
ただ、優れた機能を兼ね備えている分、値段は他の塗料よりも高くなります。
「無機塗料の魅力や値段をしっかりと把握したうえで、導入するかを決めたい」と考えている方は多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、無機塗料のメリットや価格相場、耐用年数について詳しく解説します。
デメリットや注意点も取り上げるので、無機塗料に興味をお持ちの方は、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
- 無機塗料とは?
- 無機塗料を外壁塗装に導入するメリット4つ
- 無機塗料の単価は?1㎡あたりの価格相場
- 無機塗料の耐用年数
- 無機塗料と他の塗料を比較!
- 無機塗料のデメリットやトラブル事例5つ
- おすすめの無機塗料のメーカー・商品6選!
- 無機塗料を使用した外壁塗装の施工事例を紹介!
- 無機塗料で外壁塗装をするときの業者の選び方5つ
- 無機塗装に関するよくある質問
- 外壁塗装に無機塗料を選んで美しい外観を維持しよう!
無機塗料とは?

はじめに、無機塗料とはどのような塗料なのかについて、詳しく解説していきます。
無機塗料の特徴
「無機塗料」とは、炭素を含まない無機物(ケイ素やセラミックなど)をメインに使用して作られた塗料のことです。
もともと無機物には、「紫外線にさらされても劣化が起こりづらい」という性質があります。
したがって、その無機物が主成分である無機塗料は他の塗料よりも劣化しづらく、耐用年数が長くなるのです。
外装用塗料の最も大きな課題が、「紫外線による塗膜の劣化」でした。
その難点を克服した無機塗料は、美しい外観を長く保てる塗料として人気を集めています。
無機塗料と有機塗料の違い
実は、塗料の種類の大部分を占めるのは、無機塗料ではなく「有機塗料」です。
外装用塗料として馴染み深いウレタン塗料やシリコン塗料も、有機塗料に分類されます。
有機塗料とは、炭素を含む有機物(石油など)からなる樹脂を使用した塗料のこと。
無機物から作られた無機塗料に比べると、紫外線の影響を受けやすくなります。
ただ有機塗料にも、無機塗料にはないメリットがあります。
以下にそれぞれのメリット・デメリットをまとめました。
無機塗料 | 有機塗料 | |
---|---|---|
メリット | ・耐候性が高い ・カビや苔が生えにくい |
・値段が安いものもある ・ひび割れに強い |
デメリット | ・値段が高い ・ひび割れしやすい |
・紫外線の影響を受けやすい ・無機塗料よりも燃えやすい |
表を見るとわかるように、無機塗料にも有機塗料にも、それぞれ違った魅力があります。
「外壁塗装において何を重要視したいのか」によって、選ぶべき塗料も変わってくるといえるでしょう。
無機塗料を外壁塗装に導入するメリット4つ

無機塗料を外壁塗装に導入するメリットを、4つ紹介します。
1.耐候性が高い
2.燃えにくい
3.汚れが付きにくい
4.カビ・苔・藻が生えにくい
上記が、無機塗料が他の塗料よりも優れている部分です。
以下でそれぞれを詳しく解説していくので、チェックしておきましょう。
1.耐候性が高い
耐候性が高いという点が、無機塗料の1番の魅力です。
先述したように、無機塗料は、紫外線や雨風の影響を受けにくい「無機物」を主成分にして作られています。
他の塗料に比べると塗膜の劣化スピードが緩やかなので、長期間にわたって美しい外観を維持できるでしょう。
特に、「外壁塗装のメンテナンス頻度を抑えたい」という方におすすめです。
2.燃えにくい
無機塗料には、燃えにくいというメリットもあります。
無機塗料の主成分である無機物は炭素を含まないので、燃焼に必要なエネルギーが不足しているからです。
したがって、万が一火災が発生したとしても外壁に無機塗料を使用していれば、延焼のリスクを減らせるでしょう。
ただ無機塗料には、少量ですが有機物も含まれています。
有機塗料に比べると燃えにくいですが、「絶対に燃えない」というわけではないので注意しましょう。
3.汚れがつきにくい
無機塗料は、他の塗料に比べると汚れがつきにくい傾向にあります。
無機物は、「親水性」が非常に高いからです。
親水性とは、水になじみやすい性質のこと。
もし外壁に汚れが付着しても、無機塗料を使用していれば、雨が降った際に汚れと壁の間に水が入り込み、汚れを洗い流してくれます。
したがって、「美しい外観を長く保ちたい」「忙しくてこまめに外壁を掃除できない」という方には、無機塗料が最適です。
4.カビ・苔・藻が生えいにくい
カビ・苔・藻などが生えにくいという点も、無機塗料のメリットだといえるでしょう。
無機塗料は、カビや苔の栄養源となる有機物の含有量が少ないからです。
カビ・苔・藻などが生えると見た目が悪くなるだけではなく、建材自体の劣化も進んでしまいます。
特に、雨が多い地域にある住宅はカビや苔が生えやすいので、ぜひ無機塗料を検討してみてください。
無機塗料の単価は?1㎡あたりの価格相場

無機塗料で外壁塗装をする場合の費用は、使用する塗料の種類や施工面積によって異なります。
一般的には、施工面積1㎡あたり4,000円〜6,000円程度です。
ウレタン塗料やシリコン塗料などの他の塗料と比べると、かかる費用は高くなります。
ただ、その分耐用年数は長いので、メンテナンスの頻度は減らせます。
長い目で見れば、コストパフォーマンスに優れた塗料だといえるでしょう。
無機塗料の耐用年数

無機塗料の耐用年数は、20年〜30年程度です。
他の塗料に比べると圧倒的に耐用年数が長いので、長期間美しい外観を保てます。
ただ、上記の年数はあくまで目安です。
実際には、施工技術や塗料の種類、気候や外壁材の種類など、さまざまな要因によって変動します。
外壁の塗装をできるだけ長持ちさせたいなら、こまめに掃除して汚れを落とすなど、日々の積み重ねが重要です。
無機塗料と他の塗料を比較!

「外壁塗装にどの塗料を使用するか迷っている」という方に向けて、無機塗料と他の塗料の価格・耐用年数を比較しました。
塗料名 | 1㎡あたりの価格 | 耐用年数 |
---|---|---|
アクリル塗料 | 1,000円~1,500円 | 5年~8年 |
ウレタン塗料 | 1,800円~2,500円 | 7年~10年 |
シリコン塗料 | 2,500円~3,500円 | 10年~13年 |
フッ素塗料 | 3,500円~4,800円 | 15年~20年 |
無機塗料 | 4,000円~6,000円 | 20年~30年 |
上の表を見るとわかるように、無機塗料は最も値段が高く、最も耐用年数が長い塗料です。
塗装すれば一時的には高額な費用がかかりますが、塗り直しが必要になるのは20年〜30年後。したがって、コストパフォーマンスに優れた塗料だといえるでしょう。
「長い目で見たときにコストを削減したい」と考えている方には、無機塗料がオススメです。
一方で、「塗装工事にかかる費用を今削減したい」と考えている方には、無機塗料よりも施工価格が安い塗料の方が向いているでしょう。
無機塗料のデメリットやトラブル事例5つ

無機塗料にはメリットだけではなく、以下のようなデメリットも存在します。
1.値段が高い
2.ひび割れしやすい
3.再塗装には注意が必要
4.艶消しは難しい
5.仕上がりは職人の腕によって異なる
デメリットを把握しないまま塗装を進めてしまうと、後々トラブルにつながってしまうかもしれません。
後悔しないためにも、しっかりと確認しておきましょう。
以下で詳しく解説していきます。
1.値段が高い
施工価格が高いのが、無機塗料のデメリットです。
1㎡あたりの値段は平均すると4,000円〜6,000円程度。
外壁塗装に最も多く利用されているシリコン塗料と比べると、価格は1.5倍〜2倍ほどになります。
ただ、他の塗料よりも機能性が高いので、その分高額になるのは当然だともいえます。
耐用年数も長いので、長期的に見れば費用の節約になるかもしれません。
2.ひび割れしやすい
無機塗料には、ひび割れしやすいというデメリットもあります。
塗膜が硬く、弾力性に欠けるからです。
したがって、ひび割れしやすい外壁材の上に無機塗料を塗ってしまうと、塗膜も一緒にひび割れを起こすリスクが高くなります。
モルタル壁など、ひび割れしやすい外壁に無機塗料を使用したい場合は、業者とよく相談するようにしましょう。
ただ最近では、ひび割れを防げるように弾力性を高めた無機塗料も開発されています。
無機塗料と一口に言ってもさまざまな種類があるので、マイホームの外壁に合った無機塗料を選ぶようにしてください。
3.再塗装には注意が必要
無機塗料の上から新しい塗料を塗る場合には、注意が必要です。
先述したように、無機塗料には「汚れがつきにくい」という性質があります。
したがって、無機塗料の上から再塗装を行うと、新しい塗料がすぐに剥がれてしまうかもしれません。
「絶対に再塗装できない」というわけではありませんが、工事の工程が増えたり、費用がかさんだりする可能性があると心得ておきましょう。
無機塗料の上から再塗装を行うなら、無機塗料が本来の寿命を迎えてからにするのがおすすめです。
4.艶消しは難しい
無機塗料は性質上、艶消しが難しい塗料です。
艶調整を行えば5分艶~3分艶くらいまでに抑えることは可能ですが、完全な艶消しができる無機塗料はまだまだ少ないのが現状。
したがって、マットな仕上がりを希望するのであれば、無機塗料以外の塗料を選択した方が良いでしょう。
ただ今後、艶消しが可能な無機塗料の開発が進み、種類が増えていく可能性はあります。
5.仕上がりは職人の腕によって異なる
無機塗料だけではなく全ての塗料にいえることですが、塗装の仕上がりは職人の腕によって異なります。
特に無機塗料は機能性が高い塗料なので、ポテンシャルを最大限に引き出すには、職人の技術力が必要です。
技術力が不足していると、たとえ耐候性が高い無機塗料でも、数年で剥がれてしまう可能性もあります。
塗装の工程はもちろん、高圧洗浄やケレン、下地処理など、塗装前の工程も重要です。
全ての作業を丁寧に行ってくれる、優良な業者に工事を依頼しましょう。
後の章で業者の選び方について解説するので、ぜひ参考にしてください。
外壁塗装の窓口は、全国4000社以上の優良店の中からユーザーの要望に沿った施工店をご紹介します。見積もりを依頼後でも料金や施工店の対応に納得がいかなければ断ることも可能なので、気軽に利用してみてくださいね。
おすすめの無機塗料のメーカー・商品6選!

おすすめの無機塗料のメーカー・商品を6つ紹介します。
1.日本ペイント株式会社|アプラウドシェラスターⅡ
2.日本ペイント株式会社|グランセラシリーズ
3.関西ペイント株式会社|アレスダイナミックMUKI
4.エスケー化研株式会社|エスケープレミアム無機
5.エスケー化研株式会社|エスケープレミアム無機マイルド
6.KFケミカル株式会社|セミフロンスーパーシリーズ
無機塗料のメーカーや商品について理解していれば、いざ塗装工事を依頼するとなった際に、業者との話し合いもスムーズに進みますよ。
ざっと目を通しておきましょう。
1.日本ペイント株式会社|アプラウドシェラスターⅡ
日本ペイント株式会社の「アプラウドシェラスターⅡ」は、「建物寿命の最大化」をコンセプトにして開発された無機塗料です。
最高位の耐候性を実現しており、メンテナンスが難しい高層ビルなどにも使用されています。
低汚染性も兼ね備えており、外壁に汚れがつきにくいのもメリット。
美しい外観を長く維持したい方は、ぜひ検討してみてください。
2.日本ペイント株式会社|グランセラシリーズ
日本ペイント株式会社のグランセラシリーズは、超低汚染性を誇るハイグレードな無機塗料です。
親水性機能があり、付着した汚れを雨水とともに洗い流してくれます。
また、弾性タイプの主剤(下塗り)と組み合わせられるのも魅力的です。
柔軟性のある塗料の塗膜が、外壁のひび割れに合わせて細かい動きに対応できるので、塗膜のひび割れや剝れのリスクを減らせるでしょう。
無機塗料のひび割れが心配な方は、ぜひ検討してみてください。
3.関西ペイント株式会社|アレスダイナミックMUKI
関西ペイント株式会社の「アレスダイナミックMUKI」は、無機塗料の強靭さと有機塗料の柔軟性を組み合わせたハイブリット塗料です。
超耐候性や低汚染性、防カビ性があるうえに、外壁のひび割れにもしっかりと追従してくれますよ。
また、「艶なし」の塗料も販売されているので、マットな仕上がりを希望する方には良い選択肢と言えます。
ただ、「艶なし」の塗料は柔軟性が劣ってしまうので、ひび割れが気になる方は「艶あり」がおすすめです。
4.エスケー化研株式会社|エスケープレミアム無機
エスケー化研株式会社の「エスケープレミアム無機」は、ラジカル制御された超耐候性の無機塗料です。
劣化の原因となるラジカルの発生を抑えてくれるので、長い間美しい外観を保てます。
また特殊設計により、カビや藻などの微生物汚染に対しても強い抵抗性を示してくれますよ。
カラーバリエーションも豊富なので、気になる方は公式サイトをチェックしてみてください。
5.エスケー化研株式会社|エスケープレミアム無機マイルド
エスケー化研株式会社の「エスケープレミアム無機マイルド」は、光沢感のある美しい仕上がりが特徴の無機塗料です。
耐候性や低汚染性はもちろん、防カビ性や防藻性にも優れています。
また、塗料独特の臭気が少なく、環境に配慮されている点も魅力的です。
6.KFケミカル株式会社|セミフロンスーパーシリーズ
KFケミカル株式会社の「セミフロンスーパーシリーズ」は、無機成分とフッ化フッ素の融合によって生まれた次世代の無機塗料です。
従来の無機塗料と比べると、耐アルカリ性・耐屈曲性・耐クラック性に優れています。
また、フレキシブルで使いやすく、どんな外壁材にも塗装しやすいという点もメリットです。
シリーズからは6種類の塗料が販売されているので、公式サイトをチェックして、自分に合った無機塗料を見つけてみてください。
無機塗料を使用した外壁塗装の施工事例を紹介!
無機塗料を使用した外壁塗装の施工事例を、インスタグラムの投稿から紹介します。
実際に写真を見れば、仕上がりのイメージがつきやすくなりますよ。ぜひ参考にしてください。
無機塗料でシックな雰囲気に変化した住宅
pai_nto_mtkさんのインスタグラムの投稿から、無機塗料で塗装した住宅の施工事例を紹介します。
シックな雰囲気のグレーの無機塗料で塗装した結果、高級感のある外観に仕上がっていますね。
艶感がプラスされているので、まるで新築の住宅のように見えます。
「アレスダイナミックMUKI」を使用した施工事例
artetosouさんのインスタグラムの投稿から、本記事でも紹介した「アレスダイナミックMUKI」を使用した施工事例を紹介します。
白い外壁からダークグレーの外壁にガラッとイメージチェンジ。
モダンでオシャレな雰囲気の外壁と、空の青のコントラストがきれいですね。
藻・カビ・汚れ・紫外線などからしっかり住宅を守ってくれる有能な無機塗料です。
無機塗料で外壁塗装をするときの業者の選び方5つ

無機塗料で外壁塗装をするときの業者の選び方を、5つ紹介します。
1.複数の業者に見積もりを依頼する
2.見積書に不明瞭な点はないかチェックする
3.保証内容が充実している業者を選ぶ
4.業者の口コミ・評判を確認する
5.施工事例を参考にする
先述したように、外壁塗装の仕上がりは、業者の技術力次第といっても過言ではありません。
上記の5つのポイントを意識しながら、慎重に業者選びを行うようにしてください。
以下で詳しく解説していきます。
1.複数の業者に見積もりを依頼する
はじめから業者を1社に絞るのではなく、複数の業者に見積もりを依頼するようにしましょう。
いくつかの業者から見積もりを取れば、価格の相場がわかります。大幅に高い金額を提示する悪徳業者に引っかかったり、安い金額で手抜き工事されたりするリスクを減らせるでしょう。
また、複数の業者に見積もりを依頼していることを先方に伝えれば、価格競争を促せます。
結果として、最初に提示された金額よりも安く工事を行ってもらえるかもしれませんよ。
2.見積書に不明瞭な点はないかチェックする
見積書を鵜呑みにするのではなく、不明瞭な点がないかを確認するようにしましょう。
たとえば、「材料費」と「工事費」をまとめて「材工一式」と記載されている見積書には、注意が必要です。
何にいくら使われているのかがわからないので、「材料費」と「工事費」を分けて記載した見積書に変更してもらった方が良いでしょう。
また、「諸経費」が不自然に多くなっていたり、心当たりがない項目が追加されたりしている場合も、詳細を問い合わせてください。
見積書の内容をしっかりと確認していれば、施工不良やトラブルのリスクを減らせます。
3.保証内容が充実している業者を選ぶ
なるべく、保証内容が充実している業者を選ぶようにしましょう。
塗装工事はリフォーム工事に分類されるので、保証について法的に定められているわけではありません。したがって、保証がない、または保証内容が乏しい業者も沢山存在します。
しかし、せっかく高い料金を払ったのにすぐに不具合が起きてしまったら、お金を無駄にしてしまったような気持ちになりますよね。
保証内容が充実している業者を選べば、万が一不具合が起きても安心です。
アフターフォローまで丁寧に行ってくれる業者を選び、施工不良やトラブルに備えておきましょう。
4.業者の口コミ・評判を確認する
業者の口コミや評判を確認しておくことも大切です。
実際に利用した人達のリアルな意見は、何にも勝る参考資料です。
業者の良い面だけではなく悪い面も書かれている場合が多いので、口コミを参考にすれば、より客観的に業者を選べるようになるでしょう。
口コミは、グーグルマップや口コミサイトなどで確認できます。工事を依頼する前に、目を通しておくようにしましょう。
5.施工事例を参考にする
施工事例を参考にすれば、仕上がりの想像がつきやすくなりますよ。
いくら言葉で丁寧に説明してもらったとしても、仕上がりがイメージできないと不安ですよね。
実際に写真を確認できれば、見た目の雰囲気や業者の技術力もある程度はわかります。
信頼して任せられる業者かどうかの判断もつきやすくなるでしょう。
公式サイトやSNSなどで施工事例を公開している業者は多いので、事前に確認しておくのがおすすめです。
無機塗装に関するよくある質問

最後に、無機塗料に関するよくある質問に回答します。ぜひ参考にしてください。
無機塗料は30年長持ちするって本当?
無機塗料の耐用年数は、平均すると20年〜30年程度です。したがって、「必ず30年長持ちする」とは言えません。
耐用年数は、施工技術や塗料の種類、外壁材の種類や気候などによって変動します。
外壁塗装を長持ちさせたければ、汚れたら定期的に掃除するなど、こまめに手入れすることも大切です。
屋根を無機塗料で塗装する場合の費用の相場は?
屋根を無機塗料で塗装する場合の費用相場は、1㎡あたり3,500円~4,500円程度です。
外壁塗装に比べると、少し価格が安くなります。
しかし、シリコン塗料やフッ素塗料などに比べると、かかる費用が高額になるのが難点です。
ただ、外壁塗装と同様に、他の塗料を使用する場合よりも耐用年数は長くなります。
無機塗料はサイディング壁にも塗装できる?
無機塗料は、サイディング壁にも塗装できます。
ただ、「窯業系サイディング」はひび割れしやすいので注意が必要です。サイディング壁がひび割れてしまうと、一緒に無機塗料の塗膜もひび割れてしまう可能性があります。
業者にしっかりと相談して、マイホームの外壁に最適な塗料を選んでいきましょう。
外壁塗装に無機塗料を選んで美しい外観を維持しよう!

耐候性が高く、汚れがつきにくいという性質を持つ「無機塗料」。
マイホームの外壁塗装を無機塗料で行えば、美しい外観を長く保てるでしょう。
他の塗料に比べると費用は高額になりますが、その分耐用年数が長いので、メンテナンスの頻度も減らせますよ。
無機塗料に興味をお持ちの方は、本記事の内容を参考にしつつ、マイホームに最適な塗料を見つけてみてください。
外壁塗装の窓口は、全国4000社以上の優良店の中からユーザーの要望に沿った施工店をご紹介します。見積もりを依頼後でも料金や施工店の対応に納得がいかなければ断ることも可能なので、気軽に利用してみてくださいね。
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