オイルフォンデュってなに?卓上で素揚げを楽しむ「鍋料理」

オイルフォンデュってなに?卓上で素揚げを楽しむ「鍋料理」

オイルフォンデュとは、卓上で串に刺した食材を温めたオリーブオイルで素揚げにし、好みのソースをつけて食べる料理です。海外では「フォンデュ・ブルゴーニュ」と呼ばれていますが、フランスのブルゴーニュ地方の発祥という訳ではなく、スイス料理の一種とのこと。

本場では主に肉を揚げて食べるそうですが、魚介類や野菜など、素揚げに合う食材なら好みのものを何でも用意すればOK。オイルフォンデュは「カロリーが心配」という人がいますが、天ぷらやカツのように衣がついている揚げ物に比べると、具材が吸収するオイルも少なく、はるかにヘルシーです。

専用鍋でなくても大丈夫。オイルフォンデュで必要な道具は?

専用鍋でなくても大丈夫。オイルフォンデュで必要な道具は?

オイルフォンデュを楽しむために必要な道具は、オイルを温める鍋、加熱するためのコンロや固形燃料、金串や竹串などです。もし温度計があれば、オイルの温度を確認するのに便利です。

専用鍋でなくても大丈夫。オイルフォンデュで必要な道具は?

私の実家にあるオイルフォンデュの専用鍋はステンレス製で、揚げる際に串を引っ掛けられるようになっています。付属で専用の台があり、固形燃料を入れて鍋を熱します。

専用鍋でなくても大丈夫。オイルフォンデュで必要な道具は?

しかし、専用鍋がないとオイルフォンデュができない、ということはありません。揚げ物に対応できるお手持ちの天ぷら鍋などがあれば、十分オイルフォンデュが楽しめます。

オリーブオイルにガーリックやハーブで香り付け

オリーブオイルにガーリックやハーブで香り付け

では、具体的にわが家風オイルフォンデュの準備をまとめてみましょう。

まず、使用するオイルはオリーブオイルがおすすめです。加熱するとさらっとして揚げあがりがくどくなりません。独特の香りが苦手な場合は、サラダオイルと半々にしても良いでしょう。

私はあらかじめ天ぷら鍋を使い、キッチンでオイルを170度くらいに温めておきます。この時にガーリック(粒のまま)やローレル、セロリの葉などを入れておくと、オイルに香りが移って、よりおいしくなります。

オイルが温まったら専用鍋に移し、卓上にセッティング。固形燃料(コンロなら弱火)でオイルを保温しますので、揚げ始めたらもう少し低い温度になります。

キッチンで揚げ物をするほどの高温(160度~180度)は必要なく、140度程度あれば大丈夫です。不安な場合は温度計で確認してください。

オイルフォンデュにおすすめの具材とソース

オイルフォンデュにおすすめの具材とソース

オイルフォンデュの具材に細かい決まり事はありませんが、串に刺して揚げやすいものを選びましょう。ぜひ用意していただきたいのはマッシュルーム。串にさしやすく、味も本当に絶品です。

ジャガイモやゴボウ、ニンジンなどの根菜類はどれでもおすすめ。あらかじめ電子レンジでかるく火を通しておくと加熱しやすくなります。

お子さんが大好きなウインナーも、揚げたてはジューシーでものすごくおいしいですよ!

オイルフォンデュにおすすめの具材とソース

海外では定番のお肉も、サイコロステーキくらいの大きさに切ってスタンバイ。私はローストビーフに適したオージービーフの赤味のブロックを切って使います。またエビや魚、ホタテも合います。

魚は好みのお刺身を用意するのが良いです。ブリ(ハマチ・ツバス)のように脂が乗っているお刺身をサッと揚げてマヨネーズソースと合わせると最高です。

オイルフォンデュにおすすめの具材とソース

カキを用意しても良いですよ!アヒージョのような感じで食べられます。

食材の準備で大切なことは、全て水気を十分に切っておくことです。特に油はねの原因になるので、魚介類はキッチンペーパーで丁寧に水分を取ってください。

また、魚介類は生食可のものにしておくと、表面だけサッと加熱した「タタキ状態」も楽しめます。揚げ時間がかかり過ぎないように、ひと口大に切りそろえておくのも大切です。

オイルフォンデュにおすすめの具材とソース

揚げた具材は好きな味付けでいただきましょう。

シンプルに塩だけでいただくのもおいしいですが、欠かせないのはマヨネーズ系のソースです。今回は市販のマヨネーズに粒マスタードを混ぜて用意しました。

ガーリックを混ぜるとよりコクのある味になります。ケチャップにチリソースやウスターソースをまぜてピリッとさせたものは、ウインナーや肉、ポテトに合います。

ソースはあっさりさせたい、という人は、だし割しょうゆを用意してください。ポン酢やゆず果汁を少し加えて酸味を出すのがポイントです。

取り皿に残ったソースやオイルはバゲットで……

取り皿に残ったソースやオイルはバゲットで……

チーズフォンデュの時は、バゲットをチーズに絡めて食べますが、オイルフォンデュの時の主食もバゲットを用意しましょう。といっても揚げるのではなく、お皿に残ったオイルやソースを付けて食べるのがおすすめです。

取り皿に残ったソースやオイルはバゲットで……

冬のパーティーに熱々のオイルフォンデュ。家族やお客様と好きな具材を揚げながら、ゆっくりワイワイとお楽しみくださいね!

アプリなら新着物件を見逃さない!ニフティ不動産アプリ

部屋を借りる!賃貸版はこちら

住宅を買う!購入版はこちら