
そこで今回は、DINKsを選ぶメリットやデメリット、DINKs夫婦の実際の声などを調査しました。DINKs夫婦におすすめの物件もご紹介していますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
- DINKsの意味
- 【アンケート結果】DINKs夫婦のリアルな声
- 【DINKs夫婦は増えている?】DINKs夫婦の割合
- 【DINKsは勝ち組?】DINKsを選ぶメリット
- 【DINKsは後悔する?】DINKsを選ぶデメリット
- DINKsについてのよくある質問
- DINKs夫婦におすすめの物件
- 自分たちに合ったライフスタイルを送ろう
DINKsの意味

「DINKs(ディンクス)」とは、子供を持たない選択をした共働きの夫婦のことを指します。「Double Income(共働き) No Kids(子供なし)」の略で、1980年代にアメリカで生まれた言葉です。DINKsという言葉を初めて聞くという方もいるかもしれません。時代とともに多様化が進み、日本でもここ数年でDINKsという言葉が広まってきました。
結婚したばかりでまだ子供がいない夫婦や、子供が欲しいと思っていてもできない夫婦は、DINKsには含まれません。時間やお金に余裕のある生活がしたい、仕事のキャリアを優先したい、夫婦二人だけの時間を大切にしたいなど、さまざまな理由から意図的に「子供を持たずに二人で生活をする」と決めた夫婦がDINKsです。
DINKsと似た言葉に、「DEWKs(デュークス)」があります。DEWKsは、「Double Employed (共働き)With Kids(子供あり)」の略で、子供を持つ共働きの夫婦のことです。子供がいるかどうかが、DINKsとDEWKsの違いとなります。
【アンケート結果】DINKs夫婦のリアルな声

どのようなきっかけでDINKsを選ぶ人が多いのでしょうか?
ここでは、DINKsを選んだきっかけやDINKsを選んでよかったこと、後悔していることなど、独自に調査したDINKs夫婦の声をご紹介します。
※2024年12月インターネットを使ってDINKsカップルにアンケートを実施した結果を元にまとめています。
micanさん(30代女性・会社員・千葉県在住)の場合
Q:DINKsを選んだ理由やきっかけ
お互い好きなことを優先したいのと、ふたりでも楽しいから。
micanさん
Q:DINKsでよかったと思うこと
仕事を頑張ったり、好きなところへ旅行に行ったり、自由がきく。
micanさん
Q:DINKsで後悔したこと
子供は?と聞かれる。親に孫の顔を見せられないこと。
micanさん
mさん(20代女性・会社員・大阪府在住)の場合
Q:DINKsを選んだ理由やきっかけ
2人とも子供を育てる自信がなかったから。
mさん
Q:DINKsでよかったと思うこと
2人でゆっくりと過ごすことが出来る。
mさん
Q:DINKsで後悔したこと
老後が不安。
mさん
サウナハットさん(20代男性・会社員・東京都在住)の場合
Q:DINKsを選んだ理由やきっかけ
子供を持たなくても、自分たち夫婦の価値観に基づいて、幸せな人生を送りたいと思ったからです。
サウナハットさん
Q:DINKsでよかったと思うこと
仕事・趣味・自分磨きなど、自分のために使える時間が増え、子供の世話に縛られることなく、自由なライフスタイルを送れることです。
サウナハットさん
Q:DINKsで後悔したこと
子供がいないことで孤独や寂しさを感じたり、老後の介護負担が大きくなり老老介護の不安があることです。
サウナハットさん
sakuraさん(40代女性・会社員・神奈川県在住)の場合
Q:DINKsを選んだ理由やきっかけ
子育てでバタバタした時間や、イライラするような生活を送りたくなかったから。
sakuraさん
Q:DINKsでよかったと思うこと
子供のためにキャリアや自分たちの時間を諦めなくていい。
ゆっくり過ごすことができる。
sakuraさん
Q:DINKsで後悔したこと
夫婦のマンネリや、ふと寂しさを感じる時もある。
sakuraさん
はずきさん(40代女性・会社員・兵庫県在住)の場合
Q:DINKsを選んだ理由やきっかけ
結婚が遅かったので、子供(子育て)は負担になると思って産まない2人だけの生活を選んだ。
はずきさん
Q:DINKsでよかったと思うこと
お互いの用事だけ気にすればいいのが楽。
はずきさん
Q:DINKsで後悔したこと
年をとった時に面倒をみてくれる人がいない。
はずきさん
ゆういさん(30代女性・会社員・東京都在住)の場合
Q:DINKsを選んだ理由やきっかけ
妊活にかける費用を、旅行やマイホームに充てました。
ゆういさん
Q:DINKsでよかったと思うこと
働き方もプライベートも自由に選べます。
ゆういさん
Q:DINKsで後悔したこと
世間体が気になるようになりました。
ゆういさん
カズさん(30代男性・会社員・東京都在住)の場合
Q:DINKsを選んだ理由やきっかけ
妊活の過程でプレッシャーやストレスを受けるなら、夫婦2人っきりでの生活を思う存分楽しんだ方が良いと思い、DINKSを選びました。
カズさん
Q:DINKsでよかったと思うこと
夫婦だけの時間を作れる。
カズさん
Q:DINKsで後悔したこと
同年代のママさん、パパさんとの会話についていけない。
カズさん
【DINKs夫婦は増えている?】DINKs夫婦の割合

近年増えていると言われるDINKs夫婦ですが、実際にはどのくらいの割合いるのでしょうか?厚生労働省の調査では、1986年に540万世帯であったDINKsを含む夫婦のみの世帯数は、2022年代には1333万世帯であることが分かりました。これは全世帯の24.5%にあたる割合です。
この結果の中には、子供を望んでいるがまだいない世帯も含まれるため、全てが意図的にDINKsを選んでいるわけではありません。しかし、30年程の間に子供がいない夫婦の数は倍以上となっており、少子高齢化が進む中で、子供を持たないDINKsという選択が増えていることが分かります。
DINKs夫婦の割合が増加している背景には、女性の社会進出、生活費や住宅費などの高騰、ライフスタイルや価値観の多様化などがあるようです。
【DINKsは勝ち組?】DINKsを選ぶメリット

DINKsというライフスタイルを選ぶ理由はさまざまありますが、ここではDINKsを選ぶメリットについてご紹介します。
【DINKsを選ぶメリット】
・時間を自由に使いやすい
・経済的な余裕ができる
・仕事でのキャリア構築がしやすい
子供がいないDINKs夫婦には、時間を自由に使いやすいというメリットがあります。子育てや子供の学校行事に費やす時間がないため、仕事だけでなく、自分の趣味や夫婦二人での旅行にも自由に時間を使うことが可能です。
また、子供の養育費・教育費が必要ない分、経済的な余裕ができるというメリットもあるでしょう。子供がいる家庭よりも、経済的にゆとりのある生活を送れる場合が多いです。共働きであるため、夫婦それぞれが自分たちに使えるお金も多くなります。
女性の場合は、結婚後も妊娠・出産によるブランクがないため、継続して仕事でのキャリアが構築しやすいという点もメリットです。DINKs夫婦はお互いに、仕事に多くの時間やエネルギーを注ぐことができます。
【DINKsは後悔する?】DINKsを選ぶデメリット

DINKsというライフスタイルを選んで、後悔することはあるのでしょうか?DINKsのデメリットを見ていきましょう。
【DINKsを選ぶデメリット】
・老後の不安がある
・周囲の理解が得られにくい
・世間体が気になる
DINKs夫婦のアンケート調査でも多くの声があったのは、老後の不安があることです。子供がいないため、高齢になって介護が必要になった時に面倒を見る人がいないのが問題です。施設への入居費や介護サービスを受ける費用を、自分たちでまかなう必要があります。
また、子供を持たないという決断は、多様化が進んでいる今尚、周囲の理解を得られにくいという問題もあります。結婚したら子供を持つのが当たり前という考え方も、いまだに少なくありません。自分たちの親に、孫の顔を見せられないという悩みもあるようです。
他にも、世間体が気になるという声もありました。同世代の夫婦が子供を持つと会話が合わなくなったり、職場の上司や同僚など周囲の何気ない一言がストレスになったりすることもあります。結婚して子供を持たないことに理解を得られないケースは、まだまだあるようです。
DINKsについてのよくある質問

DINKsについてよくある質問をまとめました。
子供が欲しいけどなかなか授かりません、この場合もDINKs?
DINKsとは、「意図的に子供を持たない決断をした夫婦」のことを指します。子供が欲しいけどまだ授からない、不妊治療中であるといった場合は、DINKsではありません。また、夫か妻どちらか一方だけの考えではなく、「子供は持たない」と夫婦で共通の認識をしていることもポイントです。
DINKsに向いているのはどんな人?
DINKsに向いているのは、子供や子育てに関心がない人、仕事や自分の時間を大切にしたい人、夫婦だけで生活することにストレスを感じない人などがあげられます。子供やライフスタイルに関して、夫婦二人の考え方や価値観が一致していることも重要です。
DINKs夫婦が満足度の高い生活を送るポイントは?
DINKs夫婦が満足度の高い生活を送るためには、夫婦間のコミュニケーションを大切にしましょう。忙しい中でも家事を分担することや、お互いに相手を思いやることも重要です。子供がいる家庭よりも、夫婦それぞれが仕事優先になりがちなので、休日を合わせて共通の時間を持つなどして、自分たちに合ったライフスタイルを意識しましょう。
DINKs夫婦におすすめの物件

ファミリー向けの物件に比べて比較的コンパクトな作りの、「コンパクトマンション」が今注目されています。コンパクトマンションは、1LDK〜2LDKの間取りが一般的です。シングル向けの物件より広い、30〜60平米の二人暮らしに適した広さとなっています。
コンパクトマンションの中には、DINKs世帯向けの「DINKsマンション」もあります。仕事で忙しいDINKs夫婦が、家事の時間を短縮できる設備が整っていたり、市街地の中心部や商業地など、通勤に便利な利便性の高い立地にあったりするのが特長です。また、マンションとしては、購入しやすい価格帯のものが多いというメリットもあります。
DINKs夫婦が暮らしやすいコンパクトマンションやDINKsマンションも、ぜひチェックしてみてくださいね。
自分たちに合ったライフスタイルを送ろう

今回は、子供を持たない夫婦の在り方「DINKs」について、DINKsを選ぶメリットやデメリット、DINKs夫婦の実際の声などをまとめました。
時間やお金に余裕のある生活がしたい、仕事のキャリアを優先したい、夫婦二人だけの時間を大切にしたいなど、いろいろな理由からDINKsを選ぶ夫婦も多くなっています。パートナーとしっかり話し合い、自分たちに合ったライフスタイルを送りましょう。
ニフティ不動産では、さまざまな条件から物件探しが可能です。DINKs夫婦が暮らしやすいコンパクトマンションやDINKsマンションをお探しの際にも、ぜひニフティ不動産をチェックしてみてくださいね!
アプリなら新着物件を見逃さない!ニフティ不動産アプリ
部屋を借りる!賃貸版はこちら
住宅を買う!購入版はこちら