
実は服装などのちょっとしたことを工夫するだけで、簡単に蚊の対策ができるんです。
今回は屋内・屋外ごとの蚊の対策方法や、蚊に刺される原因を解説します。
虫除けスプレーの効果的な使い方など、夏が来る前に知っておきたい情報をまとめているのでぜひご覧ください。
家にあるものでできる対処法についてもご紹介します!「蚊に刺されずに快適に夏を過ごしたい」と思っている方は必見の記事ですよ!
- 【屋内編】蚊の対策方法
- 【屋外編】蚊の対策方法
- そもそも蚊に刺される原因は?
- 赤ちゃん・ペットに害はないの?蚊を対策するときの注意点
- 虫除けスプレーの効果的な使い方
- 蚊を対策すべき時期
- 蚊が媒介する感染症
- 家にあるものでOK!蚊の対策にまつわる体験談
- 蚊の対策は万全に!夏を快適に過ごそう
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【屋内編】蚊の対策方法

まずは、屋内における蚊の対策方法を3つご紹介します。
・窓や網戸を閉める
・扇風機をまわす
・部屋をハーブの香りで満たす
気をつけるべきポイントや蚊の特性まで、詳しく説明していきましょう。
窓や網戸を閉める
蚊の大きさは約4〜5ミリメートルなので、ほんの少しの隙間からでも部屋に入ってきます。
室内に蚊が侵入しないように、窓や網戸をきちんと閉めましょう。
網戸のほつれを修理することも、蚊の対策になりますよ。
蚊が自力で飛べるのは、マンションの3階くらいまでと言われています。
ただし風に乗ると、マンションの10階まで飛ぶケースも。
人に蚊が引っ付いてきたり、エレベーターで一緒に上がってきたりすることもあるので、高層階に住んでいても油断しないでくださいね。
扇風機をまわす
蚊はサイズが小さいので、飛ぶのが得意ではありません。
そのため、扇風機の風によって蚊を追い払えます。
寝るときは、タイマーをセットして扇風機をまわしておくのがおすすめ。
体を冷やさないように、体に当たらない程度の高さにして首振りにするのがポイントです。
部屋をハーブの香りで満たす
「虫除けの成分が気になる」という方は、ハーブを使ってみてはいかがでしょうか。
蚊が苦手とする香りのハーブは、以下の通りです。
・レモングラス
・ユーカリ
・ペパーミント
・ラベンダー
・ローズマリー
・ゼラニウム
・バジル
窓辺にハーブの鉢植えを置いたり、ディフューザーで香りを部屋に広げたり。
ハーブの香りでリラックスしながら、蚊の対策ができますね。
ただし、動物によってはハーブが悪影響を与える場合があるので、ペットを飼っている方は注意しましょう。
【屋外編】蚊の対策方法

「今年こそは蚊に刺されずに、アウトドアレジャーを楽しみたい」と考えている方は多いのでは。
そこで、屋外での蚊の対策方法を4つピックアップしましょう。
・長袖長ズボンを着用する
・濃い色の服は避ける
・水をためたままにしない
・朝夕は虫除け対策を念入りに
それぞれの対策方法について、以下で解説していきます。
長袖長ズボンを着用する
できる限り肌の露出をおさえることが、蚊に刺されないポイントです。
蚊が多い場所に行くときは、長袖長ズボンを着用してください。
蚊の針の太さは、直径0.03ミリメートルほど。
針が非常に細いため、服の上から刺すことがあります。
蚊の針が肌に届かないように、ゆったりとしたシルエットの服を着るとよいでしょう。
濃い色の服は避ける
蚊は色を判別できないので、すべてがモノクロに見えています。
そして、蚊は濃い色を好む傾向があります。
黒や赤、青といった濃い色の服を着ていると蚊に刺されやすいです。
対策として、白やベージュなどの明るい色を着るようにしましょう。
水をためたままにしない
水をためたままにしないことで、蚊の発生を防げますよ。
蚊は少しでも水があると卵を産み、10日ほどで卵から成虫になります。
たとえば、蚊が発生しやすいのは以下のような場所です。
・バケツやジョウロ
・植木鉢の水受け皿
・古タイヤ
・側溝
・空き缶やペットボトル
植木鉢の水受け皿は、定期的に掃除することが大切。
10日で卵から成虫になることを考えると、週に1度は水を交換していれば蚊が発生しにくいですね。
朝夕は虫除け対策を念入りに
蚊は暑さに弱く、気温が35度を超えると活動が鈍くなります。
一方、最も蚊の活動が活発になるのは気温が25〜30度のとき。
日中だけでなく、朝夕も念入りに虫除け対策を行いましょう。
蚊が活動を再開する雨上がりや台風のあとも、蚊が増えやすいです。
より具体的な虫除け対策として「虫除けスプレーの効果的な使い方」もご紹介するので、チェックしてみてください。
そもそも蚊に刺される原因は?

同じ場所で過ごしていても、刺されやすさには個人差がありますよね。
そもそも、蚊に刺される原因は何なのでしょうか。
「温度・二酸化炭素・水」が蚊に刺される三大要因です。
蚊は人間の体温や息に寄ってきます。
体温が高い方や、汗をかきやすい方は刺されやすいですよ。
子どもや妊婦さんは体温が高いので、蚊に対して特に注意が必要です。
温度や二酸化炭素、水以外にも、足の匂いに蚊が寄ってくることがあります。
「ほかの人よりも蚊に刺されやすい……」という方は、こまめに汗をふいたり足を洗ったりしましょう。
赤ちゃん・ペットに害はないの?蚊を対策するときの注意点

赤ちゃんやペットがいるご家庭は、以下の2点に注意してください。
・虫除けグッズの成分を確認する
・パッチテストをしてから広範囲に使用する
トラブルを起こしてから後悔しないために、蚊の対策をはじめる前に注意点を把握しておきましょう。
虫除けグッズの成分を確認する
子どもやペットに虫除けグッズを使うときは、成分を必ず確認してください。
虫除けグッズで使われている成分は、大きく分けて3種類です。
成分ごとに特徴を表にまとめました。
成分 | 特徴 | おすすめのシーン |
---|---|---|
ディート | 一般的な虫除け成分。効果は大きいが、12歳未満に対して使用に制限がある。蚊はもちろん、ブユ(ブヨ)やアブにも効果的。 | ・キャンプ ・海外旅行 |
イカリジン | ディートとは異なり、年齢や使用回数に制限がない。ディートと同じ程度の虫除け効果がある。ただしディートよりも対策できる虫の種類は少ない。 | ・ガーデニング ・散歩や公園遊び |
天然成分 | 肌に優しく、赤ちゃんにも使用できる。その分、ディートやイカリジンよりも効き目は弱い。 | ・買い物など、ちょっとしたお出かけ |
多くの虫除けグッズに使用されている「ディート」は、年齢や使用回数に制限があります。
虫除け成分の特徴を理解し、用途に応じてグッズを使い分けることが重要です。
パッチテストをしてから広範囲に使用する
肌が敏感な赤ちゃんの場合、まずはパッチテストで「成分が肌に合うか」をチェックしましょう。
パッチテストとは、アレルギーの有無をチェックする方法のことです。
肌の一部分にだけ虫除け剤を付けて、問題がないか様子を見てから広範囲に使用します。
虫除けグッズが肌に合うかを最初に確認することで、広範囲の皮膚がかぶれるリスクを避けられますよ。
二の腕の内側など、皮膚の柔らかい部分でパッチテストをしてみてください。
肌に直接虫除け剤を塗りたくない方には、クリップタイプやシールタイプ、リングタイプがおすすめです。
虫除けスプレーの効果的な使い方

虫除けスプレーを効果的に使うために、意識すべき3つのポイントをご紹介します。
・ムラがないように伸ばして塗り広げる
・こまめに塗り直す
・肌に塗る順番を守る
塗りムラがあると、虫除け成分に覆われていない部分が蚊に刺されやすくなります。
顔や首筋は、一度手にスプレーしてから塗るのがコツですよ。
腕の外側やひざ裏、くるぶしなどが塗り残しやすい箇所です。
汗をかくと、虫除け成分が流れ落ちてしまいます。
夏場は2〜3時間ごとに、虫除けスプレーを塗り直してください。
ただし、ディートは使用回数に制限があるので注意しましょう。
虫除けスプレー以外に、塗り薬や日焼け止めを塗る方は多いですよね。
塗る順番は以下の通りです。
①塗り薬
②日焼け止め
③虫除けスプレー
順番を守らないと、それぞれの効果が弱まってしまいます。
蚊を対策すべき時期

「蚊=夏」というイメージがありますが、夏以外でも蚊は活動しています。
蚊の種類にもよりますが、対策すべき時期は5〜11月。
春・秋は気候がよく、お出かけが多い季節ですよね。
「まだ暑くないから対策しなくても大丈夫」と油断せずに、はやめに対策することが大切です。
蚊の成虫のほとんどは寒さに弱く、冬を越すことができません。
しかし、一部の種類の蚊は室内に潜んで冬を乗り切れます。
チカイエカは冬でも吸血を行うので「冬だから絶対に蚊に刺されない」と考えないようにしましょう。
蚊が媒介する感染症

「蚊に刺されると不快だけど、そこまで対策する必要があるの?」と思うかもしれません。
蚊の最も恐ろしい点は、刺されると感染症にかかるリスクがあることです。
蚊は以下のような感染症を媒介します。
・日本脳炎
・デング熱
・黄熱
・マラリア
・フィラリア
・ウエストナイル熱
最も多くの人間を殺している生物は「蚊」です。
2014年に「ビル&メリンダゲイツ財団」が発表した『The deadliest animal in the world』によると、蚊は年間72万5,000人の命を奪っています。
感染症を予防するために、蚊の対策を怠らないでくださいね。
家にあるものでOK!蚊の対策にまつわる体験談

最後に、蚊の対策にまつわる体験談をご紹介します。
実際の体験談はこちらです。
わが家では、蚊の発生源をなくすように心がけています。
たとえば庭で水がたまる場所にボウフラがわかないよう、雨のあとはホウキで水をはきだしていますね。
蚊を家に入れないために、扉をきっちり閉めるのも重要です。
家でくつろぐ時はサーキュレーターで風を起こし、蚊を近づけないようにしています。
june・広島県・50代・女性
いろいろな場所で草刈り作業をしていますが、蚊取り線香がおすすめです。
虫除けスプレーよりも、効果が長持ちするケースが多いですよ。
公園などの屋外では、ぜひ蚊取り線香を試してみてください。
tanikichi1576157・奈良県・50代・男性
私が蚊の対策に使用しているのは、ハッカ油スプレーです。
肌に直接スプレーしてよいので重宝しています。
ま-次郎・鹿児島県・60代以上・男性
汗をかいたらシャワーを浴びたり、制汗剤を使ったりしています。
汗の臭いをおさえることで、寄ってくる蚊の量が減りました。
紅月・山口県・20代・女性
蚊の対策は万全に!夏を快適に過ごそう

今回は、屋内・屋外ごとに蚊の対策方法をご紹介しました。
部屋に蚊が侵入しないように、窓や網戸をきちんと閉めましょう。
外出するときは、肌の露出をひかえると蚊に刺されにくいです。
虫除けスプレーは「ムラなく塗り広げること」と「こまめに塗り直すこと」が大切です。
虫除け成分によっては、使用回数や年齢に制限があるので注意してください。
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