
そこで本記事では、「グルテンフリーとは何なのか」について詳しく解説します。
グルテンフリーの効果やメリットだけではなく、デメリットや続けるためのコツなども紹介。
また記事の後半では、グルテンフリーのおすすめレシピも取り上げます。
本記事を読めば、楽しくグルテンフリーに挑戦できるでしょう。
ぜひ最後まで目を通してみてください。
- グルテンフリーとは?グルテンフリーの基礎知識
- グルテンフリーの効果・メリットとは?
- グルテンフリーにダイエット効果が見込める理由3つ
- グルテンフリーのデメリットとは?
- グルテンフリーにするなら要注意!小麦を含む食材一覧
- グルテンフリーにするならおすすめ!小麦の代替食材6つ
- グルテンフリー食材を選ぶときのポイント4つ
- グルテンフリーをストレスなく続けるためのコツ4つ
- グルテンフリーの簡単&おすすめレシピを紹介!
- グルテンフリーに関するよくある質問
- グルテンフリーは今注目の食事法!日常生活に取り入れてみよう!
グルテンフリーとは?グルテンフリーの基礎知識

「グルテンフリー」という言葉は耳にしたことがあっても、具体的にはどういう食事法のことを指すのか、詳しく説明できる方は少ないのではないでしょうか。
そこで、まずはグルテンフリーの基礎知識について見ていきましょう。
そもそもグルテンって何?
グルテンとは、小麦やライ麦、大麦などに含まれるタンパク質の複合体です。
具体的には、「グリアジン」と「グルテニン」の2種類のタンパク質で構成されています。
グリアジンには粘り気が、グルテニンには弾力があるのが特徴。
これらのタンパク質に水を加えてこねると、互いに絡み合い、グルテンという複合体を形成します。
ふんわりと焼きあがったパン独特の食感や、パスタ・ピザなどにあるモチモチとした弾力は、グルテンの働きがあるからこそ実現するものです。
グルテンはパンやパスタだけではなく、さまざまな加工食品や調味料などにも使用されています。
グルテンフリーとはどんな食事法?
グルテンフリーとは、名前のとおり、グルテンを摂取しない食事法のことです。
先述したようにグルテンは、食品の食感や構造を決定するのに重要な役割を果たします。
ただ一方で、グルテンには「消化しづらい」という性質があるのが難点です。
グルテンを含む食材を過剰に摂取してしまうと、腸内環境が悪化したり、消化不良を起こしたりする可能性があります。
また一部の人にとっては、グルテンがアレルギー源となってしまう危険性も。
上記のような理由から、グルテンを排除したグルテンフリーという食事法が「健康に良い」と注目されるようになったのです。
グルテンフリーが注目されている背景
グルテンフリーが注目されるようになったきっかけは、スポーツ選手や芸能人、世界中のセレブたちの発信にあります。
たとえばテニスプレイヤーのノバク・ジョコビッチ選手は、グルテンフリーを実践した結果、伸び悩んでいたパフォーマンスが大幅に向上。
世界ランキング1位を獲得し、自身の食事法を書籍などを通じて発信しました。
その他にも、芸能人やセレブたちがグルテンフリーによって感じた「美容効果」や「ダイエット効果」を発信しています。
その影響で、あらゆるグルテンフリー食品が開発されるようになりました。
SNSをはじめとするさまざまなメディアの影響もあり、日本でも世界でも「グルテンフリー」がブームを巻き起こしています。
グルテンフリーの効果・メリットとは?

「グルテンフリーが良いってよく聞くけど、具体的にはどんな効果が期待できるの?」と疑問に思っている方は多いでしょう。
そこでこの章では、グルテンフリーのメリットを5つ紹介します。
1.腸内環境が改善する可能性がある
2.肌の状態が良くなる人もいる
3.疲労感の軽減も報告されている
4.アレルギー症状を引き起こすリスクが少ない
5.ダイエットに役立つ
上記のような悩みを抱えている方には、グルテンフリーが最適です。
以下で各メリットを詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてください。
1.腸内環境が改善する可能性がある
グルテンフリーで生活すると、腸内環境が改善する可能性があります。
先述したように、消化しづらいという特性があるのがグルテンの難点です。
したがって、パンやパスタなどを過剰に摂取してしまうと、腹部の張りを感じたり、消化不良になったりするリスクが高くなります。
特にグルテンに対して過敏に反応してしまう方は、上記のような症状が顕著に現れるため、日常生活に支障が出る可能性もありますよ。
しかし、グルテンの摂取を控えれば、消化活動がスムーズに行われやすくなります。
腸内環境が悪くて悩んでいた方も、「お腹の調子が良くなった」と感じるかもしれません。
2.肌の状態が良くなる人もいる
グルテンの摂取を控えると、肌の調子が良くなる人もいます。
肌の状態と腸内環境の乱れは、密接に関わっているからです。
先ほども述べたように、グルテンフリーで生活すれば、腸内環境が改善される可能性があります。
したがって、それに付随して肌の調子が良くなる人も多いということです。
実際に、グルテンフリーを実践して「肌が綺麗になった」と発信している美容家やモデル、インフルエンサーは沢山います。
肌荒れやニキビに悩んでいる方は、グルテンフリーに挑戦してみると良いでしょう。
3.疲労感の軽減も報告されている
イギリスで行われた研究では、「グルテンフリー生活を続けると疲労感が軽減された」という結果が報告されています。
またグルテンは、食後の血糖値を急上昇させる働きがあるのが特徴。血糖値の急激な変化は、脳のパフォーマンスを低下させます。
したがって、グルテンフリーの食事を続けていれば血糖値が落ち着き、集中力が持続しやすくなるということです。
「疲労感が軽減された」と感じるのは、血糖値の影響もあるのかもしれませんね。
慢性的な疲労感や集中力の欠如に悩まされている方は、グルテンフリーを試してみると良いでしょう。
4.アレルギー症状を引き起こすリスクが少ない
グルテンフリー生活を続けていれば、自ずと小麦を摂取しなくなるので、小麦アレルギーの発症を避けられます。
小麦アレルギーは、乳幼児の発症率が3番目に多い食物アレルギーです。
また、成人になってからでも発症する可能性があるのが難点。
今までは問題なくパンやパスタを食べていた人でも、いきなりアレルギー症状が出るかもしれません。
普段からグルテンフリーを取り入れていれば、アレルギーの発症を未然に防げますよ。
5.ダイエットに役立つ
ダイエットにも役立つのがグルテンフリーの魅力です。
実際に、グルテンフリーでダイエットに成功したモデルやインフルエンサーは沢山います。
グルテンフリーダイエットに関する書籍も多数発売されているので、効果が実証されているダイエット法だといえるでしょう。
グルテンフリーにダイエット効果が見込める理由については、次の章で詳しく解説していきます。
グルテンフリーにダイエット効果が見込める理由3つ

グルテンフリーにダイエット効果が見込める理由は、主に以下の3つです。
1.摂取カロリーが自然と抑えられる
2.血糖値が安定しやすくなる
3.腸内環境が整う
グルテンフリーダイエットに興味がある方は、チェックしておきましょう。
1.摂取カロリーが自然と抑えられる
ダイエット効果が見込める最大の理由が、摂取カロリーの減少です。
パンやパスタ、小麦粉を使ったお菓子など、グルテンを含む食品はカロリーが高いものが多いですよね。
グルテンフリーで上記のような食品を避けるようになると、自然と摂取カロリーが抑えられます。したがって、続けていれば体重も減りやすくなるでしょう。
激しい運動や過度な食事制限をしなくてもダイエットに取り組めるので、健康的に痩せたい方にはグルテンフリーがおすすめです。
2.血糖値が安定しやすくなる
血糖値が安定しやすくなるのも、ダイエット効果が見込める理由の一つです。
一般的に人間の体は、グルテンを摂取すると血糖値が急激に上昇します。
血糖値が大幅に変化すると、体が脂肪を溜め込みやすくなるのが特徴。「食べ過ぎていなくても太ってしまう」という悪い状態に陥ってしまうでしょう。
しかしグルテンフリーを取り入れれば、食後の血糖値の上昇が穏やかになります。脂肪を溜め込みにくい体質に変化していくので、「以前よりも太りにくくなった」と感じるかもしれません。
3.腸内環境が整う
腸内環境の改善も、体重が減りやすくなる要因の一つです。
腸内環境が整うと、善玉菌が増えます。そして善玉菌が作り出す「短鎖脂肪酸」という物質には、脂肪の吸収を抑え、代謝を促す働きがあります。
したがって、グルテンフリーによって腸内環境が改善すると、脂肪が燃焼しやすい体へと変化していくということです。
ダイエット目的で「腸活」に取り組んでいる方は、ぜひグルテンフリーに挑戦してみてください。
グルテンフリーのデメリットとは?

グルテンフリーにはメリットだけではなく、デメリットも存在します。
これからグルテンフリーに挑戦しようと考えている方は、しっかりとチェックしておきましょう。
1.栄養が不足しやすい
2.ストレスが溜まる
3.添加物の摂取が多くなる可能性がある
4.食費がかさむ
以下でそれぞれを詳しく解説していきます。
1.栄養が不足しやすい
グルテンフリーの食生活を長期間続けていると、栄養が不足してしまう可能性があります。
特に不足しやすい栄養素は以下の3つです。
・食物繊維
・ビタミンB
・鉄分
上記の栄養素は小麦製品に含まれている場合が多いため、グルテンフリーを続けていると、健康維持に必要な量を摂れなくなるかもしれません。
グルテンフリーの代替品では、上記の栄養素を完全に補うのは難しいです。
グルテンフリーを行う期間を限定したり、サプリメントで栄養を補給したりなど、自分に合った方法で対応していきましょう。
2.ストレスが溜まる
グルテンフリーをしっかりと守った生活を続けていると、ストレスが溜まりやすくなります。
グルテンを含む食材はたくさんあるので、食べられなくなるものが思ったよりも多いからです。
特に、今までパンやお菓子を好んで食べていた方にとっては、かなり我慢が必要な生活になるでしょう。
健康に良いとされているグルテンフリー生活ですが、ストレスが溜まってしまっては元も子もありません。
決して無理はせず、ストレスを感じない程度に、少しずつ日常生活に取り入れていくようにしましょう。
3.添加物の摂取が多くなる可能性がある
グルテンフリー生活には、添加物を多く摂取してしまう危険性が潜んでいます。
グルテンフリーに励む方に向けて、さまざまなメーカーから発売されている「グルテンフリー食品」。グルテンを使用していないパンや麺、お菓子など、目にしたことがある方は多いでしょう。
これらのグルテンフリー食品は、食感や味を本来のパンや麺に近づけるために、添加物を多く使用している場合があります。
つまり、健康を意識してグルテンフリー生活を続けていても、結果的に不要な添加物を摂取してしまい、健康を損なう可能性もあるということです。
グルテンフリー食品を選ぶときは、しっかりと成分表示を確認するようにしましょう。
4.食費がかさむ
グルテンフリーを意識していると、食費がかさんでしまうかもしれません。
グルテンフリーの食品は価格が高い傾向にあるからです。
たとえば米粉を使用して作られたパンは、通常のパンよりも価格が高くなります。麺やお菓子、調味料などでも同じことがいえるでしょう。
体調や健康面にポジティブな変化をもたらすグルテンフリーですが、続けていくには工夫が必要です。部分的に取り入れる、自炊するなど、金銭面の負担も考えながら実践していきましょう。
グルテンフリーにするなら要注意!小麦を含む食材一覧

グルテンフリーにするなら避けるべき小麦を含む食材を、以下にまとめました。
・主食類…パン・パスタ・ラーメン・うどん・そうめん・ピザ
・お菓子…ケーキ・ドーナツ・クッキー・パイ・カステラ・まんじゅう・スナック菓子
・調味料…醤油・ソース・ドレッシング・味噌・カレーやシチューのルー
・その他…餃子・焼売・お好み焼き・天ぷら・ビール
上記の食材を全て避けるのは、現実的には難しいでしょう。
特に調味料はさまざまな料理に使用するので、グルテンフリーにこだわるとメニューの選択肢が狭まってしまいます。
したがって、最初から全部排除しようとするのではなく、取り組みやすい主食やお菓子から始めてみるのがおすすめですよ。
グルテンフリーにするならおすすめ!小麦の代替食材6つ

グルテンフリーにするならおすすめの小麦の代替食材を、6つ紹介します。
1.米粉
2.オーツ麦
3.キャッサバ
4.とうもろこし
5.そば
6.豆類
以下で詳しく解説していきます。
米粉
グルテンフリーの代表的な食材といえば、「米粉」です。
グルテンフリーが注目されるようになってから、スーパーやコンビニなどでも「米粉パン」を見かける機会が増えました。
米粉とは、お米を粉状にしたもののこと。昔から和菓子などに使用されていましたが、製粉技術が進み、パンやケーキにも使用されるようになりました。
もちもちとした食感が特徴で、小麦粉を使ったふわふわのパンと比べると、しっとりとした焼き上がりになるのが特徴です。
パンだけではなく、米粉を使用した麺や天ぷら粉なども販売されているので、ぜひチェックしてみてください。
ただ、市販されている米粉商品の中には、100%米粉ではなく、小麦粉も少し使用されている場合があります。
グルテンフリーに取り組む際は、しっかりと成分表示を確認しましょう。
オーツ麦
オートミールの原料にもなっている「オーツ麦」は、グルテンフリーにおすすめの食材です。
小麦・大麦・ライ麦などにはグルテンが含まれていますが、オーツ麦にはグルテンが含まれていません。
食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富なので、栄養バランスを崩さずにグルテンフリーに取り組めるでしょう。
また、オーツ麦は小麦と違って精白されていないので、小麦では摂れない栄養素も豊富に摂取できますよ。
オーツ麦パンやオーツ麦麺が販売されているので、ぜひチェックしてみてください。
キャッサバ
南米産のイモの一種である「キャッサバ」。根の部分を食用とします。
キャッサバは、アフリカやアジアなどで主食として親しまれている食材です。ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。
イモとして料理に使用するのはもちろん、粉にした「キャッサバ粉」を使えばケーキやドーナツなども作れますよ。
「グルテンフリー生活をしているけど、スイーツが食べたくなった」というときは、キャッサバ粉を取り入れてみてはいかがでしょうか。
とうもろこし
とうもろこしも、アフリカやメキシコなどで主食として親しまれているグルテンフリーの食材です。
たとえば、メキシコ料理で使用されるトルティーヤは、とうもろこしを粉にした「とうもろこし粉」から作られています。
また、イタリアでは最近、小麦ではなくとうもろこしを使用した「グルテンフリーパスタ」も人気を集めていますよ。
とうもろこしといえば甘いイメージがあるかもしれませんが、甘みがない品種も存在します。
パンやケーキだけではなく、揚げ物料理などにも使えるので、とうもろこし粉もぜひ代替品として利用してみてください。
そば
グルテンフリー生活中に麺類が食べたくなったら、うどんやラーメンではなくそばを楽しみましょう。
そばは低カロリーで食物繊維が豊富なので、ダイエットにもおすすめですよ。
ただ、グルテンフリー中は必ずそば粉100%の「十割そば」を選ぶようにしてください。「二八そば」だと、そば粉8割・小麦粉2割で作られているので、グルテンフリーではありません。
外食をするときは、お店の方にそばの種類を尋ねるとよいでしょう。
豆類
豆類も、グルテンフリー中に活躍する食材です。最近では、豆だけでできた「豆ヌードル」や「豆粉パン」などが販売されていますよ。
豆類はタンパク質が豊富なので、身体を引き締めたい方にも最適です。
大豆や小豆の他にも、レンズ豆やエンドウ豆、ひよこ豆やインゲン豆などさまざまな豆があるので、お気に入りのものを見つけてみてください。
グルテンフリー食材を選ぶときのポイント4つ

グルテンフリー食材を選ぶときのポイントを、4つ紹介します。
1.「グルテンフリー」の表示や「GFCOマーク」を確認する
2.成分表示を確認する
3.加工食品はなるべく避ける
4.自然食品を選ぶ
「グルテンフリーに挑戦したいけど、どの商品を避ければ良いかわからない」という方は、ぜひ心がけてみてください。
以下で詳しく解説していきます。
1.「GFCO認証マーク」や「グルテンフリー」の表示を確認する
最も手っ取り早く確実なのが、「GFCO認証マーク」の有無を確認する方法です。
GFCO認証マークとは、アメリカのグルテンフリー認証機関が発行する品質保証マークのこと。GFCO認証マークがあればグルテンの含有量が10ppm以下に抑えられているので、アレルギーがある方でも安心して食べられます。
一方で注意しなくてはならないのは、メーカーが独自に判断して記載した「グルテンフリー」の表示です。
日本にはグルテンフリーに関する明確な基準がないので、メーカーがグルテンフリーだと言い切れば「グルテンフリーである」と記載できます。
したがって、グルテンフリーの表示があっても、一定量のグルテンが含まれている可能性もあるのです。
より確実性を求めるなら、成分表示も併せて確認するようにしましょう。
2.成分表示を確認する
成分表示を確認するのもおすすめの方法です。
原材料の欄を見て、小麦・大麦・ライ麦やそれに関わる食材が含まれていないかをチェックしてください。
パンやお菓子によく使用される「麦芽エキス」もグルテンに当たるので注意しましょう。
たとえば「米粉パン」「豆麺」などと記載されていても、少量の小麦粉が使用されている可能性があります。
したがって、完全にグルテンを排除したいなら成分表示の確認は必須です。
3.加工食品はなるべく避ける
グルテンフリーを続けるなら、加工食品はなるべく避けるようにしましょう。
冷凍食品や缶詰、カレーのルーやソースなどの加工食品には、増粘剤としてグルテンが含まれている場合が多いです。
したがって、加工食品を意識的に避ければ、自然とグルテンの摂取量が減っていくでしょう。
加工食品にはグルテンだけではなく、体に良くない添加物も使用されています。健康を維持したいなら、加工食品はなるべく控えるのがおすすめです。
4.自然食品を選ぶ
自然食品を選ぶように意識するのも、グルテンフリー生活には有効です。
たとえば、米や野菜、果物など、収穫したままの状態で食べる食材には、グルテンは含まれていませんよね。
したがって、間食をフルーツやナッツ類に変えたり、インスタント食品を控えたりするだけでも、グルテンの摂取量を減らせます。
特にグルテンフリーに初めて挑戦する方の場合、最初から全てのグルテンを排除しようとすると大変です。
まずは意識的に自然食品を選ぶようにして、無理のない範囲で始めてみてはいかがでしょうか。
グルテンフリーをストレスなく続けるためのコツ4つ

グルテンフリーをストレスなく続けるためのコツを、4つ紹介します。
1.お米中心の食生活に切り替えていく
2.お気に入りの代替食材を見つける
3.グルテンフリーのお菓子やスイーツを楽しむ
4.無理なく少しずつ取り入れる
健康面や美容面での効果を期待するなら、1日だけではなく、グルテンフリーを継続することが大切です。
そのためにも、上記の4つのコツを意識して取り組むようにしましょう。
以下で詳しく解説していきます。
1.お米中心の食生活に切り替えていく
パンを好んで食べていた方は、お米中心の食生活に切り替えていきましょう。
美味しいお米があれば、パンや麺類が食べられなくても、ある程度の満足感は得られます。
お米はパンよりも腹持ちが良く、食後の血糖値の上昇も緩やかなので、ダイエットや集中力向上にもつながりますよ。
お米を使った美味しい料理はたくさんあります。楽しみながら無理をせず、お米を食べる意識を持つようにしましょう。
2.お気に入りの代替食材を見つける
お気に入りの代替食材を見つけて、グルテンフリー生活を楽しみましょう。
米粉パンや米粉麺、豆粉パンなど、代替食品のバリエーションは豊富です。
食べてみれば「小麦を使ったパンや麺よりも美味しい」と感じるかもしれません。
そうすれば、グルテンフリー生活も苦にならず、ストレスなく続けられるでしょう。
まずは選り好みせず、さまざまな代替食品を試してみてください。
3.グルテンフリーのお菓子やスイーツを楽しむ
グルテンフリーのお菓子やスイーツを楽しむのもおすすめの方法です。
グルテンフリーが注目されるようになってから、各メーカーがさまざまな商品を発売しています。
米粉を使った市販のパンやお菓子はもちろんですが、自分で手作りするのも楽しいですよ。
楽しみがあれば、長く続けられます。
次の章でおすすめのグルテンフリーレシピを紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
4.無理なく少しずつ取り入れる
グルテンフリーは、無理なく少しずつ取り入れることが大切です。
「あれもダメ。これもダメ。」と制限ばかりかけてしまうと、食べる楽しみが減り、ストレスも溜まります。
ストレスが溜まると、結果的には健康にも美容にも良くありません。
最初から全てのグルテンを排除するのではなく、部分的に取り入れていくのが長く続けるコツです。
「まずはパンを食べるのを辞めよう」「間食はグルテンフリーにしよう」などと決めて、無理のない範囲で挑戦していきましょう。
グルテンフリーの簡単&おすすめレシピを紹介!
簡単にできるグルテンフリーのおすすめレシピを、インスタグラムの投稿から紹介します。
パンやお菓子も手作りにすれば、添加物の心配はありません。
これからグルテンフリーに挑戦しようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
米粉と甘酒のレモンマフィン
mster_hamさんは、インスタグラムの投稿で「米粉と甘酒のレモンマフィン」のレシピを紹介しています。
冷えてもふわふわ食感が楽しめるそうなので、夏のデザートにもぴったりですね!
卵・乳製品を使用していないので、アレルギーが心配な方にもおすすめです。
そして何よりも、見た目が華やか!気になる方は、作ってみてはいかがでしょうか。
ヨーグルト米粉ケーキ
kaori_n0723さんは、インスタグラムの投稿で「ヨーグルト米粉ケーキ」のレシピを紹介しています。
まるで小麦粉で作ったかのような、ふんわりとした鮮やかな見た目ですね。
ヨーグルトは水切り不要なので、材料を混ぜて型に流し込むだけで焼き上がり!
なんと、kaori_n0723さんは、小麦粉パンから米粉パンにして5kgのダイエットに成功したそう!
皆さんもぜひ作ってみてください。
ザッハトルテ風マドレーヌ
haruho_gramさんは、インスタグラムの投稿で「ザッハトルテ風マドレーヌ」のレシピを紹介しています。
通常のマドレーヌの見分けがつかないような美しい仕上がりですが、小麦粉不使用のグルテンフリー!
最後に表面をチョコレートでコーティングしているので、艶やかな見た目が映えますね。
チョコレート好きの方は、ぜひ挑戦してみてください。
スイートポテトケーキ
nakahira_3さんは、インスタグラムの投稿で「スイートポテトケーキ」のレシピを紹介しています。
小麦粉ではなく米粉を使用しているので、翌日になってもパサつかず、しっとり食感が楽しめるそう。
砂糖ではなくメープルシロップを使用しているのもポイントですね。
お好みでラムレーズンを加えれば、大人な味も楽しめますよ。
秋にぴったりのデザート、ぜひ作ってみてください。
米粉ベイクドチーズケーキ
minae412さんは、インスタグラムの投稿で「米粉ベイクドチーズケーキ」のレシピを紹介しています。
材料を混ぜて型に流し込むだけなので、お菓子作りが初めてでも気軽に挑戦できるでしょう。
甘さ控えめのレシピなので、甘すぎるのが苦手な方や、カロリーが気になる方にもおすすめ!
色んなジャムをトッピングしてみて、味の違いを楽しんでみても良いですね。
グルテンフリーに関するよくある質問

最後に、グルテンフリーに関するよくある質問4つに回答します。
1.犬や猫の食事にもグルテンフリーを取り入れた方が良い?
「ドッグフードやキャットフードはグルテンフリーの方が良い」と言い切れるわけではありません。
ただ、人間と同じように、「小麦アレルギー」を持つわんちゃん猫ちゃんは多いです。
アレルギーは突然発症する可能性があるので、グルテンフリーのドッグフード・キャットフードを与えていれば、アレルギー症状を未然に防げますよ。
さまざまな商品を試しつつ、愛犬・愛猫に合ったフードを見つけていきましょう。
2.もち麦はグルテンフリーになる?
「グルテニン」と「グリアジン」の2種類のタンパク質の複合体が「グルテン」です。
しかし、もち麦に含まれるタンパク質は主に、「グルテニン」と「ホルデイン」の2つ。したがって、水を加えてこねても「グルテン」は作り出されません。
つまりもち麦は、広い意味でいうとグルテンフリーに分類されます。
ただ、もち麦のタンパク質は小麦のタンパク質と分子構造が似ています。
小麦アレルギーを持つ人がもち麦を食べてしまうと、アレルギー症状が出る可能性があるので注意してください。
3.糖尿病患者はグルテンフリーを取り入れた方が良い?
糖尿病の治療においては、血糖値を適切にコントロールすることが重要視されています。
食後の血糖値上昇を穏やかにするグルテンフリーの食事は、糖尿病治療中の方にも向いているといえるでしょう。
ただ、グルテンフリーを意識しすぎて栄養バランスが崩れてしまうと、元も子もありません。
治療中は医師の指示に従い、必要な栄養素を過不足なく摂取できる食事を意識しましょう。
4.グルテンフリーが花粉症に効くって本当?
「グルテンフリーは花粉症対策にも役立つ」という研究結果が報告されています。
花粉症は、体内に侵入した花粉に対して、免疫システムが過剰に反応することで起こるアレルギー疾患です。
グルテンは、この免疫システムの働きを促進するといわれています。つまり、グルテンを継続的に摂取していると、花粉症がひどくなってしまう可能性があるということです。
毎年花粉に悩まされている方は、花粉が多くなる時期だけでも、グルテンフリーを取り入れてみると良いかもしれません。
グルテンフリーは今注目の食事法!日常生活に取り入れてみよう!

腸内環境の改善や美容、ダイエットなど、さまざまなメリットがあるといわれている「グルテンフリー」。
効果は人それぞれなので一概にはいえませんが、試してみる価値はあるでしょう。
ただ、グルテンを含む食材はたくさん存在するので、完全にグルテンを排除するのは難しいです。
長く続けるためには、「無理なく、楽しみながら取り組む」ことが大切ですよ。
本記事で紹介したコツやレシピを参考にしながら、あなたもグルテンフリーに挑戦してみてはいかがでしょうか。
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