
結婚生活を終えて離婚という道を選んだとき、漠然と「バツイチになったらどんな生活になるの?」と想像できなくて不安が募っている方もいらっしゃるかもしれません。
今回はニフティ不動産編集部が、バツイチの恋愛・婚活・再婚事情から、バツイチ新生活で実際に先輩が困った体験談などを集めたので、参考にしてみてください。
バツイチ先輩の生の声を沢山集めているよ!
トラブル回避策を知って準備をしておけば、いざバツイチ新生活が始まっても困らないんじゃないかな?
- バツイチ再婚・恋愛事情を調査~みんなの離婚後~
- バツイチ新生活の4つの悩みとは?離婚後のトラブル回避
- バツイチ再婚と婚活を調査~バツイチ子持ちは?~
- バツイチ先輩からアドバイス!離婚前に準備すること
- バツイチさんの新居探しはニフティ不動産へ!
バツイチ再婚・恋愛事情を調査~みんなの離婚後~

現在の日本の婚姻件数と離婚率を知るために、まずは厚生労働省が平成30年に発表した「人口動態統計の年間推計」というデータを見てみました。
平成30年の婚姻件数推定は59万組、離婚件数は推定20万7千組ということがわかりました。
このデータを元に単純に計算をすると、3夫婦のうち1夫婦が離婚を選択しているという結果になります。
「実際この離婚件数は多いの?少ないの?」というのを知るために、昭和22年のデータまでさかのぼって現在の離婚件数と比較してみました。
年 | 離婚件数 |
---|---|
昭和22年 | 79,551件 |
昭和40年 | 77,195件 |
昭和60年 | 16,640件 |
平成15年 | 283,384件 |
平成30年 | 207,000件 |
【引用:平成30年「人口動態統計の年間推計」】
データを取り始めた昭和22年と平成30年の離婚件数を比較してみると、単純計算で約3倍に増加!!!
ただし、平成15年とのデータを比較してみると、現在は離婚件数は減少していることが分かります。
きっとこの記事を見ているあなたは「現バツイチさん」か「これからバツイチになる人」かと思います。
「数字だけじゃなく、もっと本質的な部分が知りたい!!」という方に向けて、ニフティ不動産がバツイチ女性を対象にアンケート調査を行いました。
先に答えを言っちゃいますが、恋愛願望があるバツイチさんは大勢いるし、再婚を希望されているバツイチさんも半数以上いらっしゃいました。
バツイチになってから「恋愛したい」と思ったのはいつ?

バツイチさんが恋愛したいと思ったタイミング1位は、なんと「離婚前から」!!!
これにはニフティ不動産編集部も驚きましたが、離婚を決定づけた答えなのかもしれません。
データでは細かく年数で分けていますが、大まかにまとめると離婚成立から2年以内には多くの女性が「恋愛したい!」と思うようです。
バツイチになってから真剣にお付き合いした人数は?

バツイチになってから「真剣に」お付き合いをした人数は、半数以上の方が1人と回答されています。
少数派にはなりますが、中には2人・3人の男性とお付き合いをされたバツイチさんも。
バツイチになって「再婚したい(結婚したい)」と思う?

バツイチの皆さんに「再婚したい(結婚したい)」と思いますか?と聞いてみたところ、半数以上の方が「はい」と答えられました。
もちろんこの中には、すでに再婚された方もいらっしゃいます。
ただ1つだけ言えるのは、バツイチになってから真剣にお付き合いをした人数のデータを比べると、真剣にお付き合い=再婚に結びついているということ。
ここからは、バツイチで再婚した人のお子さん事情や、婚活に関して更に分析していきたいと思います。
バツイチ新生活の4つの悩みとは?離婚後のトラブル回避

バツイチになるということは、一人で新しい生活を始めるということ。
ニフティ不動産編集部がバツイチの皆さんに「バツイチになって新生活を始めるにあたって、大変だったこと」を聞いてみました。
答えをまとめると、離婚をしてからの新生活には以下の4つのトラブルが散見されました。
バツイチ新生活の4大トラブル
・引っ越し先の初期費用の工面
・引っ越し先のエリア選定
・無職のため、賃貸契約ができない
・住宅ローンでモメた
※親権や養育費などは別で「新生活でのトラブル」に関して特化
引っ越しの初期費用に関してのトラブル
賃貸を契約する際の初期費用の捻出が大変でした。
短い結婚生活の中で夫の給料が低く、私自身は専業主婦だったのでほとんど貯金出来ておらず、敷金と礼金で15万円程かかったのは痛かったです。
その他、鍵の交換や保証会社の料金などがプラスで必要になり、想定以上の出費に困りました。
【30代・現夫との子持ち】
部屋を借りる費用が予想外にかかってしまい、費用を用意できずに困りました。
お金を集めるのに苦労してしまい、一人暮らしをする前に挫けそうになったくらいです。
部屋を借りるのがこんなに大変なんだと痛感させられました。
【40代・元夫との子持ち】
実家が遠方の田舎だったので、求職のことも考えて、当時住んでいた市内でアパートを借りようと思いました。
しかし、娘がまだ小さく、働いていなかったので先立つものがなく、借りられませんでした。結局、住むところを見つけられず、実家に頼ることになりました。
【30代・現夫との子持ち】
前夫と住んでいた賃貸マンションの退去後のクリーニング代が、予想以上に大きな金額で、驚きました。
自分の新しく住む場所の初期費用なども必要だったので、貯金が大きく減り、今後大丈夫だろうかと少し不安になりました。
【30代・子供なし】
アパートを借りるための費用や、引っ越し費用がなかなか工面できずに困りました。
モラハラ元夫から借りるわけにもいかないので、家を出ていくその前日までパートの掛け持ちをして、馬車馬のように働いた結果…
心身共に疲れきってしまい、すべて完了した後には安心感からか倒れてしまいました。
【40代・子供なし】
ニフティ不動産編集部コメント:
離婚成立後のバツイチ新生活お悩みNo1は、引っ越し先の初期費用や家具家電の購入費用。
離婚前に専業主婦だった人やパートタイムで働いていた人は、特にこのお悩みが一番大変なようです。
お金が貯まるまで無言のまま数か月我慢して同居した・実家に戻った、という意見も多くみられました。
そして、みんな忘れがちなのが、結婚時代に住んでいたマンションの退去費用!
原状回復費用や解約違約金など、引っ越しをするには予想外のお金がかかります。
新しい家のエリアに関してのトラブル
すぐに家を出たかったのですが…子供がまだ小さく校区を変えずに家を探したかったのに、校区内の賃貸物件が少なく、安い物件が見つからないのでかなり焦りました。
引っ越し先を見つけてからも、初期費用や必要最低限の家具家電を揃えるのも大変でした。
【40代・元夫と現夫との子持ち】
賃貸を借りるのに、シングルだと出せる金額も限られてくるので困りました。
また、離婚した旦那には会いたくないけど、住み心地がいいし職場も近いので、今の土地から離れたくない。
でも、元旦那には会いたくない…という葛藤がありました。
【20代・現夫との子持ち】
ニフティ不動産編集部コメント:
特にバツイチ子持ちの離婚成立で大変なのが、お子さんの校区と職場のバランスを考えた賃貸物件のエリア選定!
こちらを立てればあちらが立たず…かといって、理想のエリアに住むと「家賃が高い」「元夫と顔を合わせることになる」というお悩みも。
理想のエリアでいかに条件にあう物件を探せるか…優先順位をしっかり決めないと後悔することになります。
仕事と賃貸契約に関してのトラブル
家を出て実家に一旦戻り、新しく自分の家を賃貸で探しました。
同時に職を変えるために求職活動をしていたけれど、仕事が決まらないと家を借りることができず。
以前ファミリーでは問題なく借りられたのに…。引っ越しの初期費用もなく、実家を早く出たくてやきもきしました。
【30代・元夫との子持ち】
専業主婦のまま離婚して、家を新しく探すのは大変でした。
どこへ行っても「働いてないと」と言われ、とりあえず実家に戻って仕事を探し、お金を貯めてから一人暮らしをしました。
しかし、仕事が夜の仕事だったので、物件を探すのも一苦労でした。
【20代・現夫との子持ち】
ニフティ不動産編集部コメント:
引っ越しの初期費用に似ていますが、安定した職に就いていないがために賃貸物件が借りられないというトラブルもありました。
特に専業主婦で離婚を経験した女性に、仕事と賃貸契約に関するトラブルが多いようです。
賃貸契約では年収の他に勤務年数などもチェックされるため、まずは安定した職を探すことから始めた方が良いかもしれませんね。
住宅ローンに関してのトラブル
前夫との結婚の際にマンションを買ったばかりだったので、支払いをどうするのか等の話し合いが苦しかったです。
結局、慰謝料など何ももらわないで縁を切ることに。
そのマンションから実家へ帰るとき、まるで夜逃げのように、前夫がいないうちに荷物を運び出しました。
【30代・現夫との子持ち】
財産分与で、持家の残りの住宅ローンで揉めて大変でした。
最終的に住宅ローン含め持家は相手に譲ったので、自分が新しく住む賃貸マンションの初期費用が負担になりました。
仕事場とのからみもあり、住む場所を決めるのも面倒でした。
【30代・子供なし】
ニフティ不動産編集部コメント:
一戸建てや分譲マンションを購入した夫婦の離婚で大変なのが、住宅ローンの名義や財産分与。
愛着のある自宅を手放すのも辛いけど、かといって自分名義で住宅ローンを組みなおすには年収などがかかわってくる…。
なかには、離婚が成立してから毎週末オープンハウスを開催し、「転勤で家を手放す」体で、別れた夫と協力して仮面夫婦を演じきったという方もいらっしゃいました。
バツイチ再婚と婚活を調査~バツイチ子持ちは?~

バツイチさんの再婚に関するデータを探してみると、厚生労働省が発表している「平成28年度 婚姻に関する統計」というデータが見つかりました。
このデータを詳しく見てみると、婚姻総数を100と仮定した場合「初婚」「再婚」は以下の割合になるようです。
・夫婦ともに初婚(73.2%)
・夫婦のどちらかが再婚(26.8%)
「夫婦のどちらかが再婚」の内訳を詳しく見てみると、妻再婚7.1%・夫再婚10.0%・両方とも再婚9.7%という結果でした。
「バツイチになってから再婚するまで、どのくらい期間がかかったの?」ということも知るべく、再婚をしているバツイチ女性に伺ってみました。
バツイチになって現在再婚していますか?

バツイチさんへのアンケート調査では、全体の4割以上の方が再婚されていました。
ちなみに離婚成立してから再婚するまでの期間を聞いてみたところ、離婚成立から2~5年以内に再婚された方がほとんどです。
バツイチ子持ちの再婚率は低め

バツイチの皆さんに「お子さんはいらっしゃいますか?」と聞いてみたところ、8割以上の方にお子さんがいらっしゃいました。
先ほどの再婚に関するデータと見比べてみると、「再婚している=現夫の子・両方の子がいる」がほぼ同数!!
ニフティ不動産のアンケート結果では、バツイチ子持ちさんの再婚率は低いことが分かりました(あくまでデータなので絶対ではありません)。
バツイチ婚活=再婚率高い!パートナー探しはどんな方法?
バツイチになってから現在まで、再婚の有無を問わずに「一度でも本気で婚活しましたか?」という質問をしてみました。
半数以上の方が「婚活はしていない」との回答でしたが、積極的に婚活をした人のほとんどが再婚されています!!!
具体的にどんなパートナー探しをしたのか聞いてみたところ、バツイチさんが実際に使っている婚活ツールランキングは以下となりました。
バツイチ婚活ツールランキング
【1位】婚活サイトやマッチングアプリ
【2位】婚活パーティーやお見合い
【3位】結婚相談所
【3位】合コンや飲み会
【5位】街コン(サークル)
「再婚」という目標を明白に立てた方が再婚率は高いので、バツイチで再婚希望の人は積極的に婚活サイトやマッチングアプリを利用すると良いかもしれませんね!
バツイチ先輩からアドバイス!離婚前に準備すること

バツイチさんの新生活に関するトラブル事例を見ていると、「新生活を始めるのがいかに大変か」ということを、分かってもらえたかと思います。
離婚後の新生活で困らないために「経験者直伝のアドバイス」も聞いてきたので、これからバツイチになる可能性がある女性は参考にしてください。
離婚してバツイチになる前から、離婚後の自分の生活についてきちんとプランを立てて、準備を進めておく方が安心だと思います。
特に女性の場合は経済的な問題が大きくなるので、離婚後に住むエリアや、必要なら転職も念頭において準備するといいです。
【40代・子供なし】
バツイチ新生活を始めそうな時は、前から段取りを考えメモして、何が必要なのかを知ることが大切だと思います。
その時になれば、なんとかなることもあるかもしれませんが、備えておくことは本当に大切なことです。
準備を早めにして、その日がスムーズに迎えられるように頑張ってほしい!
【40代・元夫との子持ち】
初めはお金の事や、子供の事もあり、すごく勇気もいる決断だとは思うけど、案外離婚してしまえばしっかりもするし、強くもなれる。
意外と、困ることなくやっていけるもんです。
国・県・市にもいろんな制度があり、上手く探せば結婚時代よりも気楽に楽しく過ごせます。子供がいないなら、尚更我慢する必要なんてありません。
【40代・元夫と現夫との子持ち】
離婚してバツイチになるにあたり、もしご自身に経済力が乏しい場合。
親や兄弟などに住まいの協力を頼めるかどうか、早めに見込みをつけておくのが無難だと思います。
蓄えがあって賃貸を申し込むつもりであっても、審査などの不確定要素もあります。
お願いできる保証人を探しつつ、住まいについてはできるだけ早く行動した方がいいです。
【40代・現夫との子持ち】
持家がある方は、財産分与でどうにか家は自分のものになるように頑張るべき。
離婚理由にもよりますが、財産分与では、目先のお金より、例えローンが残っていても持家を選んだ方がいいです。
引っ越し費用や賃貸契約の初期費用は、かなりの額になりますので。
【30代・子供なし】
田舎は過疎化が進んでいるので、母子家庭には厳しいです。都会なら当たり前のようにタダで入れる保育園も、お金を払わなくてはいけません。
扶養手当以外、自治体独自のお金も、何の手当もありません。市営住宅にも優先されることもなく、就学援助も後払い…。
都内が一番母子家庭に優しいですよ。
【40代・元夫との子持ち】
バツイチさんの新居探しはニフティ不動産へ!

離婚が成立してバツイチ生活が始まるとき、大変なのは「新しい家を探すこと」と「初期費用の工面」の2つ。
初期費用や家具家電の購入費用など、思った以上にお金がかかります。
「実際に引っ越しの初期費用ってどのくらいかかるの?!」という人のために、一人暮らしの初期費用や食費などに関する記事を沢山公開しているので、参考にしてください。
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引っ越しの初期費用を抑える方法は沢山ある
バツイチさんのお悩みの多くが「新生活を始める初期費用」でしたね。
でも、安心してください!
今は敷金礼金0物件も沢山あるし、フリーレント物件を選べば初期費用をグっと抑えることができます。
バツイチ新生活の「初期費用」を抑える方法は沢山あるので、ぜひ以下のページを参考にしてください。
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