無垢材とは？デメリットはある？特徴やお手入れ方法を紹介！

とくに新築を建てる予定の方や床のリフォームを検討している方は、「床に無垢材を使用したいけれど、具体的にどのようなものなのかわからない」「床に無垢材を使用するメリットとデメリットを知りたい」「無垢材といってもたくさん種類があるようだけれど、どれを選べば良いのだろう」とお悩みではありませんか？

今回の記事では、無垢材とは何かに加え、メリット・デメリットや種類、注意点について解説します。実際に無垢材を床に取り入れた方の体験談も紹介しているため、新築を建てる予定の方や床のリフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

• 無垢材とは？
• 無垢材のメリット
• 無垢材のデメリット
• 無垢材の種類
• 無垢材の注意点
• 無垢材のお手入れ方法
• 無垢材を床に取り入れた方の体験談
• 無垢材に関するよくある質問
• 無垢材の特徴を知り、快適な床を目指そう！

無垢材とは？

無垢材とは、接着剤を使用せずに天然の木をそのまま1枚の板へ加工した自然素材のことです。読み方は「むくざい」。床や家具のほか、内装材や構造材などとして使用されています。

木材には、無垢材のほか、集成材があります。集成材とは、複数の板を接着剤により貼り合わせた人工素材のことです。集成材も無垢材と同様、床材・家具材・内装材・構造材などとして使用されます。

無垢材の見分け方

無垢材であるかどうか見分けるためには、木目に注目してください。無垢材の場合、波打つような不規則な木目です。一方、集成材は、まっすぐ平行であり、均一な木目です。

また、断面からも無垢材であるか見分けられます。無垢材は、円を描いた年輪が見られます。集成材は、複数の板を貼り合わせているため、まっすぐな線で層ができていることが特徴です。

無垢材のメリット

無垢材は、自然素材ならではのメリットがあります。無垢材のメリットは、以下のとおりです。

・木材本来の味わいを楽しめる
・1年中快適に過ごせる
・環境に優しい

それぞれ詳しく解説します。

木材本来の味わいを楽しめる

無垢材は、木材本来の味わいを楽しめる点が魅力です。木材本来の味わいとして、以下の点が挙げられます。

無垢材は、同じ樹木から加工されたとしても、自然素材であるため、木目や色が1枚1枚異なります。唯一無二の素材であり、1枚1枚の個性を楽しめる点が魅力です。

また、年月が経つにつれて色や艶が変化します。劣化ではなく、味わいとして楽しむことができ、変化する姿に愛着がわきます。

さらに、あたたかみのある空間を演出できる点や木材独特の気持ちが和らぐ香りもポイントです。

このように無垢材は、自然素材ならではの味わいを楽しめます。

1年中快適に過ごせる

四季を通して快適に過ごせる点も無垢材のメリットです。無垢材は、調湿効果が優れているためです。

調湿効果とは、無垢材が水分を吸収したり放出したりすることで、室内の湿度を一定に保とうとする効果のことをいいます。

無垢材には、60%前後の湿度に保とうとする働きがあります。60%前後の湿度は、ウイルス・ダニ・カビが発生しにくいことに加え、人間が快適に過ごせる湿度です。

無垢材の調湿効果により、湿度の高い夏でもさらりとしてベタつかない肌触りの床を保てます。乾燥しやすい冬には、加湿することで肌やのどを潤してくれます。

環境に優しい

無垢材のメリットとして、環境に優しいことが挙げられます。無垢材は、自然素材で、再び土へ還る再生可能な資源であるためです。

無垢材には、化学物質が使用されていないため、土に還しても環境に有害なものが残留することはありません。

人間だけではなく、環境に対してもメリットがある点が魅力です。

無垢材のデメリット

無垢材には、メリットがある一方で、デメリットもあります。無垢材のデメリットは、以下のとおりです。

・傷がつきやすい
・ひび割れや反りが生じやすい
・水の影響を受ける

それぞれ詳しく解説します。

傷がつきやすい

無垢材のデメリットとして、傷がつきやすいことが挙げられます。傷がつきやすい理由は、自然素材であり、加工により保護されていないためです。

とくにペットを飼っている方や小さな子どもがいる家庭は、注意が必要です。犬や猫が爪を立てたり、子どもがものを投げたりした際に傷がついてしまうことが考えられます。

無垢材のなかでも、ヒノキ材やパイン材などは柔らかいため、より傷がつきやすい傾向にあります。傷が不安な方は、オーク材やウォールナット材など硬めの無垢材を選びましょう。

ひび割れや反りが生じやすい

ひび割れや反りが生じやすい点も無垢材のデメリットです。無垢材は、調湿効果に優れており、湿度によって水分を吸収したり放出したりすることがひび割れや反りの原因とされています。

無垢材は、空気中の水分を吸収することにより膨張し、放出することにより収縮しますが、膨張と収縮を繰り返すことにより、ひび割れや反りが生じてしまいます。

ひび割れや反りが気になる方は、無垢材の含水率が18%以下のものを選びましょう。含水率が18%以下であれば、変形を抑えて強度を高められるといわれています。

水分の影響を受ける

無垢材は、水分を吸収する性質があるため、影響を受けやすい傾向にあります。無垢材の表面に飲み物をこぼしたり、ヨゴレが付着したりするとシミが生じる可能性が考えられます。

また、水分の吸収は、無垢材が膨張して、ひび割れや反りが生じる原因です。

とくに洗面所やキッチンなどの水回りの床材として使用する場合は、無垢材が水分を吸収する機会が増えるため、注意が必要です。

影響をできるだけ抑えるために、水分や汚れをこまめに拭き取ったり、無垢材の表面にコーティングしたりなど工夫しましょう。

無垢材の種類

無垢材の種類は、さまざまです。

無垢材の原料である樹木は、広葉樹と針葉樹に分類されます。それぞれ年輪の様子・硬さ・重さなどに違いがあります。

代表的な無垢材について詳しく解説するので、床材にぴったりの種類を見つけましょう。

広葉樹

広葉樹は、針葉樹と比べて、ゆっくりと生育します。ゆっくりと生育するため、年輪は濃く出る傾向にあります。

また、広葉樹は、針葉樹よりも、空気と細胞の隙間の割合を示す空隙（くうげき）率が低いため、密度が大きく、硬くて重いことが特徴です。

広葉樹が原料である無垢材の種類は、以下のとおりです。

それぞれの特徴について詳しく解説します。

●オーク材

オーク（ナラ）は、北米・欧州・日本などさまざまな地域に自生しています。自生する地域によって多少異なりますが、基本的にナチュラルで明るい色の無垢材です。

特徴として、杢目が美しく、重厚感があることが挙げられます。

また、オーク材は、広葉樹のなかでも硬く、耐久性に優れている点が魅力です。ほかには、耐水性にも優れており、床材や家具材のほか、ウイスキーの樽や船などにも使用されています。

●バーチ材

バーチ（カバ）は、主に寒冷地に自生しています。ツヤ感があり、白味を帯びた色合いが特徴で、空間に明るい印象を与えます。

価格は、ほかの無垢材と比較して、安価であり、広く流通している無垢材です。

また、無垢材のメリットは、経年変化を楽しめる点ですが、バーチ材は色の変化が少ない傾向にあります。できるだけ経年変化しないほうが良いと考えている方におすすめです。

●クリ材

クリ（チェスナット）は、広い地域に自生しています。岩手や宮崎などは、日本を代表する栗の産地であり、国産のクリ材も多く流通しています。

クリ材は、波打つような動きのある杢目が特徴です。年月が経つにつれて、杢目が濃くなる傾向にあり、経年変化を楽しめる無垢材です。

また、ポリフェノールの1種であるタンニンが多く含まれており、腐れにくく水に強い点が魅力であり、古くから建物の土台や柱として使用されてきました。洗面所やキッチンなどの水回りに無垢材を使用したい場合にもおすすめです。

●アカシア材

アカシアは、オーストラリアや北米など世界の広い地域に自生しています。近年では、中国やベトナムなどに植林されており、東南アジア産のアカシア材が多く流通している傾向にあります。

色合いは、落ち着いた雰囲気を演出できるこげ茶です。高級な無垢材のウォールナット材やチーク材と色合いが似ているにもかかわらず、比較的に安価である点がポイントです。

杢目は、樹木の中心の色が濃い部分である心材と心材を囲む色が淡い部分である辺材が混在しており、コントラストがはっきりしています。

●ブラックチェリー材

ブラックチェリーは、主に北米に自生しており、高級な無垢材として知られています。

油分が豊富に含まれているため、ツヤ感があり、質感も滑らかです。波打つような杢目や虎の縦縞模様のような杢目が美しく、色合いは赤褐色であることが特徴です。

経年変化によりツヤ感がなくなるため、しっかりメンテナンスする必要があります。

●チーク材

チークは、主に東南アジアに自生しています。耐久性に優れており、ひび割れや反りに強いことや油分を豊富に含んでおり、水分による腐食や酸化に耐性があることから高級無垢材として知られています。

ツヤ感があり、飴色の見た目が美しいことが特徴です。経年変化により色が濃くなり、ゴールデンチークカラーと呼ばれる色合いを楽しめることも魅力です。

●ハードメープル材

ハードメープルは、カナダやアメリカ北東部に自生してます。傷や衝撃に強く、耐久性や耐摩耗性に優れており、高級無垢材のうちの1つです。

ホワイトやベージュ寄りの明るく清潔感のある色合いが特徴です。丸の中に点が入ったバーズアイと呼ばれる杢目も美しいため、人気があります。

●アッシュ材

アッシュは、主に寒冷地に自生しています。適度な硬さと弾力があり、耐久性や耐衝撃性に優れており、テニスラケットや野球のバットなどにも使用されています。

色合いは白寄りで、インテリアに馴染みやすい点が魅力です。経年変化が少ないことも特徴であり、年月を経て雰囲気が変わることを好まない方におすすめです。

●ウォールナット材

ウォールナットは、主にアメリカ北東部やカナダに自生しており、世界三大銘木のうちの1つとして知られています。人気がある一方で、生育が遅く、供給が需要に追いついていないため、希少価値が高い無垢材です。

ウォールナット材は、紫が混ざったようなこげ茶色であり、高級感がある深い色合いが特徴です。耐久性に優れており、傷や凹みが生じにくい傾向にあります。ペットを飼っている方や小さな子どもがいる家庭に推奨します。

針葉樹

針葉樹は、広葉樹と比較して、生育が早く、年輪が薄い傾向にあります。空隙率は、広葉樹よりも高く、軽くて柔らかいことが特徴です。

針葉樹が原料である無垢材の種類は、以下のとおりです。

それぞれ詳しく解説します。

●ヒノキ材

ヒノキ材は、日本を代表する無垢材のうちの1つで、古くから親しまれています。ヒノキ材のなかでも、吉野桧や木曽桧は、高級品として人気です。

リフレッシュできる香りや肌触りが良いことが特徴であり、お風呂の浴槽にもよく使用されています。

また、防虫効果があることに加え、耐久性に優れているともいわれています。

●パイン材

パイン（マツ）は、広い地域に自生しており、無垢材のなかでは比較的安価です。柔らかいことが特徴であり、素足でも歩きやすい傾向にあります。

ただし、傷や凹みが生じやすいため、コーティング材などで保護することをおすすめします。

また、パイン材は、黄色みを帯びた白色です。経年変化が大きく、深みのある色になるため、パイン材ならではの味わいを楽しめます。

筋が多いことも特徴であり、素朴であたたかみのある印象を与えます。筋のないパイン材は、希少価値があり、高価です。

●スギ材

スギ材もヒノキ材と同様、日本を代表する無垢材として知られています。熱伝導率が低いため、寒い冬でも冷たさを感じにくい点や肌触りが良く、素足でも歩きやすい点が魅力です。

無垢材のなかでも柔らかいため、傷や凹みが目立つ可能性があります。気になる方は、コーティング材で保護しましょう。

また、ヒノキ材ほどではないですが、杉材も香りを楽しむことができ、リラックス効果があるといわれています。

無垢材の注意点

無垢材は、ひび割れ・反りが生じやすいことや傷がつきやすいこと、水分の影響を受けやすいことがデメリットです。デメリットをできるだけ解消するためには、以下の点に注意する必要があります。

それぞれ詳しく解説します。無垢材の注意点を知り、できるだけ良い状態を保ちましょう。

直射日光や冷暖房器具の風が直接当たらないようにする

無垢材は、直射日光や冷暖房器具の風が直接当たらないようにすることが大切です。過度に乾燥することにより、ひび割れや反りが生じる恐れがあります。

ひび割れや反りが生じると、外観を損ないます。乾燥を避けるためには、窓にカーテンを使用して直射日光を遮ったり、冷暖房器具の風向きを変えたりと工夫しましょう。

家具を置く場合は敷物を挟む

床に無垢材を使用する場合は、家具を置く際に敷物を挟むことをおすすめします。自然素材である無垢材は、加工による保護がされていないため、家具の重さで凹みが生じる可能性があるためです。

家具の重さで凹むだけではなく、ズレたり動かしたりした際に傷がつくことも考えられます。家具を置く場合は、カーペットやラグなどの敷物を挟んで床を保護してください。

水分で濡れた場合はすぐに拭き取る

無垢材の注意点として、水分で濡れた場合はすぐに拭き取ることも挙げられます。無垢材は水分を吸収する性質があり、放置してしまうとシミができるためです。

飲み物をこぼしたり、水回りで水滴が飛んだりしたときはできるだけ早目に拭き取ることでシミを防げます。

また、水分だけではなく汚れが付着した場合もシミになる可能性があります。こまめに掃除することを心掛けましょう。

無垢材のお手入れ方法

無垢材をできるだけ良い状態で保つためには、正しくお手入れすることが大切です。無垢材のお手入れ方法は、以下のとおりです。

・ワックスを塗装する
・月に1度、水拭きを行う
・半年に1度、クリーナーを使用する

それぞれ詳しく解説します。定期的にお手入れして、快適な床で過ごしましょう。

ワックスを塗布する

無垢材をできるだけ長く良い状態で保ちたければ、ワックスを塗布することをおすすめします。ワックスを塗布することにより、撥水性や耐久性を高められるためです。

ワックスの塗り方は、以下のとおりです。

①床の表面のホコリや汚れをしっかり取る。
②ワックスが不要な部分には養生テープでマスキングする。
③ローラーやスポンジを用いて、ワックスを塗布する。
④余分なワックスは拭き取り、完全に乾くまで待つ。

ワックスは、無垢材の撥水性が劣ってきたり、色が褪せてきたりしたタイミングで塗布しましょう。

また、ワックスを選ぶ際は、無垢材の塗装に合わせて選ぶことが大切です。ウレタン樹脂塗料で塗装している場合はウレタン塗料専用ワックス、浸透系自然塗料で塗装している場合やオイル仕上げしている場合は自然塗料専用ワックスを使用してください。

月に1度、水拭きを行う

無垢材のお手入れ方法として、月に1度水拭きを行うことが挙げられます。基本的なお手入れは、乾拭きで問題ないですが、落ちない汚れは水拭きすることが必要です。

ただし、無垢材は、水を吸収しやすいため、雑巾や布巾を固く絞って拭いてください。目地に水分が入ることにより、ひび割れや反りが生じたり、カビが繁殖したりする可能性があります。

しっかりと汚れを落とすためには、無垢材の水分の吸収に注意しながら、水拭きしましょう。

半年に1度、クリーナーを使用する

無垢フローリングをよりきれいにしたいなら、半年に1度はクリーナーを使用しましょう。乾拭きや水拭きでは落とせない汚れに対応できます。

クリーナーを選ぶ際は、無垢材に使用できるかきちんと確認してください。洗浄力の強い洗剤や化学薬品を使用することにより、シミの原因となる可能性があります。

無垢材に適したクリーナーを使用することで、シミを避けつつ、きれいにすることができます。

無垢材を床に取り入れた方の体験談

無垢フローリングを検討している方のなかには、実際の体験談が気になるという方が多いのではないでしょうか。無垢材を床に取り入れた方の体験談をいくつか紹介するので、ぜひ参考にしてください。

無垢材の床の家に住もう・住みたいと思ったきっかけ

無垢材の床の魅力・オススメポイント・よかったこと

無垢材の床の家に住んで困ったこと・デメリットと感じていること

無垢材の床を検討している方へのアドバイス

無垢材に関するよくある質問

住み心地を左右する床の素材は、慎重に決めたいものです。無垢材に関してさまざまな疑問があることでしょう。無垢材に関するよくある質問は、以下のとおりです。

・無垢材の床へリフォームする際の相場は？
・無垢材には塗装したほうが良い？
・無垢材の床の張り方は？
・無垢材に傷がついた場合はどうしたら良い？
・無垢材はホームセンターで買える？

それぞれ詳しく解説します。疑問に感じていることがあれば、参考にしてください。

無垢材の床へリフォームする際の相場は？

無垢材の床へリフォームする際の相場は、材料費用が約3,000〜20,000円/㎡、施工費用が約5,000円〜10,000円/㎡です。無垢材の種類や施工方法によって費用が異なるため、相場の幅が大きくなります。

施工方法として、張り替え工法や上張り（重ね張り）工法があります。一般的に、上張り（重ね張り）工法のほうが費用が安く、施工期間も短い傾向です。張り替え工法の場合、既存の床材の撤去費用もかかります。

床の状態によっては、上張り（重ね張り）工法ができない場合や下地の補修が必要になる場合もあります。詳しい費用を知るためには、業者に見積もりを出してもらいましょう。

無垢材には塗装したほうが良い？

基本的に、無垢材には塗装することをおすすめします。塗装により、撥水性や耐久性を高められるためです。

無垢材は、傷や凹みが生じやすく、水分や汚れでシミができやすい傾向にあります。無塗装の無垢材は、木材本来の味わいを楽しめる点が魅力ですが、美しい状態を長く保てません。

塗装して撥水性や耐久性を高めることにより、無垢材のデメリットを補いましょう。

無垢材の床の張り方は？

無垢材の床の張り方の一例は、以下のとおりです。

床の張り方	特徴
定尺張り	・同じ長さの無垢材を一定の幅で交互にずらす張り方 ・スタンダードな張り方で規則性があるため美しい ・りゃんこ張りともいわれる
乱尺張り	・長さの異なる無垢材を使用する張り方 ・無垢材を同じ長さに切りそろえる必要がなく費用を抑えられる ・繋ぎ目がそろっていないため個性的
ヘリンボーン張り	・無垢材をV字型に配置する張り方 ・魚の背骨を連想させることが名前の由来 ・デザイン性が高く部屋のアクセントになる
斜め張り	・壁に対して45度の方向に無垢材を並べる張り方 ・無垢材のロスが多くなることがデメリット ・奥行きを出すことができる
市松張り	・同じ長さの無垢材を縦方向に並べて正方形を作り、隣には横方向に並べて正方形を作ることを繰り返した張り方 ・和の雰囲気を演出できる ・手間がかかるため費用が高い傾向

無垢材の種類選びも大切ですが、張り方により印象が変わります。お気に入りの張り方を見つけて、愛着がわく床づくりをしてください。

無垢材に凹み傷がついた場合はどうしたら良い？

無垢材に凹み傷がついた場合は、以下の方法を試してみましょう。

①凹み傷に水分を浸透させるために押しピンで小さな穴をあける
②水を垂らして凹み傷を覆う
③薄い布を敷いて、アイロンで熱を与える

1度試しても治っていなかった場合は、手順②と手順③を再度行ってください。無垢材が水分を吸収して膨張することにより、凹み傷が治る可能性があります。

無垢材はホームセンターで買える？

無垢材は、ホームセンターのほか、材木店やネット通販などでも購入できます。

実際に商品を見たい方は、ホームセンターや材木店などの実店舗で購入しましょう。写真ではわからない質感や香りなどを確認できる点が魅力です。

豊富な種類のなかから選びたい方は、ネット通販をおすすめします。時間や手間をかけずに複数のECサイトから選べます。実際に見ることはできないため、口コミを参考にしましょう。

無垢材の特徴を知り、快適な床を目指そう！

今回の記事では、無垢材とは何かに加え、メリット・デメリットや種類、注意点について解説しました。

無垢材とは、接着剤を使用せずに天然の木をそのまま1枚の板へ加工した自然素材のことです。無垢材にはさまざまな種類があり、色合い・経年変化の仕方・価格帯などが異なります。

無垢材は、美しい状態を保つためにはお手入れが大切ですが、魅力が豊富です。無垢材の特徴を知り、お気に入りの種類を見つけて快適な床で過ごしましょう。