クレヨンとオイルパステルの再利用法とは?

番組で紹介されていたアイデアは、小さくなったクレヨンを溶かして何色か一緒に型に入れ、再度冷やして固めるというもの。同系色のクレヨンを一緒にまとめて溶かし固め、混ぜ合わさった色を楽しむ「オリジナルカラークレヨン」と、何色かのクレヨンをそれぞれ別容器で溶かし、順番に型に入れて揺らしマーブル状にする「マーブルクレヨン」の2種類がありました。
どちらも試してみよう!……と思ったものの、ふと疑問が。「オイルパステルでも、クレヨンと同じようにこの方法でできるの?」
クレヨンとオイルパステル、再利用のために溶かしてみた違いは?

調べてみると、ほぼ顔料を固形ワックスだけで固めているクレヨンに対し、オイルパステルはさらに別の種類の顔料と液体油が使われており、また、組成比率も異なるよう。ということは、溶かした時の様子も違うかも……そこで、まずはクレヨンとオイルパステルを溶かし比べてみることにしました。
番組では「湯煎にかけて溶かす」とのことでしたが、実際にやってみると湯温がすぐに下がってしまい、なかなか溶けません。お湯を張ったフライパンをごく弱火にかけ湯温をキープしながら溶かしました。
上の写真のように、耐熱性のある製菓用のカップにクレヨンとオイルパステルをそれぞれ入れて、待つこと数分。右側の赤いクレヨンはサラサラの液状になった一方で、左側のピンク色のオイルパステルは、溶けてはいるものの粘度が高め。型に注いだりするのは、ちょっと難しそうです。
そこで、オイルパステルは「オリジナルカラークレヨン」の要領で型に入れて溶かしたものをそのまま固め、クレヨンは色ごとに溶かしたものを1つの型にまとめて「マーブルクレヨン」にすることにしました。
再利用に挑戦!クレヨン編

まずは作りやすそうなクレヨンから。4色ほどピックアップし、それぞれ別の容器で溶かします。

溶けたものを順番に型に入れていきます。クレヨンは湯煎から引き上げるとすぐに固まり始めるので、次々とスピーディーに流し込んでいくのがポイント。型に入れたらこぼさないようそっとゆすると、上下の色がマーブル状に混ざり合ってきます。
今回、型は市販のもので手頃なサイズが見つけられず、アルミホイルで大きめのクレヨンくらいの大きさに自作しました。シリアルバーやチョコレートバー用の型があれば、ちょうどよさそうです。

そのまま室温に数時間おき、できあがったものが上の写真。表面がデコボコしてしまってあまり美しくないのですが、描いてみると何本かのクレヨンの線を重ねたようにいろいろな色が出てきて、ちょっとおもしろいです。
再利用に挑戦!オイルパステル編

続いて、オイルパステルのリメイクです。型に細かく砕いた色とりどりのオイルパステルの破片を詰め、溶けたらそのまま固めました。オイルパステルの、溶けても液状にならず他色と混ざり合いそうにない点を利用して、モザイクのようにしてみよう……というのが狙いです。
クレヨンのときと同様の自作アルミホイル型のほか、今回はバレンタインデーのお菓子作りで余ったハート型も使ってみました。

かくして、できあがったのがコチラです。型に流し込むというひと手間がない分、作り方としてはクレヨンよりお手軽に感じられました。オイルパステルの表面に他の色が付いて汚れていたのを、無精してそのまま使ったので、キレイに仕上げられなかったことは大きな反省点。オイルパステルの汚れは、事前にしっかり拭き取ってから溶かすことを強くオススメします。
また、細長い方は色と色との境目の部分が弱く、描こうとしたらすぐに折れてしまいました。オイルパステルが溶けたら、固める前に少し境界線のあたりを爪楊枝で混ぜるなどすると、強度アップになるかもしれません。
クレヨンやオイルパステルを溶かしたときのニオイとかどうなんだろう……とちょっと心配でしたが、換気扇を回しながら作業すれば、わが家ではほとんど気になりませんでした。これなら、子供と一緒に楽しめそうです。溶かしたクレヨンをこぼしてしまうと後始末がちょっと大変なので、下に紙を敷いておくなどして、しっかり防いでくださいね!
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