ほったらかしで毎年咲く花のおすすめ20選!簡単なお手入れ方法も紹介の画像01

今回の記事でご紹介するのは、ほったらかしで毎年咲く花のおすすめ20選です。春夏秋冬、季節ごとにおすすめの花を集めました。自宅の庭や花壇に、お気に入りの花を咲かせてみませんか?



植えっぱなしでOK!ほったらかしで毎年咲く花とは?

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ここでは、ほったらかしで毎年咲く花の種類やおすすめする理由を解説します。

ほったらかしで毎年咲く花の種類

まずは、ほったらかしで毎年咲く花にはどのような種類があるのか見ていきましょう。

草花には、花が咲き種ができると枯れてしまう「一年草」と、季節が変わっても枯れることなく毎年花を咲かせる「多年草」があります。多くの多年草は、開花期でなくても一年中緑を保つので、庭のグランドカバーにも重宝する植物です。

多年草の一種「宿根草」も、一度植えれば何度も生育と開花を繰り返します。宿根草は、花が咲いたり種ができたりした後、地上の部分は枯れてしまいますが、地中の球根や根、地下茎が残り、また芽を出して花を咲かせる品種です。

ほったらかしで毎年咲く花には、多年草・宿根草のものが多いです。また一年草でも、地面に落ちたこぼれ種からまた芽が出て、花を咲かせる品種もあります。宿根草やグランドカバーについては、こちらのコラムでより詳しく解説しているので、ぜひ合わせてチェックしてくださいね。

ほったらかしで毎年咲く花をおすすめする理由

ほったらかしで毎年咲く花がおすすめなのには、次のような理由があります。

・一度植えれば毎年花を楽しめる
・気候や環境に適した品種が多い
・メンテナンスが少なくても花が咲くので、ガーデニング初心者にぴったり

これからご紹介する品種は、一度植えれば毎年花を楽しめる植物です。植えっぱなしでも、開花時期になれば、庭や花壇でお気に入りの花を楽しめます。また、ほったらかしで毎年咲く花には、暑さにも寒さにも強く、日本の気候や環境に適した品種が多いのもおすすめするポイントです。

お手入れが簡単で、メンテナンスが少なくても花が咲く品種なので、ガーデニング初心者の方もぜひ育ててみてくださいね。それでは、春夏秋冬、季節ごとのほったらかしで毎年咲く花を見ていきましょう。

【ほったらかしで毎年咲く花】春の花8種

まずは、春に花を咲かせる「ほったらかしで毎年咲く花」を8つご紹介します。

アネモネ

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種類:多年草・宿根草・球根
開花時期:3月~4月
特長:寒さに強い

はっと目がさめるような鮮やかな色の花が魅力的な「アネモネ」。赤・ピンク・白・紫などの花を咲かせます。アネモネの花は、モダンでおしゃれな雰囲気を持つので、切り花としても人気です。
秋に植え付けをし、3月頃から花を楽しめます。開花期が過ぎると夏には地上部が枯れてしまいますが、秋になると再び芽を出すので、何年も花が楽しめる品種です。寒さに強く、地植えに適しています。

クロッカス

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種類:多年草・宿根草・球根
開花時期:2月~4月
特長:寒さに強い

小さいながらも存在感のある花を咲かせる「クロッカス」の花は、春の訪れを感じさせてくれます。園芸品種として親しまれており、白・黄色・紫の花が咲く品種が一般的です。小型の球根植物なので、庭のちょっとした隙間などに植えてみましょう。
冬の霜や凍結に強い品種で、地植えに向いています。また、ヒヤシンスのように水耕栽培も可能です。芝生の中に植えるのもおすすめですよ。

原種チューリップ

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種類:多年草・宿根草・球根
開花時期:4月
特長:暑さ、寒さに強い

春の花としておなじみの「チューリップ」。中でも、「原種チューリップ」なら、水はけや日当たりの条件が揃っていれば、ほったらかしでも毎年花が楽しめます。原種チューリップは、園芸品種として改良されたチューリップと比べると、花が小さく背丈も低いのが特長です。
10月~11月が植え付けに適していますが、植え付け時期が遅れると生育に影響が出るので、注意しましょう。

シバザクラ(芝桜)

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種類:多年草
開花時期:4月~5月
特長:グランドカバーにもおすすめ

春になると、まるで花の絨毯のように一面ピンクや白の花を楽しめる「シバザクラ(芝桜)」。桜の花に似た可愛らしい花を咲かせるため、この名前で呼ばれています。
常緑タイプで地面を覆うように密生するので、庭のグランドカバーにもおすすめです。地植えや花壇の縁取りなどで楽しみましょう。病気や害虫に強い品種なので、ガーデニング初心者の方にもおすすめですよ。

スイセン(水仙)

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種類:多年草・宿根草・球根
開花時期:2月~3月
特長:香りも楽しめる

早春に可憐な白や黄色の花を咲かせる「スイセン(水仙)」。爽やかで少し甘みのある香りとともに、春の訪れを知らせてくれます。スイセンは、地植え・鉢植えのどちらでも栽培可能です。
秋に植え付けを行い、開花時期まではよく日が当たる場所が適しています。開花後は、球根の生育が悪くなるので、強い日差しが当たらないようにしましょう。夏には枯れてしまいますが、また秋が過ぎると芽を出し、何年も花を楽しめます。

スズラン

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種類:多年草
開花時期:4月~5月
特長:香りも楽しめる

小さくて白い釣り鐘状の花を咲かせる「スズラン」は、春の訪れを知らせる代表的な花の一つです。その可憐な姿と、清潔感のあるクリーンな香りにも魅力があります。
スズランは苗から植えるのが一般的です。寒さに強く丈夫な性質で、ガーデニング初心者でも育てやすいですが、花や根などに毒を持つので取り扱いには注意をしましょう。夏の暑さ対策に気をつければ、何年も可愛らしい花を咲かせてくれます。

ムスカリ

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種類:多年草・宿根草・球根
開花時期:3月~5月
特長:グランドカバーにもおすすめ

鮮やかな青紫色の花が楽しめる「ムスカリ」。春になると、チューリップなどと一緒に花壇で目にすることも多いですよね。
丸くて小さい壺状の花が、ブドウの房のように密集して咲く様子にも特徴があります。地植えでも鉢植えでも楽しめますが、寒さに強く植えっぱなしでもよく花が咲くので、グランドカバーにおすすめです。毎年3月~5月にかけて花を楽しめます。

ワスレナグサ

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種類:一年草・こぼれ種
開花時期:3月~6月
特長:涼しい気候を好む

スッと伸びた細い茎の先端に小さな青い花をたくさん付け、その繊細な姿が魅力の「ワスレナグサ」。涼しい気候を好むので、高原の春を彩る花としても親しまれています。
ワスレナグサは、花が終わると種を作りその後枯れてしまう一年草ですが、こぼれ種で増やすことができる品種です。暑さと湿気には弱いので、涼しい土地での栽培に適しています。

【ほったらかしで毎年咲く花】夏の花4種

次にご紹介するのは、夏に花を咲かせる「ほったらかしで毎年咲く花」4つです。

アガパンサス

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種類:多年草・宿根草・球根
開花時期:6月~7月
特長:冬でも葉が枯れないタイプのものもある

ヒガンバナ科の「アガパンサス」は、梅雨の季節に、爽やかで涼しげな印象の青紫や白の花を咲かせます。強い性質を持つので、植えっぱなしでもほとんど手がかかりません。
宿根草に分類されますが、一年中葉が茂る常緑タイプの品種と、冬には地上部が枯れて休眠する落葉タイプの品種があります。常緑種のアガパンサスは、グランドカバーとして植えるのもおすすめですよ。

アナベル

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種類:多年草
開花時期:6月~7月
特長:ガーデニング初心者向け

「アナベル」は、別名「アメリカアジサイ」や「セイヨウアジサイ」とも呼ばれる、アジサイの仲間です。大きな花房に白やピンクの花を咲かせますが、咲き進むにつれて花色が変わっていくという特色を持ちます。ヴィンテージカラーのドライフラワーが楽しめる点も人気です。一般的なアジサイよりもお手入れが簡単で、より初心者向けの品種と言われています。

キキョウ(桔梗)

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種類:多年草・宿根草
開花時期:6月~10月
特長:寒さに強い

日本でも古くから観賞用として親しまれてきた「キキョウ(桔梗)」は、美しい花の姿が魅力です。風船のような形のつぼみを付け、開花すると星形の花を咲かせます。深い紫色や涼しげな青、ピンク、白の花を咲かせる品種もあり、どれも上品な雰囲気です。キキョウは寒さに強いですが、日陰では栽培できません。風通しの良い日なたを好むので、地植えする場合は植える場所に注意しましょう。

シャクヤク(芍薬)

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種類:多年草・球根
開花時期:5月~6月
特長:香りも楽しめる

「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という言葉にもあるように、艶やかで魅力的な美人の形容にも用いられる「シャクヤク」。シャクヤクは別名「ピオニー」とも呼ばれ、豪華でエレガントな雰囲気が魅力です。初夏になると、大ぶりで美しいピンクや白の花を咲かせます。見た目の美しさも魅力ですが、バラの香りにも似た、みずみずしく上品で爽やかな香りが楽しめるのも人気の理由です。

【ほったらかしで毎年咲く花】秋の花5種

ここからは、秋に花を咲かせる「ほったらかしで毎年咲く花」を5つご紹介します。

ローズマリー

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種類:多年草
開花時期:11月~5月
特長:香りも楽しめる

シソ科の常緑低木である「ローズマリー」は、爽やかで力強い香りが人気のハーブです。香りの良い葉の部分は、料理、美容、薬用などに幅広く活用されますが、秋から翌年の春にかけては淡い青紫色の小さな花を咲かせます。ローズマリーは非常に強い性質を持つ品種なので、お手入れの手間も少なく、庭のグランドカバーに利用するのもおすすめですよ。

アメジストセージ

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種類:多年草・宿根草
開花時期:9月~11月
特長:丈夫で育てやすい

一度植えると毎年秋に花を咲かせる「アメジストセージ」は、観賞用ハーブの一つです。長く伸びた紫色のがく(花の外側)の内側から、紫、白、ピンクの小さな花を咲かせます。アメジストセージは、日当たりが良く乾燥した土地を好む品種です。とても丈夫で、植えっぱなしでもどんどん育つので、大きくなり過ぎた場合には剪定をしましょう。

原種シクラメン

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種類:多年草
開花時期:9月~12月
特長:寿命が長い

園芸品種として知られる「シクラメン」に比べて、小ぶりなサイズの花を咲かせる「原種シクラメン」。ハートの形をした葉が特徴的なシクラメンですが、原種シクラメンは、秋になると薄いピンクや白っぽい色の花が楽しめます。毎年花を咲かせながら、長い年月をかけて大きな株に育つものもあり、中には30年や40年以上栽培されているものもあるそうです。

コスモス

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種類:一年草・こぼれ種
開花時期:8月~11月
特長:ガーデニング初心者向け

秋の花の一つとしてよく知られる「コスモス」は、ピンク・白・黄色などの花を咲かせ、多くは9月〜11月にその見頃を迎えます。育てやすく群生しやすいコスモスは、初心者にもおすすめの品種です。
コスモスは一年草なので、花が咲いて種を作ると枯れてしまいますが、こぼれ種からまた発芽するものもあります。庭に植えれば、毎年秋に花を咲かせてくれるはずです。

シュウメイギク

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種類:多年草・宿根草
開花時期:9月~11月
特長:シェードガーデンにもおすすめ

秋を彩る花の一つとして人気のある「シュウメイギク」。「秋明菊」と書きますが、キクではなく、キンポウゲ科アネモネの仲間に属します。9月頃から白やピンクの花を咲かせ、秋の風情を感じられる上品な見た目が人気です。生育旺盛な宿根草なので、年月を重ねるごとに大株になるだけでなく、半日陰程度の環境でも育つので、シェードガーデンの素材としても使われています。

【ほったらかしで毎年咲く花】冬の花3種

最後にご紹介するのは、冬に花を咲かせる「ほったらかしで毎年咲く花」3つです。

クリスマスローズ

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種類:多年草・宿根草
開花時期:1月~3月
特長:寒さに強い

寒い冬の庭を彩る花の一つとして人気の高い「クリスマスローズ」は、別名「冬の貴婦人」とも言われます。寒さに強く日陰でも丈夫に育つので、ガーデニング初心者にも育てやすい品種です。1月~3月には、落ち着いた淡い色合いの花を咲かせ、一株ごとに異なった花を咲かせるという特徴を持ちます。お気に入りの花を見つける楽しみ方もできそうですね。

スノードロップ

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種類:多年草・球根
開花時期:2月~3月
特長:寒さに強い

「スノードロップ」は、まだ寒い2月~3月頃に下に俯き気味の白い花を咲かせます。その可憐で愛らしい姿は、春を告げる花として親しまれてきました。非常に寒さに強く、雪が積もる中でも花を咲かせます。花が終わると茎と葉が枯れて休眠に入りますが、夏を越してまた芽を出すはずです。乾燥し過ぎない土壌や、ロックガーデンでの栽培にも向いています。

ユリオプスデージー

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種類:多年草
開花時期:11月~5月
特長:長期間花を楽しめる

「ユリオプスデージー」は、秋の終わりから翌年の春にかけて、マーガレットの花に似た明るい黄色の花を咲かせます。長い期間花を楽しめるので、庭に植える花として人気の高い品種です。比較的寒さには強いですが、凍らない環境が適しています。寒い地域なら、冬は室内に取り込むなどして、霜や雪にあたらないように気をつけましょう。

お手入れのポイントと注意点

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ほったらかしで毎年咲く花を楽しむためには、次のようなことに注意して育てましょう。

【お手入れのポイントと注意点】
・間隔をあけて植え付ける
・花が咲き終わったら花ガラ摘みや切り戻し剪定をする
・プランターなら定期的に植え替えをする

多年草は、毎年同じ株から花を咲かせます。年月を重ねるごとに株が少しずつ大きく育つことを考えて、植え付けるときには、苗の間隔を広く取りましょう。

花が咲き終わったら、枯れた花を取り除く作業をします。宿根草の場合、花ガラ摘みを行わないと根や球根に栄養がまわらず、次の年に芽を出すことができません。常緑タイプの品種は、伸びすぎた枝や茎を切り落として株を小さくする、切り戻し剪定を行いましょう。

プランターで多年草を育てる場合は、株が大きくなってくると土の中で根詰まりを起こしてしまいます。根詰まりは、花が咲かなくなったり葉が黄色くなったりする原因となるので、定期的に植え替えが必要です。

毎年お気に入りの花を楽しめるように、このようなポイントをおさえて育ててみましょう。

自宅の庭にお気に入りの花を咲かせよう!

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今回は、ほったらかしで毎年咲く花のおすすめ20選をご紹介しました。自宅の庭や花壇に、ほったらかしで毎年咲く花を植えておけば、簡単なお手入れだけで毎年お気に入りの花を楽しめます。ガーデニング初心者の方も、ぜひ挑戦してみてくださいね。

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