
しかし、ハロウィンの具体的な日付や起源、込められた意味まで理解している人は少ないのではないでしょうか。
そこで本記事では、2024年のハロウィンがいつからいつまでなのかを解説。ハロウィンの起源や日本に普及した時期、おすすめのレシピも紹介します。
本記事を読んで、今年のハロウィンも友人や家族と思いっきり楽しんでくださいね。
- ハロウィンの具体的な時期はいつ?
- そもそもハロウィンとは?起源や意味を解説!
- ハロウィンで仮装をするのは悪霊を追い払うため
- ハロウィンに飾るかぼちゃの由来になった男「ジャック」
- お菓子をおねだりする「トリック・オア・トリート」に込められた意味は?
- ハロウィンが日本に普及したのはいつ?
- ハロウィンの飾りつけはいつからいつまで行うのが正解?
- 各国のハロウィン事情はどうなっているの?
- 飾りつけや仮装をしてハロウィンを楽しもう!
ハロウィンの具体的な時期はいつ?
2024年のハロウィンは、10月31日です。
実は、2024年にかかわらず、ハロウィンは毎年10月31日と決まっています。
10月になると、ディズニーランドをはじめとするテーマパークでハロウィンイベントが開催されたり、ハロウィン限定のお菓子が販売されたりするので、「ハロウィン=10月」だと思っている人も多いのではないでしょうか。
日本では「ハロウィンは秋のイベント」という認識が強いので、長い期間ハロウィンムードを楽しめますが、ハロウィンの当日は10月31日だと覚えておきましょう。
そもそもハロウィンとは?起源や意味を解説!

ハロウィンの起源は、2000年以上前に古代ケルト人の間で行われていた「サウィン祭」です。
古代ケルト人が信仰していたドルイド教では、新年が始まるのは11月1日だとされていました。つまり、日本でいう大晦日が10月31日にあたります。
そしてドルイド教では、1年の終わりの日である10月31日にあの世とこの世の間にある門が開き、地獄からこの世に悪霊がやってくると信じられていました。
そこでドルイド教の祭司たちは、10月31日に篝火を焚き、収穫した作物や生贄をまつって悪霊を祓おうとしたようです。
これが「サウィン祭」であり、ハロウィンのはじまり。その後、ケルト人の文化はキリスト教文化に吸収されていきますが、10月31日をお祭りとする風習は残り続けました。
つまり、ハロウィンはただ楽しいだけのイベントではなく、新年を祝うとともに悪霊を追い払う儀式だったのです。
ハロウィンで仮装をするのは悪霊を追い払うため

ハロウィンの仮装には、「悪霊を追い払う」という意味が込められています。
前章でも述べたように、古代ケルト人の間では、「10月31日は悪霊がこの世にやってくる日」だと考えられていました。その悪霊たちを驚かせて追い払うために、仮装という風習が始まったそうです。
仮装によって人間であることを隠し、悪霊と同化して自らの身を守った、という説もあります。
今やハロウィンの仮装といえば、「楽しむもの」というイメージが強いですよね。しかし本来は、魔よけという意味が込められた神聖な風習だったのです。
ハロウィンに飾るかぼちゃの由来になった男「ジャック」

ハロウィンといえば有名なのが、「ジャック・オー・ランタン」と呼ばれるかぼちゃの飾りですよね。
かぼちゃの飾りにつけられた「ジャック・オー・ランタン」という名前は、アイルランド民話に登場するジャックという男のエピソードに由来します。
ジャックは、ずる賢くて嘘つきな男。生前、出くわした悪魔に魂を取られそうになりますが、悪魔をうまく騙して生きながらえていました。
その際に悪魔はジャックと、「二度とお前の魂を取らない」と約束を交わします。
時が経ち、そんなジャックも寿命で命を落とすことに。しかし生前の行いが悪かったため、もちろん天国には行けません。
仕方なくジャックは地獄に向かいますが、そこにあの時の悪魔が現れて言います。
「お前の魂は取らないと約束したから、お前を地獄には連れて行けない」と。
天国にも地獄にも行けないジャックは、暗くて冷たい闇の中を彷徨うことに。ジャックはその悪魔に「せめて灯りをくれ」と懇願し、悪魔は地獄の小さな炎の塊を分け与えます。
もらった灯りを消さないようにするために、ジャックは道端で拾ったカブをくり抜いて火を灯し、ランタンの代わりにしました。
これが「ジャック・オー・ランタン」の由来です。
この伝承がアメリカに伝わったときにかぼちゃの生産量が多かったため、カブがかぼちゃに変わったといわれています。
ジャックをモチーフにしたハロウィンレシピを紹介
伝説の男ジャックをモチーフにしたハロウィンにぴったりのレシピを紹介します。
Instagramのku.ku.u25さんの投稿です。
フーガスとは、フランスのプロヴァンス地方発祥の伝統的なパンのこと。
シンプルな味付けなので、食事と一緒に楽しめます。
パンと聞くと作るのが大変そうなイメージがありますが、ku.ku.u25さんのレシピなら、初めて挑戦する方でも作れそう!
お子さんと一緒に作っても楽しそうですね~!
今年のハロウィンには、ぜひ挑戦してみてください。
お菓子をおねだりする「トリック・オア・トリート」に込められた意味は?

日本ではあまり馴染みがないですが、アメリカではハロウィンに、仮装した子供たちが「トリック・オア・トリート!」と唱えて近所の家を尋ね歩きます。
「トリック・オア・トリート!」は直訳すると「いたずらかごちそうか」です。つまり、「お菓子をくれないといたずらするぞ」という意味になります。
言われた大人たちは、お菓子をあげるかいたずらされるかを選ばなければなりません。
この風習には、悪霊にお菓子を渡して家に入ってこないようにお願いする、という意味が込められています。
ハロウィンらしいお菓子を用意して、子供たちと一緒に「トリック・オア・トリート!」を楽しんでみるのも良いかもしれませんね。
ハロウィンが日本に普及したのはいつ?

もともとヨーロッパやアメリカで行われていたハロウィンの風習が日本に伝わったのは、1970年頃だといわれています。
しかしすぐに流行したわけではなく、現在のような形になるまでには長い時間がかかりました。
大々的なイベントが初めて開催されたのは1983年。キディランド原宿店が、ハロウィングッズの販売促進のために表参道でハロウィンパレードを実施しました。
1997年になると、東京ディズニーランドや神奈川県川崎市でもハロウィンパレードが開催されるようになり、多くの人がハロウィンを認知するようになります。
2000年代に入るとお菓子メーカーもハロウィンに参戦。期間限定のかわいくてカラフルなお菓子などが販売されるようになり、ハロウィンが多くの人の親しまれるようになりました。
ハロウィンといえばコスプレをした人たちが渋谷に集まるイメージですが、そのような形に変化したのはここ最近のことです。
ハロウィンの飾りつけはいつからいつまで行うのが正解?

「ハロウィンの飾りつけはいつから始めていつまで出しておくのが正解?」
と疑問に思っていませんか。
実は、飾りつけを始める時期に明確な決まりはありません。クリスマスの飾りつけも前月の11月頃から始めるのが一般的なので、ハロウィンの飾りつけも9月・10月頃に始めるとよいでしょう。
商業施設などでハロウィンイベントが始まるのも毎年9月頃ですよね。早めに飾りつけを始めると、ハロウィンの楽しい気分が長く味わえますよ。
片づける時期にも明確な決まりはありませんが、ハロウィンの当日が終わるとハロウィンムードもなくなっていきます。11月に入ったらなるべく早めに片づけて、次はクリスマスの準備を始めましょう。
各国のハロウィン事情はどうなっているの?

日本では仮装やパーティーのイメージが強いハロウィンですが、他国のハロウィン事情はどうなっているのでしょうか。
アメリカ・アイルランド・メキシコ・中国・日本の5つの国について見ていきましょう。
アメリカ | ウエストハリウッド
日本よりもハロウィンを大々的に楽しむ風潮があるのがアメリカです。クリスマスと同じように自宅をハロウィン仕様に飾り付けて、大きなかぼちゃで「ジャック・オー・ランタン」を作ります。
子供たちは友達とお菓子やおもちゃを交換し、仮装を楽しむホームパーティーやイベントも各地で開催されるので、年齢を問わず楽しめるイベントだといえるでしょう。
中でも、ウエストハリウッドで開催されるハロウィンイベントは世界最大規模。毎年50万人以上の人がパレードに参加します。
アイルランド | ロンドンデリー
ハロウィンの起源である「サウィン祭」発祥の地であるアイルランド。今でもハロウィンは、秋の収穫を祝い悪霊を追い払う伝統的な行事として受け継がれています。
しかし、「ハロウィン=楽しむイベント」という意識も強くなってきていて、パレードやイベントも数多く開催されるようになりました。
中でもロンドンデリーのハロウィンカーニバルは世界最大級。仮装した人々が踊り歩き、最後は打ち上げ花火でフィナーレを迎えます。毎年12万人もの人が集まるそうですよ。
メキシコ | メキシコシティ
メキシコのハロウィンは、日本やアメリカとは少し雰囲気が異なります。メキシコでは11月1日と2日が「死者の日」とされており、ハロウィンである10月31日はその前夜祭。
メキシコの人々にとって10月31日からの3日間は、死者に思いをはせる大切なひとときなのです。
亡くなった人が好きだった食べ物やお花、写真やろうそくなどで祭壇やお墓を飾りつけ、ハロウィンを楽しみます。
メキシコシティでは「死者の日」を祝うパレードが行われ、骸骨の仮装をした人たちが踊り歩く姿は有名です。
中国 | 北京
日本と同じように、年々盛り上がりを見せている中国のハロウィン。北京や上海、大連や天津などで毎年ハロウィンイベントが開催されています。
中国のハロウィンのメインは、ジャック・オー・ランタンやお菓子ではなく「仮装」です。魔女や骸骨のようなハロウィンらしい仮装だけではなく、アニメキャラや職業なりきりもののコスプレが流行しています。
日本のハロウィンに1番イメージが近いのが中国かもしれませんね。
日本 | 渋谷
日本のハロウィンといえば、有名なのは渋谷の街ですよね。毎年ハロウィンの日には仮装した人たちが渋谷の街に集まり、警察官が誘導を行うほど。
しかし、2022年のハロウィンに韓国で起きた雑踏事故がきっかけで、「ハロウィンには渋谷に来ないでほしい」と呼びかけが行われるようになりました。
その成果もあって、2023年のハロウィンの渋谷は例年よりも人が少なかったようです。今後、日本のハロウィンのあり方が変わってくるかもしれませんね。
飾りつけや仮装をしてハロウィンを楽しもう!

クリスマスと並ぶくらい馴染み深い行事になりつつあるハロウィン。
しかし、ハロウィンはただ楽しむだけのイベントではなく、仮装や「ジャック・オー・ランタン」には深い意味が込められています。
意味や起源を知ることで、今までとは少し違った楽しみ方ができるようになるかもしれませんよ。
とっておきの衣装や可愛いお菓子を用意して、2024年のハロウィンを満喫してください。
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