キンカチョウの飼い方完全ガイド!寿命や性格、一羽飼いと多頭飼いの違いも解説の画像01

体が小さく、比較的丈夫で飼いやすいことから「初めての小鳥」として迎える方も多いですが、実際に飼うとなると「うるさくないかな?」「一羽だと寂しい?」といった疑問も出てくるはず。

本記事では、キンカチョウの基本的な性格や寿命はもちろん、意外と奥が深い「鳴き声の意味」や、ライフスタイルに合わせた「一羽飼いと多頭飼いの選び方」まで詳しく解説します。
記事の後半では、インスタグラムで見つけた可愛いキンカチョウたちの姿も紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。



キンカチョウとは?特徴と基本情報

キンカチョウ(錦華鳥)は、スズメ目カエデチョウ科に属する小鳥です。
まずは、彼らがもともとどんな場所で暮らしているのか、どのくらいの大きさなのかといった基本情報を知っておきましょう。

生息地と大きさ・体重

野生のキンカチョウは、オーストラリアやインドネシアなどの乾燥した地域に広く分布しています。雨が少ない過酷な環境でもたくましく生き抜く強さを持っているため、日本の気候(特に乾燥する冬)にも比較的順応しやすい性質があります。

スズメとどっちが大きいの?

実はスズメよりずっと小さいんです!

キンカチョウのサイズは以下の通りです。日本のスズメ(約14〜15cm、24g前後)と比較すると、ふた回りほど小さいことがわかります。

体長 体重
約10cm〜11cm 12g〜15g(500円玉2枚分くらいの重さ)

通常のキンカチョウのほかに、品種改良によって生まれた「ジャンボキンカチョウ」という大型の種類も存在します。ジャンボの場合は、体長14cm、体重20g〜24gほどになり、文鳥に近いサイズ感になります。

名前の由来と英名(ゼブラフィンチ)

「キンカチョウ」を漢字で書くと「錦華鳥」となります。「錦(にしき)」のように華やかで美しい鳥、という意味が込められており、かつては「七宝鳥」とも呼ばれていました。

英語名は「Zebra Finch(ゼブラフィンチ)」です。これは、ノーマルカラーのオスの喉から胸にかけて見られる、細かい白黒の縞模様が「シマウマ(Zebra)」に見えることに由来しています。
海外でも非常に人気が高く、世界中で愛されているフィンチ(小鳥)の代表格です。

性格はきつい?オスとメスの違い

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キンカチョウを飼う前に知っておきたいのが、その性格と性別による見た目の違いです。
「性格がきつい」という噂を聞いて心配になる方もいるかもしれませんが、実際はどのような性格をしているのでしょうか。

基本的な性格は温和で臆病

結論から言うと、キンカチョウは非常に温和で、争いごとを好まない平和主義な性格をしています。

ただし、同時にとても「臆病」で警戒心が強い一面も持っています。文鳥やインコのように、初対面から人懐っこく近寄ってくることは稀です。
そのため、無理に捕まえようとしたり、急に距離を縮めようとしたりすると、強いストレスを感じて「威嚇」のような行動をとることがあります。これが「性格がきつい」と誤解される一因かもしれません。

じゃあ、手乗りにするのは難しいのかな?

成鳥からだと少しハードルが高いですね。雛(ひな)から育てると、手乗りに育つ確率はぐっと上がりますよ!

キンカチョウは、飼い主との濃厚なスキンシップよりも、つかず離れずの「ドライな関係」を好む傾向があります。
「ずっと触れ合いたい」という方には少し物足りないかもしれませんが、「忙しいので適度な距離感で見守りたい」という方には最高のパートナーになるでしょう。

オスとメスの見分け方

キンカチョウは、オスとメスで見た目に明らかな違いがある「性的二型」の鳥です。
一般的な「ノーマルカラー」の場合、以下のポイントで見分けることができます。

性別 特徴
オス ・頬に鮮やかなオレンジ色の丸い模様(チークパッチ)がある
・胸元に黒と白の縞模様がある
・脇腹に茶色地に白の水玉模様がある
・くちばしや足の赤色が濃い
メス ・頬や胸に模様がなく、全体的に淡いグレーやベージュ
・くちばしや足の色がオスに比べて薄いオレンジ色
・目の下に黒いライン(涙模様)があるのはオスと同じ

雛のうちは見分けがつきにくいですが、生後1ヶ月〜2ヶ月ほどでオスの特徴的な模様が現れ始めるため、比較的早い段階で性別判断が可能になります。
ただし、「シロキンカチョウ」など一部の種類は、模様が出ないためくちばしの色の濃さだけで判断する必要があります。

鳴き声はうるさい?独特な声の意味を解説

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キンカチョウの最大の魅力の一つと言っても過言ではないのが、その独特な「鳴き声」です。
「声が大きいと近所迷惑になるかも……」と心配な方のために、実際の音量や、鳴き声に隠された感情について解説します。

マンションでも飼える?鳴き声の大きさ

結論から言うと、キンカチョウの鳴き声は小鳥の中でもかなり小さい部類に入ります。壁の薄いアパートやマンションでも、比較的飼いやすい種類のペットだと言えるでしょう。

インコや文鳥と比べるとどうですか?

セキセイインコの呼び鳴きのような、耳をつんざくような高い声は出しません。「プッ、プッ」という低い電子音のような声なので、隣の部屋まで響くことは少ないですよ。

ただし、オスは求愛のために歌を歌うため、メスよりはおしゃべりです。また、多頭飼いをして個体数が増えると、それだけ合唱のボリュームも大きくなります。
「絶対に静か」というわけではありませんが、防音対策を厳重にしなくても飼育できるレベルであることがほとんどです。

状況で変わる鳴き声の意味一覧

キンカチョウは鳴き声で仲間とコミュニケーションをとります。よく聞く鳴き声とその意味(感情)をまとめました。
これを知っておくことで、キンカチョウの今の気持ちが理解できるようになりますよ。

鳴き声のイメージ 意味・感情
「ミッミッ」「プップッ」
(短く低い音)
通常時(地鳴き)
「ここにいるよ」「元気だよ」と仲間に居場所を知らせたり、返事をしたりしている時のリラックスした声です。
「ぺー!」「ケッ!」
(鼻にかかった強い音)
威嚇・警戒
知らない人が近づいたり、仲間と喧嘩したりしている時の声です。「あっちへ行け!」と怒っています。
「ミーミー」「メーメー」
(甘えたように伸ばす音)
おねだり・寂しい
雛が餌をねだる時の声ですが、成鳥になっても飼い主を呼ぶ時や、一羽で寂しい時に出すことがあります。
「ティティ、トトト…」
(複雑なリズム)
求愛ソング(オスのみ)
オスがメスにプロポーズする時の歌です。個体によってリズムや音程が異なり、父親の歌を真似して覚えると言われています。

特に「ミーミー」という甘え鳴きは、猫の鳴き声にも似ており、飼い主の母性本能をくすぐります。
毎日観察していると、「今、おやつが欲しいんだな」「眠たいのかな」と、声のトーンで気持ちがわかるようになってくるでしょう。

一羽飼いと多頭飼いはどっちがおすすめ?

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野生のキンカチョウは、数十羽から時には百羽近い大きな群れを作って生活しています。
そのため「一羽だけで飼うと寂しくて死んでしまうのでは?」と心配されることがありますが、結論から言えば一羽飼い(単独飼育)でも問題なく飼育できます。

大切なのは、あなたのライフスタイルや「キンカチョウとどう接したいか」に合わせて選ぶことです。それぞれの特徴を見ていきましょう。

一羽飼いのメリットと注意点(手乗りを目指すなら)

一羽飼いの最大のメリットは、「飼い主をパートナーとして認識しやすい」という点です。

群れで生きる本能があるため、他に鳥がいなければ飼い主に興味を持ち、懐きやすくなります。雛から育てて「手乗り」にしたい、名前を呼んだら来てほしい、という方は一羽飼いがおすすめです。

【注意点】
遊び相手は飼い主さんだけになるため、毎日放鳥して遊んであげる時間が必要です。長時間留守にする日が続くと、ストレスを感じてしまう可能性があります。

多頭飼いのメリットと注意点(自然な姿を楽しむなら)

つがい(ペア)や複数羽で飼うメリットは、「鳥同士で遊んでくれるため、寂しい思いをさせにくい」点です。

仕事が忙しくてあまり遊んであげられない方や、キンカチョウ同士が羽繕いし合う微笑ましい姿(自然な行動)を観察したい方には多頭飼いが向いています。

【注意点】
鳥同士の世界が出来上がってしまうため、飼い主への関心は薄れ、手乗りにはなりにくくなります。また、相性が悪いと喧嘩をしたり、逆に相性が良すぎて増えすぎてしまったり(繁殖)するリスクも考慮する必要があります。

迷っている方のために、特徴を比較表にまとめました。

項目 一羽飼い(単独) 多頭飼い(ペア・複数)
懐きやすさ ◎(パートナーになれる) △(鳥同士で仲良くなる)
寂しさ対策 飼い主のケアが必須 鳥同士でケアできる
鳴き声 静か(呼び鳴き程度) 賑やか(会話や喧嘩)
向いている人 ・濃いスキンシップをとりたい
・毎日遊ぶ時間がとれる
・忙しくて留守がち
・繁殖に挑戦したい

まずは一羽からお迎えして、飼育に慣れてきたり、相棒が欲しそうだと感じたりしたら二羽目を検討する、というステップを踏むのも賢い方法ですよ。

人気の種類・色(カラー)を紹介

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キンカチョウには、品種改良によって生まれた多くのカラーバリエーションが存在します。
ペットショップでよく見かける代表的な種類から、少し珍しい種類まで、その特徴を紹介します。お気に入りの子を見つけてみてください。

ノーマル・イザベラ

【ノーマル】
最もポピュラーな種類です。背中はグレーで、オスの頬には鮮やかなオレンジ色のチークパッチが入ります。「ゼブラフィンチ」の名の通り、喉元の縞模様がくっきりと出るのが特徴です。

【イザベラ(フォーン)】
ノーマルと模様のパターンは同じですが、背中の羽色がグレーではなく、優しい「茶色(シナモンカラー)」をしています。
全体的に柔らかく淡い印象を与えるため、女性にとても人気があります。

ブラックチーク・ブラックブレスト

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【ブラックチーク】
その名の通り、頬のチークパッチがオレンジではなく「黒色」になる種類です。
目元の涙模様と相まって、顔全体がキリッと引き締まった、クールでシックな印象になります。モノトーンのような美しさがあり、根強いファンが多い品種です。

【ブラックブレスト】
「ブレスト(胸)」が黒くなる種類かと思いきや、実は目の下の涙模様がなくなり、顔が白っぽく見えるのが特徴です。胸のバーコード模様が太く繋がり、大きな黒い塊のように見えることからこの名がつきました。

ペンギン・シロキンカチョウ(白)

【ペンギン】
背中はグレー(または茶色)で、お腹が真っ白な種類です。
その配色がまるで「ペンギン」のように見えることから名付けられました。オスの胸元の縞模様がなくなり、スッキリとした上品な見た目をしています。

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【シロキンカチョウ(ホワイト)】
全身が真っ白な羽毛で覆われた、とても神々しい種類です。
オス特有のチークパッチや縞模様もすべて消失しており、見た目で性別を判断するには「くちばしの色(オスは濃い赤、メスは薄いオレンジ)」を見る必要があります。
結婚式を連想させるような美しさから、ペアで飼育するのにも人気です。

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飼育に必要なものと初期費用の目安

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キンカチョウとの生活を始めるためには、生体をお迎えする前に住環境を整えておく必要があります。
「とりあえずこれがあれば安心」という必須アイテムと、初期にかかる費用の総額をまとめました。

必須アイテム(ケージ・止まり木・保温器具)

最低限用意しておきたい飼育グッズは以下の通りです。

  • ケージ(鳥かご)
    一羽飼いなら一辺が30cm〜35cm程度の大きさで十分です。金網の間隔が広いと脱走する恐れがあるため、フィンチ(小鳥)用の網目が細かいものを選びましょう。
  • 止まり木
    キンカチョウの足はとても細いため、太すぎる止まり木は掴みにくく負担になります。直径10mm〜12mm程度の細めのものが適しています。
  • 餌入れ・水入れ
    ケージに付属しているものでも構いませんが、深すぎると底まで届かないことがあります。小鳥用の浅型のものが食べやすくおすすめです。
  • 保温器具(ヒーター)
    キンカチョウは寒さに弱いです。日本の冬を越すために、ペットヒーターとサーモスタット(温度調節器)は必須アイテムです。
  • 壺巣(つぼす)
    寝床となる藁(わら)でできた巣です。キンカチョウは巣の中で眠る習性があるため、入れてあげると喜びます。(※発情しすぎる場合は取り外すこともあります)

水浴びが好きと聞いたのですが、お風呂も必要ですか?

はい、大好きです!飲み水で浴びて水浸しにしてしまうこともあるので、ケージの外付けタイプの「バードバス(水浴び器)」を用意してあげると衛生的ですよ。

お迎えにかかる値段と初期費用の総額

「キンカチョウ自体は安いけれど、用品を揃えると意外とかかる」というのが正直なところです。
全て新品で揃えた場合のシミュレーションを見てみましょう。

項目 費用の目安
キンカチョウ生体代 1,000円 〜 5,000円
(種類により変動)
飼育グッズ一式 約15,000円 〜 20,000円
(ケージ、ヒーター、餌など)
合計初期費用 約16,000円 〜 25,000円

キンカチョウ(ノーマル)の生体価格は、ペットショップやホームセンターで1,500円〜3,000円前後が相場です。珍しいカラーや手乗りの雛だと少し高くなります。

初期費用として2万円〜3万円ほど用意しておけば、余裕を持って質の良いグッズを揃えてあげられるでしょう。

キンカチョウの餌(主食・副食)の選び方

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キンカチョウはグルメな一面があり、餌の好みも個体によって様々です。
主食には大きく分けて「シード(種子)」と「ペレット(人工飼料)」の2種類があります。それぞれの特徴を理解して選びましょう。

シードとペレットの違い

【混合シード(種子)】
アワ、ヒエ、キビなどを混ぜた自然食です。皮をプチプチと剥いて食べるのがキンカチョウにとって楽しみであり、ストレス解消にもなります。
嗜好性が高く喜んで食べますが、好きな種だけ選んで食べてしまうため栄養が偏りやすいのが欠点です。

【ペレット(人工飼料)】
栄養バランスを計算して作られた総合栄養食です(ドッグフードのようなもの)。
これだけで必要な栄養が摂れますが、シードに比べると「味気ない」と感じるのか、全く食べてくれない子もいます。

どっちを選べばいいの?

健康面ではペレットが理想ですが、切り替えは難しいです。まずはお迎えしたペットショップで与えていたものと同じ餌を与えるのが一番安心ですよ。

野菜やボレー粉などの副食

主食が「シード」の場合は、ビタミンやミネラルが不足しがちになります。必ず以下の「副食」をセットで与えてください。(ペレットの場合は基本的には不要ですが、おやつとして与えてもOKです)

【積極的に与えたいもの】
ボレー粉(カキ殻):カルシウム補給に必須。特にメスの産卵期には欠かせません。
青菜:小松菜、豆苗、チンゲンサイなど。ビタミン補給に。

【与えてはいけないもの】
・ネギ類、アボカド、チョコレート、人間の食べ物(塩分・糖分過多)
これらは中毒を起こし、命に関わるため絶対に与えないでください。

水入れの水は、毎日新鮮なものに取り替えてあげましょう。夏場は特に傷みやすいので、1日2回交換してあげると親切です。

毎日のお世話と飼い方のポイント

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キンカチョウは丈夫な鳥ですが、長く健康に生きてもらうためには、日々の適切なお世話が欠かせません。
特に重要な3つのポイント「温度管理」「放鳥」「掃除」について解説します。

温度管理(夏と冬の対策)

キンカチョウの飼育適温は20℃〜25℃、湿度は50%〜60%が目安です。
オーストラリアの乾燥地帯出身なので暑さには比較的強いですが、寒さにはめっぽう弱いです。

【冬の対策(重要!)】
10月〜4月頃まではヒーターが必須です。
気温が15℃を下回ると体調を崩しやすくなり、膨らんでうずくまってしまいます。ペットヒーターを用意し、ケージ全体をビニールカバーや毛布で覆って保温しましょう。

【夏の対策】
人間が快適と感じる室温(28℃以下)であれば問題ありません。ただし、エアコンの風が直接当たる場所は避けてください。

放鳥と日光浴

【放鳥(部屋の中に放す)】
1日1回、15分〜30分程度、ケージから出して運動させてあげましょう。ストレス発散になり、飼い主とのコミュニケーションの時間にもなります。
ただし、キンカチョウは小さいので、家具の隙間に入り込んだり、ドアに挟まれたりしないよう、目を離さないようにしてください。

【日光浴】
日光を浴びることで、体内でビタミンD3が生成され、骨が丈夫になります。
窓越しの日光浴でも効果はありますが、夏場の直射日光は熱中症のリスクがあるため、日陰を作ってあげることが大切です。難しい場合は、鳥用の紫外線ライト(UVライト)を活用しましょう。

水浴びとケージ掃除

【水浴び】
キンカチョウは水浴びが大好きです。羽についた汚れや寄生虫を落とすためにも、毎日新しい水を用意してあげましょう。

【ケージ掃除】
不衛生な環境は病気の元です。
毎日:底のフン受けの交換、水入れ・餌入れの洗浄
週1回:止まり木やケージ全体の丸洗い(熱湯消毒など)
このルーティンを守って、常に清潔なマイホームを維持してあげてください。

寿命はどれくらい?気をつけたい病気

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小さな体のキンカチョウですが、大切に育てれば長い時間を共に過ごすことができます。
平均的な寿命と、早期発見が重要な「かかりやすい病気」について知っておきましょう。

平均寿命と長生きの秘訣

キンカチョウの平均寿命は5年〜8年程度といわれています。
野生下では天敵も多く短命ですが、飼育下で適切な温度管理と栄養管理を行えば、10年以上生きる長寿な子も珍しくありません。

文鳥やインコと比べると寿命は短いのかな?

文鳥(7〜8年)やセキセイインコ(10年〜)と比較すると、少し短い傾向にあります。その分、1日1日を大切に愛情を注いであげたいですね。

長生きの秘訣は、やはり「温度管理」と「ストレスを与えないこと」。
また、毎日体重を測る習慣をつけると、わずかな体調変化(痩せすぎ・太り過ぎ)にもすぐに気づくことができます。

かかりやすい病気とサイン

キンカチョウは体調不良を隠す生き物です。「なんとなく元気がない」と気付いた時には重症化していることもあります。
以下の病気やサインには特に注意してください。

1. メガバクテリア症(マクロラブダス)
胃にカビの一種が住み着く病気です。食欲はあるのに痩せていく、フンに未消化の餌が混ざるなどの症状が出ます。お迎えした直後の健康診断で見つかることが多いです。

2. 卵詰まり(卵塞)
メスが卵を産めずに体内に詰まらせてしまう状態です。命に関わる緊急事態なので、うずくまって苦しそうにしていたら、すぐに保温して動物病院へ連れて行きましょう。

3. 趾瘤症(しりゅうしょう)
足の裏にタコや炎症ができる病気です。止まり木の太さが合っていなかったり、肥満で足に負担がかかったりすることが原因です。

「羽を膨らませてうずくまっている」「ずっと寝ている」といった様子が見られたら、危険信号です。
犬猫と違い、小鳥を診られる動物病院は限られています。元気なうちに、近くの「鳥専門」または「エキゾチックアニマル」対応の病院を探しておくことを強くおすすめします。

飼育時の注意点と事故防止

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キンカチョウは体が小さく動きも素早いため、少しの油断が大きな事故につながることがあります。
特に「放鳥中」は危険がいっぱいです。悲しい事故を防ぐために、以下の点に十分注意してください。

ロスト(脱走)対策を徹底する

最も多い悲しい事故が、窓やドアの隙間から外へ飛んでいってしまう「ロスト(迷子)」です。
一度外に出てしまったキンカチョウが自力で戻ってくることは、ほぼ不可能です。外敵や寒さ、餌不足により、生存確率は極めて低くなります。

【脱走を防ぐ3つのルール】
1. 放鳥時は窓とカーテンを閉める:網戸も破れている場合があるので、窓ガラスごと閉めるのが確実です。
2. 「放鳥中」の貼り紙をする:家族がうっかりドアを開けてしまうのを防ぎます。
3. 肩や頭に乗っていないか確認する:飼い主の体に乗ったまま部屋を出ようとして、驚いて飛び去るケースが多発しています。

誤飲や中毒を起こす危険なもの

人間にとっては無害でも、小さな小鳥にとっては猛毒となるものが家の中にはたくさんあります。
放鳥する部屋には、以下のものを置かないようにしましょう。

危険なもの 理由・症状
特定の食べ物 アボカド(即死級の猛毒)、チョコレート、ネギ類、コーヒー、アルコールなどは絶対にNGです。
調理器具の煙
(テフロン)
フッ素加工されたフライパンを空焚きした際に出る煙は、鳥にとって致死的です。キッチンでの放鳥は避けましょう。
鉛(なまり) カーテンの裾に入っている「おもり」やアクセサリーに使われる鉛を齧ると、鉛中毒を起こします。
観葉植物 ポトスやアイビーなど、観葉植物の中には鳥にとって有害なものが多くあります。かじらないよう対策が必要です。

また、床に落ちているアクセサリーや小さなゴミを飲み込んでしまう誤飲事故も多いです。
キンカチョウをケージから出す前には、部屋の片付け(特に床とテーブルの上)を習慣にしましょう。

キンカチョウに関するよくある質問

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最後に、これからキンカチョウを飼う方が疑問に思いやすいポイントをQ&A形式でまとめました。

文鳥との違いは?どっちが飼いやすい?

ペットショップで隣り合って販売されていることも多い「文鳥(ブンチョウ)」と「キンカチョウ」。
どちらもフィンチ(小鳥)の仲間ですが、飼いやすさや性格にはいくつか違いがあります。

比較項目 キンカチョウ 文鳥
性格 ドライ・臆病
(付かず離れず)
気が強い・甘えん坊
(べったりパートナー)
鳴き声 小さい
(電子音のような低い音)
キンカチョウより大きい
(通る高い声)
噛む力 弱い
(つつかれても痛くない)
強い
(本気で噛まれると出血も)

【結論】
初めての方や、防音面が心配な方には、鳴き声が小さく攻撃性も低い「キンカチョウ」の方が飼育のハードルは低いと言えます。
逆に、「多少噛まれてもいいから、手の中で握らせてくれるくらい濃厚に触れ合いたい!」という方には文鳥が向いているでしょう。

突然死のリスクがあるって本当?

「キンカチョウが急に亡くなってしまった」という話を耳にすることがあるかもしれません。
小鳥は犬や猫に比べて代謝が高く、体調変化が急激に進むため、昨日まで元気だったのに朝になったら……というケースがゼロではないのが現実です。

突然死を防ぐ方法はあるんですか?

「温度管理の徹底」と「定期的な健康診断」が最大の予防策です。特に冬場の冷え込みは命取りになります。また、お迎え直後の「メガバクテリア症」検査も突然死を防ぐ重要な鍵ですよ。

日頃から「体重測定」を行い、わずかな変化を見逃さないようにしていれば、突然死のリスクは大幅に下げることができます。怖がりすぎる必要はありませんよ。

インスタグラムで見つけた可愛いキンカチョウ

文字だけでは伝えきれないキンカチョウの魅力を、実際の映像で見てみましょう。
インスタグラムで見つけた、愛くるしいキンカチョウたちの日常を紹介します。見ているだけで心が癒やされますよ。

キンカチョウのシロちゃんクロちゃん

飼い主さんの手の上で、気持ちよさそうに水浴びをしているのはシロちゃんとクロちゃん兄弟です。
水槽の掃除中に寄ってきたそうですが、「ねえねえ、水浴びさせてよ〜」という声が聞こえてきそうな可愛らしさです。
手乗りキンカチョウならではの、飼い主さんとの信頼関係が伝わってくる素敵なワンシーンですね。

キンカチョウのぴーちゃん

顔を見合わせてお話しているような、翠(すい)ちゃんと柊(ひい)ちゃん。
追いかけっこをして遊ぶほど仲良しだそうで、多頭飼いならではの微笑ましい光景です。
鮮やかなオレンジ色の頬と、モノトーンの羽のコントラストがとても綺麗ですね。こんな風に愛らしい姿を毎日眺められたら、疲れも吹き飛びそうです。

キンカチョウとの暮らしを楽しもう

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鮮やかな見た目と、「プップッ」というユニークな鳴き声で私たちを癒やしてくれるキンカチョウ。
文鳥やインコに比べると少しドライな性格ですが、その適度な距離感が「心地よい」と感じる方には、最高のパートナーになってくれるはずです。

また、体が小さく鳴き声も控えめなため、広いスペースが確保できないアパートやマンションでも飼育しやすいのが大きな魅力。
「ペットを飼いたいけれど、部屋が狭いから……」と諦めていた方も、キンカチョウとなら憧れのペットライフが叶うかもしれません。

ぜひ、小さくて愛らしい家族を迎え入れて、彩り豊かな毎日を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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