<子連れ防災グッズ>日常備蓄のすすめ

長年、鹿児島市に住んでいたので台風には慣れているつもりでした。
でも家族の転勤で移り住んだ奄美大島は別世界……。
本土であれば、台風が過ぎ去れば普通の日常生活を送ることができていましたが、奄美だと台風が過ぎ去っても物資を運ぶ船が入港できないため、数日モノが入ってきません。
スーパーからは真っ先に牛乳と卵が消え、その他の食糧も棚はガラガラの状態。スーパーにモノが並び始めるまで、とても心細い思いをしながら過ごしました。
この経験以降、「日常備蓄」を心掛けています。日常備蓄とは、普段から食料品や生活必需品を少し多めに購入し、災害に備えておくという考え方です。非常時用に特別に用意する必要がないため、賞味期限の管理やグッズの見直しなどが不要な点がメリット。
また、災害時、子供は大人以上にナーバスになることが予想できるので、食べ慣れた食品、慣れ親しんだモノを使えるというのは、心の安定にもつながるように思います。
主な備蓄品目~夫婦と子供3人(小6・小3・3歳)の場合~
以下の量を常に自宅にキープしています。
【食料品】
・水(飲料用・調理用):2リットル×18本
・飲料(お茶・炭酸水):500ml×24本
・米:10キロ
・乾麺(パスタ・ソーメン・うどん):各1袋
・缶詰(ツナ缶、コーン、フルーツなど):10缶
・調味料:各1式
・菓子類:3袋
・レトルト食品:5パック
【生活用品】
・おむつ:1パック
・おしり拭き:10パック
・ゴミ袋:100枚
・ビニール袋:100枚×2袋
・ラップ・アルミホイル:各1本
・ティッシュペーパー:5個
・トイレットペーパー:6個
・使い捨てカイロ:10個
・生理用品:2パック
・紙皿・紙コップ:各1パック
・常備薬(処方箋):1週間分
・救急用品:1式
・石けん類:各1個
・カセットコンロ:1式
・割り箸:1袋
・乾電池:各1パック
・着火類:1個
・マスク:1箱
・使い捨て手袋:1パック
上記の商品は、1個使ったら、1個買うというイメージです。また普段から車のガソリンは残りが半分になったら給油したり、スマートフォンのバッテリーはこまめに充電しておいたりといったことを心掛けています。
<子連れ防災グッズ>非常持ち出し用グッズの中身

子供が小さいと特に普段から持ち歩いているものもありますね。
私の場合は、車に常に5年の長期保存水(2リットル×6本)、オムツとおしり拭き、ビニール袋、ティッシュは最低でも積んであります。またカバンの中にも、外出先により変わりますが、オムツやおしり拭き、健康保険証、着替え、現金、筆記用具等は入っています。
これら以外に、非常時にとりあえず持ち出す用のカバンには次のモノを入れています。食料品は、長期保存が可能なものをできるだけ選んでいる点が日常備蓄の商品と大きく違うポイントです。
【食料品】
・水:500ミリリットル×6本
・レトルトご飯:10個
・レトルト食品:5パック
・即席麺:5パック
・お菓子(長期保存できるもの):5個
・乾パン
・健康飲料粉末:1袋
【生活用品】
・お薬手帳
・黒色のゴミ袋:30枚
・ビニール袋:100枚
・おしり拭き:1パック
・おむつ:5枚
・非常用トイレ:5袋
・アルミブランケット:3個
・タオル:5枚
・着替え:5組(1人1組)
・救急セット・医薬品:1式
・懐中電灯・非常用ランタン:各1個
・石けん
・軍手
・生理用品
・雨具
・現金(小銭)
・使い捨てのスプーン・割り箸
・キッチンバサミ
・ホッカイロ
・折り紙など
まずは安全に逃げるというのが大優先です。わが家の場合は、夫の仕事柄、災害時は私が一人で子供3人を連れて避難する可能性もあるので、持ち運ぶ優先順位順にカバンを分けています。
第一に優先するものは私が持てる範囲のリュック。次は小学生の子供が持てるカバン、最後は夫が持てるカバンです。今後はもう少し車に積んでおくことも検討中です。持ち運べる量というのも考慮して選ぶことをおすすめします。
子供がいる場合の防災グッズ見直しポイント

非常食として真っ先に思い浮かぶのは乾パン。私も長期保存しやすいので、用意していますが、うちの子供たちは食べ慣れているとは言えません。非常時に食べてくれるのかどうかも少々不安です。そこで他の食材は次の基準をもとに選んでいます。
選ぶ基準(1):慣れ親しんだもの
日常備蓄のところにも書きましたが、せっかく事前に用意するのですから、子供たちが好きなもの、慣れ親しんだものが一番だと思います。災害時は非日常です。そんな中で少しでも落ち着いて生活するにはという観点から選んでいます。
選ぶ基準(2):キャラクターもの
子供の年齢や生活環境にもよると思いますが、例えば同じカレーであっても、アンパンマンが描かれたものだと、わが家の子供は大喜びします。なので、用意できる範囲で、普段ならちょっとしたご褒美になりそうなキャラクターものの商品をチョイス。タオルなどの生活用品も同様です。子供の笑顔で大人も元気になれますので、子供のためでもあり、大人のためでもあります。
選ぶ基準(3):子供が好きなもの
改めて書くほどのことでもないかもしれませんが、お菓子やレトルトの商品は、子供が好きなものを選びたいですね。わが家ではチョコレートが苦手な子がいるので、甘いものは「羊羹」を用意しています。マニュアルに沿って準備すると、好きなものが入っていなかった……なんてこともあるようです。気を付けましょう。
いつ起こるか分からない自然災害。各家庭にあった備えをしっかりとしておきたいものですね。
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