オキシクリーン日本製は落ちない?アメリカ製との違いを比較!買い方と正しい使い方ガイドの画像01

結論から言うと、アメリカ製と日本製の基本的な洗浄成分(酸素系漂白剤)は同じです。「日本製だから落ちない」ということはありません。
大きな違いは、泡立ちの元となる「界面活性剤」が含まれているかどうかです。

今回は、オキシクリーンのアメリカ製と日本製の違い、最安値での購入方法、そして洗浄力を最大限に引き出す正しい使い方を徹底解説します。





実は「泡が出ない=汚れが落ちない」というのは誤解なんだよ!

それぞれの違いを理解して、自分に合ったオキシクリーンを選んでね!


オキシクリーンの日本製とアメリカ製の違いを比較!どっちがおすすめ?

「オキシクリーン」は、酸素の力で汚れを落とす酸素系漂白剤です。
塩素系漂白剤のようなツンとした刺激臭がなく、色柄物の衣類やキッチン、お風呂掃除など、家中のあらゆる場所で使えるのが特徴です。

オキシクリーンには大きく分けて「アメリカ製」「日本製」があります。
まずは、この2つの違いを表で比較してみましょう。

項目 アメリカ製(コストコ等) 日本製(スタンダード)
界面活性剤 あり(青い粒) なし
香料 あり(柔軟剤成分配合) なし(無香料)
泡立ち モコモコ泡立つ ほとんど泡立たない
肌への優しさ 洗浄力が強い分、注意が必要 環境と肌に優しい
主な購入場所 コストコ、Amazon等の通販 ドラッグストア、ホームセンター、公式

界面活性剤の有無による「泡立ち」と「洗浄力」の違い


最大の違いは、界面活性剤(青い粒)と香料が入っているかどうかです。

  • アメリカ製:界面活性剤が入っているため、お湯に溶かすとモコモコと泡立ちます。この泡と界面活性剤の力で、油汚れを分解するスピードが速いのが特徴です。
  • 日本製:界面活性剤・香料・漂白剤が無添加です。泡立ちはありませんが、主成分である過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)の量は十分に含まれており、時間をかけて漬け置きすることで同等の洗浄力を発揮します。

成分の違いで見分ける!あなたにぴったりのオキシクリーンはどっち?


それぞれの特徴から、おすすめなのは以下のような方です。

【アメリカ製】がおすすめな人
・頑固な油汚れや泥汚れをガッツリ落としたい
・「泡」で洗っている実感が欲しい
・海外製の柔軟剤のような香りが好き

【日本製】がおすすめな人
・赤ちゃんの衣類や肌が敏感な方の衣類に使いたい
・食器や哺乳瓶のつけ置きに使いたい
・香料の匂いが苦手
・日本のドラッグストアで手軽に買いたい


なお、日本製の中にも「オキシクリーンEX」という商品があります。
これは「日本製でありながら界面活性剤を配合している」タイプで、日本向けのパッケージで洗浄力を強化したモデルです。「泡立ちは欲しいけれど、アメリカ製の大容量は使い切れない」という方にはEXがおすすめです。

オキシクリーンの最安値はどこ?コストコ・通販・公式を比較

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「オキシクリーンを毎日たっぷり使いたい!」
そう考えると気になるのが価格です。

結論から言うと、1gあたりの単価が最も安いのは「コストコ」です。
ただし、コストコは年会費がかかるなどの条件もあるため、購入先ごとの特徴と価格イメージを比較してみました。

購入先 主な商品 特徴
コストコ アメリカ製
(約5kg)
【最安値】
圧倒的な高コスパ。
ただし会員登録が必要。
Amazon
楽天
アメリカ製
日本製各種
【便利】
配送してくれるので重くない。
ポイント還元でお得に。
公式
ドラッグストア
日本製
(500g~1.5kg)
【手軽】
少量から試せる。
今日すぐに手に入る。


圧倒的なコスパを誇る「コストコ(アメリカ製)」


コストコで販売されているオキシクリーンは、アメリカ製の巨大な箱(約5kg)入りです。

時期によって変動はありますが、1kgあたりの価格で見ると、日本製の定価の半額以下になることも珍しくありません。
「とにかく安く大量に欲しい」「界面活性剤入りの泡立つタイプが良い」という方は、コストコ一択と言えるでしょう。

利便性とポイント還元が魅力の「Amazon・楽天市場」


「近くにコストコがない」「年会費を払いたくない」という方は、Amazonや楽天市場などのネット通販がおすすめです。

通販サイトでは、コストコのアメリカ製(並行輸入品など)も、日本製の正規品もどちらも購入可能です。
5kgのオキシクリーンは非常に重いため、玄関先まで運んでもらえるメリットは大きいです。また、セールやポイント還元を利用すれば、実店舗で買うよりも安く入手できるケースが多くあります。

【初心者へのアドバイス】
初めてオキシクリーンを使う方は、いきなり5kgの大容量を買うのではなく、ドラッグストアや公式サイトで日本製の500gボトル(約600円前後)を購入して試してみるのがおすすめです。
使い勝手が気に入ったら、ネットやコストコで大容量サイズに切り替えるのが失敗しないコツですよ。

オキシクリーン「日本製は落ちない」は本当?原因と解決策

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「日本製のオキシクリーンを買ったけれど、汚れが落ちなかった…」
そんな口コミを見かけることがありますが、その原因の多くは「お湯の温度」と「つけ置き時間」にあります。

日本製は界面活性剤が入っていないため、即効性ではアメリカ製に劣る場合がありますが、正しい手順で行えばプロ並みの洗浄力を発揮します。

洗浄力を引き出す40~60℃の「温度」が重要


オキシクリーンの主成分である酸素系漂白剤は、40℃~60℃のお湯で溶かした時に最も酵素が働き、効果を発揮します。
水やぬるま湯(40℃未満)では、酸素の泡が十分に発生せず、汚れを分解する力が弱まってしまいます。

給湯器の温度設定を60℃にするか、ポットのお湯と水を混ぜて温度を調整してからオキシ液を作りましょう。

しつこい汚れを攻略する「オキシ漬け」と「オキシパック」


オキシクリーンの真骨頂は、オキシ液に汚れ物を漬け込む「オキシ漬け(オキシ浸け)」です。
特に界面活性剤のない日本製を使う場合は、時間をかけて汚れを浮き上がらせる必要があります。

オキシ漬けの基本ルール
①40~60℃のお湯でオキシ液を作る
②最低でも20分以上(できれば2~6時間)放置する
③6時間以上経つと効果がなくなるので、それ以上は放置しない
④最後は水でよく洗い流す


また、壁や床など「漬け置きできない場所」には、キッチンペーパーを使った「オキシパック」が有効です。

【オキシパックの手順】
  1. 濃いめに作ったオキシ液にキッチンペーパーを浸す
  2. 汚れの上に貼り付ける
  3. 乾燥を防ぐためにラップで蓋をする
  4. 30分~1時間ほど放置してパックを剥がし、こすり洗いする


【保存版】用途別・オキシ液の分量目安
(付属スプーンのラインを目安にしてください)

用途 お湯の量 オキシクリーン量
洗濯槽オキシ漬け 高水位 ライン4を約4杯
お風呂の床・浴槽 浴槽半分(約90L) ライン4を約5杯
シンク・換気扇 シンク満水 ライン4を約2杯
衣類のシミ抜き 4L(バケツ1杯) ライン1
靴・スニーカー 4L(バケツ1杯) ライン1

【場所別】オキシクリーンの使い方とビフォーアフター

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実際にオキシクリーンを使って、家中の汚れを落とす具体的な手順をご紹介します。
「オキシ漬け」でどれくらい綺麗になるのか、ぜひ試してみてください。

お風呂場(浴槽・床・小物)を一掃する手順

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残り湯を使えば節約にもなります

お風呂場は、浴槽そのものを大きなバケツ代わりにして、洗面器や椅子などの小物を丸ごと漬け置き洗いするのが一番効率的です。

【浴槽オキシ漬けの手順】
①残り湯などを利用し、浴槽の半分くらいまでお湯をためる
②追い焚き機能などで温度を40℃~60℃に上げる
③オキシクリーン(ライン4で約5杯)を入れてよく溶かす
④お風呂の椅子、蓋、洗面器、おもちゃなどを投げ込む
2時間~6時間放置する(寝る前に行うのがおすすめ)
⑥お湯を抜き、スポンジで軽くこすり洗いしてシャワーで流す


【床のオキシ漬け】
排水口に水を入れたビニール袋などを詰めて栓をし、床にお湯をためてオキシクリーンを溶かせば、床の黒ずみ汚れも一掃できます。
ただし、オキシクリーン等の成分により滑りやすくなるため、洗い流す際は転倒に十分注意してください。

キッチン(換気扇・シンク)の油汚れを落とすコツ

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油汚れが浮き上がってくる様子は快感です

ベタベタした油汚れがこびりつく換気扇(シロッコファン)や五徳こそ、オキシクリーンの出番です。

【換気扇・シンクのオキシ漬け】
①シンクの排水口に蓋をして、50℃~60℃の熱めのお湯をためる
②オキシクリーン(ライン4で約2杯)を溶かす
③換気扇の部品や五徳を入れ、30分~1時間ほど放置する
④浮き上がった油汚れを古歯ブラシやスポンジでこする
⑤しっかり水洗いして乾燥させる


漬け置きしていると、油がじわじわと浮いてくるのが目に見えて分かります。
アルミ製の換気扇は変色する恐れがあるため、事前に取扱説明書や素材を確認してください。

衣類のシミ抜き・靴の消臭を成功させる方法

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上履きやスニーカーの黒ずみ・臭い対策に

お子様の上履きや泥汚れのついたスニーカー、シャツの黄ばみもオキシ漬けで解決しましょう。
特に靴の「臭い」には酸素系漂白剤の除菌・消臭効果がてきめんです。

【靴・衣類のオキシ漬け】
①バケツに40℃~50℃のお湯を用意する
②オキシクリーン(ライン1~2)を溶かして泡立てる
③靴や衣類を完全に沈め、30分~1時間放置する
④ブラシで軽くこすり洗いし、よくすすぐ
⑤衣類の場合は、そのまま洗濯機に入れて通常通り洗濯する


ポイント:
靴を漬ける際は、浮いてこないようにペットボトルなどに水を入れて重しにすると、全体がしっかりオキシ液に浸かります。

オキシクリーンを使う際の注意点とNGな素材

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万能に見えるオキシクリーンですが、どんな素材にでも使えるわけではありません。
知らずに使うと、変色したり、素材を傷めてしまったりする恐れがあります。

変色・剥げに注意!使用できない素材リスト


以下の素材にはオキシクリーンを使用しないでください。
特に注意が必要なのは、キッチンの換気扇や鍋によく使われる「アルミ製品」です。

【オキシクリーンNG素材リスト】

× アルミ製品(変色して黒ずんでしまいます)
× ウール・シルク(動物性繊維は分解され、縮みや傷みの原因に)
× 革製品(変色・硬化します)
× 畳・木材(変色・シミになります)
× 宝石・金属製のアクセサリー
× ステンレス以外の金属(鉄・銅など)

※フッ素コーティングが施されているフライパンや床も、コーティングが剥がれる可能性があるため避けましょう。



事故を防ぐための3つの重要ルール


安全に使うために、以下の3点は必ず守ってください。

1. 塩素系漂白剤と混ぜない
「まぜるな危険」でおなじみの塩素系漂白剤(ハイターやカビキラーなど)と混ぜると、有毒なガスが発生する恐れがあり大変危険です。絶対に単独で使用してください。

2. オキシ液を作り置きして「密閉」しない
オキシクリーンをお湯に溶かすと、酸素のガスが発生し続けます。
この状態でスプレーボトルなどの密閉容器に入れて保存すると、ガスの圧力で容器が破裂する恐れがあります。
オキシ液は「その都度使い切る」のが基本です。

3. ゴム手袋を着用する
オキシクリーンは強力な脱脂作用(油分を分解する力)があります。
素手で触ると、手の油分まで奪われて手荒れの原因になります。使用する際は、必ずゴム手袋を着用しましょう。

オキシクリーンの洗浄力で家じゅうをピカピカにしよう

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今回は、オキシクリーンの日本製とアメリカ製の違いや、効果的な使い方について解説しました。

【記事のポイントまとめ】

  • 洗浄力:アメリカ製も日本製も、主成分の働きは同じ。「日本製は落ちない」は誤解。
  • 選び方:泡立ちとスピード重視なら「アメリカ製」、無香料で肌への優しさ重視なら「日本製」。
  • コツ:40℃~60℃のお湯を使い、20分以上「オキシ漬け」することで効果を最大化できる。

オキシクリーンは、一度使い方をマスターすれば、お風呂、キッチン、洗濯とマルチに活躍する最強の掃除アイテムです。
ぜひ、あなたのライフスタイルに合ったオキシクリーンを見つけて、家中をピカピカにしてみてくださいね。

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