
限られた予算内でも、ちょっとした工夫やアイデア次第で、庭は見違えるほど魅力的になりますよ。
今回は、お金をかけない庭づくりのポイントを8つ解説します。
さらに、インスタを参考としたデザイン例と、初心者向けのDIYも紹介します。
「お金がかかるから……」と諦める前に、この記事を読んで、素敵な庭づくりを始めてみませんか?
お金をかけない庭づくり向きの、おしゃれアイテムも紹介します!
低コストで理想の庭をつくりたい人は、要チェックですよ!
- お金をかけない庭づくりで意識すべき8つのポイント
- お金をかけない庭づくりのアイデア
- 庭づくりで初心者でもDIYできるポイント
- お金をかけない庭づくり向きのおしゃれアイテム
- 庭づくりのデザイン例!真似したいインスタ実例
- お金をかけない方法でも庭づくりできる
お金をかけない庭づくりで意識すべき8つのポイント

お金をかけない庭づくりで意識すべきポイントは、主に8つあります。
・予算を決める
・目的やテーマを決める
・家族構成を考慮する
・理想の庭をイメージする
・できる範囲でDIYする
・生活感を最小限にする
・リサイクル素材で装飾する
・手入れしやすい植物を選ぶ
それぞれ解説していきます。
予算を決める
お金をかけずに庭をつくるために、大まかな予算を決めましょう。
予算を決めずに庭づくりを始めると「いつの間にか費用がかさんでいた」「費用を抑えすぎて理想の庭に仕上がらなかった」という事態に陥ります。
予算を決めるには、以下の項目を参考にします。
・庭の広さ
・作りたい庭のイメージ
・園芸用品や植物などの材料費
最初に予算を決めるときは、大まかな金額で構いません。
そして、庭づくりが進行するにつれて、予算の内訳をより詳細に検討したり見直したりします。
目的やテーマを決める
庭づくりを始める前に、まずは庭の目的やテーマを明確にします。
たとえば「家族みんながくつろげる癒しの庭にしたい」「子どもやペットが安全に遊べる場所にしたい」「家庭菜園を楽しみたい」など。
庭の目的によってレイアウトや植物、装飾品は異なります。
また、庭の代表的なテーマをいくつかピックアップしました。
・ナチュラルガーデン(自然を活かした庭)
・ロックガーデン(岩を活用した庭)
・ハーブガーデン(ハーブを育てる庭)
・和風な庭(和の要素を取り入れた庭)
目的やテーマが定まると、統一感のある美しい庭に仕上がりますよ。
家族構成を考慮する
庭は家族みんなで共有する空間です。
そのため、家族構成を考慮した庭づくりがポイントとなります。
家族の人数やそれぞれの年齢、趣味、ライフスタイルなどを考えていきましょう。
たとえば、小さな子どもがいる家庭では、安全に遊べる芝生スペースや砂場があるとよいですね。
ペットを飼っている場合は、ペットが自由に動き回れるスペースを確保し、口にしても害にならない植物を選ぶ……などの配慮が求められます。
高齢の家族がいるときは、段差をなくしたり休憩できるベンチを設置したりすると、使いやすい庭になりますね。
家族それぞれのニーズを把握することで、誰にとっても快適な庭をつくれるでしょう。
理想の庭をイメージする
インターネット上の写真や近所の素敵な庭、園芸雑誌などを参考に、自分の理想とする庭をできるだけ具体的にイメージしてみてください。
好きな植物やお気に入りの色合い、憧れる雰囲気などを思い描くことが、庭づくりへの第一歩です。
ただし、理想の庭をイメージする際は「完璧な庭」を追い求めるのではなく「実現可能な庭」を意識しましょう。
参考とする庭をそのまま再現するのもよいですが
・高価な装飾品ではなく身近なもので代用できないか
・リサイクル素材で真似できないか
・どの部分ならDIYできそうか
などのアイデアを探すと、お金をかけずに素敵な庭をつくれます。
できる範囲でDIYする
お金をかけない庭づくりの大きなポイントは、できる範囲でDIYを取り入れること。
専門業者にデザインや施工を依頼した場合、素敵な庭に仕上がる一方で、費用が高額になりがちです。
自分でできる作業は積極的にDIYすれば、費用を大幅に削減できます。
初心者でも自力で作業しやすい部分は「お金をかけない庭づくりのアイデア」や「庭づくりで初心者でもDIYできるポイント」にて解説します。
生活感を最小限にする
植物や装飾品にこだわった庭でも、生活感が出ると魅力が半減してしまいます。
どれだけ植物が美しく咲いていても、ゴミ袋や園芸品が散らかっていては雰囲気を損なってしまいますよね。
空の植木鉢やスコップなど、使用しないときは物置や収納ボックスにしまいましょう。
また、洗濯物やゴミ箱などは、人目につかない場所に配置します。
目隠しフェンスや植物の配置場所を工夫すれば、生活感を隠しつつ庭をおしゃれに仕上げられますね。
リサイクル素材で装飾する
お金をかけずに庭づくりをするアイデアとして「リサイクル素材で装飾する」ことが挙げられます。
具体的なアイデアは、次のとおりです。
・空き缶をペイントしてプランターにする
・割れた植木鉢を並べて花壇を縁取る
・ひろった流木をオブジェにする
・小さな石に絵や模様を描いて飾る
アイデア次第で、個性的かつ環境に優しい庭づくりにつながります。
想像力を働かせて、身近なものを素敵な装飾品に変身させてみてはいかがでしょうか。
手入れしやすい植物を選ぶ
庭を美しく維持するには、定期的な手入れが不可欠。
「お金をかけない庭づくり」を目指す場合は、肥料や剪定といった特別な手入れが少ない植物を選ぶのがおすすめです。
たとえば、一度植えたら毎年花を咲かせる「多年草」や「宿根草」なら、植え替えの手間や苗の購入費用を抑えられます。
・多年草:ラナンキュラス、クリスマスローズ、シバザクラなど
・宿根草:ゲラニウム、ルドベキア、フロックスなど
植物を購入する際は、育てやすさや耐性について店員さんに尋ねておくと、失敗を防ぎやすいですね。
宿根草と多年草との違いを知りたい人は、こちらの記事もおすすめです!
宿根草おすすめ18選!多年草との違いや選び方・育て方を解説
お金をかけない庭づくりのアイデア

お金をかけない庭づくりで、実践しやすいアイデアを4つ紹介します。
・雑草対策
・ウッドデッキ
・レンガ張り
・和風モダン
以下で詳しく説明していきます。
雑草対策
庭の手入れの中でも、特に時間と労力がかかる雑草対策。
市販の除草剤は効果がある反面、使うたびに購入費用がかかり、子どもやペットへの薬剤の影響も心配です。
お金をかけずに維持するには、あらかじめ雑草対策を施すのがポイントです。
雑草対策のアイデアを、以下の表にまとめました。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
砂利・ウッドチップを敷く | ・砂利は水はけがよくなる ・庭全体の雰囲気を変えられる |
・すき間から雑草が生えてくる ・すき間に落ち葉やゴミがたまりやすい |
防草シートを敷く | ・一度敷けば長期間効果が持続する ・物理的に雑草の生長を抑制するので高い効果を得られる |
・人工的な印象になりやすい ・経年劣化により交換が必要となる |
グランドカバープランツや低木を植える | ・地面を覆い、雑草の生えるスペースをなくせる ・緑豊かな見た目になる |
・植え付けや管理に手間がかかる ・種類によっては、広がりすぎて他の植物の生育を妨げる |
メリットとデメリットを踏まえた上で、自分に合った方法を選んでみてください。 グランドカバーに関しては、こちらの記事でも解説しています。 植えてよかったグランドカバーおすすめ10選!種をまくだけでOKの植物や常緑・日陰向けの花を紹介
ウッドデッキ
ウッドデッキとは、住宅のリビングや庭に面して設けられた、木造または木造風の床です。
リビングの延長として利用でき、屋外でくつろげるスペースとなります。
バーベキューをしたり子どもの遊び場になったり、さまざまな用途で活躍します。
「家族でリラックスできる屋外スペースがほしい」や「子どもが安全に遊べる庭にしたい」という目的ならば、ウッドデッキを作るのがおすすめです。
ウッドデッキに興味がある人は、こちらの記事も要チェックですよ。
ウッドデッキDIYに挑戦しよう!初心者向けの作り方、費用の目安を解説【インスタ実例つき】
レンガ張り
庭の小道や花壇の縁取りなどでレンガを使用すると、温かみのあるおしゃれな空間を演出できます。
コストをかけずに作るなら、中古のレンガやリサイクルレンガを活用するとよいですね。
庭全体にレンガを敷き詰めずに、一部分だけに使用するのもアイデアのひとつ。
レンガと砂利を組み合わせれば、少量のレンガで対応することも可能です。
和風モダン
伝統的な日本庭園の要素を取り入れつつ、現代的な要素を調和させた「和風モダン」スタイル。
落ち着いた雰囲気と、洗練されたデザインが魅力です。
和風モダンなテイストを取り入れるなら、以下の内容を意識しましょう。
・日本らしい素材を配置する(石や竹、砂利、苔、灯篭、水鉢など)
・シンプルなデザインにする
・モノトーンや落ち着いた色合いを選ぶ
・和の植物を選ぶ
ツツジやアジサイといった和の植物を植えるだけでも、日本らしい印象に仕上がります。
庭づくりで初心者でもDIYできるポイント

庭づくりで初心者でもDIYできるポイントを、3つピックアップしました。
・花壇
・ガーデンタイル
・グランドカバー
ひとつずつ見ていきます。
花壇
花壇作りは、庭づくりの中でも簡単にDIYできる分野です。
レンガやブロック、木材などの身近な素材を利用すれば、低コストでオリジナルの花壇をつくれます。
ただ単にレンガを積むだけでも花壇になりますが、強度が心配なときはモルタル(接着材)を使用しましょう。
花壇の形状は四角形だけでなく、曲線を取り入れる・高低差をつけるといった工夫次第で、おしゃれな雰囲気になりますよ。
ガーデンタイル
庭の通路や花壇周りにガーデンタイルを敷くのは、DIY初心者にも取り組みやすい作業です。
特別な工具を使わず専門知識も必要ないため、手軽にDIYできます。
石畳風からカラフルなものまでデザインも豊富なため、庭の雰囲気に合わせて選べるんです。
ガーデンタイルは配置や色、種類などを自由に組み合わせられる点が魅力。
自分のアイデアが形になれば、庭への愛着がより深まります。
グランドカバー
地面を覆うグランドカバー植物は、雑草対策になる以外に、庭の見た目を美しく保つ効果も期待できます。
グランドカバーに向いている植物を、いくつか紹介します。
・シバザクラ
・エリゲロン
・ギボウシ
・ワイルドストロベリー
・ツルニチニチソウ
・セダム
・ヒメツルソバ
・アサギリソウ
・クローバー
・ラムズイヤー
種から育てる方法もありますが、苗から植え付けるほうが初心者でも失敗しにくいですね。
以下の記事では、おすすめのグランドカバーを紹介しています!
植えてよかったグランドカバーおすすめ10選!種をまくだけでOKの植物や常緑・日陰向けの花を紹介
お金をかけない庭づくり向きのおしゃれアイテム

お金をかけない庭づくりにぴったりな、おしゃれアイテムを4つ紹介します。
・ランタン・ソーラーライト
・ガーデンオーナメント
・ラティス・フェンス
・ハンギングプランター
庭に何を置こうか迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
ランタン・ソーラーライト
ランタン・ソーラーライトは、夜の庭を幻想的に彩ります。
一つの庭で昼と夜、二つの異なる表情を楽しめるのが魅力的です。
ソーラーライトは、日中に充電して夜間に自動点灯するため、電気代がかからない点もメリットといえます。
ガーデンオーナメント
「個性的な庭にしたい」や「遊び心を加えたい」という人は、ガーデンオーナメントを飾ってみましょう。
リサイクル素材で手作りするのもよいですし、近年では100円ショップでも購入可能です。
「目立つ場所にアクセントとして配置する」または「植物の間や花壇の隅にさりげなく置く」など、自分らしい楽しみ方ができます。
ラティス・フェンス
ラティスやフェンスはおしゃれなのはもちろん、庭の目隠しや空間の区切りとして活躍します。
ラティス・フェンスにツル性の植物をはわせたり、ハンギングプランターを吊るしたり……。
庭の雰囲気を、大きく変えられるアイテムのひとつです。
ハンギングプランター
ハンギングプランターは地面のスペースを取らないため、空間を有効活用できますよ。
花や緑が空中に飾られることで、目線が上に上がり庭全体に奥行きが生まれます。
さらに、ハンギングプランターは地面に置くよりも風通しがよく、植物がより快適に成長できるんです。
庭づくりのデザイン例!真似したいインスタ実例

庭づくりの参考として、おしゃれなインスタの実例を紹介します。
素敵な実例を見て、理想の庭をイメージしましょう。
庭づくり実例①
こちらの実例では、モルタルを使わずに花壇をつくる方法を解説しています。
実際の写真や具体的な寸法も紹介しており、初心者でも分かりやすいですね。
3310gardensさんのアカウントでは、庭づくりに関するアイデアを多数発信しているので、ぜひ参考にしてみてください。
庭づくり実例②
ワンちゃんの足跡が入ったデザインの、シャワー用の水受けパンです。
置くだけで目を引くアクセントになりますね。
ニッコーエクステリア株式会社さんは「暮らしを豊かにするエクステリア」をテーマにしています。
おしゃれなアイテムを取り入れたい人は要チェックですよ。
お金をかけない方法でも庭づくりできる

今回は、お金をかけない庭づくりのポイントを8つ解説しました。
低予算でおしゃれな庭をつくるには、目的やテーマを決めましょう。
そして、どんな庭にしたいのかを具体的にイメージします。
身近な素材を再利用したり、DIYに挑戦したりすると、コストを抑えながらも個性的な庭を実現できます。
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