外壁補修の方法を劣化症状別に紹介!DIYするメリット・デメリットもの画像01

今回は、外壁補修の方法を劣化症状別にご紹介します。
自分でDIYするメリット・デメリットも説明するので、住まいを美しく保ちたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

外壁補修の費用目安までご紹介します!
外壁補修を検討している方は、要チェックですよ!



なぜ外壁補修が必要となるのか

外壁補修の方法を劣化症状別に紹介!DIYするメリット・デメリットもの画像02

外壁塗装は住宅の外観を美しく保つだけでなく、雨風や紫外線などの外的要因から建物を守ってくれます
しかし、経年劣化や施工不良により、外壁塗装にはひび割れや色あせ、はがれが生じるもの。
劣化症状を放置していると、雨漏りやシロアリ発生につながる恐れがあります

建物を保護するには、定期的な外壁補修が必要です。
外壁を塗り替えるのは10年に一度がおおよその目安といわれていますが、周囲の環境や使用する塗料によって、適切な頻度は異なりますよ
たとえば、長時間直射日光が当たる位置に建物がある場合、外壁が傷みやすいです。

「外壁塗装の基礎を知りたい!」という方は、ぜひ以下の記事もチェックしてみてくださいね。
外壁塗装の基礎知識!費用の相場、補助金・助成金、塗料の種類を初心者向けに解説

【劣化症状別】外壁補修の方法

外壁補修の方法を劣化症状別に紹介!DIYするメリット・デメリットもの画像03

外壁補修の方法を、劣化症状ごとにご紹介します。

・ひび割れ
・シーリング(コーキング)の劣化
・チョーキング
・穴・へこみ・欠け・傷
・鉄部のサビ
・カビ・藻・コケ
・浮き・膨らみ・反り・はがれ

それぞれの症状について、補修すべき理由を説明していきましょう。

ひび割れ

外壁がひび割れるのは、「紫外線による塗料の経年劣化」や「外壁材の乾燥」などが原因と考えられます
地震によって外壁に圧力が加わると、コンクリートやタイルが耐えきれずにひび割れを起こすケースも。

ひび割れを放っておくと、建物の内部へ雨水が浸入し、目に見えない建物内部の腐食を引き起こすのです
劣化がさらに進行すると、断熱材にカビが発生したり、木材の腐食によりシロアリ被害を受けたりします。

ひび割れの幅が0.3mm以下ならば、自力での対処が可能です。
0.3mm以上の大きなひび割れは早急に対処すべきなので、業者への相談をおすすめします。

シーリング(コーキング)の劣化

外壁材の継ぎ目を埋める材質を、シーリングと呼びます
コーキングと呼ぶこともありますが、シーリング、コーキング両者に違いはありません。

複数の壁材を張り合わせて外壁を形成するため、壁材の継ぎ目には隙間が生じます。
その隙間を埋める素材が、シーリングなのです。
シーリングが劣化すると、外壁の隙間から雨水が浸入し、雨漏り・シロアリ発生につながります

シーリングの補修方法は「打ち替え」と「増し打ち」の2種類
打ち替えは既存のシーリングを撤去したのち、新しいシーリング材を入れます。
対して、増し打ちは既存のシーリングの上から、新たにシーリング材を追加します。

打ち替えのほうが根本的な補修を行うので、耐久性が高いですね。
その分、手間がかかる工法であり、増し打ちよりも時間と費用がかかります。

チョーキング

チョーキングとは、塗膜の表面が劣化することで、塗料に含まれる白色顔料(酸化チタン)が表面に浮き出る現象です
塗膜の劣化により防水機能が低下した状態であり、外壁に触れるとチョークのような白い粉が付着します。

チョーキング現象が起きると、外観が損なわれることに加え、カビやコケが繁殖する恐れがあります
カビ・コケの影響により、室内の人間がアレルギー症状を起こすケースは珍しくありません。

チョーキングは、紫外線が当たる場所に発生しやすいです。
そのため、外壁で直射日光が当たる部分は、チョーキングが起きていないかを定期的に確認してください。

穴・へこみ・欠け・傷

穴・へこみ・欠け・傷は雨漏りの原因となるので、できるだけ早く外壁補修を検討しましょう

小さな穴や欠けであれば、パテで埋めた後に周囲の外壁と似た色で塗装すると、ほとんど目立ちません
パテや塗料をホームセンターで購入して、自分でDIYすることも可能です。
ただし、「高所での作業が必要」もしくは「穴の周辺に亀裂が入っている」などの場合は、専門業者に依頼するのがよいでしょう。

部分的な傷を修復する際は、サイディング材を部分的に張り替えるという方法もあります。

鉄部のサビ

年月を重ねるにつれ外壁の防水性は損なわれ、水がたまりやすくなります
結果として、鉄部にサビが発生するのです
または、下地処理に不備があったり、防サビ材を塗布していなかったり……、手抜き工事もサビを引き起こします。

サビを放っておくと内部にまで浸食し、建物の耐久性・耐震性が低下する原因になりかねません
表面的なサビの場合、サビ用洗剤とブラシで洗浄できますよ。

なお、症状が進行しているサビは、建物の目に見えない部分まで腐食している可能性も。
表面的な外壁補修をすることで、症状が悪化するケースがあるため注意してください。

カビ・藻・コケ

日当たりが悪い箇所や、湿気の多い箇所には藻・コケが発生しやすいです
藻やコケは少し放置しただけで、一気に増殖してしまいます。
進行するとカビの原因となり、人体に被害を与えるので早急に対処しましょう

軽度な症状であれば、スポンジで磨いて洗い落とせます。
頑固な汚れには高圧洗浄機が有効ですが、使用しすぎると塗装がはがれる恐れがあります。

浮き・膨らみ・反り・はがれ

浮き・膨らみ・反り・はがれなどの症状は、外壁補修が必要なサインです
外壁がダメージを受けている状態なので、雨漏りや外壁落下のリスクがあります

素材や状態によって違いますが、部分的な張り替えや再塗装で対応するケースが多いです。
張り替えには対応できない塗装業者もいるので、依頼する際は事前に尋ねておきましょう。

外壁補修にかかる費用

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外壁補修にかかる費用の目安は、次の通りです。

外壁補修 費用相場
ひび割れ補修 1~50万円
シーリング補修 5~20万円
チョーキング補修 50~100万円
穴・へこみ・欠け・傷の補修 1箇所あたり1~6万円
サビ取り補修 4,000~30万円
カビ・藻・コケの補修 2~50万円
浮き・膨らみ・反り・はがれの補修 15~40万円

注意点として、上記はあくまで参考価格です。
外壁の状態や使用する材料、補修内容によって費用は変動します
外壁補修を外注するときは、必ず見積もりを依頼し、内容の妥当性を確認してください。

外壁補修を自分でDIYできるケース

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0.3mm以下の小さなひび割れであれば、自分で外壁補修することが可能です
ひび割れ箇所の汚れを取り除き、シーリング材をすりこめば劣化症状が改善します。
ただし、大きなひび割れやへこみ、欠けなどは個人では修復が難しいです。

ここからは、外壁補修をDIYするメリット・デメリットをご紹介します。

DIYするメリット

外壁補修をDIYするメリットは
・費用を抑えられる
・細かな調整がしやすい
・楽しみながら作業ができる
・業者を選定する手間がかからない

上記4点です。

使用する塗料や補修方法など、DIYならば自分ですべて自由に決められるため、作業を進めながら細かな調整が可能です。
外壁の色や塗り方にこだわりがある方は、楽しみながら作業できるでしょう。

DIYするデメリット

外壁補修をDIYするデメリットは、主に5つあります。

・高所作業にて危険が伴う
・補修方法を誤ると症状を悪化させることがある
・塗りムラがあると見栄えが悪くなる
・工期が長引きやすい
・道具を一からそろえるとコストがかさむ

外壁や屋根を補修しようとして転落してしまった……、なんて事故は珍しくありません。
補修方法や塗り方を間違えると、かえって症状が悪化する可能性もありますね。

他にも、初心者が作業をすると、一から道具をそろえたり、作業に失敗して材料を買い直したりします。
計画的に作業を進めないと、「費用を抑えたくてDIYを選んだのに、思ったよりもコストがかさんでしまった」という事態になるでしょう。

安全に外壁補修を行うなら業者がおすすめ

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安全かつ確実に外壁補修を行うならば、業者に依頼するのがおすすめ
外壁を専門とする業者は、豊富な経験とノウハウを有しています。

外壁補修の業者をお探しなら、「外壁塗装の窓口」を活用してみてください。
登録施工店は5,000社以上で、累計利用者は60万人です。
外壁アドバイザーがお悩みをヒアリングし、優良施工店の中から希望にぴったりの業者をご紹介します。

それでは、業者に依頼するメリット・デメリットを見ていきましょう。

業者に依頼するメリット

業者に外壁塗装を依頼するメリットは
・時間と手間がかからない
・怪我をする心配がない
・仕上がりがきれい
・経験にもとづいた適切な処置を施してもらえる

などが挙げられますね。

DIYの場合は補修方法を調べて道具をそろえることから始まるので、準備から作業完了までに多大な時間がかかります。
対して、専門業者は外壁補修に慣れているため、スムーズに作業を進めてくれるでしょう。

「時間を節約したい」や「確実に外壁を補修したい」という方は、外壁のプロである施工店への依頼を検討してみてください。

業者に依頼するデメリット

業者に外壁塗装を依頼するデメリットは
・費用がかかる
・悪質な業者が存在する
・業者選びに手間がかかる

上記3点です。

業者に依頼すると材料費に加えて、作業をする職人の人件費や交通費などがかかります。
そのため、DIYよりも費用が高額になりやすいです。

適正価格で高品質な施工を行う優良業者もいれば、手抜き工事で高額な施工費用を請求する悪質業者も存在します。
外壁補修で失敗しないように、施工実績や口コミを参考にしながら、業者選びは慎重に進めましょう。

業者選びのコツに関しては、こちらの記事で詳しく解説しています!
外壁塗装の業者選びの注意点5つ!悪質業者を見分ける方法を解説

外壁補修はプロにお任せ!外観を美しく保ちましょう

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今回は、外壁補修の方法や、DIYするメリット・デメリットをご紹介しました。
外壁の劣化を放置していると、雨漏りやシロアリ発生を引き起こします。

0.3mm以下の小さなひび割れであれば自力で対応可能ですが、それ以上の劣化は業者に任せるほうが安心です。
外壁を専門とする施工店は知識と経験が豊富なので、的確な対処を施してくれます。

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