
外壁塗装で失敗しないためには、事前の準備と正しい知識が不可欠です。
今回は、外壁塗装失敗事例を参考にしながら、外壁塗装で失敗する原因と対策を解説します。
さらに、信頼できる業者を見つけるためのポイントまで詳しく説明。
外壁塗装で失敗するリスクを減らし、理想の住まいを手に入れるためのヒントを見つけましょう。
経験者に聞いた外壁塗装失敗・トラブル事例を紹介します!
理想の外壁塗装を叶えたい人は、要チェックですよ!
経験者に聞く!外壁塗装失敗・トラブル事例

実際に起こった外壁塗装失敗・トラブル事例をまとめたので、参考にしてみてください。
実際の体験談はこちらです。
【外壁塗装にかかった費用:約120万円】
訪問営業で来た人の説明が熱心だったので、そのままお願いしてしまいました。
知人に相談したり、インターネットで複数社を調べたりせず、つい「今なら割引できる」という言葉に流されて契約してしまったのが正直なところです。
カタログを参考にして色を選びましたが、実際に塗ってみると予想よりもかなり明るい色で、家全体が浮いたような印象になりました。
塗装前に、実際の壁にサンプルを塗らなかったのが原因です。
家族からは「もっと落ち着いた色にすればよかった」と責められ、近所の人からも「ずいぶん派手になったね」と冗談交じりに言われたのがショックでした。
すでに塗り終わっていたので、塗り直しは依頼できませんでした。
結局、気に入らない色のまま数年を過ごしています。 ゆうちゃん・東京都・女性・40代
【外壁塗装にかかった費用:約80万円】
塗装完了後に、雨で塗装がはがれたので対応を求めたところ、依頼した会社がなくなっていました。
仲介企業に相談して、代わりの業者が施工を請け負うことになり、トラブルは一応解決となりました。
価格の相場を調べずに、一番安い業者に飛びついたのがよくなかったです。
代わりの業者には「この金額はあり得ない」と言われました。
低価格を謳い文句にしている会社には要注意です。
私のように、施工後にトラブルが起きても、連絡がつかない可能性があります。 サブ・兵庫県・男性・40代
【外壁塗装にかかった費用:約210万円(屋根塗装込み)】
「家を建てた工務店で外壁塗装をしないと、家の長期保証を付けられない」と言われたため、その工務店が指定した塗装業者を選びました。
「外壁パネルのひび割れを完全に直さないと塗装はできない」と言われ、当初予定していた工期がスルズル伸びていきました。
ご近所さんからは「いつまで工事するの?」と小言を言われましたね。
外壁塗装は、自分が納得できる業者を選ぶのが一番だと思います。 fi\・東京都・男性・50代
【外壁塗装にかかった費用:約100万円】
「どうせ足場を組むなら屋根材も塗装したほうが費用を抑えられる」と言われて、外壁と一緒に屋根材も塗り直しました。
しかし、冷静に考えると、屋根材はまだ塗り替えが必要な時期ではなかったため「もう少し後でやったほうがコスパがよかった」と後悔しました。
必要のない工事をすすめられても、その場で決断せず、気になる点は業者に質問しながら冷静に判断することが大切です。 アルバ・三重県・女性・30代
【外壁塗装にかかった費用:約120万円】
外壁塗装の工事では「費用」と「業者とのコミュニケーション」の2点で、失敗したと感じています。
まず、外壁の一部にひび割れが見つかり、その補修費用が工事の途中で発生しました。
補修費用は見積もりには含まれていなかったため、予算をオーバーしてしまったのです。
加えて、業者から積極的に連絡をもらえず、工事の進捗状況が分かりませんでした。
いつまでにどの作業が終わるのかが曖昧で、こちらから問い合わせて初めて状況が分かる、という状態が続いたのがストレスでしたね。
今振り返ると、追加費用が発生する可能性のある項目や、その場合の費用について、見積もりの段階でしっかり確認しておくべきでした。
工事中の進捗報告の頻度や方法についても、事前に業者と取り決めをしておけば、コミュニケーション不足のトラブルも防げたはずです。
見積もりの安さだけを見て、業者を決めてしまった点も反省しています。 ユウキ・神奈川県・男性・40代
外壁塗装で失敗する原因と対策

外壁塗装で失敗する原因と対策は、主に6つあります。
・目的や用途に合った塗料を選ぶ
・塗装工事の完了後、仕上がりを丁寧にチェックする
・カラーシミュレーションやサンプルで色を確かめる
・周囲の景観になじむ色を選ぶ
・工事前に近隣への挨拶を済ませておく
・優良な塗装業者を見つける
原因を事前に把握し、適切な対策を講じることで、外壁塗装失敗のリスクを減らせるでしょう。
目的や用途に合った塗料を選ぶ
外壁塗装失敗の原因のひとつに、塗料選びでの失敗が挙げられます。
塗料は種類ごとに、耐用年数や機能性が異なります。
たとえば、遮熱性・断熱性に優れた塗料、カビや藻の発生を抑える防カビ塗料などです。
家の外壁の状態や、期待する効果に合わせて塗料を選ばなければ、費用に見合った効果を得られません。
「汚れを目立たなくして手入れの手間を減らしたい」や「断熱性を高めて電気代を削減したい」など、事前に目的・用途を明らかにしておくと、塗料選びで失敗しにくいです。
塗装工事の完了後、仕上がりを丁寧にチェックする
塗装工事の完了後は、業者に任せきりにせず、施主が自分で仕上がりをチェックすることが重要です。
チェックすべき点は、次のとおりです。
・塗料の塗り残しはないか
・塗料が均一に塗られているか
・ひび割れや塗膜の剥がれ、気泡などが発生していないか
・玄関や窓などに塗料が付着していないか
これらの施工不良を見つけた場合は、基本的に工事のやり直しを求められます。
ただし、工事完了から時間が経っていると、再施工に対応してもらえないケースもあるため、契約内容や保証範囲をきちんと把握しておきましょう。
カラーシミュレーションやサンプルで色を確かめる
「完成した外壁の色がイメージと違う」という外壁塗装失敗は、色選びの段階で防げます。
多くの塗装業者は、無料でカラーシミュレーションや塗り板のサンプルを提供しています。
カラーシミュレーションとは、パソコン上で家の写真にさまざまな色を当てはめて、完成後のイメージをつかむサービスです。
しかし、画面で見る色と実際の塗料の色は、光の当たり方などで見え方が変わります。
より確実なのは、実際に塗料を塗ったサンプル板を取り寄せ、日の当たる場所や曇りの日など、複数の環境で確認することです。
一般的に、面積が大きいほど明るい色はさらに明るく、暗い色はさらに暗く見えます。
そのため、サンプル板はA4以上の大きなサイズを用意してもらうと、正確な色を判断できます。
周囲の景観になじむ色を選ぶ
外壁塗装失敗の中には、家の外観はきれいに仕上がったものの、周囲の景観から浮いてしまって後悔したというパターンもあります。
外壁の色を選ぶ際は、家のデザインや周囲の建物、街並みとの調和を考えることが大切です。
たとえば、周りが落ち着いた色合いの家ばかりなのに、一軒だけ原色に近い色にすると、近隣住民の印象を悪くする可能性があります。
参考として、周囲の景観になじみやすい色を、いくつか紹介します。
・ベージュ
・アイボリー
・ブラウン
・グレー
これらのアースカラーは自然な印象を与え、汚れも目立ちにくいのでおすすめです。
工事前に近隣への挨拶を済ませておく
工事が始まると足場の組み立てや解体、高圧洗浄、塗装作業などが発生します。
工事に伴う騒音や塗料の飛び散り、車の出入りなどで近隣住民に迷惑をかけるかもしれません。
トラブルを避けるために、工事を始める前には近隣の家へ挨拶に回るとよいですね。
工事の期間や時間帯などを書いたチラシを渡すと、より丁寧な印象になります。
挨拶は、業者に任せきりにするのではなく、施主も一緒に回るのが理想的です。
工事期間中も、近隣住民から苦情が出た場合は、業者と協力して早急に対応しましょう。
優良な塗装業者を見つける
外壁塗装失敗を避けるために重要なのは、信頼できる塗装業者を見つけること。
優良な業者は、塗料や施工方法について専門的な知識を持ち、質の高い塗装を施してくれます。
しかし、数多くある業者の中から、どの業者が優良なのかを判断するのは難しいものです。
業者の選び方については「外壁塗装失敗しないための業者選びのコツ」を参考にしてみてください。
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見積もりを依頼後でも、料金や施工店の対応に納得がいかなければ断ることも可能なので、気軽に利用してみてくださいね。
外壁塗装失敗しないための業者選びのコツ

外壁塗装で失敗しないための、業者選びのコツを5つ紹介します。
・複数の業者から相見積もりを取る
・施工実績や評判をしっかり調べる
・契約前にアフターフォローの範囲を確認する
・不安な点は納得できるまで質問する
・業者が持つ資格や許可証をチェックする
ひとつずつ説明していきます。
複数の業者から相見積もりを取る
外壁塗装失敗を避けるためには、複数の業者から相見積もりを取ることが大切です。
複数の業者を比較することで、費用や提案内容の違いが明確になり、適正な価格やそれぞれの業者の特徴が見えてきます。
相見積もりは、2~3社程度から取るのがおすすめ。
あまり多くの業者に依頼すると、比較するのに時間と手間がかかりすぎてしまいます。
見積書を比較する際は単なる総額だけでなく、使用する塗料の種類やメーカー、そして工事内容の内訳まで細かく確認しましょう。
「安いから」という理由だけで業者を選ぶと「後から追加費用が発生した」といったトラブルにつながる可能性が高くなります。
施工実績や評判をしっかり調べる
外壁塗装を依頼する前には、業者の施工実績や評判を調べましょう。
ほとんどの業者が、ホームページにこれまでの施工事例を掲載しています。
過去の施工事例を確認すれば、その業者がどのような工事を得意としているかを具体的に把握できます。
また、口コミサイトやSNSでの評判も貴重な情報源です。
実際にサービスを利用した人の感想は、業者選びの重要な判断材料になります。
契約前にアフターフォローの範囲を確認する
「塗装後すぐに塗料がはがれてきた」「業者が帰った後に施工不良を見つけた」というように、工事後に外壁塗装の失敗が発覚するケースもあります。
そのため、契約前にはアフターフォロー・保証範囲のチェックが欠かせません。
優良な業者の多くは、工事後のアフターフォローや保証制度を設けています。
保証期間や保証内容を契約書に明記してもらうことで、万が一のトラブル時も安心できます。
不安な点は納得できるまで質問する
外壁塗装に関する不安な点は、納得できるまで質問することがポイント。
優良な業者は施主の質問に対して、専門的な知識を用いて丁寧に答えてくれます。
質問に曖昧な答えしか返ってこなかったり、専門用語を並べて説明を濁したりする業者は、信頼性が低いと考えられます。
質問をすることで自身の理解を深められるだけでなく、その業者の対応の質や、知識レベルまで測れるのです。
業者が持つ資格や許可証をチェックする
資格・許可証を所有する業者は、塗装に関する専門的な知識と技術を持つ職人がいる証拠です。
外壁塗装に関して、参考になる資格・許可証は、以下のとおりです。
・建設業許可
・塗装技能士
・外壁劣化診断士
・外壁塗装マイスター
・雨漏り診断士
建設業許可とは、500万円以上かかる工事を施工するために、業者に取得が求められる許可のこと。
国土交通省が管理しており、許可を受けるには次の条件を満たさなければいけません。
・一定の資産を所有すること
・管理責任者・専任技術者を設置すること
つまり、建設業許可は、信頼性の高い業者である証明になります。
塗装技能士は、厚生労働省が定めた計画にもとづいて実施される「技能検定」に合格した技術者を指します。
実技試験と学科試験があり、1級を受験するには「7年以上の実務経験」が必要です。
外壁塗装失敗でやり直しは可能?

外壁塗装失敗が起きた場合、やり直しを依頼できるかどうかは、失敗の原因によって判断が分かれます。
・業者のミスが原因なら、やり直しの対象となる
・「イメージと違う」という理由では、やり直しは難しい
それぞれ説明していきます。
業者のミスが原因なら、やり直しの対象となる
外壁塗装失敗が、業者のミスによるものであれば、やり直しの対象となります。
具体的には、塗料のひび割れや塗膜の剥がれ、色ムラ、塗り残しなどの施工不良です。
これらの不具合は業者の責任となり、無償で補修・やり直しをしてもらえるケースがほとんどです。
契約書に記載されている保証内容に従い、まずは業者に連絡して状況を伝えましょう。
施工不良を見つけたら、その箇所を写真または動画に撮るなど、証拠を残しておくことが大切です。
もし業者との話し合いで解決しない場合は、第三者機関への相談も検討してみてください。
「イメージと違う」という理由では、やり直しは難しい
「完成した色がイメージと違う」という理由で、無償のやり直しを求めるのは難しいです。
色選びは施主の判断で行われる部分であり、業者の責任とは言えないからです。
ただし、依頼した色と実際に塗られた色が明らかに異なる場合は、業者のミスとしてやり直しを求められる可能性があります。
色選びの失敗を防ぐためにも、カラーシミュレーションや塗り板のサンプルを使い、念入りに色を確認しておきましょう。
外壁塗装の失敗は、事前の準備と情報収集で防げる

今回は、外壁塗装失敗事例を参考にしながら、外壁塗装で失敗する原因と対策を解説しました。
費用トラブルを避けるためには、相見積もりを取り、見積書の内容を細かく確認することが重要です。
また、カラーシミュレーションやサンプルを使うと、色選びで失敗しにくいです。
失敗しない外壁塗装の第一歩は、業者選びから。
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