【読めたらスゴイ】難しい漢字一覧まとめの画像01

漢字の中には、初めて見ただけでは読み方を推測できない「特殊な読み方」を持つものや、読み間違いが起こりやすいものが存在します。

今回は、難しい漢字をカテゴリーごとに一覧で紹介します。
ビジネスや日常生活で役立つ漢字から、魚・虫・動物・植物に関する漢字まで紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

書くのが難しい・読むのが難しい漢字も紹介します!
実践的な漢字の知識を身につけたい人は、要チェックですよ!



難しい漢字:ビジネス編

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ビジネスシーンで使われることの多い難しい漢字は、次のとおりです。

凡例(はんれい)
「ぼんれい」と間違うことが多いです。


【意味】
本の始めにあり、その編述の方針や使用法などを述べたもの。


【例文】
凡例を確認して、データを分析してください。

進捗(しんちょく)
「しんぽ」や「しんてい」と間違われやすいです。


【意味】
仕事や計画などの進み具合。


【例文】
プロジェクトの進捗を把握するため、週に一度進捗会議を実施します。

定礎(ていそ)
建物の玄関などに設置される「定礎」と書かれたプレートは、定礎石と呼ばれます。


【意味】
建物の工事を始めること。


【例文】
来月、定礎式が行われる予定です。

適宜(てきぎ)
「宜(ぎ)」の読み方に注意しましょう。


【意味】
状況に応じて、ふさわしいように振る舞うこと。


【例文】
会議で疑問点が生じた場合は、適宜質問してください。

定石(じょうせき)
よくある読み間違いは「ていせき」です。


【意味】
物事を行う上での最善とされる方法、決まった手順。


【例文】
このクライアントへのアプローチは、定石どおりに進めます。

僭越(せんえつ)
「僭」は「せん」と読みます。


【意味】
自分の地位や立場を越えて、出過ぎた行為をすること。


【例文】
僭越ながら、開会の挨拶をさせていただきます。

難しい漢字:日常生活編

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日常生活で使われることの多い難しい漢字は、次のとおりです。

雰囲気(ふんいき)
「ふいんき」と発音されることが多いですが、正しくは「ふんいき」です。


【意味】
場所や人や物が、自然に作り出す気分や様子、ムード。


【例文】
カフェは落ち着いた雰囲気でした。

出汁(だし)
よくある間違いは「でじる」です。


【意味】
昆布や鰹節などを煮出して作った汁。


【例文】
この味噌汁は、出汁が効いていて美味しい。

若干(じゃっかん)
少量であることを示す言葉です。


【意味】
いくらか、少しばかり。


【例文】
定員まで若干名となりました。

生憎(あいにく)
「いきにく」「なまにく」ではなく「あいにく」と読みます。


【意味】
期待や目的に反して、不都合なさま。


【例文】
生憎ですが、担当者はただいま席を外しております。

一寸(ちょっと)
「いっすん」と読むケースもありますが、文脈によっては「ちょっと」と読みます。


【意味】
わずかな数量・程度。


【例文】
一寸お待ちください。

難しい漢字:食べ物編

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食べ物に関する難しい漢字は、次のとおりです。

素麺(そうめん)
漢字を見ると「そめん」を読みそうになりますが「そうめん」と読みます。


【意味】
小麦粉でつくる、細く伸ばして乾燥させた麺。


【例文】
暑い日には、冷たい素麺を食べるのが一番です。

饂飩(うどん)
「饂」と「飩」は、どちらも常用漢字ではないため、ひらがなで書くのが一般的です。


【意味】
小麦粉に塩水を加えて練り、薄く伸ばした麺。


【例文】
熱々の饂飩を食べて、体を温めたい。

蒲鉾(かまぼこ)
魚の漢字がないため、魚の練り製品とは想像しにくいかもしれません。


【意味】
魚のすり身に塩を加えて練り、蒸したり焼いたりして固めた食品。


【例文】
紅白の蒲鉾が、おせち料理を彩っています。

胡瓜(きゅうり)
ウリ科の野菜です。


【意味】
緑色で細長い形が特徴的な食用野菜。


【例文】
胡瓜は水分が多く、シャキシャキとした食感が楽しめます。

蒟蒻(こんにゃく)
形が複雑で、初見では読みにくい漢字です。


【意味】
サトイモ科の植物である「こんにゃく芋」から作られる食品。


【例文】
おでんには蒟蒻が欠かせません。

難しい漢字:魚編

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魚に関連する難しい漢字は、次のとおりです。

烏賊(いか)
「うぞく」ではなく「いか」と読みます。


【意味】
十本の足を持つ軟体動物。


【例文】
烏賊の刺身を注文しましょう。

鰯(いわし)
イワシが魚へんに「弱い」と書くのは、弱りやすく傷みやすい魚だからと考えられています。


【意味】
ニシン目に属するイワシ類の総称。


【例文】
鰯は栄養価が高いです。

鯱(しゃち、しゃちほこ)
海洋生物の「しゃち」を指す場合と、架空の生物である「しゃちほこ」を指す場合があります。


【意味】
シャチ……大型の哺乳類。
しゃちほこ……体は魚、頭は竜または虎の想像上の生き物。


【例文】
名古屋城は鯱が飾られているのが有名です。

鮪(まぐろ)
魚へんに「有」と書いて「まぐろ」と読みます。


【意味】
スズキ目サバ科に属する海水魚の総称。


【例文】
鮪は部位によって味わいが異なります。

鱈(たら)
魚へんに「雪」と書くことから、冬の魚だとわかります。


【意味】
タラ目タラ科の魚の総称。


【例文】
鍋を作るので、鱈を買ってきてください。

難しい漢字:虫編

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虫に関連する難しい漢字は、次のとおりです。

螢(ほたる)
常用漢字ではないため、一般的には「蛍」や「ホタル」と書かれます。


【意味】
コウチュウ目ホタル科の昆虫の総称。


【例文】
螢が幻想的な光を放っていました。

蟻(あり)
「ぎ」と間違って読まれることがあります。


【意味】
アリ科に属する昆虫の総称。


【例文】
テーブルに蟻が集まってきてしまった。

蜘蛛(くも)
読み方を知らないと、なかなか読めない漢字です。


【意味】
8本の足を持つ節足動物。


【例文】
大きな蜘蛛が巣を張っています。

蛾(が)
虫へんに「我」と書いて「が」です。


【意味】
チョウ目に属する昆虫。


【例文】
窓を開けていたら、蛾が部屋に入ってきました。

難しい漢字:動物編

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動物に関連する難しい漢字は、次のとおりです。

鰐(わに)
音読みは「ガク」ですが、動物を指す場合は「わに」と読みます。


【意味】
ワニ目に属する爬虫類の総称。


【例文】
鰐は獲物を見つけると、一気に襲いかかります。

河馬(かば)
古代ギリシャで「河の馬」と呼ばれていたことに由来します。


【意味】
偶蹄(ぐうてい)目カバ科の哺乳類。


【例文】
河馬は水辺を好みます。

麒麟(きりん)
伝説上の動物や、首の長い動物のキリンを指します。


【意味】
中国の伝説上の聖獣。または、キリン科の哺乳類を指す。


【例文】
動物園で見る麒麟は、長い首が印象的です。

熊猫(ぱんだ)
「くまねこ」とそのまま読んでしまいそうですが「パンダ」と読みます。


【意味】
白黒の模様を持つ、ジャイアントパンダのこと。


【例文】
熊猫の主食は竹です。

難しい漢字:植物編

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植物に関連する難しい漢字は、次のとおりです。

躑躅(つつじ)
画数が多く、特に読み方を推測しにくい漢字です。


【意味】
ツツジ科ツツジ属の植物の総称。


【例文】
春になると、公園は躑躅の花で埋め尽くされます。

欅(けやき)
日本でよく見られる植物です。


【意味】
ニレ科ケヤキ属の落葉広葉樹。


【例文】
神社の欅は、樹齢数百年だそうです。

菖蒲(あやめ、しょうぶ)
同じ漢字で「あやめ」とも「しょうぶ」とも読みます。


【意味】
あやめ……アヤメ科アヤメ属の多年草。
しょうぶ……ショウブ科の多年草。


【例文】
菖蒲が庭園を彩っていました。

菫(すみれ)
「きん」と誤読されやすいです。


【意味】
スミレ科の多年草。


【例文】
道端に菫がひっそりと咲いています。

難しい漢字:地名編

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地名に関連する難しい漢字は、次のとおりです。

出雲(いずも)
よくある間違いが「でくも」です。


【意味】
島根県東部の地名。


【例文】
いつか出雲大社を訪れたい。

知床(しれとこ)
アイヌ語に由来する地名です。


【意味】
北海道東部にある知床半島の地域。


【例文】
知床の景色が忘れられません。

太秦(うずまさ)
「ふとしん」「たいしん」ではなく「うずまさ」と読みます。


【意味】
京都市右京区の地名。


【例文】
京都の太秦には映画村があります。

廿日市(はつかいち)
「廿」で「にじゅう」と読みます。


【意味】
広島県西部に位置する市の名前。


【例文】
私の祖母は廿日市市に住んでいます。

今治(いまばり)
「治」を「ばり」と読むのは特殊な読み方です。


【意味】
愛媛県北東部に位置する市の名前。


【例文】
今治産のタオルは、吸水性と肌触りがよいです。

難しい漢字:漢字一文字編

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一文字で難しい漢字は、次のとおりです。

踵(かかと)
「ショウ」「くびす」「きびす」とも読めますが、部位を指す場合は「かかと」です。


【意味】
足の裏の後ろの部分。または、靴の裏の後ろの部分。


【例文】
ジョギングをしたら、踵に痛みを感じました。

叢(くさむら)
音読みは「ソウ」ですが、訓読みは「くさむら」です。


【意味】
草木がむらがって生えている場所。


【例文】
叢には入らないでください。

嘴(くちばし)
「くちばし」以外には「シ」や「はし」とも読めます。


【意味】
鳥類の口の部分に突出する器官。


【例文】
鋭い嘴を使って、魚を一瞬で捕らえた。

諺(ことわざ)
言葉を意味する、ごんべんが使用されています。


【意味】
古くから言い伝えられてきた、教訓や風刺などを含んだ言葉。


【例文】
諺を10個覚えてきてください。

難しい漢字:画数が多い漢字編

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画数が多くて難しい漢字は、次のとおりです。

齟齬(そご)
「上下の歯が噛み合わない」 という意味から派生したと考えられています。


【意味】
物事がうまく噛み合わないこと、食い違い。


【例文】
両者の認識に齟齬が生じています。

啓蒙(けいもう)
ビジネスシーンでも用いられる難読漢字です。


【意味】
人々に知識を与え、理解を深めさせること。


【例文】
正しい知識を広めるために、啓蒙活動を行いましょう。

纐纈(こうけち、こうけつ)
「こうけち」と読みますが、苗字に用いられる場合は「こうけつ」と読みます。


【意味】
布を糸でくくって模様を染め出す技法。


【例文】
資料館には纐纈の布が展示されています。

魑魅魍魎(ちみもうりょう)
非常に画数の多い四字熟語です。


【意味】
さまざまな種類の化け物。


【例文】
魑魅魍魎に襲われる夢を見ました。

難しい漢字:小学校で習う漢字編

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小学校で習う難しい漢字も組み合わせると意外と読めないものがありますよ。

海老(えび)
よくある間違いは「かいろう」「うみろう」です。


【意味】
甲殻類のうちカニ類とヤドカリ類を除く、すべての種の総称。


【例文】
新鮮な海老を買ってきました。

手水(ちょうず、てみず)
「ちょうず」とも「てみず」とも読みます。


【意味】
神社や寺院の参拝前に、手や口を清めるために使う水。


【例文】
参拝する前に手水舎で手と口を清めましょう。

強ち(あながち)
「つよち」「きょうち」などと誤読されやすいです。


【意味】
(あとに打消しの語を伴う)必ずしも。


【例文】
彼の意見は、強ち間違ってはいません。

態と(わざと)
「たいと」ではなく「わざと」と読みます。


【意味】
故意に行うさま。


【例文】
彼女は態と大きな音を立てました。

書くのが難しい漢字クイズ

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書くのが難しい漢字は、次のとおりです。

贔屓(ひいき)
「貝」が多いのが特徴です。


【意味】
特定の個人や団体に目をかけ、特別に助けること。


【例文】
地元のチームを贔屓にしています。

躊躇(ちゅうちょ)
「躊」と「躇」それぞれの字が「ためらう」という意味を持ちます。


【意味】
決心がつかず、ためらうこと。


【例文】
新しいプロジェクトへの参加を躊躇しました。

薔薇(ばら)
画数が多く、書くのが難しい漢字です。


【意味】
バラ科バラ属の落葉低木。


【例文】
庭に植えた薔薇が、大輪の花を咲かせています。

檸檬(れもん)
常用漢字ではないため、通常はカタカナで表記されます。


【意味】
ミカン科の常緑低木、またはその果実を指す。


【例文】
檸檬の爽やかな香りが広がります。

読むのが難しい漢字クイズ

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読むのが難しい漢字は、次のとおりです。

月極(つきぎめ)
よくある誤読は「げっきょく」「つきごく」です。


【意味】
ひと月単位で区切って契約すること。


【例文】
この駐車場は、月極契約の申し込みを受け付けています。

行脚(あんぎゃ)
「こうきゃく」「ぎょうきゃく」などと間違われやすいです。


【意味】
僧侶が修行目的で、各地を歩き回ること。転じて、各地を巡ることも指す。


【例文】
全国の書店を行脚する予定です。

暫時(ざんじ)
「暫く」と書くと「しばらく」と読みます。


【意味】
しばらくの間。


【例文】
会議開始まで暫時お待ちください。

悉く(ことごとく)
読み方だけでなく、送り仮名も間違えやすい漢字です。


【意味】
ひとつ残らず全て。


【例文】
彼の予想は悉く的中していました。

読めたらかっこいい!難しい漢字をマスターしよう

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今回は、難しい漢字をカテゴリーごとに一覧で紹介しました。
「定石(じょうせき)」「出汁(だし)」のような誤読されやすい漢字や、「贔屓(ひいき)」や「躑躅(つつじ)」といった難解な漢字など。
今回紹介した漢字をマスターして、語彙力と教養を向上させていきましょう。

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