まずは種袋をチェック。植物によって異なる、発芽に適した環境を確認

植物の種類によって、種まきの季節、発芽に適した温度、種のまき方は異なります。北海道の場合、「秋まき」とあっても、冬は雪が降るので春にまくこともありますが、たいていの場合は袋の指示に従います。
朝顔やひまわり、ポピーなどの移植を嫌う植物は、花壇や鉢などに直まきするのがおすすめ。それ以外のものは、次から紹介するアイテムを使い、苗を育ててから移植するといいですよ。
<苗床・温室の代用>卵パック

卵のパックに土を入れると、簡易プラグのできあがり。ふたを閉めて洗濯ばさみなどでとめると、ミニ温室状態になります。もちろん、ふたと容器本体を切り離して、入れ物2つ分として使ってもOKです。
準備は簡単!卵が入っていた場所のとがった部分に、はさみなどで、水を抜くための穴を開けるだけです。
穴を開けた卵のパックに、種まき用の土を入れます。容器をつぶさないように気を付けながら、少し押し込むように入れていきます。
土が入ったら、種をまく前にやさしく水をまき、土に水をふくませます。種を土の上にのせ、軽く土をかぶせて手で抑えてから、再び水やりをします。
発芽して、双葉が重なり合うようになったら間引きをし、本場が3~4枚になったところで、ポットや次に紹介するアイテムなどに移植します。
<育苗ポットの代用>紙コップ

ホームセンターなどで苗を買うと、ビニール製の育苗ポットに入っていますが、紙コップは、その代用品になります。直接種をまくのにも、小さい苗をさらに大きく育てるのにも使えます。
卵パックのときと同じように、底に穴を開け、土を入れた後に水で湿らせてから種をまきます。
紙コップに種をまくといいのは、鉢上げの必要がないこと。そして、育苗ポットほど大きくないので、土を使いすぎなくてすみます。植えるときは、接着部分などから紙コップを解体して中を取り出せるので、根を傷めずに定植できるというメリットもありますよ。
<乾燥防止アイテム>新聞紙・ラップ

水をやって「目が覚めた」種が乾いてしまうと、発芽しにくくなります。種まきから発芽するまでは特に、乾燥に気をつけなくてはいけません。
そこでおすすめなのが、新聞紙とラップ。種から芽が出るまでに光が必要な種(好光性種子)にはラップを、光を嫌う種(嫌光性種子)には新聞紙をかけるといいですよ。どちらでもないものについては、お好みで。
新聞紙やラップは、地表からの水分の蒸発を防ぐだけでなく、保温の効果もあります。
買ってきた花の苗を育てるのに慣れると、種から花を咲かせるのにも挑戦したくなりますよね。失敗しても大丈夫、気軽に挑戦しましょう!
アプリなら新着物件を見逃さない!ニフティ不動産アプリ
部屋を借りる!賃貸版はこちら
住宅を買う!購入版はこちら