この記事では、兵庫県内の外壁塗装助成金について、利用できる市町村一覧や各制度の詳細、申請の流れをわかりやすく解説します。
助成金の有無を確認し、適切な手順で申請を進めれば、外壁塗装の費用負担を大幅に軽減できるでしょう。ぜひ最後まで読み進めてください。
- 兵庫県の外壁塗装で利用できる助成金制度の全体像
- 兵庫県、全国で外壁リフォームに使える補助金制度
- 外壁塗装・外壁リフォームが助成金対象となる兵庫県の市町村
- 助成金が使えない場合に外壁塗装の費用を抑える方法
- 兵庫県での助成金申請の流れ【4STEP】
- 兵庫県の外壁塗装に関するよくある質問
- 兵庫県の助成金を活用して外壁塗装の負担を賢く軽減しよう
兵庫県の外壁塗装で利用できる助成金制度の全体像
兵庫県で外壁塗装の費用を抑えたい場合、まず確認すべきは自分の市町村に助成制度があるかどうかです。
県内41市町のうち、外壁塗装に使える助成制度を設けているのは半数以下です。ここでは、兵庫県内の助成金制度の全体像をまとめます。
・助成金が利用できる兵庫県内の主な市町村一覧
・兵庫県で外壁塗装の助成制度が存在しない主要都市
・国の補助金とは原則併用可否
それぞれ確認していきましょう。
助成金が利用できる兵庫県内の主な市町村一覧
兵庫県内で外壁塗装に使える助成金制度を実施している自治体と、各制度の概要を一覧表にまとめました。
補助率や上限額、募集方式は自治体ごとに大きく異なります。
お住まいの市町村の制度内容を確認しておきましょう。
| 自治体名 | 制度名 | 補助率 | 上限額 | 最低工事費 | 募集方式 | 2025年度状況 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 明石市 | 住宅リフォーム助成事業 | 10% | 10万円 | 20万円以上 | 抽選(50名) | 募集終了(5月22日抽選済) |
| 西宮市 | 住宅リフォーム助成事業 | 10% | 10万円 | 40万円以上 | 抽選(約50名×2回) | 募集終了(1次・2次とも終了) |
| 朝来市 | 住宅リフォーム助成事業 | 10% | 10万円 | 20万円以上 | 先着順 | 募集終了(9月22日) |
| 稲美町 | 住宅リフォーム補助金制度 | 10% | 10万円 | 20万円以上 | 先着順 | 受付中(残り僅少) |
| 多可町 | 住宅リフォーム助成事業 | 10% | 10万円 | 50万円以上 | 先着順 | 要確認 |
| 播磨町 | 住宅リフォーム助成制度 | 10% | 10万円 | 20万円以上 | 先着順 | 受付中(2026年3月末まで) |
| 福崎町 | 住宅改修助成制度 | 10% | 10万円 | 20万円以上 | 先着順 | 2025年度限りで終了予定 |
| 丹波篠山市 | 住宅リフォーム助成事業 | 20% | 10万円 | 20万円以上 | 抽選(120名) | 募集終了(5月31日) |
| 伊丹市 | 空き家活用支援事業補助金 | 1/2 | 150万円(一戸建) 100万円(共同住宅) |
- | 先着順 | 募集終了(10月31日) |
| 高砂市 | 空き家活用支援事業補助金 | 1/2〜2/3 | 150〜200万円 | - | 先着順 | 受付中 |
| 豊岡市 | 定住促進事業補助金 | 2/3 | 100万円 | - | 先着順 | 受付中 |
| 猪名川町 | 空き家活用支援事業補助金 | 1/2〜3/4 | 150〜225万円(一戸建て) | - | 先着順 | 募集終了(11月1日) |
| たつの市 | 空き家リフォーム支援事業 | - | 7.5〜45万円 | 20万円以上 | 先着順 | 受付中(令和8年1月30日まで) |
| 相生市 | あつまれ新婚さん新生活応援金 | 定額 | 30〜60万円 | - | 先着順 | 受付中 |
| 南あわじ市 | 多世代同居・近居支援事業補助金 | 定額 | 最大100万円 | 30万円以上 | 先着順 | 受付中(2026年3月31日まで) |
助成金の募集時期は毎年4月の年度初めに開始し、予算枠が埋まり次第終了となる自治体がほとんどです。
中には明石市のように募集人数を定めて抽選で受付する市や、芦屋市空き家活用支援事業補助金のように、年度途中で募集が終わっていても年度中に再開されることがあります。
※2025年11月21日時点
ご自身の自治体に制度がある場合は市町村の公式発表をこまめにチェックし、条件を満たせば早めに申請手続きを進めましょう。
兵庫県で外壁塗装の助成制度が存在しない主要都市
兵庫県の以下の主要都市では、経年劣化による通常の外壁塗装に対応する助成金制度は2025年11月現在存在しません。
・神戸市
・姫路市
・宝塚市
・尼崎市
・三田市
これらの自治体では宝塚市の公式サイトのように「経年劣化による外壁塗装や屋根補修などの住宅の補修に関する補助事業は実施していません。」と明記されています。
また、外壁塗装に助成金が使えないにもかかわらず、「リフォーム工事で補助金がでる」といって契約を迫る悪質業者が増加しているため、注意が必要です。(参照:尼崎市|※悪質住宅リフォームにご注意ください!!)
外壁塗装詐欺のよくある手口と対処方法は以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
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外壁塗装詐欺のよくある手口と対処方法!火災保険や助成金という言葉に注意
国の補助金とは原則併用可否
外壁塗装に関する国の補助金と市町村の助成金を両方同時に利用することは原則できません。
同一の工事経費について複数の補助・助成を受けることは「二重給付」とみなされているためです。
国の代表的な住宅支援策である長期優良住宅化リフォーム推進事業では、そもそも外壁塗装単体は補助対象外であり、遮熱塗料の使用に加えて内窓設置など他の省エネ改修を組み合わせて初めて補助対象になります。
一般的な外壁塗装のみの工事では国の補助はまず適用されないため、実際には「市町村の助成金が使えるかどうか」が費用支援を受けられるかのポイントになります。
なお、実際に自治体の担当者に伺ったところ、戸建てを新築、リフォームした際に国の補助金を使っており、後から市の助成金を申請しても対象外となるケースもおおいとのこと。
「工事がきまっているのに助成金の対象外だった」と失敗する前に、まずは自治体の窓口で相談することをおすすめします。
兵庫県、全国で外壁リフォームに使える補助金制度
兵庫県と全国規模の補助制度は、外壁塗装単体では対象外ですが、耐震改修や断熱改修とあわせて実施すれば補助対象となる可能性があります。
ここでは、兵庫県と国が実施する外壁リフォーム関連の補助制度をまとめます。
・【兵庫県】空き家活用支援事業
・【兵庫県】ひょうご住まいの耐震化促進事業
・【全国】子育てエコホーム支援事業
・【全国】長期優良住宅化リフォーム推進事業
各制度の要件を把握しておけば、自分の状況に合った補助金を見極められるでしょう。
【兵庫県】空き家活用支援事業
空き家を購入してリフォームを考えている方は、兵庫県の「空き家活用支援事業」が活用できます。
老朽化した空き家を住宅、事業所、地域交流拠点として改修する際に、費用の一部が補助される制度です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 対象者 | 空き家を取得して活用する者 ※リフォームする若年・子育て世帯、UJIターン世帯など |
| 補助額 | 改修工事費の区分に応じて定額で補助(最大500万円) ※補助率は工事費によって変動 |
| 対象工事 | 住宅・事業所・地域交流拠点として活用するための機能回復・設備改善工事 ※外構工事や増築・改築工事は対象外 |
| 対象地域 | 神戸市、姫路市、尼崎市、西宮市、明石市以外の区域が原則 ※一部の旧町域や特定の団地、まちなか再生区域は例外的に対象 |
| 主な条件 | ・築20年以上、6ヶ月以上空き家であること ・水回り設備が10年以上更新されていないこと ・改修後10年以上活用すること ・交付決定前に工事着手不可 |
参照:兵庫県|空き家活用支援事業、令和7年度 空き家活用支援事業 実施要領
改修後は10年以上、住宅や事業所、地域交流拠点として活用を続ける必要があります。
外壁塗装については、建物の機能回復を目的とした劣化箇所の補修工事であれば補助対象となります。
単なる美観向上を目的とした全面的な外壁塗装は対象外となる可能性があるため、事前に窓口で確認しましょう。
また、改修後は一定の耐震性能を確保する必要があり、土砂災害特別警戒区域などに位置する物件は対象外です。
補助金の交付決定を受ける前に工事を始めると補助が受けられないため、該当する方は早めに県や市町の窓口へ相談してください。
【兵庫県】ひょうご住まいの耐震化促進事業
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | ひょうご住まいの耐震化促進事業 |
| 対象住宅 | 昭和56年5月31日以前に着工された住宅 |
| 補助内容 | 耐震診断、耐震改修工事、屋根軽量化など |
| 補助上限額 | 市町村により異なる(一般型100万円程度、簡易型50万円程度) |
| 申請窓口 | 各市町村の担当課 |
| Webサイト | ひょうご住まいの耐震化促進事業 |
ひょうご住まいの耐震化促進事業は、県が市町村の補助制度に対して財政支援を行う形で実施されており、申請窓口や詳細な要件は各市町村が個別に定めているものです。
外壁塗装は耐震改修の付帯工事としてのみ対象となる可能性があり、外壁側からの耐力壁補強を行う際に既存外壁の復旧費用が補助対象に含まれるケースがあります。
工事契約前の申請が必須条件となっており、耐震診断で耐震性が不足していると判定された住宅が対象です。
【全国】子育てエコホーム支援事業
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 子育てエコホーム支援事業 |
| 対象者 | 子育て世帯、若者夫婦世帯 |
| 対象工事 | 開口部の断熱改修、外壁・屋根・天井または床の断熱改修、エコ住宅設備の設置など |
| 補助上限額 | リフォーム30万〜60万円 改修の内容により異なる |
| 申請期間 | 2024年4月2日~2024年12月31日(予算消化次第終了) |
| Webサイト | 子育てエコホーム支援事業 |
省エネ性能の向上を目的とした制度で、外壁工事は断熱改修として実施する場合のみ補助対象となります。
断熱材の性能基準や施工方法が厳格に定められており、事務局登録の建材使用が条件です。
以下のいずれかの工事が必須となります。
・開口部の断熱改修
・外壁、屋根・天井または床の断熱改修
・エコ住宅設備の設置
これらを実施した上で、登録事業者を通じて申請するため、個人では申請できません。
【全国】長期優良住宅化リフォーム推進事業
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 長期優良住宅化リフォーム推進事業 |
| 対象工事 | 耐震性、省エネ性、耐久性などを高める包括的なリフォーム |
| 補助率 | 工事費の1/3 |
| 補助上限額 | 80万円 /戸 等 |
| 必須要件 | インスペクション(住宅診断)の実施 |
| Webサイト | 令和7年度長期優良住宅化リフォーム推進事業 |
長期優良住宅化リフォーム推進事業は、住宅の長寿命化を目指す大規模改修を支援する制度です。外壁工事は劣化対策や省エネルギー対策の項目で対象となります。
インスペクション(建物の劣化診断)で外壁の劣化が指摘された場合の補修工事として申請できる可能性があります。
申請プロセスが複雑で性能基準も高いため、事前に事業者登録を行った専門業者に相談が必要です。
予算上限に達すると募集期間内でも受付終了となり、令和7年度の交付申請は締め切られています。
外壁塗装・外壁リフォームが助成金対象となる兵庫県の市町村
兵庫県内で外壁塗装に使える助成金制度を設けている市町村について、各自治体の制度内容を詳しく紹介します。
補助率や上限額、対象となる工事内容は自治体ごとに異なるため、お住まいの地域の制度を確認しておきましょう。
制度内容を把握しておけば、申請時期を見極めやすくなり、準備もスムーズに進められるでしょう。
明石市:住宅リフォーム助成事業
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 明石市住宅リフォーム助成事業 |
| 受付期間 | 2025年度は4月15日~2025年5月15日(募集終了) |
| 対象者 | 市内に住所を有し、自ら居住する住宅の所有者 |
| 対象となる工事 | 屋根・外壁等住宅本体に施す工事(遮熱性塗装工事含む) |
| 補助金額 | 工事費用の10% 上限10万円 |
| 最低工事費 | 20万円以上(税込) |
| 業者要件 | 市内に主たる事業所を有する業者 |
| 募集方式 | 50名(応募者多数の場合は抽選) |
| 問い合わせ先 | 明石市役所 商工政策課 電話:078-918-5098 |
| Webサイト | 2025年度(令和7年度)明石市住宅リフォーム助成事業のご案内 |
市内業者を利用した住宅の補修・改修工事に対して費用の一部を助成する制度で、外壁の遮熱性塗装工事も対象に含まれています。
2025年度は募集人数50名で応募者多数の場合は抽選となり、5月22日に抽選が実施されました。
市税の滞納がないことや、過去に本制度の助成を受けていないことが条件です。
西宮市:住宅リフォーム助成事業
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 西宮市住宅リフォーム助成事業 |
| 受付期間 | 2025年度は1次・2次とも受付終了(9月12日抽選済) |
| 対象者 | 市内に住所を有し、自ら居住する持家住宅の所有者 |
| 対象となる工事 | 外壁や屋根の塗り替え等を含む住宅リフォーム工事 |
| 補助金額 | 工事費用の10% 上限10万円 |
| 最低工事費 | 40万円以上 |
| 業者要件 | 西宮市内の施工業者 |
| 募集方式 | 抽選制(約50名×2回) |
| 問い合わせ先 | 西宮市商工課 0798-35-3641 |
| Webサイト | 令和7年度(2025年度)住宅リフォーム助成事業について【2次募集】 |
市内施工業者による40万円以上のリフォーム工事を対象とした制度で、外壁塗装も対象に含まれます。
2025年度は二次募集まで行われましたが、いずれも応募者多数により抽選となり受付を終了しました。
令和7年度より擁壁・ブロック塀・フェンス・水道引き込みが対象外に変更されており、過去に同制度を利用した住宅は再申請できません。
朝来市:住宅リフォーム助成事業
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 朝来市住宅リフォーム助成事業 |
| 受付期間 | 2025年度は5月12日から受付開始、9月22日に予算上限到達で終了 |
| 対象者 | 市内に住所を有し、自ら所有・居住する住宅の所有者 |
| 対象となる工事 | 外壁塗装や屋根の塗替え等を含む住宅改修工事 |
| 補助金額 | 工事費用の10% 上限10万円 |
| 最低工事費 | 20万円以上 |
| 業者要件 | 市内事業者による施工 |
| 募集方式 | 先着順 |
| 問い合わせ先 | 朝来市産業振興部 経済振興課079-672-2816 |
| Webサイト | 【受付終了】令和7年度住宅リフォーム助成事業を実施します! |
経済活性化と住環境向上を目的に市内業者施工による20万円以上のリフォーム工事を支援する制度です。
2025年度は先着順での受付でしたが、予算上限に達したため9月22日時点で受付終了となりました。
申請条件は、市税等の滞納がないこと、工事着工前に申請することです。予算枠に達し次第募集期間内でも締め切られるため、開始直後の早期申し込みが必要です。
稲美町:住宅リフォーム補助金制度
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 稲美町住宅リフォーム補助金制度 |
| 受付期間 | 2025年度は4月1日から受付中(残り件数僅少) |
| 対象者 | 町内に1年以上住民登録があり、自ら居住する住宅の所有者 |
| 対象となる工事 | 外壁塗装を含む修繕・模様替え・設備改善工事 |
| 補助金額 | 工事費用の10% 上限10万円 |
| 最低工事費 | 20万円以上 |
| 業者要件 | 町内業者による施工 |
| 募集方式 | 先着順(予算枠内で随時受付) |
| 問い合わせ先 | 稲美町 経済環境部 産業課 商工観光係 079-492-9141 |
| Webサイト | 住宅リフォーム補助金 |
町内業者を利用した住宅リフォームに対する補助制度で、外壁塗装を含む修繕・模様替え・設備改善工事全般が対象です。
町内に1年以上の住民登録があり、税の滞納がないことが条件となっています。
予算枠内で随時受付されていますが、2025年度は残り件数が僅少のため、利用を検討する場合は早期の確認が必要です。
多可町:住宅リフォーム助成制度
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 多可町住宅リフォーム助成事業 |
| 対象者 | 町内在住で自ら居住する住宅の所有者 |
| 対象となる工事 | 屋根塗装・外壁塗装を含む住宅リフォーム工事 |
| 補助金額 | 工事費用の10% 上限10万円 |
| 最低工事費 | 50万円以上 |
| 業者要件 | 町内業者による施工 |
| 問い合わせ先 | 定住推進課 0795-32-4776 |
| Webサイト | 住宅助成事業 |
対象工事として屋根塗装・外壁塗装が明確に例示されている制度です。
補助率は工事費の10%で上限10万円、50万円以上の工事が対象となり、町内業者による施工が必須条件。
町内に住所があり、町税等に滞納がないことが応募要件です。
播磨町:住宅リフォーム助成制度
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 播磨町住宅リフォーム助成制度 |
| 受付期間 | 2026年3月31日まで(予算がなくなり次第終了) |
| 対象者 | 町内在住で自ら居住する住宅の所有者 |
| 対象となる工事 | 屋根・外壁塗装を含む住宅の改修・模様替え・修繕工事 |
| 補助金額 | 工事費用の10% 上限10万円 |
| 最低工事費 | 20万円以上 |
| 業者要件 | 町内事業者による施工 |
| 問い合わせ先 | 住民協働部 産業環境課 産業経済係 079-435-0304 |
| Webサイト | 播磨町住宅リフォーム助成制度 |
町内業者が施工する20万円以上の改修・模様替え・修繕工事を対象とした制度で、屋根・外壁塗装工事も対象に含まれています。
町内在住で住宅の所有者であること、町税等を滞納していないことが条件です。
2026年3月31日まで受付されていますが、予算枠に達すると期間内でも早期終了する可能性があります。
福崎町:住宅改修助成制度
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 産業活性化緊急支援事業(住宅改修助成制度) |
| 受付期間 | 令和7年度(2025年度)限りで終了予定 |
| 対象者 | 町内に住所があり、自己が居住する住宅の所有者 |
| 対象となる工事 | 外壁や屋根の塗装工事を含む住宅リフォーム |
| 補助金額 | 工事費用の10% 上限10万円 |
| 最低工事費 | 20万円以上 |
| 業者要件 | 町内競争入札等参加資格登録業者 |
| 問い合わせ先 | 福崎町役場 地域振興課 0790-22-0560 |
| Webサイト | 産業活性化緊急支援事業(住宅改修助成制度) |
産業活性化緊急支援事業の一環として実施される住宅改修助成制度で、外壁や屋根の塗装工事も対象に含まれます。
町内業者施工・20万円以上の住宅リフォーム工事が条件です。
2025年度限りで終了予定のため、利用を検討している場合は早期の申請が必要。市税等に滞納がないことが応募要件です。
人生80年いきいき住宅助成(バリアフリー改造)との併用ができます。
丹波篠山市:住宅リフォーム助成
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 丹波篠山市住宅リフォーム助成事業 |
| 受付期間 | 2025年度は4月21日~5月31日に募集(抽選済) |
| 対象者 | 市内在住で自ら居住する住宅の所有者 |
| 対象となる工事 | 外壁塗装を含む住宅リフォーム工事 |
| 補助金額 | 工事費用の20% 上限10万円 丹波篠山産材を使用する場合、仕入れ額の50%(上限2万円)が上乗せ |
| 最低工事費 | 20万円以上 |
| 業者要件 | 市内業者による施工必須 |
| 募集方式 | 120名(応募者多数の場合は抽選) |
| 問い合わせ先 | 商工観光課 商工労政係 079-552-0100 |
| Webサイト | 令和7年度住宅リフォーム助成 |
他の多くの市町村が補助率10%であるのに対し、この制度は工事費用の20%(上限10万円)という手厚い補助率が特徴です。
市内業者施工によるリフォームであれば、外壁塗装のみの工事でも対象となります。2025年度は募集人数120人で、抽選制が採用されました。
ただし、直前3年度内(令和4~6年度)にこの助成金の交付対象となった住宅等は対象外です。
また、本市の他の住宅助成制度などを受けている工事も対象外となります。
ただし例外として「スマートエネルギー導入補助金・薪ストーブ等設置補助金」はあわせて助成を受けることが可能です。
伊丹市:空き家活用支援事業補助金
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 伊丹市空き家活用支援事業補助金 |
| 対象者 | 若年世帯または子育て世帯 |
| 対象住宅 | 築20年以上、6か月以上空き家になっている住宅 |
| 補助内容 | 購入後のリフォーム費用の一部を補助 |
| 補助額 | 工事費の1/2(一戸建ての上限150万円、共同住宅は上限100万円まで) |
| 同居・近居加算 | 親世帯が市内に居住している転入世帯は上限額加算(20万円) |
| 定住要件 | 補助を受けた空き家に10年以上定住する意思が必要 |
| 募集時期 | 2025年4月15日〜10月31日(令和7年度の募集は終了) |
| 問い合わせ先 | 伊丹市 都市活力部 都市整備室 住宅政策課 072-784-8069 |
| Webサイト | 空き家活用支援事業 |
市内の空き家を購入し定住する若年世帯または子育て世帯に対してリフォーム費用の一部を補助する制度です。
親世帯が市内に居住している転入世帯には上限額を加算する仕組みがあり、空き家を利活用した移住定住を支援しています。
外構工事は対象外と要綱に明記されていますが、外壁にヒビが入っていて水が浸入してくるなど、機能回復に関する改修であれば対象となる可能性があります。
高砂市:空き家活用支援事業補助金
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 高砂市空き家活用支援事業補助金 |
| 対象住宅 | 高砂市空き家バンクに登録された住宅 空き家の期間が6ヶ月以上 築20年以上経過したもの など |
| 補助メニュー | 住宅型〈一般タイプ〉 事業所型 住宅型〈若年・子育て支援タイプ〉 |
| 補助率 | 住宅型〈一般タイプ〉・事業所型は1/2 住宅型〈若年・子育て支援タイプ〉は2/3 |
| 補助額 | 住宅型〈一般タイプ〉・事業所型は上限150万円 住宅型〈若年・子育て支援タイプ〉は上限200万円 |
| 対象工事 | 空き家を住宅又は事業所として活用するための改修に必要な費用(屋根や外壁の破損も含む) |
| Webサイト | 空き家活用支援事業 |
空き家の除却新築や改修活用に幅広く使える支援策で、若者・子育て世帯の場合は工事費の2/3で上限200万円という手厚い補助が受けられる制度です。
空き家を事業所用途で活用する場合も工事費の1/2・上限150万円の補助枠があります。
外壁、屋根の補修も、空き家を住宅または事業所として活用するための改修に必要な内容であれば補助対象となります。
空き家バンクへの登録や10年以上の定住が条件です。大規模リフォームでは200万円まで補助金を受け取れる計算です。
豊岡市:定住促進事業補助金
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 2025 年度豊岡市定住促進事業補助金 |
| 対象者 | 移住を予定して市内に住宅を購入又は賃借する者 移住後3年以内の者 地域おこし協力隊員(活動期間終了後1年以内) |
| 対象物件 | 市内の空き家等を購入または賃借 |
| 補助内容 | 住宅の改修費用の2/3(上限100万円) ただし機能追加は除く |
| 引越し費用 | 20万円まで別途補助 |
| 空き家バンク | 「飛んでるローカル豊岡」掲載物件が対象 |
| 問い合わせ先 | 豊岡市地域づくり課 移住定住・若者係0796-21-9096 |
| Webサイト | 移住者が行う住宅改修、引越し等にかかる費用を補助します |
UIターン移住者支援として実施される制度で、市外から豊岡市に移住した世帯が市内の空き家等を購入または賃借して改修する費用の2/3を上限100万円まで補助されます。
引越し費用についても20万円まで別途補助される手厚い内容です。
外壁改修は、断熱材を組み込むなどのグレードアップ工事(機能追加)が含まれる場合は、その部分が対象外となる可能性があります。
猪名川町:空き家活用支援事業補助金
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 猪名川町空き家活用支援事業補助金 |
| 対象内容 | 空き家の機能回復または設備改善に必要な改修工事 |
| 住宅型(一般世帯) | 市街化区域:工事費の1/2(上限150万円) 市街化調整区域:工事費の2/3(上限200万円) |
| 住宅型(若年・子育て世帯) | 市街化区域:工事費の2/3(上限200万円) 市街化調整区域:工事費の3/4(上限225万円) |
| 最大補助上限額 | 地域交流拠点型(市街化調整区域)の場合、工事費の3/4(上限750万円) |
| 条件 | 町内の一戸建てで、築20年以上経過していること 空き家である期間が6か月以上経過していること(空き家バンク登録住宅等を除く) |
| 事前協議 | 町への事前相談と計画協議が必須 |
| 問い合わせ先 | まちづくり部 都市政策課 072-766-8704 |
| Webサイト | 【令和7年度受付終了】空き家活用支援事業補助金 |
空き家を住宅や地域拠点として活用する改修に対して補助が受けられる制度で、外壁リフォームも補助対象工事に含まれています。
市街化調整区域のほうが手厚い補助率となっているのが特徴です。
令和7年度の申請受付は2025年11月1日時点で終了しています。
たつの市:空き家リフォーム支援事業
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 空き家リフォーム支援事業 |
| 実施期間 | 令和8年1月30日まで |
| 補助内容 | 若年・子育て世帯:上限10万円~45万円 一般:上限7.5万円~30万円 |
| 最低工事費 | 20万円以上 |
| 対象住宅 | 市内の空き家 空き家の期間が6か月以上である(空き家バンク登録物件を除く) 築10年以上経過した |
| 問い合わせ先 | 都市政策部建築住宅課 0791-64-3033 |
| Webサイト | 空き家活用支援事業 |
市内の空き家を住宅として活用する際に補助する制度です。「空き家活用支援事業」は令和7年度に予算上限到達で終了しましたが、内容を補完して「空き家リフォーム支援事業」が新設されています。
補助対象は兵庫県の空き家活用支援事業の対象となるものに限り、外壁塗装も対象です。
旧制度では事業所としての活用も対象でしたが、拡充後の制度では用途区分が「住宅型」のみとされています。
相生市:あつまれ新婚さん新生活応援金
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | あつまれ新婚さん新生活応援金 |
| 対象者 | 令和7年1月1日以降に婚姻届が受理された新婚夫婦であること 婚姻日において夫婦のどちらかの年齢が40歳未満であること 相生市内の住宅に夫婦で居住していること など |
| 補助額 | 最大30万円 夫婦とも29歳以下:最大60万円 |
| 継続応援金 | 3年間継続して市内に居住すると追加で15万円 |
| 対象費用 | 住宅取得費・住宅改修費・引越し費用など |
| 外壁塗装 | 住宅に係る費用として充当可能(制限なし) |
| Webサイト | あつまれ新婚さん新生活応援金交付事業 |
新婚夫婦の新生活を経済面で支援する制度で、市内で新生活を始める際の住宅取得費・住宅改修費・引越し費用などに対し補助金を交付します。
夫婦の年齢により補助額が異なり、夫婦とも29歳以下なら最大60万円、どちらかが40歳未満なら最大30万円です。
住宅取得や賃貸の初期費用が主な対象ですが、中古住宅を購入してリフォームする場合にもその改修費用の一部として充当でき、外壁塗装工事もリフォーム費として補助の対象になります。
南あわじ市:多世代同居・近居支援事業補助金
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 南あわじ市多世代同居・近居支援事業補助金 |
| 対象者 | 親子など多世代で同居または近居する世帯 |
| 補助額 | 最大100万円(条件に応じた定額補助) |
| 対象工事 | 二世帯同居住宅の新築・購入、既存住宅のリフォーム |
| リフォーム対象 | 二世代同居に対応する増改築やバリアフリー改修など 総費用が30万円以上であること |
| 所得制限 | 同居または近居を行う18歳以上の全員の所得の合計をこの人数で除した額が300万円以下であること |
| 継続居住 | 同居・近居開始後3年以上継続居住する意思が必要 |
| 実施期間 | 受付中(2026年3月31日まで) |
| 問い合わせ先 | ふるさと創生課 0799-43-5205 |
| Webサイト | 南あわじ市多世代同居・近居支援事業補助金 |
親世帯と子世帯が二世帯同居住宅を新築・購入する場合や、既存住宅をリフォームして近居する場合に補助金が交付される制度です。
新築・購入だけでなくリフォーム工事も対象となっており、主要な機能向上工事(トイレ、風呂、キッチンの改修)と一体となって行われる場合に、外壁塗装も対象になる可能性があります。
工事に着手する前に申請を行い、市の審査を受ける必要があります。
具体的な工事内容が補助対象経費に含まれるか、申請時に確認しましょう。
助成金が使えない場合に外壁塗装の費用を抑える方法
助成金を利用できない場合でも、工夫次第で外壁塗装費用を抑えられます。実際に多くの方が活用している手段で、組み合わせることで大幅なコストダウンも期待できるでしょう。
主な方法は以下の4つです。
・火災保険・地震保険を活用する
・地元業者から複数の相見積もりを取得する
・外壁と屋根の同時塗装で総額を節約する
・塗料グレードと工事時期を調整する
それぞれの方法を押さえておけば、助成金なしでも納得できる価格で外壁塗装を実現できますよ。
火災保険・地震保険を活用する
台風や地震など災害による被害が原因で外壁塗装が必要になった場合は、加入している火災保険や地震保険で費用を賄える可能性があります。
保険の種類と補償対象となる被害、対象外となるケースを表にまとめました。
| 保険の種類 | 補償対象となる被害 | 対象外となるケース |
|---|---|---|
| 火災保険 | ・風災・雹災・水災による外壁破損 ・台風による雨漏り、塗装の剥がれ |
・経年劣化(色あせ、自然な劣化) ・故意や重大な過失による損害 |
| 地震保険 | 地震による外壁の亀裂、建物の損害 | 経年劣化、地震以外の原因 |
参照:チューリッヒ保険会社|火災保険で外壁塗装・修理できる・できないケース。保険金を請求するまでの流れ
経年劣化は保険の対象外ですが、「このひび割れや塗装の剥がれは台風のせいかもしれない」と感じる箇所があれば保険会社に相談してみるとよいでしょう。
地元業者から複数の相見積もりを取得する
外壁塗装の費用を適正価格まで下げるには、地元の塗装業者を含めた複数社で相見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。
同じ工事内容でも、依頼先によって金額に大きな差が開くケースは珍しくありません。他社の見積もり価格を提示すれば、それを根拠に値引き交渉もしやすくなるはずです。
助成金が利用できない場合でも、相見積もりを取るだけで数十万円の差額が生まれることも。
手間はかかりますが、納得できる価格とプランを選ぶためにも、地元の信頼できる業者を探すのがおすすめです。
外壁と屋根の同時塗装で総額を節約する
外壁塗装と屋根塗装を別々の時期にするよりも、まとめて同時に施工する方がトータル費用は安く済む場合がほとんどです。大きな理由は足場設置費用にあります。
同じタイミングで外壁も屋根も塗装すれば足場は1回分で済み、30坪の2階建て戸建ての場合であれば、15〜20万円程度が節約可能です。
足場以外にも、同時施工であれば業者の段取りや施工管理も一度で済むため、人件費や日数の面でも若干の効率化が期待できます。
「屋根の塗装もそろそろかな」と感じている場合は外壁と一緒の工事を検討するのがお得です。
将来的に屋根塗装も予定しているなら、外壁塗装のタイミングに合わせて同時に依頼し、総額の節約を図りましょう。
外壁塗装の足場代については、以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
▶関連記事
外壁塗装の足場代って必要?費用相場とトラブル事例
塗料グレードと工事時期を調整する
外壁塗装に使用する塗料の種類(グレード)や工事を依頼する時期を工夫することで、長期的な費用対効果を高められます。
塗料グレード別の費用比較は以下のとおりです。
| 塗料グレード | 耐用年数 | 初期費用(目安:m2あたり) |
|---|---|---|
| アクリル塗料 | 4〜7年 | 約1,000円~1,800円 |
| シリコン塗料 | 8〜15年 | 約2,100円~3,500円 |
| フッ素塗料 | 15〜20年 | 約2,000円~5,000円 |
初期費用だけを見ると高性能塗料ほど高額になりますが、長い目で見ると再塗装までのスパンが延びる分、トータルコストは安く済むこともあります。
また、工事時期による費用交渉の可能性も考慮しましょう。
塗装業界は春・秋に依頼が集中するため、冬場や梅雨時期など閑散期を狙うと値引き交渉に応じてもらいやすくなります。
塗料は耐久年数も考慮して選び、依頼時期を工夫して閑散期の割引を狙うことが、助成金なしでも賢く費用を抑えるポイントです。
▶関連記事
外壁塗装の耐用年数は10~20年が目安?塗料・外壁材の種類ごとの耐用年数まとめ
兵庫県での助成金申請の流れ【4STEP】
兵庫県内の助成金を受け取る際、自治体ごとに若干手順は異なりますが、基本的な流れは共通しています。
手続きの流れは以下の4ステップです。
1. 申請前の条件確認と見積もり取得
2. 必要書類の準備と記入
3. 工事着工前の申請と交付決定
4. 工事完了報告と助成金受給
手続きを間違えると助成金を受け取れなくなる可能性もあるため、一つずつ確実に進めていきましょう。
STEP1. 申請前の条件確認と見積もり取得
お住まいの自治体の募集要項を確認し、自分が条件を満たしているか確認しましょう。
確認すべき基本条件は以下の通りです。
・市内に住所登録があること
・住宅の所有者で実際に居住していること
・市税を滞納していないこと
・過去に同制度を利用していないこと
条件を満たしていれば、施工業者に相談し見積書を作成してもらいましょう。
STEP2. 必要書類の準備と記入
申請書様式をダウンロードし、記入例やチェックリストに従って必要事項を記入します。
一般的な提出書類は主に以下のとおりです。
・申請書(所定の様式)
・工事見積書の写し
・工事内容がわかる書類(工事内訳書や図面など)
・住宅の所在地がわかる書類(案内図)
・住民票や納税証明書
・住宅の登記簿謄本(所有者確認)
自治体によって提出書類や様式が異なるため、事前に募集要項を確認しておきましょう。
記入漏れ・書類不備があると受理されず手続きが遅れる可能性があるため、書類の準備に不安がある場合は市町村の窓口や施工業者にも相談しながら進めると安心です。
STEP3. 工事着工前の申請と交付決定
必要書類が整ったら、工事に着手する前に役所へ申請書類を提出します。
このステップでは、手続きの順序を間違えると助成金が受けられなくなる可能性があります。
特に「契約・着工前」に申請を済ませることが必須な点には注意しましょう。
交付申請をせずに先に契約・工事を始めてしまった場合、その工事は助成金の対象外となってしまいます。
申請から工事着手までの流れは以下のとおりです。
1. 役所へ申請書類を提出(期限内必着または消印有効)
2. 自治体による審査
3. 「交付決定通知書」が届く(正式な補助金の内定)
4. 通知書受領後、施工業者と契約を結び工事着手
交付決定通知書が届くまでは工事契約や着工しないようにしましょう。
交付決定には有効期限(◯ヶ月以内に工事開始など)が定められることもあるため、通知書の記載事項を確認し、速やかに工事を進めます。
STEP4. 工事完了報告と助成金受給
工事が完了したら、実績報告(完了報告)の手続きを進め、助成金の支給を受けます。
工事完了後の手続きと助成金支給までの流れは以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提出が必要な書類 | ・施工後の写真 ・工事代金の領収書 ・工事の内訳書 ・工事完了報告書(所定様式) |
| 報告提出期限 | 工事完了後◯日以内、または年度末○月○日までなど(自治体により異なる) |
| 期限厳守 | ・期限内に報告が出せないと助成金が受け取れなくなる ・工期が長引かないようスケジュール管理も重要 |
| 助成金の支給時期 | 提出書類に不備がなければ、後日指定した銀行口座に振込 |
| 支給額 | 交付決定通知書に明記された範囲内(実際に支払った金額に応じて調整されることもある) |
| 支払いタイミング | ・助成金は原則として工事完了後の後払い ・一旦は全額自己資金等で施工代金を支払っておく必要あり |
実績報告の審査期間も考慮し、資金計画に組み込んでおきましょう。
兵庫県の外壁塗装に関するよくある質問
最後に、兵庫県の外壁塗装に関する3つのよくある質問に回答します。
外壁塗装の助成金・補助金は自分で申請できますか?
基本的に自身(住宅所有者)が申請する形になります。
申請書の記入や書類準備は多少手間ですが、役所の担当窓口で相談に乗ってもらえ、施工業者が見積書の用意や書類記入のサポートをしてくれるケースも多々あります。
決められた書類を揃えれば個人でも十分対応可能です。
外壁塗装の助成金・補助金については以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
▶関連記事
外壁塗装の助成金・補助金を解説!実施中助成金の調べ方と申請方法
外壁塗装を20年間していない場合は寿命と判断すべきですか?
20年間未塗装であれば、塗膜の寿命と考えて塗り替えを検討すべき段階です。シリコン塗料で約8〜10年、フッ素塗料でも15〜20年程度が耐用年数の目安です。
20年も経過すれば防水性能や美観は大きく低下しており、放置すれば壁材自体の劣化や雨水の侵入を招きます。
ハウスメーカーの多くも新築後10年目の塗替えを推奨していますので、一度専門業者に外壁診断を依頼しましょう。
▶関連記事
外壁塗装の耐用年数は?塗料別の目安とメンテナンスのタイミング
助成金と補助金の違いは何ですか?
助成金は条件を満たせばほぼもらえますが、補助金は予算に限りがあり、申請しても受け取れないことがあります。
助成金は主に厚生労働省が扱う雇用関係の支援で、補助金は経済産業省や自治体が扱う事業支援です。
自治体によっては呼び方が混在しているため、募集要項で受給条件や審査の有無を確認しておきましょう。
参照:J-Net21|補助金・助成金の違いや補助金活用における注意点について教えてください
兵庫県の助成金を活用して外壁塗装の負担を賢く軽減しよう
兵庫県内では約半数の市町村が外壁塗装に使える助成金制度を設けており、条件を満たせば10万円から最大225万円程度の補助を受けられます。
制度を活用するポイントは、お住まいの自治体の募集時期を確認し、工事着工前に必ず申請を済ませることです。交付決定前に契約・着工してしまうと助成金が受け取れなくなるため、早めの情報収集と準備が欠かせません。
また、助成金がない地域でも、火災保険の活用や複数業者からの相見積もり、屋根との同時塗装など、費用を抑える方法は複数あります。
「どこの業者に頼めばいいかわからない」と迷っている方は、優良店を無料で紹介してくれる「外壁塗装の窓口」をぜひ活用してみてください。
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助成金制度を賢く活用し、適正価格で安心できる外壁塗装を実現しましょう。
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