飼っているメスが突然卵を産むことがあります(交尾していなくても無精卵を産むことがあります)。
カナヘビには親が卵を温めたり育てたりする習性はなく、放置すると踏み潰したり、食べてしまったりすることも。繁殖させたい場合は、以下の手順で保護しましょう。
【卵の救出と管理手順】
- すぐに別容器へ:親とは別の小さなプラスチックケースを用意します。
- 上下を変えない(最重要):爬虫類の卵は、産み落とされた後に上下をひっくり返すと中の胚が窒息死してしまいます。見つけたらすぐに卵の上部に油性ペンで印をつけ、向きを変えないようにスプーンなどで優しく移動させます。
- 床材の準備:湿らせたバーミキュライト(園芸用品)や水苔の上に卵を置きます。
- 温度管理:25℃〜28℃程度の暖かい場所で管理します。乾燥しないように注意すれば、約30日〜40日ほどで可愛い赤ちゃんが誕生します。
カナヘビに関するよくある質問(FAQ)

最後に、カナヘビの飼育においてよくある質問にQ&A形式で回答します。トラブルを未然に防ぐ知識として役立ててください。
弱っている時の見分け方は?
カナヘビは体調不良を隠す習性がありますが、限界が近づくと以下のようなサインを出します。
- 目が開かない・閉じている時間が長い:ビタミン不足や体力の低下。
- 呼吸が荒い・口を開けている:肺炎や熱中症の可能性。
- 痩せすぎている:腰骨や肋骨が浮き出ている場合は、餌不足や寄生虫、または内臓疾患の疑い。
- 動かない:つついても反応が鈍い場合は危険信号です。
これらの症状が見られたら、まずは飼育温度(バスキングライト)を見直し、改善しない場合は爬虫類を診察できる動物病院へ相談してください。
どこで入手・捕獲できる?
●購入する場合
総合ペットショップや爬虫類専門店で販売されています。価格は一匹500円〜1,500円程度と、爬虫類の中では非常にリーズナブルです。
●捕獲する場合
春〜秋の晴れた午前中に、公園の草むら、神社の石垣、川沿いのブロック塀などで日光浴をしていることが多いです。見つけたら素早く網などで捕まえますが、尻尾を切らないように注意しましょう。
人になつく?共食いはする?
●人になつく?
犬や猫のように甘えてくることはありませんが、危害を加えない人だと認識すれば「人慣れ」はします。
餌をピンセットから食べるようになると、飼い主の姿を見ただけで「餌をくれる人だ!」と寄ってくる子もいますよ。焦らずゆっくり信頼関係を築きましょう。
●共食いはする?
基本的には仲良く同居できますが、「体の大きさが違う」場合は危険です。
大人のカナヘビが、生まれたばかりの幼体や、自分より極端に小さな個体を餌と間違えて食べてしまう(あるいは尻尾を噛みちぎる)事故が起こり得ます。多頭飼いをする場合は、同じサイズ同士の個体を選ぶのが鉄則です。
インスタグラムで見つけたかわいいカナヘビを紹介!
「カナヘビって本当にかわいいの?」と思っている方へ。
実際に愛情たっぷりに飼育されている、インスタグラムの素敵な投稿をご紹介します。見ているだけで癒やされること間違いなしです!
カナヘビのカナタちゃん
kanahebi_daisukiさんのアカウントで紹介されている「むぎ」ちゃん♂と「しらす」ちゃん♀。2匹とも野生出身ですが、大切に育てられてすっかり家族の一員に。
この後しらすちゃんは卵を産んだそうで、命が繋がっていく様子にも感動します。カナヘビ好きなら共感必至のアカウント、ぜひチェックしてみてください。
まとめ|正しい環境と餌でカナヘビと長く暮らそう

身近な存在でありながら、実は奥が深いカナヘビ飼育。最後に大切なポイントをもう一度おさらいしましょう。
- 紫外線とバスキングライトは健康維持の生命線。
- 餌は「生き餌」が基本。かつおぶしはNG、人工飼料は個体による。
- カルシウムパウダーを毎回まぶして、くる病を防ぐ。
- 冬はヒーターで25℃以上をキープし、冬眠させずに越冬させる。
最初は「虫が苦手」「道具が多い」と戸惑うかもしれませんが、環境さえ整えてしまえば、カナヘビは丈夫で飼いやすいパートナーです。
つぶらな瞳で見つめてくる彼らとの生活は、きっとあなたの毎日に新しい発見と癒やしを与えてくれるはず。ぜひ、万全の準備をしてお迎えしてあげてくださいね。
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