
Xさん(30代・女性):落ち着いたコンサルティング営業が売りの営業担当。
Xです。新卒から都内で不動産関連の仕事に就いています。
Yさん(30代・男性):爽やかイケメン風の営業担当。心理学を操り、お客さんを巧みに契約に導く。
Yです。千葉県で不動産賃貸・売買の取扱いをしています。
なんとなく行きづらい雰囲気のある不動産屋さん。でも足を運んでみると、自分の理想を描くことができるよ!実際に不動産屋で働くプロの声や、気軽に不動産屋に相談をしに行った人の体験談も掲載してるので、参考にしてみてね!
不動産屋での物件探しってどれくらい時間がかかる?

引っ越したいな~と思っても、具体的に期日が設定されないとなかなか動けない方も多いのでは?
多くの人が引っ越しを考えるタイミングは、賃貸の契約更新のタイミングではないでしょうか。(こちらには25年間も引っ越さなかったという人もいますが…)
家探しから引っ越しまでの目安は2ヶ月
賃貸物件を探し始めてから引っ越すまでに必要な期間の目安は1ヶ月半~2ヶ月と言われています。
ざっくりのスケジュールをお伝えすると、
・物件を決めるのに1~2週間
・審査~契約で1週間
・現在の大家さんに退去を伝えてから引っ越すまでで1ヶ月
というイメージです。
ゆっくり物件を決めたいのであれば、もっと早めから物件を探し始めることも可能です。
最短なら即日で家を決めることも可能
逆に転勤が急に決まった等、すぐに家を決めないといけないこともあるでしょう。その場合は、不動産屋で1日で物件を決めることももちろん可能です。
大抵の物件は入居のために審査が必要ですので、その結果が出るのに数日かかりますが、その後は営業担当の方と連携して郵送やオンラインでの契約を進めることが可能です。
遠方から転勤が決まった方は、内見せずに、間取り図と写真だけで物件を決める方もいましたね。急いでいる時は、その旨教えてもらえれば最大限の努力はします。
私が担当したお客さまの中には、午前中に受け付けて、午後には審査通って、その日のうちに契約された方もいました。
ただ、「すぐ契約できる物件」という条件で絞るといい物件を選ぶのは難しいかも。不動産屋に足元を見られる可能性もありますので、個人的には即日契約はあまりオススメしません。
ゆっくり家探しを相談するメリット・デメリット

では「引っ越ししようかな~、どうしようかな~」と悩んでいるあなた。まだまだ時間に余裕があるし…と思って、不動産屋に行くのを先延ばしにしていませんか?
実は、早めに家探しを始めるとメリットがたくさんあります。デメリットとり得る点と合わせて紹介していきます。
2ヶ月以上前から物件を探し始めるメリット
■メリット1:空きが出たばかりの人気物件を候補にできる
人気物件は前入居者がいるうちに決まってしまうこともあります。入居日までに余裕があれば、入居可能日が先であっても候補に入れることができるのでいい条件の物件を見つけやすいといえるでしょう。
■メリット2:物件種類や相場の知識が身につく
時間に余裕を持って家探しをすると、たくさんの物件を見たり、住みたいエリアの情報収集に時間をかけたりできるので、知識が身につきます。より多くの知識があれば、納得行く選択ができますよね。
こちらの「家探しのコツ教えてください」の記事でも、長く時間を書けて探すと知識が身につくという体験談がありました。
■メリット3:自分と相性のいい不動産営業担当を探せる
家の契約は、大きな決断です。できれば信頼できる営業担当にサポートしてほしいもの。最初に行った不動産屋の営業さんがと相性が悪いなと思ったら、別のお店に足を運んでみるといいでしょう。不動産店では、基本的にはどの物件でも紹介可能ですので、店舗にこだわらず、自分に合った担当を探してみるといいでしょう。
不動産屋さんを探す時の目安として、「免許番号」を見る方法があります。
物件情報の下の方を見ると、「東京都知事免許(3)××号」「国土交通大臣免許(15)○○号」などと書いてあるところがあると思います。ざっくり言うと、この(3)や(15)が古いほど、歴史ある不動産屋さんということになります。
私が自分で物件を探す時は、免許番号のカッコ内の数字が大きくて、店構えが昔ながらの不動産店を回りましたね。人情味ある接客が好きなので。
せっかちな人はおっとりした営業マンだとペースが合わないでしょうし、逆もまた然り。自分に合う人が見つかると、家探しの満足度が上がると思いますよ!
■メリット4:営業担当と仲良くなるといい物件を優先して案内してもらえる
一度、営業担当と仲良くなり、理想の物件を伝えたら、新しい物件が見つかり次第連絡をもらえることも。自分で探す手間が省けるので、とても助かります。
2ヶ月以上前から物件を探し始めるデメリット
■デメリット1:取り置きができない
不動産の賃貸物件は基本的に「取り置き」ができません。せっかくいい物件に出会っても「じゃあ家賃更新まであと3ヶ月なので……」と言ったら、そんなに待てませんと言われてしまうことが多いです。
ただし、交渉次第で家賃発生を遅らせてくれたり、フリーレント期間を設けてくれる可能性もあるので、そこは営業担当の方に相談してみるのもよいでしょう。
■デメリット2:期限を決めないと決断しづらくなる
婚活の話で30代・40代はなかなか結婚が決まりづらいという話を聞いたことがありませんか?人生長く生きていると、いろんな人を見てしまって「この人!」と決めるのに迷いが生じてしまいがちです。
賃貸物件にも同じことが言えます。いろんな物件を見すぎてしまうと、結局どの物件が一番よかったのかわからなくなってしまったり、もっといい物件のものが見つかるかもしれないと変なこだわりが出てきてしまったりします。
そういう方にオススメなのが、2ヶ月以内にいい物件が見つからなかったら引っ越さないことに決める、など、期限を区切って家探しをすること。
「いつまでに次の家を決めたいか」を明確にすることも必要ですが、引っ越し自体を迷っている場合「いつまでに引っ越しする/しないを決めるか」という期限も合わせて意識しておくとよいでしょう。
不動産屋の繁忙期以外だったら気軽な相談は大歓迎!

メリット・デメリットを整理して、家探しを今すぐ始めたい!と思ったあなた。
引っ越すかどうか自体を迷っている人が不動産屋に行くときに気をつけるべきことを、現役不動産営業マンに教えてもらいました。
引っ越しを検討している理由、予算、希望の場所、間取り、期限などを指定してもらえると、こちらも提案しやすいです。
ただ、1~3月は繁忙期なので、ニーズが固まっていないお客様には、あまり丁寧な接客はできないかも…。逆に閑散期は、ゴールデンウィーク、梅雨、真夏、年末あたりなので、その時期に来店いただけると、長期的なご提案ができるかなと思います。
引っ越すかどうか迷っている人は、自分の理想の暮らしを言語化できていない方が多いので、どんな暮らしが理想なのかをイメージして来てもらえると提案がしやすいです。
迷っているお客様への接客の場合、お客様の頭の中を整理していくことが大切だと考えています。話しながら、どこが譲れないポイントなのか、どこは妥協できるのか。いくつかの物件情報を提示しながら、一緒に言語化していきます。
そこで、お客様が「あ、ここなら引っ越したいかも」と思ってくれたタイミングで、はじめて内見にご案内します。
営業によっては「まず現地を見に行きましょう」という人もいますが、理想が描けていない状態で見に行っても混乱するだけなので、個人的にはオススメしません。
閑散期の平日などであれば、じっくりお話が聞けるのでそういう時にきていただけると、いろいろご提案ができると思います。
どちらの方も、要望をはっきり言ってほしいというのが共通の意見でした。また、繁忙期を避けるということも大切なポイントのよう。
気軽に不動産屋に行ってみよう!

引っ越ししようか悩んでいる方に向けて、実際に不動産業界で物件を案内しているお二人の話を聞きながら、不動産屋さんへ相談するメリット・デメリットや、事前に準備した方がいいことなどをまとめてみました。
誰かと話すことで頭の中が整理されるということもありますし、ぜひ、気になる物件があったら、物件を掲載しているお店に相談の予約をしてみてください!
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