盛り塩とは?正しい作り方・置く場所・捨て方などを徹底解説!の画像01

「盛り塩の正しい作り方や置く場所がわからない」「そもそも盛り塩とは?」「捨てるときはどうしたら良いのか知りたい」このようにお悩みの方は多いのではないでしょうか。

今回の記事では、盛り塩とは何かに加え、作り方・置く場所・捨て方などを紹介します。盛り塩で厄を祓い、運気を高めましょう。



こちらの記事もcheck!
鬼門・裏鬼門とは?意味や方角の調べ方、対策法を徹底解説
自分でできる鬼門除け・鬼門封じ【鬼門が気になる方必見】
家相は家の間取り図で鑑定!方位盤の見方や良い間取り例を解説

盛り塩とは?由来や効果は?

盛り塩とは?正しい作り方・置く場所・捨て方などを徹底解説!の画像02

盛り塩とは、お皿の上に山の形のように盛られた塩を指します。盛り塩が行われるようになった由来は、いくつかあると言われています。

代表的な由来の1つ目は、黄泉の国から伊邪那岐尊(いざなぎのみこと)が帰った際に、海で禊(みそぎ)を行うことにより穢(けが)れを祓ったという古事記の話です。

2つ目の由来は、平安時代に牛車で移動する高貴な方に来てもらえるように、家の前に牛の好物である塩を盛ったところ、牛が塩を舐めるために立ち止まったという話です。

1つ目の由来からは、海水つまり塩が邪気や穢れなどの悪い運気を祓う効果があるといわれるようになりました。2つ目の由来からは、お客さんを招く商売繁盛の効果があるといわれるようになりました。

盛り塩に使用する塩の種類

盛り塩とは?正しい作り方・置く場所・捨て方などを徹底解説!の画像03

盛り塩に使用する塩の種類は、粗塩が一般的です。決まりがあるわけではないですが、加工が施されていない海水由来の天然の塩が最も効果があるといわれているためです。

粗塩は、スーパーやコンビニなどでも手軽に購入できます。神社では、盛り塩専用の塩を販売していることもあります。

盛り塩をする場合は、きちんと粗塩を準備して、十分な効果を得ましょう。

盛り塩の形

盛り塩とは?正しい作り方・置く場所・捨て方などを徹底解説!の画像04

盛り塩の形は、円錐形や八角錐形が良いとされています。風水的に、円錐形や八角錐形などの尖った部分は、悪魔祓いや魔除けの効果があるといわれています。

とくに、八角錐形は、末広がりを意味する八という文字が入っており、縁起が良い形です。良い運気を引き寄せることに加え、形を維持しやすいこともメリットです。

盛り塩の形に迷った場合は、八角錐形にすることをおすすめします。

盛り塩の作り方

盛り塩とは?正しい作り方・置く場所・捨て方などを徹底解説!の画像05

盛り塩の作り方は、非常に簡単であるため、誰でも気軽にできます。準備するものは、次のとおりです。

・粗塩
・塩固め器
・小皿
・ヘラ

粗塩はスーパーやコンビニで、粗塩以外の道具はホームセンターやネットショップで購入できます。

とくに、ホームセンターやネットショップでは、粗塩を含めた必要な道具がセットで販売されていることもあるため、非常に便利です。

必要な道具が準備できたら、早速盛り塩を作りましょう。盛り塩の作り方は、次のとおりです。

①塩を塩固め器の1/3程度まで入れて、指で軽く押さえます。
②塩固め器の上まで塩を入れて、ヘラを使用して平らにします。
③小皿を裏返して、塩固め器にのせます。
④ゆっくりとひっくり返し、塩固め器を外して、小皿の上に塩を移動させます。

初めのうちは、力加減が難しいため、盛り塩の形がうまく作れないことがあります。何度か繰り返すことでコツを掴めます。失敗した場合は、手順1からやり直しましょう。

盛り塩を置くと良いとされる方角

盛り塩とは?正しい作り方・置く場所・捨て方などを徹底解説!の画像12

盛り塩を置くと良いとされる方角は、家の中心から見て東西南北の4方向と表鬼門である北北東、裏鬼門である南南西です。

表鬼門とは、鬼や邪気が入る方角のことを指し、表鬼門の反対の方角である裏鬼門とは、鬼や邪気が出る方角を指します。表鬼門と裏鬼門は、風水や家相において不吉とされている方角です。鬼や邪気の出入りする方角を盛り塩で塞ぐことにより、悪運を祓う意味があります。

ただし、方角により盛り塩の置く場所を決める場合は、家の中心を正確に把握することが大切です。正しい方角に置かなければ、効果がありません。

盛り塩は、家の中心から見た東西南北・表鬼門・裏鬼門に置くと良いとされていますが、家の中心がどこかわからない場合は、玄関やキッチンなど部屋の用途により置き場所を決めることをおすすめします。

盛り塩の置き場所

盛り塩とは?正しい作り方・置く場所・捨て方などを徹底解説!の画像06

家の中心がわからない場合は、方角ではなく、部屋の用途で盛り塩の置き場所を決めましょう。盛り塩の置き場所として、以下の部屋が挙げられます。

・玄関
・キッチン
・洗面所
・お風呂
・トイレ

それぞれ詳しく解説します。盛り塩の置き場所に迷っている方は、参考にしてください。

玄関

盛り塩のおすすめの置き場所の1つは、玄関です。玄関は家の入口であり、良い運気だけではなく、悪い運気も入る場所とされているためです。玄関に盛り塩を置くことにより、家のなかに悪い運気が入ることを防ぎ、良い運気のみを留まらせられます。

玄関に盛り塩を置いて人目につくことが気になる場合は、内側やシューズクローゼットの上など目立たない場所でも問題ありません。玄関に盛り塩を置いて、悪い運気を防ぎ、良い運気のみ招きましょう。

キッチン

キッチンも盛り塩を置くと良いとされている場所です。キッチンを含めた水回りは、運気が流れにくいといわれていることに加え、火も運気が滞る原因とされているためです。

古くから、水と火は強い力を持っており、対立する関係であると考えられてきました。キッチンでは、水と火の両方を使用するため、お互いが対立して、気のバランスが乱れやすい場所とされています。

盛り塩を置くことにより、水気と火気のバランスを整わせ、家のなかに良い運気を漂わせる効果を得られるといわれています。

洗面所

水回りである洗面所は、運気が流れにくいため盛り塩を置く方もいます。洗面所に盛り塩を置くことで、悪い運気が祓われ、家庭円満につながると考えられています。

お風呂

お風呂は、盛り塩を置くと良いとされている場所のうちの1つです。キッチンと同様、浴槽とボイラーつまり水と火を使用する場所であり、気のバランスが乱れやすいためです。お風呂に盛り塩を置いて、気のバランスを整えましょう。

また、お風呂は、身体についた汚れつまり穢れを洗い落とす場所です。盛り塩を置くことにより、浄化する効果があります。

お風呂に盛り塩を置くと、シャワーの飛び水や湿気などで形が崩れたり溶けたりすることが考えられますが、7〜10日間を目安に定期的に交換すれば、気にする必要はありません。

厄落としの効果が増すため、処分する盛り塩を浴槽に溶かして入浴することをおすすめします。

トイレ

盛り塩の置き場所として、トイレが挙げられます。トイレは、悪い運気や穢れが溜まりやすい場所とされているためです。

盛り塩を置くことにより、健康面において良い効果をもたらすといわれています。隅や棚・給水タンクの上などに置くと邪魔にならないため、おすすめです。

トイレに盛り塩を置いて、悪い運気や穢れを浄化しましょう。

盛り塩をするタイミング

盛り塩とは?正しい作り方・置く場所・捨て方などを徹底解説!の画像07

盛り塩には、邪気・穢れなど悪い運気を祓う効果や商売繁盛をもたらす効果があるといわれています。盛り塩をするタイミングは、次のとおりです。

・引っ越し、新年など、家や土地を清らかにしたいとき
・運気の低下を感じたとき
・商売繁盛の縁起を担ぎたいとき
・新しい年を迎えるとき(お正月)

それぞれ詳しく解説します。当てはまるタイミングがあれば、盛り塩をして運気を高めましょう。

引っ越し、新年など、家や土地を清らかにしたいとき

盛り塩をするタイミングとして、家や土地を清らかにしたいときが挙げられます。家や土地の気が不安定の場合、住民の運気も同様に不安定になる可能性があるためです。

引っ越した場合や新築を建てた場合などに盛り塩をすることが多い傾向です。環境が変わるなか、新たな住まいに悪い運気が入ることを防ぎ、良い運気を招く効果があります。さらに、家に早く馴染めるようにする効果も期待できます。

引っ越しや新築購入などで住まいの環境が変わった場合は、盛り塩を置いて、家や土地を清らかにすることにより、運気を高めましょう。

また、新しい年を迎える際に、盛り塩をする方も多いです。年が変わるタイミングで、家の中の邪気を払い、清らかな気持ちで1年を過ごせるようにという願いを込めて行われます。

運気の低下を感じたとき

日常生活のなかで、運気の低下を感じたときも盛り塩を置くことをおすすめします。盛り塩には、邪気や穢れなど悪い運気を祓う効果があります。

運気の低下を感じた場合は、家のなかに悪い運気が充満していることが考えられます。盛り塩を置いて、悪い運気を祓い、良い運気を招きましょう。

商売繁盛の縁起を担ぎたいとき

商売繁盛の縁起を担ぎたいときも盛り塩をすると良いとされています。盛り塩には、悪い運気を祓うほか、商売繁盛の効果があるといわれているためです。

事務所を開業した際やお店をはじめた際など、商売が繁盛してほしい場合は、盛り塩をしましょう。

新しい年を迎えるとき(お正月)

盛り塩は、歳神様を迎える新年に行うのもおすすめです。 玄関や家の入口に盛り塩を置くことで、今年一年の悪霊の侵入を防ぎ、良い運気を招き入れる効果が期待できますよ。

新年を清らかな気持ちで迎えるためにも、お正月に盛り塩をしてみてはいかがでしょうか。

盛り塩の開運効果を高めるポイント

盛り塩とは?正しい作り方・置く場所・捨て方などを徹底解説!の画像08

盛り塩の開運効果を高めるためには、正しく扱う必要があります。開運効果を高めるポイントは、次のとおりです。

・きれいに掃除した場所に置く
・定期的に取り替える

それぞれ詳しく解説します。ポイントを押さえて、開運効果を高めましょう。

きれいに掃除した場所に置く

開運効果を高めるポイントとして、きれいに掃除した場所に盛り塩を置くことが挙げられます。汚い場所は、悪い運気がたまりやすいため、盛り塩を置いても充分な効果が得られないためです。

盛り塩を置く前に、雑巾で拭いたり、ホコリを取ったりして、きれいに掃除することが大切です。盛り塩を置いたあともこまめに掃除して、清潔を保ちましょう。

また、掃除する際は、空気の入れ換えを行うことをおすすめします。汚れを落とすだけではなく、きれいな空気を取り入れることにより、さらに開運効果が高まります。

盛り塩を置く際は、悪い運気が溜まらないように、きれいに掃除した場所に置きましょう。

定期的に取り替える

盛り塩を定期的に取り替えることも開運効果を高めるためのポイントです。盛り塩は、悪い運気を吸収しますが、長期間置くことにより、吸収量に限界が来ると考えられるためです。

取り替える頻度に決まりはありませんが、7〜10日間が一般的です。忘れないように、神棚にお供えした榊(さかき)やお酒を交換する日に合わせて、1日と15日に取り替えることもおすすめです。

ただし、盛り塩の形が崩れたり、色が変わったりした場合は、できるだけ早めに取り替えましょう。

盛り塩は、長期間放置してしまうと、悪い運気を吸収できなくなるため、こまめに取り替えて、開運効果を高めることが大切です。

盛り塩の捨て方

盛り塩とは?正しい作り方・置く場所・捨て方などを徹底解説!の画像09

盛り塩の捨て方は、生ゴミとして廃棄することが一般的です。昔は、川に流したり、土に埋めたりして捨てていました。しかし、環境保護の観点から、川や土へ捨てる方法は好ましくありません。

また、不衛生であるため、役目が終わった盛り塩を料理に使用することは避けましょう。先述したとおり、お風呂に置いていた盛り塩は、厄落とし効果が増すため、浴槽に溶かして入浴することをおすすめします。

基本的に、盛り塩を捨てる場合は、生ゴミとして廃棄しましょう。

盛り塩についてよくある質問

盛り塩とは?正しい作り方・置く場所・捨て方などを徹底解説!の画像10

盛り塩をすることで運気が高まるといわれていますが、方法を間違えると逆効果になる恐れがあります。盛り塩をしたいけれど、方法を間違えてしまうことが不安と感じるかたは多いのではないでしょうか。盛り塩についてよくある質問は、次のとおりです。

・盛り塩に使用するお皿はどのようなものが良い?
・盛り塩は危ない?
・玄関やトイレに盛り塩はダメと聞いたことあるけど本当?
・盛り塩を寝室に置くことはやめたほうがいい?
・盛り塩が固まらないときはどうすればいい?
・盛り塩が黒くなる場合はどうすればいい?

それぞれ詳しく解説します。不安に感じていることがあれば、参考にしてください。

盛り塩に使用するお皿はどのようなものが良い?

盛り塩に使用するお皿は、八角形の白い陶器のものが一般的ですが、形・色・素材などに明確な決まりはないため、好きなものを選びましょう。

運気が上がる色のお皿や木製のお皿、丸形のお皿など使用するお皿は人によってさまざまです。お皿選びに迷った場合は、盛り塩のお皿の基本である八角形の白い陶器のものを選ぶことをおすすめします。

盛り塩は危ない?

盛り塩は、邪気や穢れなどの悪い運気を祓い、良い運気を招く効果があるとされていますが、間違った方法で行うと逆効果になる可能性があります。

盛り塩を置く場所が汚い場合や長期間放置した場合は、悪い運気が滞る原因となるため避けましょう。正しい方法で盛り塩を行えば、問題はありません。

玄関やトイレに盛り塩はダメと聞いたことあるけど本当?

盛り塩を置く場所として、玄関やトイレを選んでも問題ありません。先述したとおり、良い運気と悪い運気が出入りする玄関に盛り塩を置くことにより、家のなかに悪い運気が入ることを防ぎ、良い運気のみを招くことができます。

また、悪い運気が溜まりやすいトイレに盛り塩を置くことで、健康面に良い効果があるといわれています。

玄関やトイレだけではなく、ほかの場所に置く場合にもいえますが、大切なのは正しい方法で盛り塩をすることです。間違った方法で行うと悪い運気を溜めてしまう恐れがあるため、注意しましょう。

盛り塩を寝室に置くことはやめたほうがいい?

盛り塩を寝室に置くことはやめたほうがいいといえます。人が寝ているときは無防備であり、悪い気が入りやすい状態であると考えられているためです。

寝室に盛り塩を置くことで、悪い気が集まり、人に入り込む恐れがあります。とくに、枕元に盛り塩を置くと、悪夢を見たり、心霊現象に悩まされたりするため、危険であるといわれています。

悪い気を取り込むことを避けるために、寝室には置かないようにしましょう。

盛り塩が固まらないときはどうすればいい?

盛り塩が固まらない場合は、霧吹きを使用して少量の水を加えましょう。水分を加えることで、塩が固まりやすくなります。

ただし、水分量が多すぎると溶けてしまう恐れがあります。霧吹きで様子を見ながら少量ずつ水を加えることがポイントです。

盛り塩が黒くなる場合はどうすればいい?

盛り塩が黒くなる場合は、原因を見つけて対策しましょう。原因と対策を、次の表にまとめました。

原因 対策
空気中のホコリの付着 盛り塩を置く場所をこまめに掃除する
盛り塩の劣化 盛り塩を長期間放置せず、こまめに交換する
鉄分による赤サビ 鉄の近くに盛り塩を置かない

変色した盛り塩は、本来の効果を得られないといわれています。対策しても盛り塩が黒くなる場合は、すぐに交換しましょう。

盛り塩で厄祓いして、運気を高めよう!

盛り塩とは?正しい作り方・置く場所・捨て方などを徹底解説!の画像11

今回の記事では、盛り塩とは何かに加え、作り方・置く場所・捨て方などを紹介しました。盛り塩は、邪気や穢れを祓って良い運気を招いたり、商売を繁盛させたりする効果があるといわれています。

しかし、間違った方法で行うと悪い運気が溜まってしまい、逆効果になる恐れがあります。今回紹介した置く場所や運気を高めるポイントなどを参考にして、正しい方法で盛り塩をすることで、厄祓いして、運気を高めましょう。

アプリなら新着物件を見逃さない!ニフティ不動産アプリ

部屋を借りる!賃貸版はこちら

住宅を買う!購入版はこちら