
様々な価値観の住人が同じ敷地内に暮らすマンションやアパートでは、それぞれが決められたルールを守ることで、お互いに気持ちの良い生活を送ることができます。
しかし、自分では認識のないまま騒音やごみ捨てなどの生活マナーでご近所トラブルになったり、思わぬ事情からの家賃の滞納などの金銭的トラブルなども、決して他人事ではありません。
トラブルを事前に防ぐためにも、共同住宅における生活マナーを確認しておくこと、そして自分の収入にあった部屋、生活スタイルに合わせた住まいを探すことはとても重要です。
- 騒音トラブルを防ぐ生活マナー
- 駐輪、駐車に関するトラブルを防ぐ生活マナー
- ごみ捨てに関するトラブルを防ぐ生活マナー
- トラブルを防ぐためのお部屋さがし
- 家賃を滞納しないためのお部屋さがし
- 気持ちよく暮らすためのお部屋のお手入れ
- まとめ
騒音トラブルを防ぐ生活マナー

共同住宅でのトラブルで一番多いのが、騒音トラブルと言われています。ここ数年は、在宅でリモートワークだったり、リモート授業を受けていた学生も多かったため、静かな環境を求める人が多かったということもあるでしょう。
騒音と感じるラインは人によって全く違います。また生活する時間帯や家族構成が違うと騒音と感じることも多くなるようです。
騒音トラブルでよくある事例はこちらです。
足音
子供ならドタドタ、大人になるとドシドシと音を出して歩く「かかと歩き」になっていませんか?指摘されないと気づかない方も多いので、いま一度、自分の歩き方を確認してみましょう。
小さなお子さんやペットのいるご家庭は防音マットなども効果的です。また、夜中や早朝の階段の上り下りも足音が響くため、配慮が必要です。
ドアの開閉音
バタン!と勢いよく開け閉めしていませんか?
静かに開け閉めするように心がけましょう。ドアクローザーを設置したり、すきまテープなどで音を和らげる方法もあるようです。
家電などの生活音
洗濯機や、掃除機など家電は響きやすいので、夜中の使用は控えましょう。またテレビやラジオなどの音量も大きくなりすぎないようにしましょう。
高齢で耳の遠くなった方には手元スピーカーなどを使用するのもおすすめです。
人の話し声
共用部分での井戸端会議、赤ちゃんの夜泣き、友人を招いての宴会、ボイスチャットの会話など、シチュエーションやボリュームも様々です。
長時間ひそひそと話していたり、夜中にゲームで大きな声を出したりしないように節度を守って会話しましょう。
赤ちゃんや小さなお子さんがいたり、楽器を演奏する方などは、入居時にひと言伝えられるだけでも印象が変わります。
また友人を招いて賑やかな時間を過ごす際にも、時間を限定したり、時間帯に配慮しましょう。
関連記事:ご近所トラブルの解決策は!?騒音問題などを解決した【体験談】つき!
駐輪、駐車に関するトラブルを防ぐ生活マナー
契約している駐輪場、駐車場に止めていれば問題ありません。
更新時期や支払いは忘れないようにして、決められたシールなどがある場合はしっかり見えるところに貼りましょう。
来客がある場合には、決められた来客用の駐輪場、駐車場を利用し、来客用がない場合でも、空いているからといって敷地内に勝手に止めないようにしてください。
子どものお友達が来て止めてしまったり、買い物・お迎えなどでちょっとだけ、と止めていて、トラブルになることが多いようです。
いま一度ルールを確認しておきましょう。
ごみ捨てに関するトラブルを防ぐ生活マナー

マンションのゴミ出しのルール、地域のゴミ出しのルールをしっかり守っていれば問題ありません。
ゴミの分別については地域によってルールが様々です。合わせて粗大ごみの出し方、ゴミを集める場所も確認してください。
トラブルで多いのは、分別がされていない、回収時間・曜日を守らない、しっかりまとめられていない(液体が出てしまっていたり臭う)などです。
夏場は特に臭いの対策が必要です。袋を2重にしたり、凍らせたりするのも効果的です。
いま一度ルールを確認しておきましょう。
トラブルを防ぐためのお部屋さがし

楽器を弾く、小さな子どもがいる、ペットを飼っている、配信をしている、昼夜逆の生活スタイルなど、音が気になる方は、防音対策のあるお部屋や防音性が高いお部屋を探してみてはいかがでしょうか。
➡ 楽器の演奏や配信をする方におすすめ。防音対策のあるお部屋を探す
➡ 一般的なマンションより防音性が高い、分譲賃貸のお部屋を探す
➡ ペット可(相談)のお部屋を探す
➡ RC(鉄筋コンクリート)のお部屋を探す
「条件を指定する」から、建物構造「鉄筋系」にチェック。

建物の構造として、鉄骨造などは音が響きやすく、RC(鉄筋コンクリート)は響きづらいと言われています。
➡ ごみ出し24時間OKのお部屋を探す
「こだわり条件を指定する」から、設備―建物「ごみ出し24時間OK」をチェック。

曜日や時間を気にせずゴミを出せたり、夏場は毎日出せるのも助かります。
家賃を滞納しないためのお部屋さがし

家賃の理想は、収入の1/3以下(20~30%)と言われています。
手取り18万円なら36,000円~54,000円くらいが理想です。まずは自分の収入にあった無理のないお部屋選びが一番大切です。
➡ 家賃4万円以下のお部屋を探す
➡ 敷金・礼金なしのお部屋を探す
家賃は契約通りに毎月決められた日に必ず支払います。
家賃が払えないトラブルが起こった際には、すぐに大家さんに連絡してください。
また、家族や連帯保証人にも相談してください。
家賃を3か月以上滞納した場合、賃貸契約解除通告が届き、裁判で明け渡しの判決が出れば立ち退きとなります。
滞納分の支払いができないと、職場での給料差し押さえになります。
ブラックリストに登録されるばかりか、職場での信用も失うことになるでしょう。
家賃は絶対に滞納することがないように気をつけましょう。
やむを得ない事情、会社の倒産などで家賃を支払えない状況の時は、給付金が出る場合があります。
関連記事:家賃滞納したら強制退去?いつまでならセーフ?払えない場合は?
気持ちよく暮らすためのお部屋のお手入れ

片付けや掃除が苦手な方は多いと思いますが、部屋が汚くなってくると臭いや虫などが発生しやすくトラブルの元です。
また精神的にも安定しない状態になりやすくなります。
ゴミを溜めないで捨てる、使わないものを捨てる、水回りを含めた掃除をする、を定期的に行いましょう。
排水溝が詰まって水漏れなどが発生し、他の部屋にも迷惑が掛かった場合、損害賠償を請求されることがあります。
またベランダがある場合も、同じくお手入れが必要です。特に排水溝は詰まりやすいので定期的に掃除しましょう。
避難経路になっていたり、上部に避難ハッチが設置されている場合は、近くに物を置くことはできません。
洗濯物の干し方についてもマンションのルールに従いましょう。
関連記事:片付けられない人が、汚部屋から卒業するための3ステップ
まとめ
様々な価値観の住人が同じ敷地内に暮らすマンションやアパートでは、管理組合や地域のルールを確認し、周りの住人への配慮をする生活マナーが大切です。
それぞれが決められたルールを守ることで、互いに気持ちの良い生活を送ることができます。
また日頃から、挨拶などのコミュニケーションを取っていることにより、無用なトラブルを回避できることもあります。
そして自分の収入や生活スタイルに合うお部屋が見つかれば、さらに安心して暮らすことができます。
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