
そこで今回は、団地とマンション・アパートとの違いや話題のリノベーション物件などについて解説していきます。インスタグラムで見つけた、団地暮らしをされている方のおしゃれなリノベーションやインテリアもご紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
- 【団地とは?】住む前に知っておきたいポイント
- 【おしゃれに暮らせる団地】リノベーション物件を検討しよう
- 【アンケート結果】団地暮らしをしたことのある方の口コミをご紹介
- 【インスタ実例】おしゃれな団地リノベーションや団地インテリアをご紹介
- 快適でおしゃれな団地暮らしをしてみよう
【団地とは?】住む前に知っておきたいポイント
団地と言われて、なんとなくイメージはできるけどどういうものか詳しく説明できる方は少ないのではないでしょうか。ここではまず、団地について知っておきたいポイントとマンションやアパートとの違いも解説していきます。
賃貸で団地に住める?団地は購入できる?

「団地」とはもともと土地をさす言葉で、大規模な土地に複数の建物がある地区のことです。「住宅団地」という言葉は、住宅の集合体を意味します。一般的な認識で「団地」と言えば、都道府県や市町村が運営する公営住宅や都市再生機構の公団住宅のことです。
戦後の高度経済成長期に、都市部での住宅不足を解消するために建てられたのが始まりでした。比較的高収入な方を対象とした住宅でしたが、住居水準よりも住居戸数の多さを優先して建設されたため、3LDKの間取りでも40㎡程の広さが多いのが特徴です。
団地は賃貸の場合、同じ地区のマンションなどに比べて家賃が比較的安くなっています。公営の住宅なら、礼金や仲介手数料などもかからないので初期費用も抑えられるのがポイントです。購入可能な物件もあり、購入した場合はリフォームをして住むこともできます。
団地は交通の便が良い場所に建っているケースも多く、一人暮らし向けの物件を探している方にもおすすめです。また、緑が豊かな場所に建てられていたり、敷地内に公園があったりするので子育て世帯からも注目されています。
団地とマンション・アパートの違い

団地とマンション・アパートとの違いは、防犯面や設備面などにあります。
マンションとアパートに明確な区別は実はないのですが、一般的にマンションはオートロックがついていたり管理人が常駐していたり、セキュリティの強さが特徴です。ロビーや宅配ボックスなどの設備があり、共用部分が充実している物件も多くあります。
アパートは、2階・3階建て程度の比較的小規模な建物をさすことが多いです。マンションに比べてエントランスなどの共用部も簡素で、家賃が安い傾向にあります。団地やマンションなどと違って木造住宅も多いため、防音性・耐震性など劣る面があるのも特徴です。
▶参考記事:
アパートとマンションの違いは何?定義・法律・どっちがいいか徹底比較
一方で、団地は古くから住む住民も多いため、住民同士の交流が盛んという点も特徴のひとつにあります。築年数が古い建物を選ぶと、4階・5階以上の建物でもエレベーターが設置されていない場合が多いです。それぞれの特徴を踏まえて、ぜひ物件探しの参考にしてくださいね。
【おしゃれに暮らせる団地】リノベーション物件を検討しよう
近年よく目にする団地のリノベーション物件。築40年以上の団地もリノベーションで快適に暮らせる空間になっており、20代~30代の方からも注目を集めています。ここからは、リノベーションについて詳しく見ていきましょう。
今の暮らしに合ったリノベーションがおすすめ

「リフォーム」は古くなった建物を新築に近い状態に戻すこと、「リノベーション」は既存の建物に手を加えて新たな機能や価値をプラスすることを言います。古い物件も間取りやデザインを変えて今の暮らしに合った空間にできるのが、リノベーションの最大の魅力です。
団地の場合は、リノベーションと言ってもさまざまなケースがあります。リノベーション済み物件を賃貸で借りるケース・リノベーション済み物件を購入するケース・築古の物件を購入してリノベーションするケースなどです。
購入してリノベーションする場合は、自分好みに仕上げられます。物件購入費を抑えられる分、費用をリノベーションに充てられるのがいいですね。
リノベーション済み物件の賃貸・購入の場合は、まず不動産サイトからリノベーション物件の検索を活用してみましょう。
団地をリノベーションする際の注意点

団地をリノベーションする際には、注意点があります。
賃貸物件の団地の場合は、退去時に原状回復義務があるかを事前に必ず確認しましょう。原状回復義務がある物件なら、壁や天井に壁紙を貼って雰囲気を変えるなど、退去時に元に戻せる状態にとどめておく必要があります。
団地の物件を購入してリノベーションする場合は、費用面での注意が必要です。内装のみをリノベーションする場合でも、建物の老朽化が酷いと実際に内装工事が始まってからプラスで配管工事も必要になったというケースもあります。
予期していなかった工事で思いのほか出費がかさんだという事例もあるので、事前に建物の状態をよく確認し業者との打ち合わせも重要ですね。また、入居後のリノベーション工事が騒音問題につながるケースもあるので、近隣への配慮も十分に気を付けましょう。
【アンケート結果】団地暮らしをしたことのある方の口コミをご紹介
ここからは、実際に団地暮らしをしたことのある方を対象にしたアンケート結果をもとに、口コミや団地暮らしのメリット・デメリットを紹介していきます。ぜひ、物件探しの参考にしてください。
子育て世帯が団地暮らしを選んだ決め手

団地を選んだ決め手
・家賃が安かったのと、 更新料がなかったから(20代女性)
・手ごろな家賃が魅力的に感じたから(50代男性)
・家賃が安い(40代女性)
子育て世帯の場合、費用面で団地暮らしを選んだという回答がもっとも目立ちました。比較的家賃が安く、更新料などの諸費用を抑えられる点が決め手になっています。また、敷地内に公園があったり、子供が安全に遊べる場所があることも理由としてあげられています。
築年数40年〜50年の物件に住んでいる方が多く、今回の回答の中ではリノベーション物件はありませんでした。
子供のいない世帯が団地暮らしを選んだ決めて

団地を選んだ決め手
・市内へのアクセスが比較的近いこと(40代男性)
・静かな環境で住みやすく、近くにス-パ-等もあるところ(60代男性)
・スーパーやコンビニや病院などが近くにあり、利便性が高かったため(30代男性)
一人暮らしの方や夫婦のみで暮らしている方など子供がいない世帯の場合は、交通の利便性や周辺の環境が決め手となったという回答が多くありました。職場への通勤が便利、スーパー・コンビニ・病院などが近く生活がしやすいという点が重視されています。
築年数は子育て世帯の場合と同じく、40年以上の物件が多いです。その中でも高齢の方の場合は、水回りのリノベーションを行ったという回答もありました。
ここがおすすめ!団地で暮らすメリット

団地暮らしのメリット
・駅に近い(40代男性)
・ご近所付き合いで助け合いの生活が出来る(40代女性)
・同じような年ごろの夫婦が多くて、話が合う(60代男性)
・駐車場代も含め、とにかく安いこと(40代女性)
・家賃を安く済ませることができたので、余った分を貯蓄に回すことができた(50代男性)
ご近所との交流があることや、安い費用で暮らせることが団地暮らしのメリットとして多く聞かれました。団地内のコミュニティがあるので、子供を遊ばせていても安心できたり、高齢の方は仲の良い友達とのんびりと暮らせたりするのが良いですね。
また、費用面ではマンションなどに比べて家賃が安いことはもちろん、入居時の初期費用・更新費・駐車場代など住まいにかかる費用を大きく抑えられる点がメリットとしてあげられています。
ここに気を付けたい!団地で暮らすデメリット

団地暮らしのデメリット
・騒音(30代男性)
・小さな子がいるため、下の階の人への配慮が必要(40代女性)
・壁が薄いので、隣の話し声やテレビの音がかすかに聞こえる(40代男性)
・5階まで階段で登るのが大変(40代女性)
・4階に住んでいますがエレベ-タ-がなくて大変です(60代男性)
騒音に関する問題は、団地で暮らすデメリットとしてもっとも多く目立ちました。生活音の漏れや子供が騒ぐ声などは、隣や下の階とのご近所トラブルにもなりかねないので、実際に生活をする中で注意が必要ですね。
また、築40年以上の団地になるとエレベーターのない物件が多く、4階以上に住んでいる方からは階段の昇り降りが大変という声もあります。騒音問題やエレベーター問題は、物件を探す際に事前にチェックしておくのがおすすめです。
【インスタ実例】おしゃれな団地リノベーションや団地インテリアをご紹介
ここでは、インスタグラムで見つけたおしゃれな団地リノベーションや団地インテリアの実例をご紹介します。ぜひ、団地でおしゃれに暮らす参考にしてみてくださいね。
一人暮らしも快適なリノベーション物件
リノベーション済みの物件を購入されたというt_cheeeeeさんのご自宅は、明るくて清潔感のあるリビングとナチュラルなインテリアが素敵です。キッチンにはミントグリーンの壁紙が取り入れられていて、古い団地の雰囲気を感じさせない間取りになっています。今は息子さんとの二人暮らしをしているそうですが、一人暮らし検討中の方も参考にしたいですね。
フルリノベーションでホテルライクな空間
団地をフルリノベーションされたというsimpzy_lifeさんのご自宅は、ホテルライクな空間に仕上がっています。アーチ型の壁や白とゴールドを基調としたインテリアはどこも上品で高級感のある印象なので、とても築40年の団地だったと思えないほどの内装ですね。真似してみたいDIYもたくさん取り入れられているので、ぜひ参考にしてみてください。
賃貸物件のキッズスペースインテリア
築35年の賃貸物件で暮らされているmika_room_2さんのご自宅は、キッズスペースのインテリアがとてもかわいいです。白とベージュのやさしい色合いに、おもちゃ収納もすっきりとした見た目でインテリアの統一感がありますね。他にも、リビングやキッチンなどところどころに飾られている緑の植物の取り入れ方も、ぜひ真似したいです。
快適でおしゃれな団地暮らしをしてみよう
今回は、団地の住みやすさやリノベーション物件などについてご紹介しました。郊外に建っている集合住宅、築年数の古い建物などといったイメージのある団地ですが、リノベーションやインテリアの工夫次第で、快適におしゃれに暮らせます。費用面や環境面でもメリットも多いので、物件探しの参考にしてみてくださいね。
アプリなら新着物件を見逃さない!ニフティ不動産アプリ
部屋を借りる!賃貸版はこちら
住宅を買う!購入版はこちら