七夕の食べ物といえば?そうめん以外のお菓子やデザートも!アレンジレシピを紹介の画像01

そしてそんな七夕にも、正月や節分と同じように「行事食」があります
七夕ならではの食事でお祝いをすれば、1年に1度しかない七夕の日をさらに楽しめるようになるでしょう。
そこで本記事では、七夕ならではの食べ物と込められた意味を紹介します。お子さんが喜ぶお菓子やデザート、アレンジレシピも取り上げるので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。



七夕定番の食べ物と込められた意味

それでは、七夕に食べる定番の行事食と込められた意味を紹介していきます。

・そうめん
・オクラ
・ちらし寿司
・たけのこ料理

今まで何となく食べていたそうめんやちらし寿司も、込められている意味を知れば、さらに美味しく楽しめるようになりますよ。
以下で詳しく解説していきます。

そうめん

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七夕で最も有名な食べ物といえば「そうめん」ですよね。
七夕にそうめんが食べられるようになった起源は、中国の伝説にあります。
はるか昔の中国で、7月7日に帝の子どもが亡くなり、その子が鬼神となって熱病を流行らせていました。そこで人々は、その子の好物だった「索餅(さくべい)」というお菓子をお供えします。
すると熱病が収束したため、7月7日には索餅を食べて無病息災を願う、という風習が広まりました。
索餅は、別名で「索麺(さくめん)」とも呼ばれています。そして、時代が変化するとともに「さくめん」ではなく同じ小麦粉で作られた「そうめん」が食べられるようになりました。
したがって、七夕に食べる「そうめん」には健康祈願の意味が込められています

オクラ

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そうめんと一緒に食べたい食材が「オクラ」です。「オクラ」は断面が星型なので、織姫や彦星、天の川などが連想できますよね
オクラには、ビタミンやミネラルなどのさまざまな栄養素が含まれているので、夏バテ予防にもつながるでしょう。

ちらし寿司

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日本の行事食の定番といえば「ちらし寿司」ですよね。寿司は「寿を司る」と書くので、祝いの席でよく食べられるようになりました
華やかな見た目のちらし寿司は、七夕にもぴったり。お寿司を星型にしたり、オクラで天の川を再現したりなど、アレンジしやすいところも魅力的です。
お子さんと一緒に作るのもおすすめですよ。

たけのこ料理

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あまり知られていませんが、「たけのこ料理」も七夕にぴったりの食べ物です。
竹は雨風に強く、天に向かってまっすぐに伸びていきます。その様子から、神聖な植物として扱われてきました。
したがって、「七夕にたけのこを食べると縁起が良い」とされています。
煮物はもちろん、ご飯に混ぜて炊き込みご飯にするなど、アレンジを楽しんでみてください。

七夕定番のお菓子・デザート

次に、七夕定番のお菓子・デザートを紹介します。

・索餅(さくべい)・麦縄(むぎなわ)
・金平糖
・水ようかん
・ゼリー
・甘酒

七夕の日に特別なお菓子やデザートを用意してあげると、お子さんも喜ぶはずですよ。
以下で詳しく解説していきます。

索餅(さくべい)・麦縄(むぎなわ)

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七夕でもっとも有名なお菓子といえば「索餅(さくべい)」です。「麦縄(むぎなわ)」と呼ばれる場合もあります。
縄のように細くねじった形が特徴。小麦粉と米粉を使用して作ります。
先述したように、七夕に索餅を食べる風習の起源は中国の伝説です。奈良時代に、中国から日本に索餅が伝わり、のちにそうめんを食べる風習へと変化していきました。
したがって、索餅は「そうめんの先祖」ともいわれています。

金平糖

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七夕は「星祭」と呼ばれる場合もあるので、星のような形をしている金平糖は七夕にぴったりのお菓子です。
カラフルな金平糖を用意すれば、お子さんも喜んでくれるでしょう。手作りお菓子やゼリーの飾りつけにも使用できます。

水ようかん

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水ようかんは、七夕の行事食というわけではありません。
しかし近年、七夕や天の川をモチーフにした水ようかんが販売されるようになり、人気を集めています。
カキ氷用のシロップやアラザンを使用すれば、自宅で手作りすることもできますよ。
本記事の後半でレシピを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ゼリー

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ゼリーも七夕の行事食というわけではありませんが、手作りしやすく見た目が可愛いのでおすすめです。
星形にくり抜いたり、カキ氷用のシロップで色をつけたり、果物をトッピングしたりなど、アレンジも自由自在。
お子さんも喜んで食べてくれるでしょう。
こちらも本記事の後半でレシピを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

甘酒

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昔の日本では、七夕の時期に甘酒を楽しんでいたそう。夏は時期的な問題もあり、お酒の保存がうまくいかない場合が多かったからです。
甘酒といえば寒い時期に飲むイメージが強いですが、実は夏の季語。栄養素が豊富で「飲む点滴」とも呼ばれているので、夏バテ防止にも役立ちます。
七夕には、食べ物やお菓子と一緒に甘酒を楽しんでみてはいかがでしょうか。

七夕によく食べられる地域別の行事食

次に、七夕によく食べられる地域別の行事食を紹介します。

・笹団子(新潟県)
・笹寿司(新潟県)
・七夕ほうとう(長野県)
・笹かまぼこ(宮城県)

「こんな食べ物があるんだ」と驚く方もいるはず。気になる方はチェックしてみてください。

笹団子(新潟県)

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新潟県の名物お菓子である「笹団子」。あんこをヨモギ餅でくるみ、笹の葉で包んで蒸したお菓子です。
笹にまつわる食べ物なので、七夕の日にもよく食べられます。
笹の葉には殺菌効果があるので、「邪気を祓う縁起が良い食べ物」だと捉えられていますよ。

笹寿司(新潟県)

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新潟県上越地方の名物「笹寿司」。七夕やお盆、お祭りの日などに食べるハレの日の食べ物です。
笹の葉の上に、酢飯と具材がのっているのが特徴。地元でとれた山菜や海の幸を使用します。
良く使われる具材は、鮭・野沢菜・ワラビ・錦糸卵などです。
笹の葉には防腐・殺菌効果があるので、戦のときの携帯食として広まったといわれています。

七夕ほうとう(長野県)

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長野県松本市の名物「七夕ほうとう」。山梨県の名物「ほうとう」とは異なります。
小麦で作った太い麺の上に、小豆や胡麻、きな粉をのせた和風デザートです。
長野県松本市周辺では、旧暦の七夕である8月7日に七夕ほうとうを食べてお祝いします。

笹かまぼこ(宮城県)

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宮城県仙台市の名物「笹かまぼこ」。笹と関りが深い七夕の日によく食べられています。
かまぼこが笹の葉のような形をしているのが特徴。表面はきれいなきつね色で、歯切れがよく食べやすいです。
明治時代、ヒラメが大量に捕れた時期に、魚肉を活用して作られるようになったといわれています。

そもそも七夕とは?意味や由来を解説

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「そもそも七夕ってどのような行事なの?」と疑問に思っている方に向けて、七夕の意味や由来を解説します。
七夕という行事ができた経緯には、主に2つの説があります。
以下でそれぞれを詳しく解説していくので、目を通してみてください。

七夕伝説がもとになっている

1つ目が、「中国の七夕伝説がもとになっている」という説です。
七夕伝説とは、有名な織姫と彦星の物語のこと。
得意な機織りで、天の神様たちの服を作る仕事をしていた織姫。しかし、彦星という若者と結婚すると、2人での生活に夢中になり、機織りの仕事を怠るようになってしまいました。
その様子を見て怒った天の神様は、天の川を隔てた東西に織姫と彦星を引き離します。
悲しみに暮れた2人はますます仕事をしなくなり、困り果てた天の神様。
そして、1年に1度だけ、7月7日に再会させると約束をしました。
2人は、1年に1度の再会を楽しみにして真面目に働くようになり、天の神様たちも服に困ることはなくなったのです。
この伝説が由来となり、織姫と彦星が再会する7月7日は「七夕」としてお祝いされるようになりました。

棚機津女(たなばたつめ)の伝説

2つ目が、「棚機津女(たなばたつめ)の伝説がもとになっている」という説です。
日本では、旧暦の7月15日には水の神が天から降りてくるといわれていました。その7月15日に、村で選ばれた穢れを知らない乙女(棚機津女)が、水辺で衣服を織って神様に捧げます。
そして神様の一夜妻となり、神の子を身ごもって、彼女自身も神になるという伝説です。
七夕の行事の内容とはあまり関係がありませんが、「機を織って神様に捧げる」という行為が七夕伝説と似ています。
そのことから、棚機津女(たなばたつめ)の名前が「七夕(たなばた)」の由来になったといわれています。

笹や短冊、七夕飾りに込められた意味

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「笹に短冊を吊るすのはなぜ?」と疑問に思っている方は多いのではないでしょうか。
実は笹は、昔から神聖な植物として崇められています。天に向かってまっすぐ伸びていくので、「神様が寄ってくる」と考えられているからです。
また、笹の葉には殺菌効果もあるので、「邪気を祓ってくれる」とも考えられています。
その笹の葉に願いを込めた短冊を吊るせば、天の神様やご先祖様に願いが届きやすくなる、と信じられているのです。
ちなみに、代表的な七夕飾りには以下のような意味が込められています。

・五色の吹流し…織物の上達、魔よけ
・千羽鶴…長寿、家内安全
・紙衣(かみこ・かみごろも)…魔よけ、子どもの健康
・巾着…金運上昇、商売繁盛

七夕の日には笹を用意して、短冊や七夕飾りを吊るしてみてください。

【子どもにもおすすめ】七夕の食べ物アレンジレシピをインスタグラムから紹介!

最後に、七夕の食べ物を使用したアレンジレシピを取り上げます。
aya_gohan49さんの投稿から、「お星さまチーズフォンデュ」のレシピの紹介です。

みんなで楽しみながら食べられるチーズフォンデュ。
赤色や黄色、緑色など、カラフルな野菜を選択しているので、食卓が一気に華やかになりますね。
お星さまの形に切ったパプリカやハムもすごく可愛いです!
小さいお子さんがいる家庭だと、きっと喜んでくれるでしょう。
豪華な料理に見えますが、材料を茹でて並べるだけなので、そこまで手間もかかりません。
七夕のランチやディナーに、ぜひ取り入れてみてください。

七夕ならではの食べ物を用意して楽しい1日を過ごそう!

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織姫と彦星が1年に1度再会する「七夕」。七夕ならではの食べ物やお菓子、デザートを用意すれば、家族みんなで楽しくお祝いできるでしょう。
本記事で紹介したレシピは見た目が華やかなので、七夕の日の食卓を美しく彩ってくれるはずです。
健康や長寿を願いながら、ぜひ手作りの七夕行事食にも挑戦してみてください。

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