
今回は旗竿地・旗竿物件のメリット・デメリットを中心に解説していきます。
「マイホームは一戸建てが理想だけど、どうしても予算をオーバーしちゃう!」と嘆いているアナタは必見ですよ。
後半では旗竿地を上手く使ってオシャレなお家にするポイントや、マイホーム購入に役立つ記事も紹介していますのでお楽しみに♪
- 旗竿地(はたざおち)とはどんな土地?まずは基礎知識を固めよう
- 旗竿地のデメリットは建物に工夫が必要なこと!売却しにくいのも難点
- 旗竿地のメリットは価格が安いこと!・・・ほかには!?
- 旗竿地で快適に生活するための外構・エクステリアを紹介!
- 旗竿地をうまく活用すればマイホームも夢じゃない!
旗竿地なら価格が安いから、夢のマイホームが実現できるかも・・・
でも住みにくいってウワサも聞くから、本当のところを知っておこう!
旗竿地(はたざおち)とはどんな土地?まずは基礎知識を固めよう

旗竿地と聞いても、どんな土地なのかイメージできない人も多いのではないでしょうか?
旗竿地とは、道路と接している狭い道を通った先に、家を建てるための敷地が広がっている土地のことです。
文字通り「竿つきの旗」のような形状なので、旗竿地と呼ばれています。
ここでは旗竿地について、まず知っておきたい基礎知識をまとめています。
自分が住むことを考えるなら必須の知識で、「なぜ旗竿地ができるのか」も知っておくと満点です♪
旗竿地は道路と接している道の幅がポイント!
旗竿地を知る上でポイントになるのが、「道路(公道)と接している土地(敷地)の幅」です。
建築基準法では、この道路と接している土地が2m以上なければ、新たな家を建てられないと定めています。
ただ、実際のところ2mちょうどでは、車を置いてしまうと人が通るのがかなり大変です。
もし旗竿地を選ぶ場合、最低でも2.5〜3mくらいの幅が必要になるでしょう。
さて、旗竿地を知る上で「道路と接している土地の幅」の重要性はお分かりいただけたと思いますが、素朴な疑問として「どうしてこんな形に土地を区切っているの?」と気になりませんか?
旗竿地ができるのにはこんな理由があります。

なぜ旗竿地ができるの?
ひと言でいうと「土地を整地した順番」が関係しています。
①道路(公道)に面した間口の広い土地が確保される
②後ろの土地を活用するため、①の横に細い道を作って奥の土地とつなげる
このように優先的に整えられた土地の後ろの部分を活用しようとして、旗竿地ができあがっているのです。
旗竿地のデメリットは建物に工夫が必要なこと!売却しにくいのも難点

旗竿地にはデメリットがいくつかあります。
価格が安いだけあって、ほかの土地と比べてやや住みにくい部分があるのです。
旗竿地を選ぶときは、自分や家族が許容できる範囲かを事前に確認しておくことが大切です。
特に建築コストが余計にかかる場合、安さを重視して選んだ人にとっては致命傷です。
「こんなはずじゃなかった」と後悔しないよう、隠れた費用を見逃さないようにしましょう。
1階部分の日当たりが悪い
旗竿地に建てられた家は、周りにある住宅との距離が近いこともあり、1階部分の日当たりが悪いケースが多くなっています。
マイホームの日当たりを重視したい人は、注意しなければなりません。
日当たりについては、リビングを2階にすることである程度は改善できます。
ただ、生活の中心となるリビングが2階だと、想像以上に身体への負担も大きいものです。高齢者と同居する予定があるなら、注意した方がよいでしょう。
また、自分自身でも一生涯住むものとして家を買うのであれば、生活のしやすさも考慮しておきたいところです。
駐車場が使いにくい
一戸建ては敷地内に駐車場があれば、マンションのように駐車場代がかからないのも魅力の1つです。
賃貸マンションの家賃+駐車場代よりも、一戸建てを買った方がおトクと考えている人も多いのでは?
しかし、旗竿地の駐車スペースは、道路(公道)から家の玄関までのアプローチ部分となり、幅が狭く限られています。
前述したとおり最低2mあれば家を建てられますが、車を置いて乗り降りするにはかなり狭く感じるでしょう。
また、自家用車を2台お持ちの方だと、縦列駐車をしなければならない場合も。
車の出し入れを不便に感じる方や、玄関前にゆったりとスペースを設けたい方は、できるだけ電車やバスなどの公共交通機関を利用できる場所を選ぶことをオススメします。
建築コストが余計にかかる可能性がある
旗竿地は道路から家までの道が狭いため、建築に使う大きな重機が通れないケースがあります。
そうなると、通常より職人さんの手仕事を増やしてもらう必要があり、建築費用がかさむことになってしまいます。
また、見逃しがちなのが電気や水道など生活に必須な設備です。
住宅地であれば当然インフラもあると思っていると、追加の高額な工事費用にビックリしてしまうリスクがあります。
先ほど旗竿地のメリットとして価格が安いことを挙げましたが、建築費用が多くかかってしまっては元も子もありません。
土地や建物、建築費を含めたトータルを予算内に収められるよう、事前に確認しておきましょう。
旗竿地のメリットは価格が安いこと!・・・ほかには!?

旗竿地を選ぶことのメリットは、なんと言っても価格が安いことです。
「土地つき一戸建てにあこがれるけど、資金面で厳しい」という人でも、旗竿地ならチャンスがあるかもしれませんよ。
道路に広く面した土地と比べて多少の不便さはあるものの、一戸建てには変わりありません。
運よく掘り出し物の物件にめぐり合えれば、マイホームも現実になりそうです。
ここでは旗竿地のメリットについて解説していきます。
価格のほかにも良い点はありますので、しっかりチェックしておきましょう!
土地の価格が安い
まずは冒頭でもお伝えした通り、一般的に旗竿地は周辺の相場より価格が安く設定されることが多いです。
マイホーム購入で一番苦労するのが住宅ローン関係なので、少しでも安く土地が手に入るのであれば活用したいところですよね。
また、土地が安いので外装や内装にお金をかけたいと考えている人にもオススメです。
マイホームでは全部自分の思い通りにしたいと考えがちですが、メリハリをつけないとトータル金額が大変なことになってしまいます。
土地の形状にこだわりがなければ、旗竿地も選択肢に入れてみてくださいね!
静かな生活を送ることができる
旗竿地のもう1つのメリットは、奥まったところに家が建つので、静かな生活を送れることです。
道路に広く面している土地の方が価格は高くなりますが、人や車の往来によって騒音も大きくなります。
その点、旗竿地であれば大きな道路から離れていますので、都会であっても喧騒から逃れることができるのです。
交通や買い物に便利な地域に住みたいけれど、あまりにぎやか過ぎるのは避けたいという場合は好都合かもしれませんよ。
車の騒音や排気ガスが苦手な人でも生活しやすいのが旗竿地の魅力です。
旗竿地で快適に生活するための外構・エクステリアを紹介!

旗竿地を選ぶ理由は人それぞれですが、実際のところ価格の安さに惹かれて購入を決断する人が多いですよね。
土地の価格を抑えられれば、毎月の住宅ローン返済が少なくなるため、安定した生活を送ることができます。
そして、土地を安く買えた分、土地以外の部分にお金をかけることも可能です。
たとえば家の外観や内装、外構やエクステリアなど、一戸建てはお金が許す限り自分の好きなように変えられますよ。
ここでは旗竿地を検討している人に向けて、外構・エクステリアをオシャレにするポイントを解説していきます。
後半では、リフォームやマイホーム購入の体験談も紹介していますよ♪
玄関までのアプローチにこだわってみる

旗竿地の外構・エクステリアで一番効果的なのが、玄関前のアプローチにこだわること。
旗竿地は玄関までに細い道がありますので、この特徴を活かしてオシャレな雰囲気を作ることができます。
そもそも旗竿地の場合、道路からは家の外観が見えにくいので、多くの人の目に止まるのはやはり玄関までのアプローチとなります。
具体的には、ヨーロッパ風のタイルや石畳などを使ったアプローチが人気です。
また、ガーデニング好きなら、植物を置けるスペースがありますので腕の見せどころですよ♪
道路に面した家であれば建物の外観や玄関を重視することになりますが、せっかく旗竿地に住むのであれば、魅力的なアプローチを目指してみてはいかがでしょうか?
リフォームやマイホーム購入に関するオススメ記事

続いては、一戸建ての外構・エクステリアのリフォーム情報や、マイホーム購入に関する記事を紹介していきます!
気になるリフォーム費用や、マイホームを購入した先輩たちの体験談をぜひ参考にしてみてくださいね♪
▶エクステリア・外構リフォームの予算の相場
まずは、エクステリアや外構リフォームに必要な予算をまとめた記事です。
旗竿地を選ぶことで資金に余裕ができたら、ぜひ追加でリフォームもご検討ください。
大まかな相場を知っておくと将来の目標にもなりますね♪
<関連記事>エクステリア・外構リフォームの予算の相場
▶玄関ポーチリフォームの予算の相場
こちらは先ほどもオススメした、玄関まわりのリフォームに関する記事です。
玄関まわりは自宅へ訪問してきた人はもちろん、道ゆく人の目にも入る大切な場所。
旗竿地の玄関アプローチを魅力的に仕上げてくださいね☆
<関連記事>玄関ポーチリフォームの予算の相場
▶狭小住宅の価格や間取りプラン
旗竿地で狭い土地に家を建てるとなると、いわゆる狭小住宅(スモールハウス)を選択することになります。
狭小住宅と聞くと、狭くて住みにくいイメージがあるかもしれませんが、デザイン次第ではオシャレで快適な家を手に入れるチャンスです。
こちらの記事で詳しく解説していますので、気になる人はぜひご覧ください!
▶坪数別・マイホーム購入者12人の体験談
土地の購入を検討するにあたって、気になるのが「理想の坪数」です。
家族構成やライフスタイルによってベストな広さは異なりますが、具体的な体験談を聞くとイメージしやすくなりますよ。
この記事ではマイホーム購入者12人にアンケートをとり、坪数別の実体験をまとめています。
▶マイホーム購入で良かったこと・後悔したこと
マイホーム購入は人生の一大イベントですから、失敗したくない気持ちが大きいでしょう。
この記事ではマイホーム購入の経験者たちに、良かったこと・後悔したことを聞いています。
具体的な購入金額やローンの詳細も分かるので、とても参考になりますよ!
旗竿地をうまく活用すればマイホームも夢じゃない!

旗竿地の購入を検討している人に向けて、メリット・デメリットなどを解説してきました。
マイホームは数千万円する大きな買い物ですから、少しでも費用を安く抑えて住んだあとの生活をラクにしたいものですよね。
今回ご紹介した旗竿地は、日当たりや駐車スペースの制限などのデメリットはあるものの、低価格というメリットはやはり魅力的です。
最初から旗竿地を敬遠してしまう人もいますが、ぜひ選択肢の1つとして考えてみてください!
土地の購入が現実的になってきたら、続いて建物の検討に入りましょう。
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